宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

サシハラ天下と莉乃「野望」
― 指原莉乃 総選挙1位の理由 ―

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今回は、AKB48 32ndシングル選抜総選挙で1位になったご祝儀記事です。
昨年2012年6月にHKT48に移籍なり、地元福岡で人気を得ました。
東京からは見えてこない「サシハラ1位」の理由です。

ヘタレ返上? これから本番? いずれにしても視聴率2連覇

指原莉乃

●第1稿 : 2013年 6月21日アップ

指原莉乃プロフィール

●大分県出身、20歳。
1992年11月21日生まれ。
射手宮の直前、蠍宮28度の太陽。
AKB48、5期生。太田プロ所属。
2012年6月、福岡HKT48のチームHに移籍。
ロリ系だったHKT48メンバーを成長させ、この1年で一躍、全国区に押し上げた。
その手腕や話題性から、今年2013年4月28日のライブ「AKB48グループ臨時総会」最終日の「春のメンバー人事発表」で、メンバー初のHKT48劇場支配人兼任となる。
高橋みなみ(牡羊宮)AKB48グループ総監督と、どっちがエライ? といわれるほど。

「誰もが驚いたサシハラ1位」…だそうです。
東京キー局や中央マスコミからは、そう見えたことでしょう。
しかし、福岡からの「景色」は異なりました。
開票速報で、2位と3位にWスコアで1位になった時点で、「サシハラ1位」を予感した地元、福岡や大分の人は多いと思います。

《 サシハラの地域貢献 》

東京からは見えない、のびのびとした「サシハラ」が地元にはいます。
細かくネットをチェックしていたり、情報交換をしている熱心なファンを除いては、多分、AKB48メンバーも知らない「サシハラ」です。
もっとも、サシハラ自身も気づいていないかもしれません。
東京キー局やマスコミ、またAKBグループの運営サイドから見た東京での「サシハラ」の風景と、福岡から見た「サシハラ」の景色は、かなり異なります。
天と地ほどとまではいいませんが、それほど「景色」が違うのです。
なので、星のディレクションを知っていたためでもありますが、「サシハラ1位」は容易に予測できました。
本音をいえば、昨年1位の大島優子(天秤宮)を2連覇させて、卒業がベストと思っていたのですが、客観的な読みは、どうしても指原莉乃(蠍宮)が1位なのです。
占星学的な理由は最後に書きます。
昨年2012年6月、サシハラはHKT48に移籍になりました。
その後の地元福岡での状況や周囲の反応を見ると「サシハラ1位」は確定的でした。
サシハラ人気は、それほどスゴかったのです。
もちろん、知る人ぞ知る限られた範囲でのお話です。
ファンの人々がHKT48劇場に会いに来るだけなら普通なので、1位にはなりません。
そうではなく、地元福岡でサシハラによる「イベント」を見に来たり、またサシハラがプロデュースした「さしP商品」を買い求めるために、九州はもちろん、中国、四国、関西、関東など日本や海外からファンが押しかけてくるのです。
それを福岡の視聴者や商店街など、地元の人々が実際に目撃し体験しました。
サシハラ人気に驚きますし、盛り上がります。
改めて「さっしー」に関心を寄せ、地域密着で広く一般人にまでファンや応援層を広げたこの1年間だったのです。

One-Point ◆ サシハラが、HKT48を全国区にした功績は、誰もが認めています。それ以外に、福岡ローカル局、とくに九州朝日放送のアサデス「さしごはん」とテレビ西日本(CXフジ系)のタマリバ「さしP」のコーナーが、福岡、大分での指原莉乃の人気を下支えしているのです。サシハラにとっては恩人的なTV局やスタッフでしょう。


タマリバ「さしP」みのしま商店街

さしPみのしま商店街

さしP「さっしー弁当」

●指原莉乃プロデュース「さっしー弁当」の発売開始!
写真上は、当日、全国や海外から押しかけたファンや視聴者の方々で、かつての賑わいを取り戻した「みのしま商店街」。
地元福岡の人々が、さっしーの集客力と人気のスゴさを知った1コマ。
※2012.12.06放送 テレビ西日本より。

《 「サシハラいじり」の効果 》

東京キー局の風景は例えばこんな感じです。
東京キー局では、サシハラが出てくると、当然のようにサシハライジメのような「サシハラいじり」によって、笑いを取りにいくのが定番です。
サシハラは太田プロの所属なので、同プロ所属のダチョウ倶楽部、有吉弘行、土田晃之といったお笑い芸人が率先してサシハラをいじることもあって、周りの芸人もとにかくサシハラに「チャチャ」を入れて笑いを取りにいきます。
東京では、サシハラを「バカ」にしてナンボといった風景があるのです。
それを見て、それが「サシハラ」だと思うと間違います。
「サシハラいじり」が成り立つのは、いじる側の力量だけではなく、それ以上に、なによりも明るく受け返して、見事に笑いにもっていくサシハラの「いじられ芸」の力量やキャラ(個性)があるからです。
そんなとき本人は、少なからず「孤独」を感じていたようですが、それをいっさい見せずに、笑いにもっていくサシハラは、若いながら「プロのアイドル芸人」です。
当然、プロの芸人側もテレビ局のスタップも、それを見抜いています。
そういったサシハラのプロ意識や力量やキャラ(個性)があるために、安心してあいさつがわりに「サシハラいじり」を行なえるという寸法です。

One-Point ◆ 実は、この「サシハラいじり」がサシハラ人気を生む大きな要因になっています。ファンや視聴者の一部が同情し応援するようになるためです。とくに福岡や大分はそうなります。また、明るくけなげに振る舞う20歳の指原莉乃から元気をもらう人もいます。それを知ってか知らずかAKB48メンバーも「サシハラいじり」をしますが、そうするほど結果、サシハラは逆にファンや応援する人を増やしていくという仕組みがあります。


さっしー「三冠達成」

●AKB48 32ndシングル選抜総選挙(2013.06.08)で、サシハラは見事「三冠」を達成!
1、総選挙1位(史上最高得票数)
2、視聴率1位(32.7%)
3、AKB48以外で初の1位
これまで4回の総選挙で、大島優子(2回、天秤宮)と前田敦子(2回、蟹宮)以外での1位。
AKB48の楽曲なのに、AKB48以外のメンバーが1位センターという異業、違った、偉業です。


強運「1位」の予兆エピソード

●5月21日に投票開始で、翌22日の開票速報で1位をマークしたさっしー。
翌週27日、月曜レギュラーを務める「笑っていいとも」でのエピソード。
昨年に続き、今年も「願掛けルーレット」に挑戦。
昨年は、開票速報4位で「ルーレット」は6位。「リアル〜」の声ながら、本開票も4位。
今年の「願掛けルーレット」は、さっしーが投げたダーツは、なんと数少ない1位に命中。
その後、6月4日に小堺一機の「ごきげんよう」にSKE48の松井珠理奈(魚宮)とセンターバカことAKB48の川栄李奈(水瓶宮)と登場したときのエピソード。
さっしーが投げたサイコロは、見事「当たり」の出目。
続けてスタジオ観覧者へのプレゼントで、くじを引いたさっしー。
すると、ここでも出た数字は1位を予兆させる「1番」。
結果、4日後の選抜総選挙で1位をキープという強運ぶりを発揮。
さすが「もってる」。

《 視聴率女王サシハラ 》

一方、福岡ローカル局の「景色」は、東京キー局とは正反対です。
そのすべては、昨年2012年の第4回選抜総選挙で、サシハラが「1位」になったことに起因します。
「えっ、1位? サシハラは去年は4位だよ」
そう、投票数ではそうです。
昨年の選抜総選挙では、1位が大島優子(天秤宮)で、10万8,837票と、初の10万台を突破しています。
2位の渡辺麻友(牡羊宮)に3万票もの差をつけ、ぶっちぎりでした。
3位は、鹿児島の南日本放送「TEGE2(てゲてゲ)」が応援する柏木由紀(蟹宮)です。
続いて指原莉乃が4位、6万7,339票でした。
しかし、サシハラは、1位の大島優子と卒業した1位の実績を持つ前田敦子(蟹宮)が抱き合ったシーンの26.5%を抜いて、4位のコメントをしていたとき、一人で28.0%という瞬間最高視聴率(いずれも関東)をたたきだしていたのです。
それゆえ「1位」なのです。
その直後、理由あって福岡のHKT48に電撃移籍になります。
これには、福岡ローカル局は「棚からボタ餅」状態で大喜びです。
にわかに色めき立ちます。
なんたってミリオン連発のトップアイドルグループで「視聴率1位」が福岡に来るのですから当然です。
福岡ローカル局は、当時から「サシハラサマ」扱いでした。
東京やAKB48では、「理由あり」で飛ばされた「のけ者」扱いの「孤独」なサシハラですが、福岡や大分では地元出身というだけではなく「視聴率女王様」ゆえに大歓迎されているのです。
AKB48やファンにとっては投票数1位の大島優子がセンターでも、テレビ局では視聴率1位のさっしーがセンターなのです。
にもかかわらず、東京キー局では、どこかAKB48にはばかったサシハラ扱いをしていますが、福岡ローカル局はHKT48が地元なので全面バックアップです。
実際、サシハラのHKT48移籍と同時に、即、九州朝日放送とテレビ西日本のレギュラーが決定しました。
今も続く人気のコーナーでこの1年間、サシハラは地元の注目度を高めました。
同時に、それはサシハラ自身にも幸いしました。
2つのコーナーを通じて、サシハラは地元を盛り上げるなど貢献してきました。
結果的に、その人気や応援の下支えがあって、今年2013年の第5回選抜総選挙で1位への票を上乗せしています。

One-Point ◆ ちなみに、サシハラは「違法」なことをして移籍したのではなく、研究生時代に「暗黙のルール」を守っていなかったことがゴシップ記事になっただけです。その「ルール」は、レベルアップが必要な半素人集団に、そんな余裕はないはずという秋元康Pの私的見解から生まれたもので、法的には個人の自由に属する問題です。すでに4年も前の2008年8月に研究生から正規メンバーに昇格していますし、総選挙では27位→19位→9位→4位とステップアップしていますので、本来、問題はないはずです。ただ他のメンバーへの手前、移籍になったわけで、周囲がとやかくいう問題ではないし、サシハラにとっては大ラッキーな出来事でした。


注1:コージー先生は大物!

●サシハラが、わざとタメのように接するコージー先生。
実は、スゴイキャリアの持ち主。
コージー先生こと、福岡市西区の日本料理「たか松」のご主人、高松幸治さんは、日本料理「てら岡」や、道場六三郎の「六三郎」福岡店、シーホークホテルの料理長などの経歴を持ちます。
かつて「TVチャンピオン」という番組で、日本料理のチャンピオンになったこともある腕前の持ち主です。
ふつうならビビる、そういった先輩にも、周囲のヒヤヒヤをよそに、テレビだからと物怖じせずに、タメで接するのが、サシハラの面白いところ。
初回こそ「!」のコージー先生も、いまやさっしーと仲良し。
いやはや、どっちの人物もスゴイ。

《 サシハラ・プロデュース 》

福岡ローカル局のコーナーを簡単にご紹介しておきます。
九州朝日放送の情報番組「アサデス」の「さしごはん」のコーナーでは、プロの料理人コージー先生(注1)から「ばかちんが」と言われながら、年の差を物怖じせず巻き込んで、MCのサポートもあり、掛け合い漫才よろしく笑わせています。
コージー先生が持ち込むオシャレで粋な季節のアイデア料理を、素人のサシハラが作るというだけではなく、サシハラ・エンターティンメントになっているところが、人気の秘密です。
料理に関係なく楽しめます。
もちろん、季節の料理のアイデアや作り方として、大変に参考になります。
それゆえ、主婦はもちろん、一般人にも、ファンにも、人気のコーナーになっているのです。
一方、テレビ西日本の情報番組「タマリバ」の指原莉乃プロデュースこと「さしP」のコーナーも秀逸です。
昨年、結婚した出口麻綾アナ(牡牛宮)の「秘書」としてのサポートが抜群。
サシハラをのびのびと…、というか、サシハラは自由に暴れまわって、キャラ(個性)を発揮しまくっています。
サシハラが賢いのは、福岡ローカル局がサシハラを大事に扱っていることを知っていて、わざと「傍若無人」キャラを演じていることです。
「意外性こそが面白い」というテレビの特性を、どうも天性のカンで知っているようで、常識的に小さくまとまらず、カメラの中で暴れまくる、サシハラ恐るべしです。
このコーナーでは、サシハラのプロデュースで地元福岡を盛り上げるというコンセプトのもと、視聴者からの応募も受けて、イベントのアシストや商品開発を次々に行なっています。
サシハラが登場すると、保育園や学校では大喜びですし、地元商店街では「さしP商品」の発売日に、いったいどこから嗅ぎ付けてくるのか、全国各地や海外からもサシハラ・ファンやテレビを見た視聴者が大勢押しかけてきて、商売繁盛です。
お店や商店街が大盛り上がりになるので、商店街の人々は改めて「さっしー」の力を見直し、注目したり応援するようになります。
こういった人々が、東京キー局で「イジメ」られる(笑)けなげな「さっしー」を見て、逆に「ファン」に回るのです。
「さしP」の地元密着ぶりは、同じ町内で何度か出前を頼んだり、行ったことがある小さなラーメン屋さんにまで及んでいました。
たまたま、お昼どきに近くを通ったら、ちょうど店のおやじさんが外に出ていたので、サシハラが自分で描き「きんぎょっちちゃん」と名付けた金魚のキャラクターがフタに貼ってある「テイクアウト炒飯」をどんなものか注文しました。
持ち帰って試食です。
このおやじさんも好い人で、当然、サシハラに投票していました。
福岡は、地元意識が強いし、情深く、地元自慢のところがありますので、「会いにいけるアイドル」どころか、「会いに来て盛り上げてくれる(われらの)サシハラ」に、こういった一般の人々が一票を投じているのです。

One-Point ◆ 大分も同様です。大分市の観光大使を務めるサシハラを、市長はプッシュアップしていますので、大分からも相当数の票が入っています。東京からは見えてこない、このような地元福岡や大分の動きから、開票速報1位の時点で「サシハラ1位」は読めたのです。それがAKB48選抜総選挙史上、最高の15万570票の獲得につながっています。また、今年の瞬間最高視聴率もサシハラが1位で、32.7%(関東)。早々と視聴率で「2連覇」を達成しています。


「きんぎょっちちゃん」

●指原莉乃プロデュースの「テイクアウト炒飯」のフタに貼ってあるキャラクター「きんぎょっちちゃん」。
確かに「きたなウマい店」というキャッチフレーズの小さなラーメン屋さんのカウンターには、水槽があって、大きな金魚を飼っていたのが印象的でした。

きんぎょっちちゃん

《 星からみた「1位」の根拠 》

最後に、星のディレクションをご紹介しておきます。
昨年2012年10月6日から正式に「組織運営変革の深化」のディレクションが始まりました。
このサイトでも何度かご紹介してきたディレクションです。
宝瓶宮占星学の観点からみると、AKB48というのは「AKB48と個性表現の時代」にも書いたように、個々人の「個性」を重視した活動を展開しています。
そのため、今の宝瓶宮時代と共鳴して運勢やディレクションを受けやすくなります。
当然、今年の第5回選抜総選挙にも「組織運営変革の深化」のディレクションは働きます。
日本の政治・経済・社会への「組織運営の変革」だけではなく、近未来予測のページなどに書いたように、会社組織、家庭、また一人ひとりにも働き、そして当然、AKB48グループにも「組織運営の変革」が起こると読んでいたのです。
そのため、常連のAKB48メンバーではなく、それ以外の名古屋のSKE48や大阪のNMB48、またHKT48のメンバーから1位が出て、「組織運営の変革」がもたらされる可能性は、充分にリーディングできていました。
運営サイドが決める選抜メンバーではなく、宝瓶宮時代の流れに沿った民意(ファン意)で決まる選抜選挙なので、特にそうなります。
結果、上述の福岡の「景色」からも、また開票速報でWスコアの1位になったことからも、全国区であり福岡・大分地方区でもある両方の地盤を持つことからも、「サシハラ1位」は容易に読めたわけです。
ちなみに、尾張名古屋のSKE48のW松井こと、松井珠理奈(魚宮)と松井玲奈(獅子宮)は、それぞれ6位と7位に順位を上げ、AKB48の牙城だった「神7(カミセブン)」こと上位7名の一角をついに崩しました。
次に、サシハラ個人のホロスコープ(出生天球図)からも、1位の可能性は充分にリーディングできていました。
それは「AKB48の「ヘタレ」さしこ」にもヒントを書いています。
詳しくは、「レクチャールーム」で解説しますので、ここでは簡単にご紹介しておきます。
サシハラのホロスコープ(出生天球図)をみると、太陽と冥王星が合(コンジャンクション=0度)です。
簡単にいうと、「頂点」か「どん底」か、一夜にして入れ替わるような運勢を持ちます。
他の星の影響もあって、サシハラはもともと、たとえ社会の「どん底」に落ちても、そこから不死鳥のように復活したり、這い上がって「頂点」に立つことができる運勢を生まれ持っているのです。
「理由あり」でHKT48に移籍になったのも運命ですが、本人の「自分を捨て切る」活躍で、そこから頂点に昇れる、無能なゆえの「ヘタレ」とは異なる、強い運勢の持ち主がサシハラです。

One-Point ◆ だからといって「1位」をとって傲慢になれば、また「どん底」をみる可能性はあります。ただ、今年2013年11月21日の誕生日前後から、向こう2年間ほど、サシハラには「独立」も含めて、さらに「化ける」可能性のあるディレクションが訪れます。どれを選択するかはサシハラ次第ですが、「天下とりの野心」や「野望」が芽生えても、おかしくない時期になっていきます。




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