宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

2019年のライン・ホロスコープ
― いよいよ“未来変革”のときがきた ―

HOME2018年の運勢と人生変革 > 2019年のライン・ホロスコープ

今年の“生き方”は、来年以降の“変革期”は通用しない


●第1稿 : 2018年 9月 2日 暫定アップ

毎年恒例の「2019年のライン・ホロスコープ」(PDF)が完成しました。
“来年の運勢”のご依頼をいただいたかたに、通常の「ホロスコープ」とともにお送りしている「2019年のライン・ホロスコープ」です。
拡大してもキレイなベクター形式の「PDF」ファイルで、「ライン・ホロスコープの見方:2019年版」に添付してお送りしています。

《 2019年のライン・ホロスコープ 》

「ライン・ホロスコープ」といっても、はじめてのかたは何のことかわからないと存じます。

“瞬間”を切り取った丸い静止した通常の「ホロスコープ」ではなく、宝瓶宮占星学が重要視する「星のディレクション」の時期が一目でわかる「ホロスコープ」です。

時間の経過にともなう「星の動き」を4色のラインで示しています。

通常の丸い「ホロスコープ」は、未来占星術として使う場合、出生天球図に将来の“ある日時”の星の位置を重ね合わせて、二重円や三重円として占断します。

それだと、その“瞬間”しか占断できません。

しかし、「ライン・ホロスコープ」は違います。

1年間の星の動きがラインで記されているために、そのまま「1年分のトランシット・ホロスコープ」として読むことができます。

トランシットの星のラインと、ご自分の「出生時の太陽」や「ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)」が交わる位置が、そのまま“運勢変化”をもたらす「星のディレクション」の時期になるためです。

下図は、「2019年のライン・ホロスコープ」(サンプル)です。

2019年のライン・ホロスコープ
 ●現物 : A4サイズ(210mm×297mm)、PDF(ベクター形式)、270KB前後

One-Point ◆ 上掲の画像は、ご参考のJPG画像です。なので拡大すると画像が粗くなりますが、「2019の運勢と未来変革」のリーディングに付属してお届けする「2019年のライン・ホロスコープ」は、拡大してもキレイなベクター形式の「PDF」です。

《 「ライン・ホロスコープ」の特徴 》

「ライン・ホロスコープ」は、慣れてくると簡単に読むことができます。

来年2019年の1年間と、前後1か月間の計14か月の星の動きがラインで記されています。

宝瓶宮占星学でもちいるのは、「十大惑星」(メイン・プラネット)+「ケレス」&「ドラゴン・ヘッド」(ドラゴン・テール)の計12(13)個の星のですが、動きの早い「月」のラインはのぞいています。

なぜ、12(13)個の星をもちいるのかというと、宝瓶宮占星学が基礎理論とする「数理法則」によって、「ホロスコープ」はすべて「12(13)数」×「4種類」の占星要素によって成り立っているためです。

これは“宇宙”がそのようになっているためで、宇宙太陽系を正確に写しとった「ホロスコープ」も同様でなければ、正しくリーディングができません。

なので、「サイン(宮)」も「ハウス(室)」も「アスペクト」も「星」(占星点)も、すべて12(13)数で構成されています。

詳しくは、宝瓶宮時代の新しい宇宙観=「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)の「ホロスコープ原論」にてお伝えいたしています。

「ライン・ホロスコープ」のご説明や読みかたは、来年の運勢「2019年の運勢と未来変革」に付属の「ライン・ホロスコープの見方:2019年版」にゆずりますが、ポイントは次のとおりです。

要は、星のラインが交差する箇所が、より強く「星のディレクション」が働くときです。

このとき、交差するラインの「色」によって、「合」(コンジャンクション=0度)なのか、「下方矩」(ロウアー・スクエア=90度)なのか、それとも「衝」(オポジション=180度)なのか、はたまた「上方矩」(アッパー・スクエア=90度)のディレクションなのか、それらが一目でわかります。

上掲の「ライン・ホロスコープ」は、サンプルなので書き込んでいませんが、実際にお届けする「2019年のライン・ホロスコープ」(PDF)は、ご依頼者のかたの「出生時の太陽」と「ASC(上昇点)」を横一直線のラインで記載しています。

さらには、その上下に許容度数(オーブ)の範囲で、うすい色をしいています。

そのため、トランシットの星のラインが、「出生時の太陽」や「ASC(上昇点)」のラインと交差するときはもちろん、うすく色をしいた「ディレクション・ゾーン」のなかを移動していく時期が、その星のディレクションを受ける期間になります。

One-Point ◆ ご自分がいつ「星のディレクション」を受けるのか、一目で分かるので、たいへんに便利です。「ライン・ホロスコープ」だけでも相応に「ディレクション」は読めるのですが、鳴れないうとは、ディレクションの時期がわかるので、「ホロスコープ作成ソフト」などでいつもの丸い「ホロスコープ」を出力すれば、ジャストの「未来天球図」が作成できます。

《 2019年の主な星の動き 》

さて、「2019年のライン・ホロスコープ」から、主な星の動きをご紹介してまいります。

【 土星と冥王星の合(0度) 】

来年2019年のポイントは、なんといっても山羊宮(最上段:薄茶色)の土星と冥王星の合(0度)です。

許容度数(オーブ)6度の場合、両星のラインが6度の目盛内に近接する来年2019年2月〜8月までと、10月以降が山羊宮における土星と冥王星の合(0度)の時期になります。

なかでも、再来年2020年1月は、秀逸です。

土星と冥王星のラインが交差してジャストの合(0度)をとるばかりではなく、トランシットの太陽と水星と火星までもが、1月中旬のまったく同時期にジャストの大会合(ステリウム=0度)を形成していきます。

「ライン・ホロスコープ」をみると、薄茶色の5つのラインが1か所で重なっていることから、それが分かります。

このように、同じ色のラインが2つ重なると、合(0度)で、3つ重なると三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)のディレクションになります。

また、3種類の色のラインが重なっていれば、それはT矩(Tスクエア=90・90・180)の時期を意味しますし、4つ色のラインが重なっていれば、大十字(グランド・クロス=90度×4)の時期になります。

詳しくは、「ライン・ホロスコープの見方:2019年版」をご高覧いただくとして、山羊宮の土星と冥王星の合(0度)は、何を意味するのでしょうか。

簡単に解説してまいりますと、まず、「山羊宮」は“組織”や“社会”や“国土”(現実)を象わします。

そこに、今年2018年〜再来年2020年の3年間は、山羊宮の共鳴星でもあり、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」がトランシットしていくために、重要な年になります。

なぜ重要なのかというと、すでに「山羊宮」を冥王星が先駆けてトランシットしているためです。

単なる「山羊宮」の「土星」にとどまらず、上述の山羊宮また土星の象意が、冥王星の象意、“大変革”や“両極端”と重なって、“現実社会の大変革”を象わすディレクションとなっていくためです。

その本番が、来年2019年と再来年2020年で、以前、アップしたページでこれを「2019年の大変革」としてご紹介しました。

つまり、9年間にわたる「組織運営変革の深化」のディレクションが、宝瓶宮時代の運営態勢に向けて変革のピークを迎えていく最後の3年間となっていきます。

個人においては、「山羊宮」にどのような星を生まれもつのか、また、ほかの占星要素とどうかかわっている「ホロスコープ」(出生天球図)を生まれもつのかによって相応に異なることはもちろん、山羊宮が「第何ハウス(室)」にあるのかなどによっても、どの分野で、どれくらい現実の大変革を受けるのかは、千差万別に異なってきます。

それによっては、人生を「一変」する大きなディレクションを直接的に受けるかたもいれば、間接的なディレクションにとどまるかたもいます。

ですが、“組織”や“社会”や“世界”が、現実的に当該ディレクションを受けて大きく変革していく以上、まったくの無関係ということはありえません。

社会的にみれば、国家の“組織運営”にかかわる官公庁をはじめとした社会インフラにかかわる会社や組織は、このディレクションから逃れえませんし、国家や国際社会の“あり方”や、貿易・軍事防衛をはじめとした“組織運営態勢”が、今後は大きく転換していくことになります。

要は、その方向に宝瓶宮時代の「運勢」(ディレクション)があるのです。

「山羊宮」の「土星&冥王星」の合(0度)に共鳴したり、また関与する象意や業種の組織や国家ほど、より強く「2019年の大変革」の影響を受けていくことになります。

それは来年2019年にとどまらず、再来年2020年1月をはじめとして、日本やアメリカは、後述する牡牛宮の天王星のディレクションも受けて、新たな出発をしていくことになりますので、さっさとディレクションの方向に変わっていったほうが、運勢をキープできます。

One-Point ◆ “現体制”を「天秤宮」とする中国は、「数理法則とクオリアル・ワールド」伝授講座“【QW講座03】今後30年間のメイン・ディレクション”などでお届けしてまいりましたように、約30年前の「天安門事件」以来の根本からの国家的な出直しを、この3年間に求められていくことを意味します。また、ロシアやプーチン大統領も、このディレクションにかかわっていますので、相応の変化を余儀なくされる可能性が高いのです。



【 木星と海王星の矩(90度) 】

トランシットの木星と海王星によるディレクションは、今年2018年とはうって変わったものになります。

今年「2018年のライン・ホロスコープ」(PDF)をお持ちのかたは、ご高覧いただけましたら分かると存じますが、蠍宮の木星と魚宮の海王星が昨年2017年11月以来、一時期を除き、三分(トライン=120度)をとり続けています。

いずれも、“気分”や“精神面”や“想い”など、形而上的な象意をもつ星ですが、それゆえどこか“観念的”で“イージー”(安易、容易)さをもたらすのが特徴です。

両星がスムーズに関係する三分(120度)をとり続ける今年2018年9月頃までは、これと共鳴する「ホロスコープ」(出生天球図)を生まれもつかたほど、われ知らず、どこか感覚的や気分的になって“エキサイト”したり、過度に“誇張”した言動をとりやすくなっています。

このディレクションを強く受けた場合、“クール”に現実をみれなくなり、どこか良し悪しはともかく“浮ついて”しまいます。

たとえば、今年、“バブリー気分”や何かと“炎上騒ぎ”が起きやすかったのも、このあらわれで、冷静に考えれば些細なことや、ちゃんと常識的な言動がとれたはずなのですが、つい軽はずみな言動をとってしまい、“お祭り”状態へと盛り上がってしまうことが起こりやすかったのです。

恋愛や結婚も同様です。

有名な芸能人たちの“結婚ラッシュ”が今年、起きたのも、木星と海王星の三分(120度)にくわえて、山羊宮の冥王星に“恋愛”や“結婚”また二人の“相性”などを象わす星が絡んだ時期が続いたためです。

もっとも、今年9月頃までで三分(120度)は終わりますし、先月8月下旬あたりからは、一転して“破局”や”離婚”の星まわりが生じています。

それはともかく、来年2019年は、「射手宮」の木星(赤色のライン)と、「魚宮」の海王星(紫色のライン)が、近接また交差するために木星と海王星の矩(90度)が形成されます。

単なる矩(90度)ではなく、お互いに自らの共鳴サイン(宮)をトランシットし、勢力(象意)を強めていますので、この時期は、お互いの“考えの相違”や“価値観の違い”によるすれ違いなどが起こりやすくなります。

それゆえ高い見識や人格をもたないと、差異をコントロールできずに、振り回されることもありえます。

ただ、魚宮の後半をトランシットしはじめた海王星であるために、これまでわれ知らず海王星の“夢”や“幻想”や“フェイク”に惑わされてきたかたほど、それに気づくことによって、次第に注意が向くようになります。

木星や海王星と同じように、自らの共鳴サイン(宮)をトランシットする山羊宮の土星と冥王星の合(0度)のディレクションも手伝って、今後は次第に“誤魔化すことなく現実”を認識していくことができるようなっていきます。

そうでない場合、いっそう“事実誤認”や“勘違い”にはまりますので、土星&冥王星の合(0度)のディレクションによって、いずれ“大どんでんがえし”の憂き目をみることになってしまいます。

One-Point ◆ 日米関係でいえば、日本の“民族性”は「魚宮」です。アメリカの“民族性”は「射手宮」です。なので、今年9月頃まではスムーズだった日米関係も、来年は両国間に“雰囲気”や“感覚的”な相違が生まれるために、現実をしっかりと見据えた「経済貿易の協力関係」や「日米同盟」の理解を探っていく見識が必要になります。一例としては、広く自由貿易協定を推進する日本と、二国間協定を優先したいアメリカとの方針の相違などが浮上します。


【 牡牛宮に正式入宮する天王星 】

トランシットの天王星は、今年2018年6月頃〜11月頃まで、一時的に牡牛宮をトランシットします。

逆行から戻ると、天王星は来年2019年3月に、正式に牡牛宮に入宮します。

牡牛宮をトランシットする天王星が、日本とって重要なのは次の3点からです。

その1、
天王星にとって、共鳴サイン(宮)の水瓶宮からみた場合、牡牛宮は下方矩(90度)をトランシットしていくことになるため。

その2、
日本とアメリカは、いずれも“国体”を「水瓶宮」とするため。
共鳴星の天王星が下方矩(90度)の「牡牛宮」をトランシットすることは、国家の“再出発”にかかわるディレクションをもたらします。

その3、
日本の“現体制”が「牡牛宮」であるため。
当然、日本は天王星の象意である“改革”や“自由”“個性”“友愛”(和、絆、民度)のディレクションを受ける時期にはいります。

詳しいご説明は省きます。

結論的に書きますと、まず来年2019年5月1日に予定されている“新天皇のご即位”がそうです。

日本の“国体”「水瓶宮」は、天皇制にもとづくものです。

そのため、下方矩(90度)の牡牛宮をトランシットする天王星は、天皇制にかかわって“新しいスタート”をうながすディレクションになります。

さらに日本の“民族性”が「魚宮」で、現在、共鳴星の「海王星」が魚宮をトランシットしていることもそうですが、日本の“現体制”が「牡牛宮」であることは、“新天皇のご即位”だけではなく、日本の“現体制の改革”が具体的に促進されていくことになっていきます。

安倍首相が掲げる「戦後レジーム(体制)からの脱却」もその一つです。

“現体制”は、法治国家においては、「憲法」によって規定されます。

日本の現行憲法は、施行が5月3日(牡牛宮)ですし、サンフランシスコ講和条約において、戦後の日本が占領下から“独立”したのも4月28日(牡牛宮)です。

そのような「牡牛宮」を、日本の“国体”に共鳴する天王星が正式にトランシットしていくために、“国体”(天皇制)や“現体制”(日本の自立)にかかわる「国家ディレクション」となっていきます。

天王星は、新しい宝瓶宮時代への“改革”はもちろん、“自由”や“個性”また“友愛”(和、絆、民度)などを象わします。

“宝瓶宮時代”の共鳴星であり“国体”の共鳴星でもある「天王星」が、“現体制”の「牡牛宮」をトランシットしていくために、、宝瓶宮時代の国家に向けて、日本は“憲法”においても、また深層の“精神意識”の面でも“自立”に向かって、“新たなスタート”をきっていくことになります。

One-Point ◆ このディレクションの影響は、すでに牡牛宮の「影響圏」を天王星がトランシットしはじめた昨年2017年5月頃から受けはじめています。それが徐々に具体化していくのが、「牡牛宮」に正式に入宮し、トランシットしていく来年2019年からになっているということです。

《 「ライン・ホロスコープ」の活用 》

以上、おおまかに「2019年のライン・ホロスコープ」をベースにディレクションの一端をご紹介しました。

個人的には、上述の5つの「ソーシャル・プラネット」にかぎらず、ここではご紹介していない5つの「パーソナル・プラネット」のディレクションを受けていきます。

来年「2019年のライン・ホロスコープ」をご参考に、ご自身の太陽やASC(上昇点)に「パーソナル・プラネット」のラインが交差していく時期から、個々のディレクションを読みとっていただきたいと存じます。

合(0度)、下方矩(90度)、衝(180度)、上方矩(90度)、また三分(120度)と、それぞれにディレクションの内容が異なります。

その読み方や象意内容は、「2019年のライン・ホロスコープ」(PDF)を添付いたします「ライン・ホロスコープの見方:2019年版」でご説明を差し上げています。

一見、むずかしそうに感じられるかもしれませんが、見方がわかると、案外と簡単です。

個々人に働くディレクションは、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)の星の配置などによって、同じ合(0度)でも微妙に異なるのがふつうです。

正しく「ホロスコープ・リーディング」をできる場合はいいのですが、まだ「ディレクション・リーディング」に慣れていないというかたの場合、ご自分の「ホロスコープ」(出生天球図)に応じた出方を、「ライン・ホロスコープ」などをご参考に体験されていかれることで、次第に“ディレクション”がみえてきます。

また、お問い合せいただければ、個々の「ホロスコープ」(出生天球図)に応じた見方などをお答えしております。

“激変”がまじかに迫った来年2019年、また再来年2020年に向けた準備や心構えとなればと存じます。

One-Point ◆ 来年の運勢「2019年の運勢と未来変革」は、 「鑑定&お問い合せ」(フォームメール)からお申し込みできます。また、宝瓶宮時代の新しい宇宙観=「数理法則とクオリアル・ワールド伝授講座」も、いよいよ数年後にその時が近づいていますので、遅くない時期にご受講をおすすめいたします。宝瓶宮占星学の真髄はもちろん、宇宙この世界の真実やあり方を、「数理法則」から解明して学べる唯一のメール講座になっています。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2018 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.