宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホロスコープ随感 その3
ホロスコープのマスター・キー
― 「基礎理論」で謎が解ける ―

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マスター・キーは、ホロスコープのすべての“扉”を開く

ホロスコープ

●第1稿 : 2021年12月16日アップ

ホロスコープには「マスターキー」があります。
その鍵を「ホロスコープ」に差し込むだけで、ホロスコープの“構造”から“象意”の謎のすべてが解けるのです。

“星の動きから、なぜ「地上」のことがわかるのか”というホロスコープの根本命題もそうです。宝瓶宮時代の新しいアストロロジーの「基礎理論」がそれです。

《 現代占星術の“混迷”の理由 》

ホロスコープの“謎”を解く「マスター・キー」は、これまで“秘密”にされてきました。

なぜなら、これまでの約2,160年(計算値)間は「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)だったからです。

さらには、19世紀の現代占星術は「基礎理論」を捨ててしまったからです。

それまでのアストロロジー(Astrology:天体学、星の科学)古典占星学、また古典占星術を支えていた古代ギリシャの世界観「四大元素説」が近代文明とともに通用しなくなったからです。

One-Point ◆ アストロロジーこと「占星術」また「占星学」は、当然のことながら「占星学的時代区分」(プラトン月、グレート・マンス)によって、方向性や内容またノウハウが規定されます。かつての「双魚宮時代」は、魚宮の象意によって“混迷”せざるをえませんでした。


《 根っこの「基礎理論」を捨てた 》

具体的に申し上げますと、次のようなことです。

現代西洋占星術の父といわれるアラン・レオ(本名:ウィリアム・フレデリック・アラン:1867-1917)は、霊媒師マダム・ブラツキー率いる「神智学協会」に所属していました。

その占星術支部で「基礎理論」を捨てて、“当たる/当たらない”のオカルトチックな“占い”に特化させたのです。

しかし、何でもそうですが、「基礎理論」というのは“根っこ”なのです。

肝心の“根っこ”を失えば、ホロスコープの理論的探究は不可能になっていきます。

“マスター・キー”への道が閉ざされてしまうのです。

事実、関係者は口をつぐんでいますが、昨今では“混迷”を深め“立ち枯れ”状態に向かっています。

One-Point ◆ これらのことをホロスコープによってご説明いたします。現代占星術が、神秘主義(オカルティズム)化や混迷に向かうのは、「双魚宮」(魚宮)や「海王星」の象意で、末期にその方向に進むのは当然だといえるのです。


《 素晴らしい象意の一面 》

その反面、「魚宮」や「海王星」の素晴らしい象意があります。

それは、理論理屈を超えて真実を“直感”することです。

ごく一部の特殊な人だったり、無意識であっても無私に近い心理や精神状態で、平穏であるときにそうなりやすいようです。

そんなとき、ホロスコープに隠された真実の象意を“直感”するといったことが起こります。

世界的な西洋占星術師(アストロロジャー)の一部がそうです。

そうやって象意の一部が解明され、引き継がれてきたのです。

しかし、一般の人々がそれをやると、「魚宮」や「海王星」の直感によるもう一方の象意、“勘違い”や“幻想”また“事実誤認”に陥ることがあります。

それが一部の西洋占星術師が語るように、「ホロスコープはむずかしい」といわれる理由の一つになっています。

One-Point ◆ ご理解いただけますでしょうか? ホロスコープの学びには両方の側面があるのです。「基礎」の部分と「応用」の部分もそうです。ところが、現代占星術は「基礎理論」を捨てて、いきなり応用にあたる“占断”に挑むので、難しいと感じるのは当然なのです。


《 双魚宮時代の占星術の特性 》

宝瓶宮時代の影響圏ながら、現代占星術は双魚宮時代の末期に「海王星」を共鳴星(支配星)として誕生したのでそうなります。

次のようなことです。

双魚宮時代や魚宮また海王星には、“まだ見ぬ理想”をいきなり夢みるといった象意があります。

“まだ見ぬ理想”である星読みや占断という「頂上」を目指しても、「基礎理論」を理解していなければむずかしいのです。

現実的には、「頂上」へはいきなり登れません。

「基礎理論」という“根っこ”を捨ててしまった以上、本格的にホロスコープの占断を極めるのはハードルが高すぎるのです。

太陽サイン(宮)だけの「星占い」であれば別ですが…。

One-Point ◆ “根っこ”がなければ、植物は生長できません。花を咲かせたり、果を実らせることができないのは当然です。いずれ枯れてしまいます。現代占星術のホロスコープ学習も同様なのをご理解ください。


《 「基礎理論」(根っこ)を理解する 》

では、どうしたらいいのでしょうか。

カンタンです。

いきなり「頂上」を目指すのをやめることです。

“根っこ”を捨てた現代占星術で、いきなり「ホロスコープを読めるようになる」、「占断ができるようになる」といった“まだ見ぬ理想”(幻想)を、まず捨てましょう。

応用(占断)を極めようとする前に、「基礎」をしっかりとご理解されることです。

宝瓶宮時代のアストロロジーには「基礎理論」(ホロスコープ理論)があります。

「基礎理論」は、誰にでもカンタンに理解でき、「ホロスコープ」のすべての扉を開く“マスター・キー”になっています。

One-Point ◆ 地に足が着いたアストロロジー(天体学、星の科学)がそれです。宇宙この世界に根差した「基礎理論」があるために実学が可能です。宇宙太陽系の星を読むことは、宇宙に聞けばよいのです。そのため、宇宙この世界をつらぬく根本の「数理法則」(基本三数)を「基礎理論」とすればいいのです。


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《 「基礎理論」をベースに学ぶ 》

すると“根っこ”が身に付くのです。

植物もそうですが、“根っこ”があると、しぜんと成長(生長)することができます。

ご自分の頭で考えて、実際的な“象意”を推し量ることがでいるようになっていくのです。

「基礎理論」をベースに、より多くの「ホロスコープ」を読んでみるほど、どんどんと「応用」が可能になっていきます。

そうやって“マスター”(占星術師)になれるのです。

ここでいうホロスコープの「マスター・キー」がそのカギです。

現代占星術を“混迷”から希望へと導き出すのが、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーの「基礎理論」ともなっています。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の「ホロスコープ」は、次元上昇した「基礎理論」をもちます。魚宮や海王星に規定された双魚宮時代のホロスコープ解釈から、いくぶん科学(宇宙哲理)的な解釈に根づいた「基礎理論」(数理法則)という、ホロスコープの“根っこ”があります。




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