宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

水星のメッセージ vol.3
「星講座」
― 新しい「海王星」へと次元上昇 ―

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双魚宮時代の“支配星”の役目を終えた「海王星」

●2022年 1月22日アップ

「水星」のメッセージの第3回め「海王星編」です。

今年2022年3月10日から「魚宮」をトランシットする「水星」は、現在、魚宮をトランシット中の「木星」また「海王星」と合=0度をとっていきます。

このことが重要なのは、両星は「魚宮」の新旧の“支配星”こと宝瓶宮占星学でいう「共鳴星」だからです。
そのメッセージは驚くべき内容の希望的なものでした。

《 海王星の新しい姿 》

「海王星」といえば、ご存じのかたも多いように「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)の共鳴星です。

そのため、双魚宮時代の「歴史パラダイム」(枠組み)“善か悪か”や“神(仏)とサタン(悪魔)”また“支配/被支配”といった「対立二元論」の象意にかかわります。

その一方で、“天国(極楽浄土)と地獄(穢土:えど)”にみられるように、来世に“まだ見ぬ理想”の「天国」といった希望を信仰者にもたらしてきたのも事実です。

占星術にくわしいかたならご存じのように、「魚宮」また「海王星」には、“霊と肉”(霊性と肉体)などのように二面性の象意が認められます。

ただし、かつての「宗教の時代」は、ともすれば“霊≒善(神)”であり“肉≒悪(サタン)”と解釈されてきたのも事実です。

One-Point ◆ 仕方ありません。双魚宮時代は宗教に代表される「対立二元論」の時代だったからです。それによって、双魚宮時代以前の「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)の“闘争的”かつ“規律的”だった人類の意識を、宗教信仰によって見えない“霊性世界”に導いてきた側面があります。

《 美しい象意をもっている 》

そういった歴史的な事情もあって、「海王星」には現実(事実)に根付かない“幻想”や“妄想”また“欺瞞”などといった象意があります。

一方の“まだ見ぬ理想”や美しい理想の“ビジョン”(イメージ)などの象意の反面、“虚構の星”と解釈され、現代占星術では“凶星”に区分されている「海王星」です。

ちなみに、宝瓶宮占星学では“吉凶解釈”は行ないません。

宝瓶宮占星学というのは、宝瓶宮時代の新しい占星学のことです。

「海王星」にかぎらず、すべての占星要素の象意をありのままに事実にもとづいて認知し、「共鳴関係論」で解釈します。

実際のところ、「海王星」には良し悪しはともかく、ほかの星にない“自己犠牲”や“奉仕”の精神といった象意があるのです。

One-Point ◆ “吉凶解釈”は受け入れがたいのですが、唯一、正統的だと評価できる高名な西洋占星術師がいます。そのかたがおっしゃっていました。「もし、魚宮生まれの人がいなければ、この世の中は味気ないものになるでしょう」といったような内容です。魚宮生まれ(太陽)は、「海王星」の象意をもたれているのです。

《 象意の若かった海王星 》

「海王星」は19世紀半ば、1846年に発見された太陽系第8惑星です。

アストロロジーが発祥した約2,000年以上前の古代ギリシャ時代には、まだ存在が認められていませんでした。

そのため、当時の「魚宮」や「双魚宮時代」の“支配星”は、“学問”や“精神(+肉身)”を象わす「木星」でした。

もっとも、昨今の「木星」は、双魚宮時代の“支配星”から解放されて、“自由”な象意をもちます。

それはともかく「海王星」は、ようやく13年ほど前の2009年に、発見後ホロスコープを1周したばかりの象意の“若い”星です。

One-Point ◆ 発見後、「海王星」がホロスコープを1周した前後から「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションを投げかけはじめ、今日、その末期に至ります。「海王星」が発見された173年ほど前、その位置は「水瓶宮」ながら「魚宮」の影響圏をトランシット中だったためです。ここには重要な意味が隠されています。


《 魚宮の木星と海王星 》

「海王星」のご紹介が長くなりましたが、ここからが本題です。

今年2022年「水瓶宮トランシット」を終えた「水星」は、3月10日に「魚宮」に入宮します。

そして、かつて「魚宮」や「双魚宮時代」の“支配星”だった「木星」と合(コンジャクション=0度)をとっていき、宝瓶宮時代への“希望のメッセージ”をもたらします。

その直後、「魚宮」の新しい“支配星”となった「海王星」と合=0度をとって、さらに“理想のメッセージ”をもたらしていくのです。

さて、ここからは“支配星”ではなく「共鳴星」と書いてまいります。

「魚宮」における新旧「共鳴星」のそろい踏みは、新しい「海王星」の姿を浮き彫りにしてまいります。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代に共鳴する「水瓶宮」を通過して“関係性”をもたらす「水星」です。次の「魚宮トランシット」で、双魚宮時代の古い共鳴星「木星」に仁義をきるかのように“あいさつ”をすると、直後の双魚宮時代の新しい共鳴星「海王星」との合=0度が本命です。宝瓶宮時代へと次元上昇していく「海王星」としての“理想のメッセージ”をもたらしていきます。


《 理想のメッセージ 》

影響圏をふくめて2009年以降、10余年続く「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは、もはや終盤に入っています。

さらには、トランシットの「冥王星」による宝瓶宮時代を実際的なスタートへとうながす深層の「精神意識の変革のデレクション」が、昨年2021年12月から正式に影響圏入りをしました。

ここにおよんで、「海王星」は宝瓶宮時代の「海王星」として新しく“衣替え”をはじめたのです。

もはや、古い「海王星」ではなくなります。

双魚宮時代の“支配星”だった「海王星」から、一時的かもしれませんが、宝瓶宮時代の“サブ共鳴星”としての「海王星」へと驚くべき次元上昇をしていきます。

「海王星」の本意(本当の象意)にもとづいて、宇宙の真実につうじる“理想のメッセージ”を、宝瓶宮時代の実際的なスタートと定着に向けて人類に投げかけていくようになります。

なぜなら、「水星」はパーソナルな“関係性”を本意としてもちますが、「海王星」はソーシャルな“関係性”を本意として、人類社会(歴史的)にもたらしていくためです。

One-Point ◆ そのような公私にわたる“関係性”を本意とする「水星」と「海王星」の「魚宮トランシット」による合=0度です。「木星」を前段として、そのことを宝瓶宮時代を生きる私たちにうながしていきます。「海王星」は双魚宮時代の共鳴星の役目を終えて、自らが173年前に発見された位置「水瓶宮」に共鳴する「サブ共鳴星」として“未来ビジョン”を示していくようになるのです。


【「星講座」のご案内】

「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編)は、“希望のメッセージ”を分かち合うものです。

単発のメール配信なので、フレキシブルでお気軽なご受講が可能です。

何度でも読み返しができ、後日、いつでも閲覧できます。

「水星編-水瓶宮」の受け付けは、1月26日が最終締切りで、26日中のご入金をもって正式お申し込みとなります。

ご受講料金は7,500円(税込)で、ボリュームたっぷりの内容を受けとれます。

宝瓶宮占星学でしか読めない内容やタイムリーな情報です。

トランシットの「水星」は3月10日に次の「魚宮」に移ります。

未定ですが、同じく単発講座で「水星編-魚宮」の“希望のメッセージ”をお届けできればと考えています。

そのさいは、再び「星講座」のご案内をさせていただきます。




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