宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

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善意の“世界的ペテン師”A.レオ
[隠された真実]
― “エソテリック”と自称した理由 ―

双魚宮時代の“時代波動”と宝瓶宮時代の“宇宙波動”

●第1稿 : 2026年1月8日アップ


占星術界隈からお叱りを受けかねない事実を書いておきます。

真実が明らかになっていく宝瓶宮時代なので仕方ありません。

一応は述べておきますので、ご判断は皆さまの主体責任でご自由にどうぞ。

多分、アラン・レオに悪意はありませんでした。

信仰的獅子宮生まれ(太陽)だからですが、彼の“事実誤認”とバックの“宗教勢力”が「現代占星術」を“偽装”し、今日に至っています。



『アランレオの占星術』への誤解

●邦題『アランレオの占星術』という書籍があります。

アラン・レオが亡くなる7年前の1910年の遅すぎる初版です。

原題を『The Key to Your Own Nativity』(あなた自身の出生の鍵)といいます。

「冥王星」が発見される前の出版なのですが、この書籍をもって“現代占星術の父”と考えられているフシがあります。

当時代の“勘違い”や“事実誤認”に驚かされ再認識します。

1848年に始まった“心霊ブーム”に伴なう「占星術ブーム」は、すでに19世紀後半に起きているのです。

なので事実は逆です。

時系列から分かる真実は、ホロスコープなき「星占い」をはじめたアラン・レオが、その後に「現代占星術」が興る中、ホロスコープを用いる「古典占星学」をベースとした「現代占星術」に、ようやく追いついて上梓したのです。

というか私見ですが、内容から察するに“ゴースト・ライター”がいたようです。


《 新興宗教の幹部アラン・レオ 》

「自分が始めたのはエソテリック占星術だ」と彼は後年、語りました。

“エソテリック”などと横文字を使われると、カッコヨク思えますが真相は逆です。

日本人やスピ系の人は“ある種”のこのような単語に弱いのです。

彼は次のように述べているのです。

“自分が最初にはじめたのは、理論的なホロスコープ解釈ではなく、秘教的(密教的)な占いだ!”

当時流行りはじめた“ホロスコープ占い”の「現代占星術」ではなく、理論やホロスコープを抜きに師から弟子へと秘教的また宗教的に伝える「星占い」だったという意味です。


●かつて西洋占星術を学んでいたとき、「守護星」などのスピ解釈が現われたときは混迷を感じました。


One-Point ◆ 「エソテリック」(秘境、密教)というのは、そういう意味です。一般的に流布されるものではなく、宗教的な理論なき秘境占星術(密教占い)だと自分の意に反して広まってきた当時の初期「現代占星術」を否定しているのです。バリバリの新興宗教団体「神智学協会」の占星術ロッジの責任者の立場だからです。


《 心霊ブームと神秘的「星占い」 》

実際の事情をご説明いたします。

当時の状況は次のとおりです。

「神智学協会」の占星術ロッジから広まったアラン・レオの神秘的な「星占い」は、当時の世界的な「心霊ブーム」(近代スピリチュアリズム)の中、組織的な後押しと機関誌発行などの広報活動もあって一般大衆に大ヒットしました。

なぜ?

ブームの発端は、小難しいホロスコープや古典理論を用いず「生まれ月」だけで誰でも分かる「星占い」だったからです。

ところが、心霊ブームの中、神秘的な「星占い」が大ヒットすると、長年の探求による“象意解釈”をパクられて快く思っていない「古典占星学」の人々が、これが本物だとばかりに「ホロスコープ」を掲げ、「古典理論」を秘めて参入してきます。

ですが「古典理論」のほうは、すでに“疑似科学”(迷信)とされていましたし、「天王星」や「ケレス」また「海王星」の発見によって、理論破綻していることが明らかで、当時でも古く七面倒臭くもあり、現在では「火/土/風/水」といった言葉のみが残る程度です。

“疑似科学”とされて以降も「古典理論」をベースとした解釈は約500年前後に及んで蓄積され、すでに「現代占星術」は双魚宮時代末期の霊感によって「古典理論」がなくても試行錯誤を伴ないつつ維持できました。

しかし、20世紀を越えた今日では、その霊感や“時代波動”が働かなくなり危うくなっているのです。

One-Point ◆ 「占星術ロッジ」の責任者として、彼は自分が始めたのは“エソテリック占星術”(神秘「星占い」)であり、理論やホロスコープを用いる当時の「現代占星術」とは違うと、ステートメントを発する必要がありました。彼のバックには霊媒師マダム・ブラヴァツキー率いる新興宗教団体がありますので、彼を“現代占星術の父”(創始者)に仕立てた“欺瞞”が「海王星」の象意によってみられます。



ご参考:日本の「占星術」の呼称

●日本では正しく“占星術”と呼んでいます。

占星術を「アストロロジー」と“勘違い”して呼んでいるのは別として…。

一方、海外に目を転じると、「星占い」も「現代占星術」も「古典占星学」も、古代ギリシャの「古典アストロロジー」自体も全部が“Astrology”です。

そのご認識が“事実誤認”で間違っているのです。

歴史的な経緯があって、やむをえない一面があるのですが、いずれであっても「占星術界隈」が今日に至っても改めようとしないのは、社会に対して責任放棄です。


《 「象意解釈」はどこから? 》

「現代占星術」(ホロスコープ占い)は、神秘的「星占い」と理論的「古典占星学」の融合だ…。

このように表層的に単純化すれば、アラン・レオは“現代占星術の父”と言えなくもないと思われる方がいらっしゃるかもしれません。

それは、象意の発祥を考慮せず、すでにあるものとして現代的にみた“事実誤認”です。

では、アラン・レオは「星占い」の象意をどこから見出したのでしょう?

理論や何の裏付けもなく、勘や事実によってゼロから見出すことは不可能です。

占星術の象意は“統計”だと述べている方をマレに目にしますが、「統計」の何たるかを統計学者に聞いてみてください。

そうではなく、16世紀以来の「古典占星学」の象意解釈の中から、「太陽サイン(宮)」の象意解釈のみをピックアップして、理論もホロスコープも用いず、一般人にも分かる誕生月だけで“エソテリック”な「星占い」として立ち上げたのです。

彼が“Astrology”と自称した理由がここにあります。

One-Point ◆ 象意をパクられた側の「古典占星術」の人々は怒りました。「アストロ・デヴィネーション」(星占い)と呼ぶならまだしも、理論のない“Astrology”などありえません。権威付けもあって彼はアストロロジーと自称したのですが、おかげさまで“占い=アストロロジー”という歴史的大誤認が定着しました。


《 客観的に判断できない“信仰” 》

理論なき占星術の中にいると、占星術を客観的に認識できません。

“時代波動”によって主観的な“占星術信仰”に陥る傾向が生じるためです。

「海王星」が象わす“時代波動”によって始まったので、その象意の特徴である客観性とは対極の“形而上世界”の“主観”が強く働き、“信仰”と同じ構造を持つためです。

それまでの双魚宮時代であれば、美しい“霊感”に恵まれ、奉仕の精神や献身的な主観意識また真実を突く直覚など、双魚宮時代の霊性(スピリチュアリティ)があったのですが、「海王星」の発見とともに“誤認”が生じ、20世紀までで終わりました。

理論や理屈がなくても、それを超越して真実を突く優れた霊感や直感などが働いていたのが20世紀までの「現代占星術」でした。

今から30年近く前に終わり、ルル・ラブア師が亡くなったのもその頃、21世紀の前年1999年のことでした。

One-Point ◆ エピソードを一つ。“占星術信仰”って怖いんです。リーディングのご依頼を受けて、「激情を伴なうことがあります」とお伝えしました。すると「違う! それは太陽ではなく、月との象意だ!」と烈しく怒られました。あ、“信者”さんだと思いました。ご自分の解釈が正しいと主観的に信じておられますので、異なる解釈は自分を否定されたかのように激しく反発します。でもねぇ、あんさん。ご自分が“激情”を伴なって反論されていることに気づきませんの?


《 “エソテリック占星術”の正体 》

かつてはよくあったのです。

東洋占術の方が「なぜ、西洋占星術の人たちはあんなにケンカするの?」と疑問を投げかけておられたほどです。

最近は少なくなりましたけどね。

なんせ「海王星」の象意もさることながら、かつては“現代占星術の父”と教祖様のように崇める“信者さん”が以前は多かったからです。

「海王星」の美しい“自己犠牲”や“献身的”な象意の反面、双魚宮時代の末期は、一方で“主観的”な現代占星術(信仰)の時代だったからです。

“まだ見ぬ理想”や“勘違い”また“事実誤認”やウソによる“欺瞞”の“時代波動”の真っ只中に以前はあったのです。

One-Point ◆ なにも「現代占星術」にかぎりません。気づけないだけで、実際のところ社会的にもそうで、“ジョーシキ”とされている約半分に“勘違い”や“事実誤認”が見られます。スピリチュアルもその一つで、いくら“アセンション”(次元上昇)しようと、双魚宮時代の“時代波動”の中なので、宝瓶宮時代の「宇宙波動」へと“次元拡張”しなければ、見えるものも見えてこないのです。





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