宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

共鳴−潜在世界と人の心
―見えない世界の三つの力―

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3回めのお正月プレゼンツをお届けいたします。
今回のテーマは、運勢とも関わる潜在世界の見えない力についてです。
それは人の心と共鳴という関係によって人生に影響を与えています。

◆お正月プレゼンツ◆  あなたは何と共鳴しますか?

潜在世界イメージ

●第1稿 : 2009年01月06日アップ


占星学上の時代=「プラトン月」

●占星学上の時代とは、プラトン月(グレート・マンス)をいいます。
通常の歴史で使われる時代区分ではなく、古代ギリシャのピッパルコスによって発見されたプラトン年(グレート・イヤー)に基づく占星学における時代区分のことです。
パーソナルな「占い」に偏重した西洋占星術では、あまり重要視されないのですが、宝瓶宮時代の新しい西洋占星術「宝瓶宮占星学」の根拠自体が、25,920年の宇宙的周期を持つプラトン年の中のプラトン月、その一つである宝瓶宮時代によっています。
占星学上の時代区分はまた、人類歴史のパラダイム(枠組み:価値観)を規定しています。

「双魚宮時代」と「宝瓶宮時代」

●占星学上の時代区分の一つで、「双魚宮時代」は、紀元前170年頃から1989年頃まで、占星学における魚宮や、その支配星である木星や海王星の象意に基づいた時代です。
簡単にいうと、宗教や世俗の権力によって人類社会の規範が保たれてきた時代です。
「宝瓶宮時代」は、1989-90年に始まり、今後2,160年間ほど続きます。
占星学における水瓶宮や、その共鳴星(西洋占星術では支配星)である天王星の象意に基づいて、人類歴史が営まれていきます。
簡単にいうと、波動を含めた共鳴に基づく自由と平等と友愛精神(博愛)による現実社会の実現時代です。
詳しくは「宝瓶宮時代と占星学」や「宝瓶宮時代の根拠」などをご一読ください。

少し面倒ですが、重要なお話をいたします。(笑)
「お正月プレゼンツ」の流れ上、せざるをえないので、面倒でも仕方がありません。
広大なテーマなので、スペース上、表面的にしかお届けできませんが、ご興味があればご一読ください。

《 「人間」という心の関係の本質 》

過去のお正月プレゼンツでは、「宝瓶宮時代と宇宙意志」(2007)、「宇宙存在−人の生きる理由」(2008)をお届けしてきました。
この二つは、「宝瓶宮占星学−4.フレームワーク/ホロスコープの三要素と時間軸」で述べた占星学のリーディングに必要な「時間」と「空間」と「人間」という三軸のうち、「時間」と「空間」について述べたことをお分かりだと思います。
簡単にご説明いたしますと、「時間」は人類においては歴史、すなわち「時代」ということですが、占星学上の時代には、そこに宇宙意志が本質的に働いているということです。
また、「空間」というのは、人類からみると「宇宙胎内システム」の連鎖であり、そこにおいては、人間の創造と成長を営むことが生の本質だということです。
というわけで、第3回めのお正月プレゼンツ「共鳴−潜在世界と人の心」は、「時間」「空間」「人間」の三軸のうち、最後の「人間」に関する見えざる潜在意識下の関係の本質について、簡略ながらお届けいたします。
ここでいう「人間」とは、「時間」という時の流れ、「空間」という存在とともに、人の心の関係性を意味していることをご理解ください。

One-Point ◆ 人間の本質は、心でもなく、体でもなく、潜在世界を含めた関係性にあります。心は重要ですが、肉体を無視して真実は語れません。なぜなら、心の関係と同時に、肉体の関係によってのみ、心を持った唯一の価値(人間)が創造(誕生)していくからです。

《 関係する数と質は価値や重要度を表す 》

皆様は、「関係」というとき、関係が何を示していると思われますか?
ある存在(A)が、どれだけ他の存在と関係しているか、また、それらがどんな対象かということは、そのまま存在(A)の宇宙における「価値や重要度」を表します。
単純な言い方をすれば、関係している数と質によって、その存在の価値と重要度が計れるのです。
分かりやすい例を挙げてみましょう。
太陽系の中で、最も価値ある重要な星はどれでしょうか?
当然、太陽です。
太陽がなければ、太陽系自体が成り立ちませんし、太陽は小惑星なども含めて最も多くの星と関係を持っているために、太陽系の中では最も重要な星なのです。
敢えて他の星も順位をつけるとすれば、太陽についで重要なのは、土星や木星や天王星ということになります。
土星や木星は61〜64個もの衛星(不確かなものも含め仮符号がついている衛星の数=2009.5.7の時点「国立天文台:惑星の衛星一覧」)を持っているのです。また、土星や天王星には顕著なリングという存在もあります。
しかし、星の数だけではなく、あらゆる存在(元素ではありません)と関係する数をみたときに、太陽系の中で、いえ私たちが知っている宇宙の星の中では、この地球に勝る存在はありません。
なぜなら、地球には、空気や水、植物や生物など、生態系と呼ばれる数多(あまた)の存在があって、複合的な関係を築いているからです。
それゆえ地球は、太陽や土星とは別の意味で、最も価値がある重要な星ということになります。
では、地球上の生物をみたときにはどうでしょうか?
微生物から大洋のクジラまで、数多くの生命体が地球上に存在していますが、ご存じのように、人間ほど多くの存在と関係しているものはありません。
それは、物質存在だけでなく、無形の宗教的霊性や芸術的感性、哲学的思考や科学的法則、倫理・道徳・法律、文学や音楽など実に多様な分野に及びます。
それゆえ、すべての存在物の中で、人間は最も価値があり重要な存在なのです。
それは、心という見えない関係を抜きにして考えることはできません。

One-Point ◆ 同じことが人間どうしにおいてもいえます。その個人がどれだけ有形無形の存在と関係しているか、またどんなレベルで関係しているか、ということをみれば、その人がどれだけの価値と重要度を持っているのか、ある程度は見えてきます。
※注:個性や人権といった面からは、老若男女、肌の色、家柄、貧富、地位などに関係なく、人はすべて平等です。


ジコチューや殺人者の関係度

●右の本文に書いたように、関係する数と質によって、その存在の価値と重要度が計れます。では、ジコチュー(自己中心者)や殺人者は、どんな位置づけになるのでしょうか? 念のために書いておきます。
ジコチューというのは、自分にしか関心を持たない人です。そのために、人との関係が狭い、人はアウトオブ眼中という面で、関係する範囲が狭く、やはり価値や重要度が低い人です。
では、殺人者はどうでしょうか? たくさんの人を殺せば、多くの関係を築いたことになりますか?
当然、逆ですよね。殺人は関係を絶つことにほかなりません。しかも、非合法的に自分から関係を断ち切るという点においても、最低の価値や重要度ということになります。

《 「対立二元論」から「友愛共存論」へ 》

話は変わりますが、人類がどんな関係によって歴史を築いているかは、時代によって変わります。
ここでいう時代とは、宇宙的なプラトン年によって規定される2,160年の周期で移り変わる双魚宮時代や宝瓶宮時代といった占星学上の時代のことです。
これまでの約2,000年間の双魚宮時代は、「善と悪」や「支配と被支配」といった関係によって人類歴史を営んできました。
それゆえ、神とサタン(悪魔)といった善悪二元論に基づく倫理規範を説く宗教や、専制君主と平民といった身分差による世俗の権力構造によって、長い間、社会が維持されてきました。
しかし、時代は宝瓶宮時代に変わりました。
宝瓶宮時代は、友愛精神に基づく現実社会の実現に向かいます。その根本には、「共鳴」という関係がテーマになっています。
ちなみに、宝瓶宮時代の影響が人類歴史に現れはじめたのは、17世紀のガリレオあたりからで、正式に始まったのは、約20年前の1989〜90年「宝瓶宮時代のビッグバン」からです。
それゆえ17世紀以降の双魚宮時代は、宝瓶宮時代の前史と重なります。
宝瓶宮時代は、「対等」や「共存」、また「友愛」といった関係によって人類歴史が営まれていきます。
老いも若きも、男性も女性も、白人も黒人も、出自身分に関係なく、同じ人間として対等に交わっていく時代が、宝瓶宮時代の主流として広まり実現していきます。
それは「神権」や「絶対王権」から「人権」(本当は個性の尊重です)への転換であり、専制君主制度から自由民主主義への移行です。
人は、このような時代によって規定される関係性から逃れて生きることはできません。
西洋占星術(学)をご存知の方なら、この関係の在り方が、魚宮(双魚宮)や水瓶宮(宝瓶宮)の象意と一致することをご理解できるでしょう。

One-Point ◆ もちろん、正しいサイン(宮)の解釈でなければなりません。また、双魚宮時代の「対立二元論」による関係の在り方も、宝瓶宮時代の「友愛共存論」による関係の在り方も、人類歴史において必要だったということなので、どちらが正しいという話ではありません。それゆえ、現在の共存関係の立場から過去の対立した出来事を一方的に批判するのは間違う場合も多いのです。


スピリチュアル・ブームの弊害性

正当なスピリチュアリズムは、必要なので否定しません。
しかし、スピリチュアル・ブームには、不思議な出来事ゆえに何とか知ろうと一般の人が興味を持って成り立っている一面があります。
それ自体は、人間の習性なので正当です。問題は、ブームに便乗して、あることないこと言い募ったり、誤りを鵜呑みにしたまま、信じ込んで、タレ流しにし、二次被害、三次被害が生じてしまうことです。
「前世」や「カルマ」にしても、そう見えるだけで前世やカルマだと信じ込んでしまうのは、問題の解決の道を放棄することにもつながりやすいので、やはり危険なのです。

《 潜在世界の見えない力の作用 》

話は再び変わりますが、「人間」という心の関係性をみるとき、どうしても潜在世界に目を向けざるをえません。
人類歴史はいうにおよばず、すべての物質世界の関係は、見えない潜在世界との関係に起因して発現しているからです。
太陽と諸惑星が、なぜ半永久的に関係しているかということも、決して物質的なヒモで繋がっているわけではなく、潜在世界の引力や遠心力やその他の見えない力に起因していることはご存じのとおりです。
人類歴史をみても、双魚宮時代がなぜ「善と悪」や「支配と被支配」といった対立二元論によって運営せざるをえなかったのか、また宝瓶宮時代はなぜ「自由・平等・博愛」といった友愛共存論によって運営されていくのかということも、結局、潜在世界の見えない力に起因しているからです。
人間どうしの好き嫌いや感情をみても、心や想いといった潜在世界の見えない力が作用して関係していることを否定することができません。
同じようなことは、人と人だけではなく、人とモノや、人と動植物や、人と環境においてもいえます。 モノや動植物や環境が、人に潜在的な影響を与えるだけでなく、人の心や念、あるいは心からの言葉掛けが、個人差はありますが伝わり、特に動植物には顕著な変化をもたらすことが起こります。
もっと不思議なことは、現存している人間だけではなく、過去に生存してすでにこの世にいない人からの影響を受けることもあるという事実です。
皆様は、どこまでご理解できますか?
世の中はスピリチュアル・ブームらしいのですが、こういった潜在世界の存在様相を理解しないままゴッチャに扱うと、間違うことが多いのではないでしょうか?

One-Point ◆ 事実、テレビでまことしやかに放送されているスピリチュアル番組が正しいとはかぎりません。良心的や倫理的であれば、それも真実へのプロセスとして許容できるのですが、一部の「占い」や「開運法」の中には、疑問を抱かざるをえないものが少なくありません。


占星学からみた共鳴の作用

●占星学の観点から少し補足しておきます。
潜在世界との関係は、「自分の意志や性格や感情など、心の持ち方との共鳴によって行われる」と書きました。
「性格や感情」というのは、主に占星学でのネイタル・ホロスコープ(出生天球図)が象わします。
しかし、どんなに星が動いたとしても、共鳴しなければ影響を受けません。
逆に、強く共鳴して影響を受けてしまう場合もあります。
それが進行座相やアスペクト(座相や位相=ディレクション)によって象わされます。
ただし、その人が自分の意志や心を強く持てば、影響を弱めることも、活用することも可能です。
ちなみに、パーソナル・プラネット(太陽・月・水星・金星・火星)ほど、影響をコントロールしやすく、トランス・サタニアン(天王星・海王星・冥王星)ほど難しいのが実状です。
※星のディレクション:宝瓶宮占星学で「星のディレクション」という場合は、単に座相や位相をさすのではなく、新しい解釈に基づく人生上の意図や方向性といった意味も持たせています。

《 心の持ち方と共鳴する潜在世界 》

潜在世界には、どのような見えない力があって、私たちの性向や運勢に影響しているのでしょうか?
今回のテーマである「人間」という心の関係からみると、潜在世界には三つの力が働いています。
逆の言い方をすれば、私たちは、この三つの見えない力の影響を受けて無意識のうちに何かを感じ、考えたり、判断したり、行動したり、生活し、歴史を営んでいる面がどうしてもあるということです。
すべて…、ではありません。
これら三つの力と関係する広さや、深さや、そのレベルは、一人ひとり千姿万態、千態万様、千差万別(笑)、かなり違っています。
このように違う三つの見えない力を、それぞれの内容とレベルによって受けながら、一つの空間をみんなで共有し、一緒に過ごしているのが現実社会の実状です。
それゆえ、ビジネス社会では、多種多様な考えや価値観や感情やレベルによる混乱や余計な影響をなるべくなくしてスムーズに取り引きができるように、ビジネスのノウハウや暗黙のルールなどが定められているのです。
それはともかく、潜在世界の多様な見えない力と、どのように関係しているのかというとき、自分の意志や性格や感情など、心の持ち方との共鳴によって行われています。
人は誰でも、意志や性格や心の想いをもって行動しています。
それらが、感情的になったり、衝動的になったり、計算的であったり、高潔であったとしても、それが本人にとっては普通であるために、この「普通」が無意識のうちに潜在世界の三つの力との共鳴関係の在り方を決定しているのです。
ご理解できますか?
自分にとっては「普通」であり、「当たり前」ということが、その人の価値や重要度を示しているということです。

One-Point ◆ 自分にとって「普通」であることが、他人にとって「当たり前」ではないことは、日常茶飯事です。またその逆も同様です。問題は、そこに気づいて、自ら、自分の個性や意志や考えを高いレベルの方向に導いていけるかということです。そのためにも、潜在世界の様相をある程度は理解しておくことは必要だといえます。


表情や姿勢も自然と共鳴している

●「宇宙意志の力」と「自然存在の力」は、大きな括りでいえば、大自然の力といえます。
時間と関わる「宇宙意志の力」に、人為が働く余地はありません。
ところが、存在に関わる「自然存在の力」に対しては、人間は影響を受けると同時に、それらを避けることができます。
転居して環境を変えたり、存在の色や形を変えたり、別の存在を選択すればよいからです。
面白いことに、自分の表情の形や、体の姿勢さえも、案外、大きく自分に作用しています。
多少辛くても、独りのときでも、なるべく明るい表情の顔形や、視線を上げて背筋を伸ばした姿勢をとっておくと、必要以上に低い運勢に落ちにくくなるということです。

《 宇宙意志の力と自然存在の力 》

最後に、この三つの見えない力をご紹介して終わることにしましょう。
根本にあるのは、宇宙の見えない働き、すなわち時間の本質である宇宙意志の力です。
私たちがこの宇宙に存在する以上、宇宙の営みの根本である潜在世界の力から逃れることはできません。
それが時間(=時代)と共に人類の社会規範の発展や個人の成長を促す方向にプログラムされて働いている宇宙意志の力です。
植物や生物の自然な発育も、星の運行も、この力によってなされています。
それゆえ、星の位置や動きをリーディングすることによって、個人や人類社会への運勢作用を読み取ることができるのです。
それを試みてきたのが、古代オリエントの占星学であり、西洋占星術であり、宝瓶宮占星学という実星に基づく占星学の流れです。
次に、物質そのものや風土環境、姿勢などに内在して働く潜在世界における自然存在の力があります。
色や形や姿、様相には、それを存在ならしめている見えない力が備わっています。
人間は、その力とも共鳴し、いくばくかの影響を受けているのです。
疑わしい方は、部屋を真っ赤や真っ青にして、しばらくの間、生活してみましょう。
もちろん、目を開けて色を見る必要はありません。
また、一日中、特定のクラシック音楽かまたはロックのビートの中で生活してみましょう。
その際も、音を聞く必要はありません。その環境に身を置くだけでよいのです。
意志の強さや共鳴のしやすさによる個人差はありますが、長い時間、生活していく中で、何かが変わっていくはずです。
その関係を、それなりに解き明かして運勢判断に活用しようとしてきたのが、風水であり家相、ひいては手相や人相などです。
色や形や容姿、様相といった「相」をみることによって、関係を知ろうとしているのです。
それらが、どこまで正しいかということは今回のテーマではありません。
最後は、皆様が知っているようで、実は誤っていることも多い心霊世界の力です。 今、流行の「前世」や「カルマ」もこの類いです。

One-Point ◆『前世』『カルマ』と占星術」のページに書いたように、占星学は心霊とは関わりのない、いわば自然作用の力で、「前世」や「カルマ」に見える現象や「ソウルメイト」や「守護神」は、人間による心霊作用の力です。この二つをゴッチャにすると間違ってしまいます。


「前世」と間違える憑依的共鳴

●この前、久々にとあるスピリチュアル番組を見ました。
ゲストは元M。でした。スピリチュアル・カウンセラーなる人物は、M。の初期メンバーは海外の歌を口ずさんで頑張っていた姉妹が「前世」ですと語っていました。
残念ながら、逆です。それらは「前世」ではありません。
頑張る初期M。の波動に、過去の姉妹たちが共鳴して憑依(ひょうい)的なつながりをもったのです。
彼でさえ、それを「前世」と読み間違えているのです。
彼は洞察力が深く、また倫理的なので、私は否定しませんが、「これは物語として聞いて欲しいんですが…」くらいは言ってほしかったですね。(笑)
※この項、2009.01.26付記

《 心霊世界の力と自分の自由な意志 》

心霊世界の法則を簡単にいうと、一般に肉体に近く、肉体で感知できるものほど高いレベルではありません。
霊視、霊聴、霊言、自動書記といった直接肉体に関わる霊作用や霊存在は、実は未熟な低レベルの霊が多いということです。
目に見える幽霊や、コックリさんといった自動書記に類するものと関わろうとせず、意識や関心さえ向けないことが正解です。
意識や関心を持つだけで、自分のレベルを下げたり、共鳴してしまうことが起こります。
もし、高い霊格をもった存在が、何らかの意あって降臨してきたとすれば、癒される感じがしたり、穏やかな感動を受けることが起こります。場合によっては、眩しい光りや妙なる音色を伴うこともあるので、そちらに意識や関心を向けておいたほうが、運勢は開けやすいのです。
そうでなくても、普段からなるべく高い平和な心境に自分の意識や関心を保ち、強い意志をもつことが重要です。
少々の霊能者が霊や前世なる存在とコンタクトしたといっても、ほとんどは怨念霊や俗にいう未成仏霊だったりして、決して高いレベルではないことが多いので、お告げに惑わされないようにすることです。
早い話が、霊能者の霊格レベル以上の霊と簡単にはコンタクトはできません。
霊能者の正しい心(霊波)と共鳴して、高い霊のほうから一時的に降りてくるか、引き上げてくれないと高級霊とはコンタクトできないのです。
さて、このような潜在世界の三つの見えない力の中で、悪意を持つことがあるのは、この心霊作用だけです。
あとの二つは、占い師がかってに「吉凶」と間違って解釈しているだけなので、不幸にする力や悪意はありません。 受け取り方の問題や占い師の見識や解釈のレベルに課題があるだけです。
こういった潜在世界との共鳴関係をある程度は分かっていないと、誤った占断をする可能性が出てまいります。
皆様に知っておいていただきたいのは、潜在世界の力をどう活用して性格や運勢を高めていくかということは、ひとえに自分の心の持ち方や捉え方による共鳴にかかっているということです。

One-Point ◆ 潜在世界の三つの力と共鳴するのは、自分の意志や心の持ち方です。間違わないでいただきたいのは、この三つの力をも超えて、最も強く自分自身に作用できるのは、自分の意志の力だということです。それゆえ、意志の力をコントロールし、正しく強くハッキリと持った人が、潜在世界の三つの力とも共鳴して何事かを成し遂げていけるのです。

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