宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME > 第3部 クオリアル宇宙論 > 「霊識の時代」がはじまる
●第1稿 : 2024年 9月16日アップ
宝瓶宮時代は「霊識の時代」です。
聞き慣れない「霊識」という言葉ですが、14年前に名付けました。
宇宙の動きと星の配置から、2010年を「霊識元年」とリーディングし定めたものです。
それから十余年「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わろうとする今日、“分水嶺”のピークの2024年にあって、2,000年以上続いた「双魚宮時代」が完全終了しようとしています。
新たな「霊識の時代」に進むために、古いものが壊れたり、最後の悪あがきをみせるなど、天地が“横倒し”に転倒するような混沌の現在です。
14年ほど前に「霊識元年」と称させていただきました。
1846年に水瓶宮25度Rで発見されて以来、163年をかけてホロスコープを1周し、2009年に発見時の自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏に「海王星」が戻ってきたからです。
米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」が行なわれた1989年に人知れず起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」の“宇宙波動”によって、「宝瓶宮時代」が正式にはじまり一度は終わった双魚宮時代です。
ところが、20年後の2009年から今日まで続く「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまります。
その意味は“戦争の世紀”と呼ばれた双魚宮時代最後の世紀、共産主義に代表される“欺瞞”の20世紀を振り返り、「二度と戻りたくない」と意識化をうながすためで、その一例がウクライナ侵攻なのですが、双魚宮時代の終わりを先延ばしする“執行猶予の期間”です。
One-Point ◆ 2009年に起きた歴史的な出来事は「これは革命です」と言ってのけた鳩山元首相の「民主党」政権の誕生です。国際的には、共産党一党独裁の中国がまだ見ぬ“世界覇権”の妄想を抱き、蠢動しはじめた時期でした。
紀元前2世紀にはじまった「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)は、19世紀まで「木星」が“支配星”(「宝瓶星学」では共鳴星)でした。
しかし、1846年に「海王星」が発見されると、魚宮また双魚宮時代の共鳴星は「海王星」に替わっていきます。
“まだ見ぬ理想”(の世界)を代表的な初期の象意とする「海王星」による“時代波動”のはじまりです。
その2年後、1848年に2つの大きな出来事が起こっています。
一つはアメリカでフォックス姉妹が住む一軒家で起きたポルターガイスト現象で「ハイズビル事件」です。
“死者”との交信に成功したフォックス姉妹によって「霊」の存在が大々的に報道され、世界的な“心霊ブーム”(美称「近代スピリチュアリズム」)が巻き起こっています。
もう一つは、マルクス&エンゲルスの『共産党宣言』が出版されたことで、20世紀をゆるがす世界的な「共産主義革命」運動へと発展していきます。
One-Point ◆ いずれも「海王星」の初期の象意に基づいて、“まだ見ぬ理想”(の世界)すなわち“事実誤認”の“勘違い”や“妄想”を想い描き、混乱を招きます。ちなみに、当時は“理想的共産主義思想”だったのですが、のちの「冥王星」発見に至る武力革命肯定の「マルクス・レーニン主義」(現在の共産主義)へと変貌していきます。
自己の体験ですが、学校で習う歴史は真偽不明で味気なく、まったく面白くありませんでした。
ところが、「基本三数」を見出してのち「ホロスコープ」からディレクション・リーディングをしていくと、面白いほどに生きて働く歴史の“メイン・ストリーム”が見えてきました。
年代を丸暗記する「歴史」ではなく、「基本三数」と「アストロロジカル・エイジ」(グレート・マンス:プラトン月)から歴史を見ていくと、“宇宙創成プロセス”までもみえてきて、人類歴史の過去から将来の方向性までもが分かるようになったのです。
「なるほど、そういうふうに繋がっていたのね」
「宇宙法則」をメインに「人の意志」が加わって動く人類歴史でした。
もっとも、「アストロロジカル・エイジ」は学校の歴史教育や社会通念の歴史解釈と異なりますので、にわかには信じがたい方もいらっしゃると存じます。
ですが矛盾がなく、ロジカルに繋がりますので、情況が理解できて面白いので、歴史的な状況証拠などを交えつつ実学としてご紹介させていただいています。
One-Point ◆ 個々人の“個性”や“運勢”また日々歳々の運勢変化の一方で、社会や人類歴史の流れまでもが「アストロロジカル・エイジ」からリーディングできます。そのような歴史の中に生きている私たちは、運勢的にもそれらをベースとしています。
お話がズレてきたので戻します。
14年ほど前に「霊識元年」を宣言したのは「海王星」が魚宮の影響圏に戻り、入宮していくからだけではありません。
ほぼ同時期に、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」が「春分点」を行きつ戻りつしつつ超えていったためです。
単なる「スピリチュアル」(心霊、神秘)的な変化ではなく、前人未到の宝瓶宮時代に向けた新しい精神意識のはじまりを「霊識」(クオリチュアル)とネーミングしたものです。
それから十余年、来年2025年4月、また再来年2026年1月に、今度は「海王星」が「春分点」を超えて新しく生まれ変わり、本格的な「霊識の時代」がはじまっていきます。
これまでの「スピリチュアリズム」や「宗教」というのは、“誰か”からもたらされて“支配/被支配”に基づくもので、“従属”するものでした。
ですが「霊識」は、“自分自身”を主人公として自ら理解し、発動していく宝瓶宮時代の新概念“クオリチュアル”です。
One-Point ◆ 宝瓶宮時代の緒にある今日において、日本人は最も重要な立場です。そのことをお伝えする「霊識13」([特別編] 宇宙と地球と天の計画)でもあり、“エネルギー・リーディング”を行なうKOUKIさんの主宰ながら今回、担当させていただくことになりました。
前人未到の宝瓶宮時代の訪れにより、適切にご対応していくには、従来の常識や社会通念を頑なに堅持し奉じているといずれ道を誤ります。
“天使は光を装って近づく”ことが知られていますが、“美しい光の世界”が先に見えるので“正しい道”だと思って進んでいったら、キツネに化かされたように山で行方不明になるようなもので、それならまだしも、実は立派な道に見えて断崖絶壁で、真っ逆さまに谷底に落ちかねないのが“分水嶺”のピークの昨今です。
公転軌道上で同し方向を超えて、98度も横倒しになった自転軸を持つ「天王星」のように、これまでの縦方向の自転軸ではなく、“横方向”の思考の転換が必要なときです。
その点では、過去の常識から見れば、ご理解できない“どんづまり”のような脇道を進まなければ、未来は開けてこない“分岐点”の“分水嶺”のピークの昨今です。
当サイトでは、従来の“占星術”や“双魚宮時代”に準じてご紹介してまいりました通称:宝瓶宮占星学の第一章「啓蒙編」は終わりました。
第二章「実技編」、第三章「波動編」の2つは、「宝瓶星学」との兼用にならざるをえませんが、新たに第四章「霊識編」がはじまります。
One-Point ◆ 上記に伴う20周年と“分水嶺”のピークを超えていくために、第二章「実技編」と第三章「波動編」の講座を、今年2024年9月限定で半額にさせていただきました。来年4月また再来年以降は、それらの講座内容がベースとなった「宝瓶星学」の第四章「霊識編」へ移行します。
第3章/第3部 クオリアル宇宙論 ← BACK
NEXT → 最終解答は「霊識」にあり
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2024 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.