宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2021年12月18日 アップ
お気づきでしょうか?
過去の精神意識が少しずつとはいえ、通用しにくくなっていますよ。
かねてよりお伝えしてまいりました冥王星による「精神意識の変革」のデレクションが12月から正式に影響圏入りしたためです。
「冥王星」は時代を指し示します。
重要な「星のデレクション」(運勢変化)の一つです。
トランシット(運行)の「冥王星」が、山羊宮25度を通過したことで、個人や社会の運勢を左右する「精神意識の変革のデレクション」が影響圏入りしました。
今年2021年1月に「冥王星」はいったん山羊宮25度に至ったのですが、4月に逆行に転じて影響圏外に出ました。
ですが、今月12月の直前に再び山羊宮25度を通過したのです。
One-Point ◆ 「精神意識の変革のデレクション」は、他人事ではありません。今後、実体的にはじまる「宝瓶宮時代」の“波動”にそって、未来を生きるか、共鳴できずに取り残されかねないか、ご自身の運勢(天運)にかかわっているからです。ちなみに、「天運」というのは時代の流れとともにある運勢のことです。
当ページでは、「冥王星のデレクション」をお届けしています。
「冥王星」は、歴史的で「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の趨勢(すうせい)を推しはかる重要なデレクションをもたらします。
本当かどうか、鋭意ご検証ください。
強制ではありません。
ですが「星のデレクション」(運勢変化)は“宇宙波動エネルギーの変化”なので見えないながらも、相応に影響力をもたらします。
トランシットの「冥王星」の発見と、その後をお伝えいたします。
「冥王星」は、アメリカ人のトンボ―によって、1930年2月18日に蟹宮17度を逆行中に発見されました。
ちょうど「第1次世界大戦」と「第2次世界大戦」の合い間です。
この時期には、重要な意味があります。
「冥王星」の“象意”や“デレクション”にかかわるためです。
ちなみに「冥王星」の蟹宮への入宮は、発見前の1914年5月でした。
One-Point ◆ 「冥王星」の発見の時期が、なぜ重要なのでしょうか。それは「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の影響圏に入って発見された3つの「土星外惑星」(トランス・サタニアン)「天王星、海王星、冥王星」は、発見時のエピソードや時代状況が、そのまま当該星の象意に重なっているためです。共鳴関係によってそうなっています。
以下は、発見後の「冥王星」の軌跡、サイン(宮)移動です。
1939年6月 獅子宮に正式入宮…19年間トランシット。
1958年6月 乙女宮に正式入宮…14年間トランシット。
1972年7月 天秤宮に正式入宮…12年間トランシット。
1984年8月 蠍宮に正式入宮…11年間トランシット。
※1989年 蠍宮15度「宝瓶宮時代」が正式にはじまる。
1995年11月 射手宮に正式入宮…11年間トランシット。
※「既成権力の崩壊」のデレクションのはじまり。
2006年11月 山羊宮に正式入宮…18年間トランシット。
※「組織運営の変革」のデレクションのはじまり。
2024年11月 水瓶宮に正式入宮…21年間トランシット。
※「精神意識の変革」のデレクションのはじまり。
2044年1月 魚宮に正式入宮、以下略。
※上記デレクションについては、「近未来予測=基礎編」などをご参照ください。
One-Point ◆ 「冥王星」は楕円軌道を描いているため、太陽に近い近日点を通過するときは、サイン(宮)への滞在年数が10年程度と極度に短くなります。逆に、太陽から遠ざかり、遠日点を通過していくときは、滞在年数が数10年単位と極度に長くなります。
さて、「冥王星」には両極端の象意があります。
現実社会における“世俗”と、精神世界(宇宙)における高い“霊性”です。
さらに、これも両極端なので、正反対の象意もあります。
「戦争の世紀」と呼ばれた先の20世紀。
その初期の「第1次世界大戦」(1914-1918)が終わった12年後に、「冥王星」は発見されました。
続く「第2次世界大戦」(1939-1945)は、“世界覇権のデレクション”によって示唆され、起きたもので、「冥王星」の獅子宮トランシットによるものでした。
その「冥王星」も、自らの共鳴サイン(宮)「蠍宮」15度を通過すると、両極端ゆえ“象意の逆転現象”がもたらされたのです。
“世俗面”から、“霊性面”へと、象意やデレクションの内容が変わったのです。
“大変革”もまた「冥王星」の象意だからです。
そのため、“世界覇権”がうながした獅子宮のトランシットとは正反対に、対宮の水瓶宮への今後のトランシットは、個々人に「深層の精神世界」(霊性面)の変革をうながします。
One-Point ◆ ご理解いただけますでしょうか。水瓶宮は昨今の「宝瓶宮時代」に共鳴するために、「冥王星」のトランシットは重要な意味をもちます。冥王星が蠍宮15度を通過して「宝瓶宮時代」がはじまったことで、世界大戦は起こらなくなりました。
その半面、「負の戦争」といえる精神面、すなわち個々人の「深層の精神意識」(霊性面)における“宇宙波動”との共鳴関係を築くことが重要になってきました。宝瓶宮時代の精神意識(霊性)が、今後のメイン・テーマになっていくのです。
今年に入って、何らかの“異常”といえる変化が起きているかた。
たとえば、壊れるはずのない身近なものが壊れたり使えなくなったり。
通常とは異なる事態が起きているというかたは“時代にそったタイプ”かもしれません。
右の「冥王星のデレクション」に関連して、我知らずとも「深層の精神意識」が共鳴関係のレベルにあるため、“次元上昇”のサインがうながされているのです。
「思い当たる」かたはもちろん「宝瓶宮時代の精神意識」をお知りになりたいかたは、記事をご精読いただくか、ご対応をお考えになるか、緒等あわせいただくとよいでしょう。
もう、お気付きですよね。
山羊宮25度を通過して水瓶宮の影響圏に入ったトランシットの「冥王星」のデレクションこそが、深層の「精神意識の変革」のデレクションです。
今年2021年に影響圏に入りました。
今後は、漸次、影響力を強めつつ、2年後といえる2024年1月に水瓶宮に正式に入宮します。
個々人に、「宝瓶宮時代の深層の精神意識」(霊性面)の次元上昇(アセンション)したが必要になっていきます。
One-Point ◆ あまり筆が先走り過ぎてもよくないので、今回はここまでです。これらは“スピリチュアル”なお話ではなく、「アストロロジー」(Astrology:天体学、星の科学)のお話です。「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)でお伝えしている、大宇宙波動世界と実体世界また共鳴関係世界における“クオリチュアル”なお話です。