宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●2023年 4月27日アップ。
「引き寄せの法則」を知って、何かを引き寄せようとすると、矛盾が生じて引き寄せられないことが起こります。
宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」なら分かりますが、引き寄せの法則は詳しくは存じ上げませんので、アレですが(どれや!)…。
「引き寄せの法則」によれば、“引き寄せよう”とする思いや言動は、逆にそのものを“持たない”から引き寄せたいと想うことになりかねません。
であれば、結局、引き寄せの法則が正しいと仮定すればのお話ですが、“引き寄せよう”と思うほど、逆の効果を生むことになってしまいます。
上述の道理はご理解いただけますでしょうか。
であれば“引き寄せよう”と思わないことが正解になってしまいます。
そういった「法則」があるというお話で、お門違いのお花畑スピリチュアリズムに陥りかねません。
実際、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」による共鳴関係論から申し上げますと「何だかなぁ」という部分が残ります。
間違っているとは言いませんが、現実化の歯車が一つ二つ抜けているのです。
One-Point ◆ いいんですよ、ご自由に解釈されて。現実化の“歯車”を最初から持たれている方なら「引き寄せの法則」という名の共鳴現象が働くことは充分にありえるからです。
なぜ、こんなお話をするのかと言えば、ホロスコープの仕組みに一脈通じる内実が含まれているからです。
「なぜ、空の星から地上のことがわかるのか?」
ホロスコープの根本命題です。
にもかかわらず、長いこと学んできましたが現代占星術が、正しくご説明されているのを寡聞にして聞いたり読んだりしたことはありません。
理論がなく、過去の象意解釈の検証が不可能のまま、経験則的に個々人が主観でもって「ああでもない、こうでもない」とご判断して、不確実解釈を重ねています。
個人の真偽不明の主観による象意解釈を、また次の世代の占術師がさらに主観でもって真偽不明のまま解釈をして、屋上屋を重ねるという不滅の連鎖です。
One-Point ◆ 現代占星術の父とされる19世紀の後半のアラン・レオ以降、理論なき秘境占星術の“ホロスコープ占い”は主観による解釈を繰り返していかざるをえません。延々と紆余曲折を続け、“いつかは当たるようになる”という“幻想”を抱いているようです。
●現代占星術が放置している“勘違い”や“事実誤認”の一例です。
“〇〇座”といった星座(constellation)ではなく、〇〇サイン(sign=宮)なのは関係者であれば知らない人はいないでしょう。
プラシーダスにせよコッホにせよ、ハウスシステムによるホロスコープは、12ハウス(室)が30度ずつに等分されたものです。
ですが、ホロスコープ作成ソフトのデフォルトでは、12サイン(宮)のほうを30度ずつに固定して、出力する根本的なミスが標準となっています。
「アストロロジー」(Astrology)は、日本では「占星術」と訳されますが、古代ギリシャの古典アストロロジーは“占い”ではなく当時の最先端学問でした。
であるにもかかわらず最大の“欺瞞”は、アラン・レオ以降の現代占星術は同じものかのように“勘違い”し“誤魔化”して、喧伝していることです。
アストロロジーも占星術も同じように「ホロスコープ」を用いますが、“学”と“術”ほど似て非なる別物といって過言ではありません。
ほかにも多々ありますが、ご自身で「あれ? おかしいな?」とお気づきになられることが重要なので、以下は省略させていただきます。
ホロスコープの構成要素(占星要素)の背後には、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」が実在します。
時間経過による構成要素の位置関係の変化をもたらして、宇宙的な象意にもかかわっています。
出生地など「イベント・ポイント」からみた不動の12ハウス(室)をベースにホロスコープは成り立っていて、12サイン(宮)や星ではなく、重要なのは多彩な位置関係による象意また象意変化です。
12ハウス(室)の空間の中で、時間経過とともに刻々と動いて織りなされる12サイン(宮)や星たち、またそれ自体の位置関係(アスペクト)によって、個々人のホロスコープの象意は千姿万態に定まっています。
12星座占いの「星占い」のように、太陽がどのサイン(宮)にあるのかを読む“星読み”がホロスコープ・リーディングではないのです。
One-Point ◆ それはともかく「基本三数」からホロスコープの事実を知ると驚くと同時に呆れるでしょう。まず「数理法則」の12数理の本意(基本の象意、ほんとうの象意)の万能性に驚かれます。次に数々の“欺瞞”や“事実誤認”また“勘違い”が現代占星術に多いことに呆れます。
ホロスコープや宇宙この世界の背後に通底している「宇宙波動エネルギー」は、「基本三数」に伴なう時空を超越した実在の波動エネルギーです。
ただし、アインシュタインのE=mc2(エネルギー=質量×光速の2乗)で表わされる物理的な光や電波といったエネルギーとは異なります。
「宇宙波動エネルギーだって! そんなものがあるの?」 と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
最先端の量子論で、時空を超越した“共鳴関係”の“実在”は実験で確認されているのですが、なぜそうなるのか説明できないでいる「量子もつれ」(quantum entanglement=クオンタム・エンタングルメント)をご確認いただきたく存じます。
一対の量子の間には、光の速さを超えた相互作用があることが証明されていて、光の早さを超える物資は存在しないために現代物理科学では解明できないでいるのです。
物理科学を超えた「宇宙波動エネルギー」も同様です。
ホロスコープの根底にある宇宙の根幹法則「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」は、物理科学では解明できない実在のエネルギーですといったら、多少は首肯していただけますでしょうか。
このことを「基本三数」からご理解できると、宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」、通称:宝瓶宮占星学の真髄に触れることができます。
One-Point ◆ 「奥義講座」を除けば本邦初公開です。人類史上初めてです。世界は広いので、どこかで誰かが似たようなことを述べているかもしれませんが、論理的かつ法則的つまり宇宙哲理的に解明してお伝えするのは初めてでしょう。
「数理法則」は小難しい理論ではありません。
1数〜12数までの本意を簡潔に述べたもので、足し算、引き算、掛け算、割り算よりも簡単な象意の根本原則です。
ただし、人間の個性や運勢など心理的かつ社会現実にかかわる本意(象意)ですので、算数ほど単純には割り切れない側面を有するのはやむをえません。
そのため、ホロスコープ・リーディング自体は「数理法則」の本意から簡単にご自身でイメージできますが、それを第三者に正しくお伝えできるかどうかは、また別の問題になってまいります。
何でもそうですが、イメージした内容を相手に正しく伝えられるかどうかは、語彙力や表現力などコミュニケーション能力、また一般的な常識的な判断力が必要とされるからです。
さはさりながら、「基本三数」と「数理法則」の本意からホロスコープ・リーディングは簡単です。
One-Point ◆ 結局のところ、「宇宙波動エネルギー」と個々人の「深層の精神意識」との共鳴関係がホロスコープ・リーディングの根本にあります。お花畑スピリチュアリズムでいう「引き寄せの法則」とは似て非なるものです。
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