宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

2つの宇宙とホロスコープ
― 物質宇宙とインナー宇宙 ―

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一見、ご理解しにくいことを書きます。
ホロスコープから個人の性質や運勢をリーディングできます。
それは物質宇宙と精神宇宙があるためです。

アンビリーバボーな精神宇宙の共鳴関係

●第1稿 : 2022年 2月 4日アップ

ひさびさのフレームワークです。

当フレームワークに該当するカテゴリーがないので、今年2022年1月25日に「精神面の四大識」をアップしました。

その拡大版と言えなくもないのですが、「物質宇宙」と心の中のインナー宇宙こと「精神宇宙」についてのフレームワークです。

「ホロスコープ」にも、物質宇宙と精神宇宙に関する象意が認められます。

《 現代物理科学の思考 》

私たちは「宇宙」といえば、遠く地球から離れた「夜空」を思い浮かべます。

それは「物質宇宙」です。

近代物理科学からいえば、たしかに間違いなく実在の「宇宙」です。

ですが、すべてを物質でのみとらえると、気づかないうちに科学万能主義に陥ります。

肝心のことが思考から抜けたり、要所でご判断を間違えてしまうことが起こります。

人に「心」と「体」の両面性があるように、信じられないとは存じますが、「宇宙この世界」は物質のみで成り立っているわけではないからです。

物理科学にもとづいた学校教育やマスコミをはじめとした一般社会では、そんなことは当然、教えてくれません。

「宇宙」となると、当たり前のように物理的なご理解が優先されているからです。

One-Point ◆ 宇宙この世界を物質的に分析して客観的な知識としてとらえることは現代人として重要です。ただ、それを絶対だと信じ込んだり、何かと対立する概念だと無意識のうちにとらえてしまうと、間違った「対立二元論」の思考に陥ります。


《 新しい科学の黎明 》

「物質宇宙」の存在を否定しているわけではありません。

見えない心と同時に、人間は「肉体」を持つようにそれは事実です。

ただ、そこには物質宇宙や肉体を超えるさらなる事実、「精神宇宙」(宇宙波動)や「心」(深層の精神意識)の世界が、共鳴関係をともないつつ潜んでいないか考えてみなければなりません。

これまでの近代物理科学は、「ニュートン力学」による物質の引力(重力)を基本とする世界でした。

たとえば、地球と月の関係もそうですが、太陽と地球をはじめとする私たちの太陽と太陽の周りを公転している惑星との関係性は、引力(重力)と遠心力によって解釈し説明できたのです。

ですが、最先端の現代科学では、「物質」(粒子)の概念を超えた見えない「波」(波動:エネルギー)が併存していることが明らかにされています。

物理的な「ニュートン力学」では説明や解釈できない現象が、実験によって確認されています。

One-Point ◆ ご存じのかたも多いと思います。「量子力学」(量子論)がそれです。たとえば、「光りは粒であり波である」とか。粒(物質)であり波(波動:エネルギー)って「何やねん!」って思わずツッコミを入れてしまいそうになります。


《 よく分かっていない宇宙 》

結局、物質宇宙オンリーや、物理絶対主義に陥ると科学信仰になりかねません。

最先端の現代物理科学におきましても、「宇宙」のことはまだよく分かっていないからです。

よく理解できていないものを「そこにある事実」かのように無自覚であっても信じ込むことを「信仰」ということができます。

信仰といえば、代表的には「神」(The God=創造主)を信じる「宗教」があります。

ですが、本当のところ神という存在を、「客観的な実在」としてご理解またご認識しているかたがいるのでしょうか。

実際に見たわけではなく、たとえば“まばゆいほどの光”だとか“最高度のエネルギー体”だとかいうかたはいても、多くのかたが確認したわけでもないので、客観性に乏しいのも事実です。

もっとも、いろんな信仰のカタチがあるので、一概に断定はいたしません。

古くはそういうことのようです。

One-Point ◆ いいのです。信じることは個々人の自由です。そのような体験また感性は事実だからです。ここで言いたいのは、「物質」はもちろん、「想い」(感性)も、両方とも否定できない実在であって、さらには「共鳴関係」という事実もあるということです。


《 ホロスコープの宇宙観 》

以上を前振りと前提として、ここからは「ホロスコープ」のお話です。

次元上昇した「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の新しいホロスコープ解釈では、「物質宇宙」とインナー宇宙ともいえる「精神宇宙」の両側面がホロスコープにはあります。

新しい基礎理論からそういえるのですが、両者は二元対立する関係ではなく、共鳴しあう関係性をもっています。

ただし、現状におきましては、両方の可能性があります。

個々人や組織国家などの集合体によって、二元対立する側に出やすいのか、それとも共鳴する方向であらわれるのか、はたまたその中間なのかは、案外と複雑に入り混じった昨今になっています。

現代占星術の解釈からは、アンビリーバボーでしょ。

「そんなバカな」という声が聞こえてきそうです。

ご納得してもらえないと存じますが、現代占星術には「基礎理論」がないので仕方ありません。

One-Point ◆ でも事実です。「宇宙この世界」には根本法則があるのですが、宇宙太陽系の星の配置を忠実に写しとった「ホロスコープ」にも根本法則が秘められています。いわゆる「物質宇宙」と「精神宇宙」の両方の象意が、本来のホロスコープには認められます。


《 心の中の共鳴波動 》

これは重要な「フレームワーク」のひとつです。

そうでなければ、ホロスコープという「星図」(天球図)から、個人の性質や運勢、また人類社会や歴史が相応の確実性をもって、リーディングできるということはありえません。

つまり、上述のように「物理宇宙」のことでさえ、最先端科学でもまだよく分かっていないのです。

まして「精神宇宙」といった心の中のインナー宇宙は、科学においてはアンタッチャブルな分野です。

科学者が扱うと異端視されるほどなので、解明されていないのです。

かといって、心理学や精神科学においても、インナー宇宙こと「精神宇宙」の世界は、物質宇宙と同様によく分かっていないというのが実情です。

宇宙を象わす時代でもある「宝瓶宮時代」は、これからが実際的なスタートであり、その先に定着があるので当然です。

心の中の世界は広大無辺で、融通無碍(ゆうずうむげ)の共鳴波動の世界なので、解明はこれからです。

One-Point ◆ 「融通無碍」というのは、仏教用語で「この世にあるすべてのものはつながっていて、お互いに影響を与えている」といった意味です。共鳴関係論と類似しています。宇宙は天王星が象わす空間域なので、詳しい解明は、天王星を共鳴星とする宝瓶宮時代がさらに進んでからになります。




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