宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●2022年 2月 2日アップ
「水星」の水瓶宮トランシットに続き、3月10日に水星が「魚宮」に入宮します。
「魚宮」をトランシットする「水星」は、同宮の新旧“支配星”「木星」と「海王星」に合=0度をとって、連続的にメッセージを投げかけていきます。
「水星編-水瓶宮」に続く「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)を検討中なのですが、「水星」のプレ・メッセージをお届けいたします。
宝瓶宮時代は、常識離れしたことが起こりえます。
これまでの社会通念が通用せず、過去とは異なる状況が「ふつう」になっていきます。
既存の記事、今年2022年1月22日にアップした「水星のメッセージ その3:海王星編」は斬新な内容でした。
「海王星」の“姿”(象意)が大きく変わっていくというものです。
「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)が今後、実際的にスタートし定着に向かって次元上昇していくと、未来へ向かう“夢と希望”をもたらす「海王星」へと変わっていきます。
そこには、もはや現代占星術で“凶星”とされた「海王星」の姿はありません。
ですが、考えてみれば当然のお話でした。
「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)は終わったからです。
ただし、現在は「海王星」が「魚宮」をトランシット中なので、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションによって一時的に双魚宮時代の様相がぶり返している部分があります。
それもあと数年を経ずして終わります。
そういうこともありまして、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革の準備が、今からでも必要です。
One-Point ◆ 「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションが終わると、当然、「対立二元論」の世界ではなくなります。そのため、社会通念だった“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった考えかたも、漸次、人々の意識や記憶から消えていきます。そうなるほど「海王星」の姿(象意)は変わっていくことになります。
上述のワン・ポイントには奥深い意味があります。
現代占星術で“凶星”に区分されている「海王星」ですが、双魚宮時代が終わり、世の中から“凶意”そのものがなくなるとどうなるのでしょうか?
宝瓶宮時代を生きる人々から次第に、“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった古い考えや意識また通念が漸次とはいえ、なくなるのです。
すると、「共鳴関係」が成立しなくなるため“働けなく”なります。
結果、「海王星」は、本来の“美しい象意”のみをもつ星に変わっていきます。
具体的に申し上げますと、“未来への夢や想い”また“理想のイメージ”や“希望のビジョン”といった、バラ色に輝く象意が本来の姿です。
One-Point ◆ 個々人が今後、「深層の精神意識」を宝瓶宮時代の新しい「友愛精神」や「共鳴関係論」に変わられたぶんだけ、そうなっていきます。生まれ変わった個人に、美しい象意のみを投げかけていくようになるのです。
さて、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」は、貴重なメッセージをもたらします。
「魚宮」また「双魚宮時代」の新旧の共鳴星(現代占星術では“支配星”)の「木星」と「海王星」に、連続的に合(コンジャクション=0度)をとっていくからです。
「木星」とのジャストの合=0度は、3月21日です。
「海王星」とのジャストの合=0度は、その3日後の3月24日です。
これらの前後、数日間がそうなります。
One-Point ◆ 許容度数(オーブ)は、占星者によって異なりますが、なぜ違いがでてくるのかといった理由は把握しています。宝瓶宮占星学では、いろんなケースを想定して、太陽と月またマイナー・アスペクトを除いて一律6度にしています。
最初に「水星」と「木星」の合=0度によるプレ・メッセージです。
今から2,000年以上前の古代ギリシャ時代に発祥したアストロロジー(通称:古典占星学)では、「魚宮」また「双魚宮時代」の“支配星”は「木星」でした。
「海王星」が発見される前だったからです。
「海王星」の発見は、今から180年ほど前の1846年です。
その後、「魚宮」の新しい“支配星”になります。
そのときまでは“哲学”や“学術”を象わす「木星」が、「魚宮」また双魚宮時代の“支配星”でした。
結局、木星は「海王星」の発見によってその任を解かれ、“自由”になり“遠くの世界”などを象わします。
自由(気まま)になった「木星」と合=0度をとっていくトランシット(運行)の「水星」のプレ・メッセージは、それこそ「フリー」でした。
次のようなことからの解放です。
これまでは時代や国家また地域や組織の支配者、さらには思想や宗教の祭司など、トップ層の“支配”を受けて影響されてきました。
身近な例でいえば、学校教育やマスコミなどによっても、“こうあるべき”といったルールや風潮をわれ知らずとも刷り込まれてきたのです。
いわば、一種の“洗脳”による時代でもありました。
それらを全面否定するものではありませんが、「木星」はそれらから“遠くの世界”(精神的自立)をうながし、“気まま”やマイペースなど、個性にもとづいた“自由”(フリー)になることをメッセージしています。
One-Point ◆ ご理解やご判断は、それこそ皆さまの自由です。状況や置かれた立場に応じて、ご自由にご判断されていけばよいのです。「木星のメッセージ」で終わるのではなく、引き続き「海王星のメッセージ」がもたらされていきます。
「木星」の次は、「海王星」のプレ・メッセージです。
「海王星」には、2通りのメッセージがありました。
双魚宮時代の「海王星」と、次元上昇した宝瓶宮時代の「海王星」のメッセージです。
個別にお伝えすると、かえって誤解が生じかねません。
そのため、まとめてご紹介いたします。
いずれも古い「霊性」のあり方と、新しい霊性ともいえる「深層の精神意識」のあり方に関するものです。
皆さまが現段階で、どちらをご選択されてもご自由なのですが、「海王星のデレクション」によっては、いったん“リセット”されることが起こります。
全員がそうだとはかぎりません。
「海王星」の象意と共鳴する“バイブレーション”の持ち主、すなわち感覚や感性が豊かだったり鋭敏なかたのみになるでしょう。
いずれにしても、“リセット”になったとき重要なのは、“あわてたり混乱しない”ことです。
まずは落ち着いて、“美しい理想のビジョン”をもたらす「海王星」のメッセージを受けとれる自分自身になっていくことがベストだからです。
One-Point ◆ 1月配信の「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)に続いて、「水星編-魚宮」を検討中です。その場合、同じく単発のメール講座での期間限定なのは変わりません。
※本文中の「木星」と「海王星」のメッセージに関する詳しい内容は、そのさいに「水星編-魚宮」でご紹介することになると存じます。
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