宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 2022年 9月20日 アップ。
新たな社会通念の時代になっていく宝瓶宮時代です。
そんな宝瓶宮時代を生き抜くヒントを学ぶ「新時代」(旧:星講座)Vol.9「水星編-蠍宮」のご案内です。
端的に申し上げますと、蠍宮はポイントとなるサイン(宮)になっています。
なぜなら、蠍宮の共鳴星「冥王星」による「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)によって宝瓶宮時代の扉は開かれ、実際的にスタートしていくからです。
人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」がそうで、昨今の「深層の精神意識の変革」のデレクションも同様です。
「宝瓶宮時代を生きる」新時代-水星編は急拠、始めることになりました。
今年2022年のお正月に、「水星」が蠍宮の共鳴星「冥王星」と合(コンジャクション=0度)をとったまま水瓶宮に入宮したからです。
そのときに「はっ!」と気づきました。
「今年の水星のトランシットは、宝瓶宮時代を生き抜くためのメッセージをもたらしていく」ということです。
水瓶宮を皮切りに各サイン(宮)をトランシットしながら、当該サイン(宮)の象意に基づいて、宝瓶宮時代を生きる「意識化」をうながしていくことになります。
次に、「知識化」を促進し、さらには「ご認識」を深めつつ、結果的ながら深層の精神意識(霊性、深層心理)の変革をもたらしていくためです。
One-Point ◆ 深層の精神意識というのは、心の奥の無意識の世界です。一朝一夕には変わりません。相応の時間がかかります。そのため、12サイン(宮)を巡りながら少しずつ体感や体得に向けて準備をしていくことになります。
そこで、簡単ながら冥王星とそのディレクションのご紹介をさせていただきます。
冥王星は、ホロスコープで用いる太陽系の星たちの中で、最も宇宙に近い外縁天体です。
そのため、太陽から火星までの「パーソナル・プラネット」とは対極に位置し、宇宙エネルギーを象徴するなど、社会の変革や人類歴史を象わすことになります。
その冥王星が自らの共鳴サイン(宮)の蠍宮からみて、下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の水瓶宮の影響圏、すなわち山羊宮25度に昨年2021年12月に達し、正式にトランシットしはじめました。
これは冥王星の発見後、初めてのことで山羊宮25度以前に戻ることはなく、「深層の精神意識の変革」のデレクションを投げかけていくことになります。
One-Point ◆ 「星のディレクション」は、星の動きを読むだけではみえてきません。約2,160年(計算値)ごとに変わる占星学的な時代区分(プラトン月)など人類歴史をアストロロジカルにリーディングすることでみえてきます。
かつての宝瓶宮時代の影響圏において発見された「土星外惑星」(トランス・サタニアン)のディレクションは、土星が象わす現実社会を超えた分野や人類歴史を象わします。
天王星、海王星、冥王星の3つの星たちがそれです。
そこからみたときに、古くは木星が支配星(宝瓶宮占星学では「共鳴星」)だった双魚宮時代(BC2-AD20)は今では「海王星」が共鳴星で、今後の宝瓶宮時代は「天王星」が共鳴星であることから、時代変化に密接にかかわる星になっています。
一方、「冥王星」はもともと大変革の星で、現在は水瓶宮の影響圏にあって再来年2024年1月に水瓶宮に入宮して歴史変革を正式にもたらしていきます。
実質的な宝瓶宮時代に向けた人類歴史の“再スタート”です。
昨今の天王星も同様です。
水瓶宮の共鳴星「天王星」は、下方矩=90度の牡牛宮を2019年からトランシットしており、「日常生活の変化」のディレクションをもたらし、新たな出発をうながしています。
One-Point ◆ 2019年から始まった「新型コロナ」による日常生活の変化がその代表例です。当該ディレクションの意味は、人々の深層の精神意識にかかわる変化を伴なっていくものです。
天王星も冥王星も、自らの共鳴サイン(宮)の下方矩=90度をトランシットしていくことで、深層の精神意識にかかわる新たなスタートをもたらしているのです。
結局、天王星による「日常生活の変化」のディレクションは、冥王星の「深層の精神意識の変革」のディレクションを下支えしアシストするものです。
新型コロナをはじめとした多くのショッキングな出来事によって、心の奥の深層の精神意識(霊性、深層心理)に変化や変革をもたらしていく分水嶺のときです。
その変化は、宝瓶宮時代の精神意識=「友愛精神」(和、絆、民度)になります。
「友愛精神」は、双魚宮時代の「友愛」とは異なりますので、古い主義思想による“同胞愛”や、宗教的な“博愛”また日本的な“情愛”ととらえると間違ったご理解になります。
One-Point ◆ トランシットの「水星」は、今年2022年10月30日に蠍宮に入宮します。お正月に冥王星と合=0度をとったまま水瓶宮に入宮していったことの真意が何気にメッセージされていくことになりそうです。
今年2022年は、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最期のピークを迎え、宝瓶宮時代への流れと双魚宮時代の逆流とが交錯する混迷期のときです。
当該リバイバルのディレクションをもたらしている海王星は、来年2023年3月には魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に入り一段落していくため、最後のあだ花を咲かせているところです。
人知れず起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、1989年に終わったはずの双魚宮時代は、宗教的“善悪”また“支配被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきましたが、リバイバルのディレクションも終わりのときを迎え、完全終焉に向かっているのです。
そのことに気づかずに、古い時代の社会通念を継続しているかたの場合、知らないうちに新しい時代への変化に取り残されていくことがあります。
その一方で、「深層の精神意識の変革」のディレクションが始まった今年以降は、徐々に気づかれていくかたが増えていくでしょう。
たとえば、「今のままでは何かおかしい」とか「何かが違う…」あるいは「世界や人々は友愛精神(和、絆、民度)を伴ないつつ変わるべきではないのか」などといった感じです。
One-Point ◆ トランシットの水星は、そのような方向に意識化をうながし、知識化を図り、認識化をもたらす今年2022年になっています。そういったディレクション・メッセージの一端をお伝えしていく単発メール講座「新時代」です。
【ご参考:真相を解明する「水星編-蠍宮」】
次の「宝瓶宮時代を生きる」新時代 Vol.9「水星編-蠍宮」は、真相の解明をコンセプトに10月30日までに配信予定です。
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