宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2021年12月21日 アップ
昨今、「水瓶宮」の影響圏入りしたトランシットの「冥王星」は、日本、米国、中国に大きな変化をもたらします。
これまでお伝えしてまいりましたように、「精神意識の変革のデレクション」がメインなのですが、サブ・デレクションとしての社会への影響も見逃すことはできません。
「国家存在の変革」のデレクションがそれです。
GDP(国内総生産)トップ3の1位「米国」、2位「中国」、3位「日本」の3か国についてお届けいたします。
「星のデレクション」には3つの側面があります。
詳細はいずれご紹介することがあると思いますが、簡単には次の3分野になります。
1、メイン・デレクション
2、サブ・デレクション
3、サポート・デレクション
昨今の「冥王星のデレクション」も3つの側面があり、互いに関係しあって個人をふくめつつ人類歴史を「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の定着へと進めます。
メインは「精神意識の変革のデレクション」で、サブは国によって異なりますが「国家存在の変革のデレクション」です。
サポートは、「価値観の再スタート」のデレクションですが、今回は省略させていただきます。
One-Point ◆ 3つのデレクションが統合されてもたらされるのが「宝瓶宮時代の定着へと進む実際的なスタートです。“宝瓶宮時代のビッグバン”に続く、いわば“産声デレクション”です。
宝瓶宮時代は、1989年に正式にはじまりました。
人知れず起きた“宝瓶宮時代のビッグバン”がそれで、個人でいえば“受精”の瞬間です。
その後、約31年がたって2021年現在、“陣痛”がはじまった状態が昨今のトランシットの「冥王星」の水瓶宮への影響圏入りなのです。
そして、次に「オギャー」と産声をあげる誕生の瞬間が「水瓶宮」への正式入宮になります。
約2年後の2024年1月もそうですが、正式には11月になります。
One-Point ◆ 宝瓶宮占星学でいう「正式入宮」は、もはや前のサイン(宮)に戻らず、当該サイン(宮)を運行することを指しています。逆行しても「山羊宮」い戻ることなく、以降は「水瓶宮」をトランシットしはじめるときです。
さて、前置きはこれくらいにいたします。
代表3か国の日米中が受けていく「冥王星」による「国家存在の変革のデレクション」を中国、米国、日本の順番でお届けいたします。
まずは中国からです。
この間、といっても冥王星の「水瓶宮」トランシットは、最長で20年数間です。
その遅すぎない時期に、「中国人民」は“自由”に向かうでしょう。
中国版の「フランス革命」が起きるかもしれません。
「自由、平等、友愛」を中国人民が志向するようになるとリーディングできるからです。
なぜなら、中国の“民族性”は「蠍宮」で象わされます。
そのため、蠍宮の共鳴星の「冥王星」が下方矩(ロウアー・スクエア=90度)にあたる「水瓶宮」を通過していくことによって、そうリーディングできるのです。
One-Point ◆ 「宝瓶宮時代」の象意は、“自由”“個性”(対等)“友愛精神”(和、絆、民度)です。冥王星の「水瓶宮」トランシットは、実際は未定だといえますが、中国人民(民族)による自由への咆哮(ほうこう)となる可能性があるようです。
次は、アメリカの「国家存在の変革のディレクション」についてお届けいたします。
日本もアメリカも「水瓶宮」で象わされる“国体”をもちます。
これは何を意味するのでしょうか。
アメリカの場合、“世界の自由民主主義体制を守る”という「天命」をもちます。
なので、それに如何で運勢は“両極端”に変わります。
アメリカが「天命」を果たせば、宝瓶宮時代の天運にのって、再び世界の“頂点”に立ちます。
正式に「宝瓶宮時代」がはじまったとき、ソ連が崩壊して“パクス・アメリカーナ”といわれた時期があったようにです。
しかし、果たせなければ、“どん底”が待っているでしょう。
ただ、上述のように、中国人民が“自由”を求めて動き、立ち上がるために前者に動くとリーディングできます。
One-Point ◆ 「宝瓶宮時代」というのは、自由民主主義体制の延長にあります。そのため、アメリカ国民の“深層の精神意識”が覚醒され、アメリカ建国の自由の精神に立ち返るのではないでしょうか。
最後に、アメリカ、中国に次いでGDP3位の日本です。
「何だ、3位に落ちたのか」と考えないでください。
狭い国土と1億程度の人口で世界3位はスゴイことです。
というか、2位がトップに立つためには、3位を取り込む必要があり、1位がトップをキープするには、やはり3位と仲良くしておく必要があるのです。
うまく活かせる見識や器量があれば、3位の強みともなっています。
ごたくはともかく、“民族性”を「魚宮」とし、“現体制”を「牡牛宮」とする日本は、「国家存在の変革」のデレクションによって、世界的なプレゼンスを発揮するようになります。
細かなご説明はともかく、結論のみを申し上げますと、「水瓶宮」をトランシットする「冥王星」のデレクションは、日本が“ワンマン”や“傲慢不遜”にならなければ、政治的かつ経済的に「プレゼンス」(存在感)を発揮するディレクションになるからです。
One-Point ◆ 世界に必要な日本の「存在」になっていきます。そのためには、☆重要☆古来よりの“日本的霊性”を発揮し、宝瓶宮時代の「精神意識」でもある友愛精神(和、絆、民度)を今後、一人ひとりが身に付ける必要があるのです。
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