宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●第1稿 : 2025年 1月19日アップ
令和も7年めの出度きを迎え、令和の天皇のご即位とともに皇后になられ、ご活躍の場を広げる雅子さまのホロスコープを取り上げてみました。
外務省勤務から皇室に入られた雅子皇后のホロスコープをリーディングするのは畏れ多くもあるのですが、あくまでもご参考です。
アメリカの最高学府ハーバード大学を主席で卒業された才媛です。
通訳も驚くほど流暢な英語を話され、語学にご堪能でロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語やアラビア語まで、各国の文化風習にも通じておられ、大学でのニックネームは「ブレイン」(頭脳)」。
天皇皇后に謁見された多くの海外のVIPが驚き、おもてなしのお心遣いもあって、人気が高く称賛されています。
下掲は、出生時間が確認できないため、ハウスシステムによる「ホロスコープ」ではなく、「太陽」をASC=上昇点の位置に置いた雅子皇后の「ソーラーチャート」です。
え?「出生時間の分かる有名人まとめWiki」というサイトには掲載されているのに?
と、思われるマニアの方がいらっしゃるかもしれません。
たしかに雅子さまの“出生時間”が掲載されているのですが、採用しませんでした。
One-Point ◆ 「出生時間の分かる有名人まとめWiki」は、かつて2ch(にちゃんねる)で立てられていた同名のスレから、丁寧に拾ってまとめてくれたものです。ご参考にさせていただくこともあるのですが絶対ではありません。
テレビやラジオまた雑誌などから拾ってきた“出生時間”を、不特定多数の人々が同スレにカキコしたものです。
出典が記載されていればいいほうで、だれのチェックも受けてはいませんし、真偽は不明なものもあって、無条件で信用してホロスコープを作成するのはリスキーです。
事実、雅子さまの出生時間は、公式には「不明」と発表されています。
上記サイトの出生時間でホロスコープを出してみたものの、一見、もっともらしくはあるので、どこかの占星術師が推定した“出生時間”をどこかのアワテンボさんが信じて書き込んだものかもしれません。
そこまで言うならお前が出してみろ、と言われそうなので、最後にプリンセスから皇后になられた運勢ディレクションや出来事などを踏まえて、これなら納得できるという「ホロスコープ」を掲載しておきました。
One-Point ◆ 「現代占星術」は19世紀後半以降に「海王星」の“時代波動”によってはじまりました。「海王星」の象意に伴なう“美しい理想”によって“夢”を見させてくれるのですが、同時に“事実誤認”や“勘違い”が常につきまとっています。
●出生データに注意が必要なのは、次のような例があります。
著名な元アイドル・グループに所属していた女性タレントが結婚したので、お相手との相性を出してみました。
ですが、公式の生年月日では、この相性での“結婚はありえない”というものでした。
もしかしてと思い、1年早めた生年月日で出してみました。
すると相性ピッタリで、これならお互い有名人どうしでもご結婚してもおかしくないものでした。
それはともかく、上掲のソーラーチャートの最大の特徴は次の2点です。
1、
出生時の射手宮の「太陽」に、乙女宮の「天王星&冥王星」の合=0度が上方矩(アッパースクエア=90度)。
2、
天秤宮の「月」が、天秤宮の共鳴星「金星」や、「月」の共鳴サイン(宮)蟹宮の「ドラゴン・ヘッド」、また射手宮の太陽を上三分=120度とする共鳴星(象徴星)の「木星」と大十字(グランドクロス=90度×4)。
たしかにスゴイのですが、日本国のプリンセスで令和とともに皇后となられた「ソーラーチャート」としては、上記特徴は必要でも決定打にかけ、弱いのです。
正しい出生時間によるハウスシステムの「ホロスコープ」(出生天球図)に決定的な象意がなければなりません。
ちなみに上記1、は、TOPの運勢を持たれることを象わしますので、条件の一つになります。
上記2、は、人生の前半期や最初は課題や問題を抱えますが、最後は前向きに乗り越えて実力を発揮され、ご本人次第とはいえ、偉大な実績を残していかれることが可能なことを象わします。
One-Point ◆ 「現代占星術」も昨今では“吉凶解釈”をしなくなったそうです。宝瓶宮時代が進む今日なので当然そうなっていかざるをえません。問題は“凶座相”とされていた矩=90度やT矩=90/90/180度また大十字=90度×4の発展的な解釈です。
2chのスレからピックアップされた「出生時間の分かる有名人まとめWiki」に掲載された雅子皇后の出生時間は“22:37”と記されていました。
それで「ホロスコープ」(出生天球図)を出してみたところ、「ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)」の直下の「第1ハウス(室)」に「冥王星」がありました。
TOPの運勢として、相応に納得はできますが、「冥王星」が「金星」を下三分=120度としていて、一般に“情愛”などを象わす「金星」が雅子さまのソーラー・チャートでは影響力の強い大十字=90度×4の一角を占めています。
それだとトータルで“自我が強い”運勢で“お相手との強い一体感”を希求する情愛第一の生き方をされることになります。
つまり、自身の情動を乗り越え、自分を犠牲にしてまでも国民や国家のために生きる一生となる“皇室”というTOPの地位を選択されることにはなりません。
前向きな性質をお持ちなのは事実ですが、一方ではかなりデリケートな精神性をお持ちですので、「ASC=上昇点」の直下「第1ハウス(室)」の「冥王星」ではありえません。
One-Point ◆ というワケで、記載された“出生時間”が正しいかどうかは不明です。ホロスコープは「時間」と「場所(空間)」がいのちなので、あいまいな出生時間で、ホロスコープの「関係性」がもたらす象意がみえてくることはありません。
さて、最後にこのホロスコープなら令和(2019年)とともに皇后となられたディレクション(運勢変化)や、雅子さまの個性の発揮や人気また才能などの運勢と照らし合わせて納得できるというのが、下掲の「ホロスコープ」(出生天球図)です。
当該“出生時間”は推定したものなので、正しいかどうかは分かりません。
TOPの運勢は「ソーラーチャート」で象わされ確定できていますので、プリンセスから皇后になられて、名実とものTOPのディレクション(運勢変化)を受けた2019年(令和元年)にマッチしなければなりません。
また、「冥王星」と「海王星」を底辺として、「ASC=上昇点」を頂点とする“自分であって自分ではないが、やはり自分である”といったYOD(ヨッド=150/150/60度)は、高いスキルや人徳を持ち、皇室に嫁ぐ否応ない運命を象わしていて圧巻です。
One-Point ◆ 精神的にデリケートなところがあるのは「ソーラーチャート」からも読みとれます。このYOD=150/150/60度は、日本国にご自身を捧げられる“宿命”を象わします。射手宮生まれ(太陽)にかぎらず“前向き”な側面が象われているのも納得できるホロスコープです。
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