占星術に挫折したワケ
[三者珍問答]
― 八っつぁんと熊さんとの会話 ―

私「そういうことなんですよねぇ」

八っつぁん「何、言ってんだ。オメェは？」

熊さん「分かんねェ…」

…といった内容のお話です。

禅問答よりは分かりやすいと思います。お楽しみください。

《 いつもの余計な前振り 》

八っつぁん「いつものことだが、分かりにくいんだよな、オメェの話は」

熊さん「ンだ、ンだ」

八「！？ 熊、オメェ、出身は東北か？ 山形か？」

熊「ンなこと、ねぇべさ」（山形の皆さん、間違ってたらゴメンナサイ！）

八「で、何が“そういうことなんですよねぇ”でぃ？」

私「あ、はい。実は…」

八、熊「早く、しゃべれよ」（ハモる♪）

八、熊、私「！ ハモった！」

One-Point ◆ 前振りは以上です。なぜ占断や“ホロスコープ・リーディング”はむずかしいのか、西洋占星術を学びはじめた頃、挫折したお話です。その理由は…。

《 挫折の経緯 》

八「何度か聞いた記憶はあるけどよ“挫折”ってのは。何でだ？」

私「聞いてください、八っつぁん熊さん」

八「おうっ、こちとら気がみじけぇんだ、早く話せ！」

私「あ、はい。」

熊「なに、何？」

私「“占星術師”の方が占断したものをみても自分ではできないんです。何でそういう解釈になるのか分からなくて…」

熊「分かるぅ」

八「ホントか熊？ 占星術とかやったことねえだろ」

熊「ソだね」

八「カーリング選手じゃあるまいし…。今度はどこの言葉だ」

One-Point ◆ 西洋占星術を学びはじめた若い頃、見事に挫折しました。なぜそのような象意や解釈になるのか、皆目分からなかったからです。今なら宇宙この世界の根幹理論を見出しましたので、応用展開が出来て自分なりに分かります。

《 分からないことが分かる 》

熊「いやぁ、“分からない”もんだな」

八「オメェは、分からなさすぎなんだよ」

カゲの声：今日の八っつぁんは辛口だなぁ。

熊「だから、分からないことが“分かる”って…」

八「…なるほどね」

熊「“なるほどね”じゃねぇんだよ、何でも理論理屈が通れば正しいと思うなよ！」

八「へっ！ オメェ、ほんとは頭がいいのか？」

熊「いいわきゃねえよ。ふつうだよ」（みんな自分をふつうだと思っています）

私「先輩方、それくらいで。話が進みません」

八「おう、ゴメンよ！」

熊「メンゴ！」

八「で…」

One-Point ◆ 当時、理論理屈抜きで「えいやッ」と思い込んで占断をしていればできたかもしれません。アタマ悪いんで、なぜそういう解釈になるのか論理的に“納得”しなければできなかったんです。で、「自分には適性がない…」と挫折しました。

《 挫折の理由はこれ 》

熊「気にすんなよ！」

八「（無視）ふ〜ん。で…？」

私「挫折してからも、細々と占星術は続けていたんですけど。あるとき分かったんです！」

八、熊「何が？」

私「似ていても、ホロスコープって同じものが２つとないんです」

八「ホロスコープ？ あ、丸いやつね。何やらかんやら記号があって線があるやつか？」

熊「へヘっ、知らないでやんの。ｗｗｗ」

八「おぅ、すまんな！」

熊「ゴメン、誤らなくても…」

私「…。そうです、よくご存じで」

八「バカにするなぁ。で、ホロスコープがどうした？」

One-Point ◆ 自分に占断はできない、適性がないと思ったので仕方ありません。だって、信頼できる占星術師の「〇〇宮（座）に〇〇星があるときは〇〇」って解釈をほぼ丸写しで細々と解釈していました。でも、それだと限界があるんですよね。

《 「応用展開できなきゃ」 》

熊「そりゃそうだよ。だって、ホロスコープは同じものがないんだろ。その占星術師の解釈が他のホロスコープにまるまる適用できるわきゃない…」

八「熊！ オメェ、天才か？」

熊「“天災”？ ちげぇよ。カンだよ勘。そうかなって思って言ってみただけ」

私「（スルーして）でね。誰かの解釈があっても、無理。適用するには限界があるし」

熊「分かるぅ！」

八「……。占星術師とかプロの解釈があっても無理なのか。自分で占断とやらは？」

私「はい、お互いのレベルや“相性”次第で占断は可能ですが。ホロスコープ・リーディングはできないなって、後日、分かったんです」

熊「だよね。いろんなホロスコープに合わせた応用展開できなきゃね」

八「ホントか？ 熊」

One-Point ◆ 熊さんが美味しいところを持っていったようです。個々のホロスコープに合わせた象意や解釈の応用展開が必要なケースが多いことに後日、気づきました。“軸”が必要だったのですが、挫折の理由でした。ご退屈さま。

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