宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

IPEFの真の狙いは?
[発足式をリーディング]
― インド太平洋経済枠組み ―

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バイデン大統領はなぜ日本で発足式を行なったのか?

●第1稿 : 2022年 7月 2日アップ


バイデン大統領が初来日した5月22日の翌日、23日にアメリカ主導のIPEF(アイペフ)の発足式が行なわれました。

具体的な煮詰めはこれからですが、その狙いは何なのか、発足式のホロスコープからホラリー・リーディングをしてみました。

中国やアジアは当然、視野に入っていますが、本当の狙いは「日本」で、知的財産に関するもののようです。

《 発足式のホロスコープ 》

下図は、去る5月23日に東京で行なわれたIPEF(インド太平洋経済枠組み)発足式のホロスコープです。

IPEF発足式のホロスコープ

発足式がはじまった16時30分で作成しています。

一見、どこにでもあるふつうのホロスコープに見えますが、宇宙の根幹法則「基本三数」によっており、解釈も同様です。

One-Point ◆ 用いる星や占星点またアスペクトや許容度数(オーブ)など「基本三数」による「数理法則」にもとづいています。「ホロスコープ作成ソフト」のままでもいいのですが、そこは理論に基づいてハンドメイドのホラリー・ホロスコープを作成しています。


《 昨年バイデン大統領が提唱 》

すでに発足しているTPP11(環太平洋パートナーシップ協定)は日本主導でした。

ほかに、中国主導のRCEP(東アジア地域包括的経済連携)があります。

これらは関税を下げたり撤廃するなど、貿易流通を促進しようというものです。

そこに昨年2021年10月、「東アジア首脳会議」の場で、バイデン大統領によって提唱されたのがIPEFです。

具体的な内容は発足式後の閣僚級協議ののち、今年2022年7月から本格的な協議がはじまります。

TPP11の2番煎じや3番煎じを出し遅れの証文のようにアメリカが提唱するとは思えません。

深い意図が隠されているとみるべきでしょう。

One-Point ◆ IPEFの専門的な経済のお話は関係者にお任せいたします。その真意や狙いを、ここでは発足式のホロスコープから宝瓶宮時代のアストロロジー、通称:宝瓶宮占星学によるホラリー・リーディングによってご紹介いたします。


《 IPEFの真の狙いは「日本」 》

以下、手短に解説いたします。

ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、バイデン大統領の出生時の太陽サイン(宮)と同じ「蠍宮」です。

当然、その狙いやターゲットとなるDES(Desendant:ディセンダント=下降点)は「牡牛宮」で、日本です。

なぜなら、「日本は何座宮」をご高覧いただけましたらお分かりのように、戦後日本の「現体制」は、牡牛宮で象わされるようになったためです。

さらに上掲のホロスコープからは、日本の知的財産権や技術的なスキルなどが目的としてかかわっていることがリーディングできます。

流出防止やその保護が隠された目的で、真の狙いだと考えられます。

One-Point ◆ 上掲のホロスコープで発足式の現場、日本を象徴する「太陽」が「水星」と合=0度で、これらに冥王星が上三分(アッパー・トライン=120度)をとっているためです。牡牛宮の共鳴星「金星」も第6ハウス(室)にあって、冥王星と矩(スクエア=90度)であることからアメリカの憂慮が垣間みえます。


《 ダブル・ミーニングの象意が隠されている 》

細かなリーディング解説は省略して、次のポイントを挙げておきます。

IPEFが視野にしているのは、中国であることは多くの識者が指摘しています。

それがどのように当該ホロスコープに秘められているのか、ご参考に述べておきます。

蠍宮のASC=上昇点を頂点に、太陽と木星を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)がそれです。

中国は「民族性」を蠍宮とし、「国体」は獅子宮で、オモテ向きの「現体制」は天秤宮で象わすことができます。→ 上掲「日本は何座宮」ご参照。

星でいえば、冥王星と太陽と金星です。

上掲のホロスコープにはややこしいことに、中国がお得意とするダブル・ミーニングが隠されていて、二重のリーディングが必要なものになっています。

「蠍宮」はバイデン大統領と中国に重なるサイン(宮)になっており、「太陽」と「金星」は日本と中国に重なる星になっている特殊なホロスコープです。

One-Point ◆ 蠍宮を頂点としたYOD(150/150/60度)は、当該ホロスコープの場合、中国を視野に入れたIPEFであることを象わしています。さらに底辺の太陽は発足式が行われた日本を象わします。もう一方の底辺の星、木星は、アメリカの「民族性」を象徴する射手宮の共鳴星であることからそれが明らかにできます。


《 サイバー戦、情報戦、宣伝戦、心理戦 》

今後、IPEFの内容が、いつ、どこまで発表されるかは、具体的には協議次第で変わってきます。

発足式の現段階では、アバウト次の4点からなっています。

1、関税引き下げを除くデジタル経済を含めた貿易。
2、半導体などサプライチェーンの強化。
3、高品質なインフラや脱炭素化またクリーンエネルギー。
4、公平な経済を促進する税また腐敗対策。

TPP11やRCEPのように、関税撤廃や引き下げがメインではないようです。

国際情勢は、軍事力を背景としながらもサイバー戦や情報戦や宣伝戦また心理戦はもちろん、経済力がそのベースとして重要です。

上掲の冥王星と太陽の三分=120度が、火星&木星&海王星のほぼ三重合(トリプル・コンジャクション=0/0度)を頂点として、小三角(ミニ・トライン=60/60/120度)を形成していることが、このことを如実に象わしています。

One-Point ◆ 「政治情勢を読む Part3」として掲載いたしましたので、細かなリーディングのノウハウ解説は省略させていただきました。過去の占いによらず、宇宙の根幹法則「基本三数」に基づいた実際的な解釈のリーディングでお届けしています。




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