宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

近未来運1=牡羊宮〜乙女宮
―2007年度版―

牡羊宮〜乙女宮=2007年度からの近未来運

どの星座宮が該当するか、詳しくは「運勢を決めるサイン(宮)」を一度お読みください。
星占いでいう「○○座(太陽宮)」だけで見た場合、20〜50%ぐらいが該当します。
→「近未来運2=天秤宮〜魚宮」はコチラをご覧ください。

●第1稿 : 2007年05月01日アップ

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人の2007年は、ここ数年よりも前向きで明るい気持ちで、仕事や私生活に取り組んでいける一年です。
ずいぶんと気分が楽だと思います。
とはいえ、人生をエンジョイして自分が楽しむというよりは、しっかりと拠って立つ基盤を固めたほうが、将来的に運勢がひらけます。
今年の後半には、仕事を含めて、自分自身に必要なスキル(技能)を充実させていくことに気を配ってみてください。
今、自分が持っているスキルは、すでに古くなりつつあることにお気づきでしょうか?
情報関連はとくにそうですが、IT時代は激しく変化し発展し続けています。
今のスキルレベルでは、すぐに役に立たなくなりますよ。
今後、自分にどういうスキルアップが必要か、積極的に検討しはじめてください。
そのことが近い将来(約10年内のうちに)、これまで培ってきた経験や実力を伴って、社会のリーダーとして大きく人々を引っ張っていく基盤を築くことになります。
そのときどれだけ社会的に高い地位で実力を発揮できるかに影響を与えます。

前向きな希望をもって発展の土台を築く年

牡羊座宮に対する今後の星のディレクションからアドバイスをしています。
人格的にも実力的にも、指導力のレベルを高めていかなければなりません。
そういう地位や権力ある立場が近い将来(今後の10数年のうち、人によって5〜10年のタイムラグがあります)に与えられる可能性が非常に高いのです。
その直前に、一度、試練が待ち受けていると思いますが、それは社会に大きくデビューするために必要な意識転換を促すためです。
数年後の試練は、そのための時期なので、倦まずに前向きにとらえて、古い未熟な自分自身を捨て、新しい自分自身や新しい環境にしていってください。
時代は確実にあなたを必要としはじめています。
他人を受け入れることのできる人格的な心の余裕(度量)や、組織や団体を指導できる正しい知識やスキルやを身に付けておかなければならないのです。
すでに今年からそういった好調期に入った人も、傲慢にならずに、もうすこし修行を続けるつもりで、人格や実力を高めながら過ごしましょう。
新しい自分自身への変身願望が、早い人でここ1〜2年以内、遅くとも5年以内に高まってきますよ。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の牡羊宮は、狂言回しのように、人々の世話役・仕切役としてエンターテインメントを演出します。それはすべての人々を平等に扱うリーダーであり、楽しませようとするサービス精神を持つからです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人の大半は、2007年1月現在、まだ人生における最大級(他の星座宮や職種によっては異なります)ともいえる試練の渦巻きの中にいることと思います。
象意の影響の早い人は、すでに抜け出しています。
他の方も、時の流れとともに順次、抜け出していきますので、ご心配なく。
気落ちする必要はないですよ。
これがあなた本来の運勢や実力ではなく、昨今の星のディレクションから、そういう影響を受けているだけなのです。
ちゃんと意味があっての試練期なので、その意図を悟ることで、逆に将来が開けます。
人生は現実一本ではなく、現実離れした感覚や意識で過ごしている人もいるということを教えてくれます。
本来、現実重視のあなたですが、昨今の試練期はどういうわけか、社会的な見通しが利かない、どこかボーっとしたように抜けていたりする、何か勘違いしてしまう(ご本人が気づいていない場合もありますが…)とか、思うに任せない何かチグハグな感があったのではないでしょうか?
それが「うつ」に陥ったりすることが多かったのも、牡牛宮に象意を持つ人の昨今の状況だったのです。

夜明け前の寒さの中から朝を迎える年

世の中が、現実だけでもなく、逆に夢や思い込みだけでもなく、その両方が入り混じって、人生や社会を構成し、人や社会を導いているということを体験しているのです。
この体験は、大きな試練を伴いましたが、2007年は以前よりコツをつかんできたのではないでしょうか?
現状への対処の仕方が身についてきたということです。
なので、2007年が進むにつれて、東の空に黎明(れいめい)を感じ、ぼんやりと地平線が見えてきます。
暗闇の寒々とした世界から、空が白みはじめ、夜明けとともに太陽の暖かさを感じるようになっていくでしょう。次第に、本来の自分自身を取り戻していくのです。
少なくとも、風邪の症状のように、「熱があるのに悪寒がする」といったチグハグな矛盾する状態から抜け出ていきます。
単に「寒い」だけ、あるいは「少々熱がある」だけといったように、気分的にも落ち着いてきます。
いつもの自分を少しずつ取り戻し、次第に現実が見えてくるようになります。
この体験は、将来的にあなたの見識や人生の視野が広がるのに役立つでしょう。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の牡牛宮は、万民が頼りにする地母神、大海に浮かぶ不沈空母のように生きる拠り所となります。現実の生活の営むために必要かつ欠かせない大地のように、絶対的な存在感を示します。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、2007年も人生の好調期を持続できそうです。
この数年間そうだったのですが、とくに仕事に関しては、アイデアや企画力で新規分野への進出が評価されたりと、社会的にも影響を与える星のディレクションのもとにありました。
それは、自分の夢や人の役に立とうとする思いが注ぎ込まれているからです。
そういう前進期のあなたですが、あえてご注意申し上げたいのは、単にご自分の実力ゆえだと思い込まないように、謙虚さをもって人と接することで、運を持続できるということです。
2007年は、それらをベースに適切なパートナーを見つけて、コラボレーション(共同事業・共同制作)を試みたりするでしょう。
また、人によっては、個人的にもパートナーが現われたり相手の力を得て、継続して発展させていく可能性が大きい一年です。
そんなこんなで、今年の秋口、または今年いっぱいまでは、なかなかの良い時期を迎えているといえるのではないでしょうか。

自分の力量を見極めた規模に整理していく年

他に持っている星座宮の影響にもよりますが、来年(2008年)には、好調がコロっと一転することも考えて、今年のうちに手をうったり、準備しておきましょう。
人を喜ばせようとして、軽く世間様を泳ぎまわるのは良いとしても、童話「アリとキリギリス」のように、自分でも知らないうちに「キリギリス」の立場になっているかもしれません。
そういうことも考えて、冬を乗り越えられるよう「蓄え」を備えておくことをご進言申し上げます。
人の力を得ての好調期は、一歩間違うと波乱の前触れです。
たとえあなたの事情ではなくても、今まで協力してくれた人が、予期せぬ状況変化によって去っていくとき、最後は自分自身の本当の実力や才能が試される時期が訪れるものです。
そういうとき、一気に基盤が失われていくことも考えられます。
もしかしたら、それは目前かもしれません。
早ければ年末、遅くとも来年(2008年)中には、それを実感するようになるかもしれませんよ。
必ずそうなるとは言いません。
そういうことが起こる可能性があることを知って、今年、好調なうちに着実な蓄えや、広げすぎた事態の収拾や、自分自身の力量を見極めた基盤に整備していくことに、相応しい一年といえるのかもしれないのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の双子宮は、人々に生きる喜びと希望をもたらします。高度に張り巡らされた通信網を有する宝瓶宮時代の友愛社会は、双子宮に象意を持つ人々によって情報を共有し、命脈を保っていくのです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人の2007年は、比較的穏やかな一年になりそうです。
ということを逆にいえば、他に持っている星座宮の影響のほうが、より強く現われやすい一年ともいえます。
自分が持っている他の星座宮のページも必ずご参考にしてください。
もう一つは、もともと敏感な蟹宮なので、こういう年は、自分の運勢よりも、身近な相手(周囲)の運勢の影響を受けやすいともいえます。
家族や恋人、身近な同僚や上司などの運勢も、それとなく参考にしてみてください。
それはさておき、蟹宮の近未来運をみてみましょう。
昨今の運勢ディレクションで、強いて何かを挙げるとすれば、自分のファッションや生活スタイルに対して、変えていきたい状況になんとなくあるということです。
強い意志ではなく、これまでとは違う服装やライフスタイルに転換していこうかな、といった程度での変化です。
もし、強い意志が生じているのであれば、それは他に持っている他の星座宮からの影響でしょう。

身近な人や他の星座宮の影響のほうが強い年

2007年の最も大きな星のディレクションを挙げるとすれば、今年(2007年)は、スキルアップのチャンスです。おススメですよ。
新しい知識や技術を修得する、あるいはまた、発揮していくチャンスなのです。
そういった、自分の魅力を磨いて、また発揮していくことで、来年(2008年)はパートナーに恵まれます。そういう可能性が一段と高まるということです。
個人的にもそうです。
また、仕事上のコラボレーションや取引先といった相手とのパートナーシップが強まりやすくなるといったことも、同様です。
まずは今年、自分自身の知識や技術などスキルアップや、発揮しておくベースが必要だということです。そういったことを充実させておくと良いですよ。
今年(2007年)後半や年末あたりから、若干引きこもりがちになる気持ちを逆転させるとラッキーです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の蟹宮は、現実の生活において完璧なノウハウを提供します。人と人とが共存し共に栄えていくために必要な気配りや、個性をもって存在していくために必要な自我の意識などを示します。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人の2007年は、これまで何か動きづらかった状況から解放されたかのように、フットワークが軽めになります。
もとともが強がりなので、あまりオモテには出しませんが、星のディレクションによって、この1〜2年は人間関係がギクシャクとして、うまく運んでいないことが多いのです。
身近な友人や恋人、人によっては家族、仕事では相棒や取引先との関係が、なぜかうまくいきづらかったといえるでしょう。
その一因に、自分が相手に幻想を持ってしまったり、思い違いをしていたりすることがあるのです。
そういう状況から、すでに抜け出た人もいますが、今年は、獅子宮の明るさが出やすくなっているでしょう。
こういう状況は、芸能や文芸や芸術など、フィクションを職業としている人にとっては、貴重な体験になります。
逆に、政治や実務など現実を仕事にしている人にとっては、自分は慎重になっているのに、周囲に対しては読み違いをしていたり、何かうまく回っていかないという状況が生じやすくなっています。
すでに抜け出た人も渦中の人も、完全に抜け出るまで、あと数年は念のためご注意ください。

気分とフットワークがずいぶんと軽くなっっていく年

今年(2007年)前半までの約2年間は、これまで培ってきた見識や実力が本物かどうか試された期間でした。
当然、若く未熟な人ほど試練として現われた可能性が高いのですが、若くても実力や内容が備わっている人は、責任ある立場が与えれた人も多いでしょう。
ここで、大きな人生の流れからアドバイスを差し上げておきましょう。
今後の約10年間は、次の活動期に向けて、内面を充足させていく期間に入ります。
これまで築いてきた地位や実力を活かしつつ、学んでいく期間です。
ちょうど秋の収穫を倉庫に蓄え終えた時期にあたりますので、さらなる実りへの挑戦というよりも、在庫管理を行いつつ、土壌を肥やし耕していく期間と考えましょう。
もちろん、他に持っている星座宮も影響しますので、必ずしも100%ということはありえません。
そういう一面がある、ということです。
じっくりと腰をすえて、その後の活躍すべき時に向けて、自分自身の見識や実力をさらに一層高めていくことが、星からの願いです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の獅子宮は、宝瓶宮時代の人間社会を維持し、生きていく模範者としてパートナーシップを発揮します。自己の誇りを保ちつつ犠牲的精神によって、人間の尊厳を表わし、お互いに信頼しあうことを身をもって示します。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、近年、もっとも大きな人生上の変化をもたらす星のディレクションを受けています。
これまでの10年間のある一時期に、結婚や離婚を経験したり、転勤や転職など仕事上の大きな変化があったり、あるいは家族構成の変化や引っ越しなど、これまで自分が馴染んできた生活習慣や環境、あるいは考え方が根本から変わった方も多いはずです。
この根本からの激変をもたらす星のディレクションは、ほぼ過ぎ去りました。
しかし、所属していたグループや組織からの離反や、新たな絆を結ぶ星のディレクションは、まだ継続中です。
この関係変化をもたらす星のディレクションは、5年程前にはじまり、あと数年続きます。
個人的には、古い友人との別れと新しい友人との絆がほぼ同時に生まれたり、元カレ元カノとの別れとともに新しい彼氏彼女がすぐにできるといったことが起こりやすくなっています。
こういった変化は、意地を張ったり、変化から逃げようとするほど、運勢を悪くすることが多いものです。
新しい変化にあっさりと妥協するか、それができなければさっさと諦めて次へ移って、新しい絆を楽しむことです。

生活環境の変化から自己評価を下される年

早い人で2007年後半からは、今まで自分が培ってきたものが有形無形に評価を受ける星のディレクションが加わります。
責任ある立場に就かされたり、何らかの表彰を受けたり、コツコツとやってきたことが認められて現実社会の中で存在感を増すのです。
その評価は、これまでの長い社会活動の中で、あなたが努力してきたものです。
なので、逆にいいかげんに過ごしてきた人は、評価を受けられずに、試練を受けることになってしまいます。
いずれにしても、一つの山を迎えたことを悟りましょう。
これからは、今の立場を活かしながらも、他人を非難したり傲慢になることなく、より着実な自分磨きを意識的にはじめなければなりません。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の乙女宮は、キュートでセクシーな魅力をもって存在感を示します。そのパーフェクトともいえる立ち居振舞いによって、憧れや羨望の的となり、多くの人々を楽しませていくでしょう。

*ご注意 : ここに書かれた内容は、ご参考に留めおきください。
自存波に最も近い人間の心は、星のディレクションと同等か、それ以上に個人には影響します。 期間限定でみれば、星のディレクションを一時的に超える場合があるものです。
また、星のディレクションは相応の確信がありますが、その全部を記載しているわけではありません。 個々人のホロスコープ(出生天球図)によっては、20%〜90%と共鳴には幅があります。

【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2007 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.