宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 2023年 4月 7日 アップ。
「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落しました。
時代が大きく動き出しています。
ただ、この時期は河口の汽水域に似て、現在は淡水の濃度がまだ高いことから古い時代の動きが逆に“悪目立ち”するような状況が起こります。
それゆえ、これまではさほど問題視されなかった言動や状況が通用しにくくなったことを何気に感知して悪あがきをしてしまう古いタイプと、無意識であっても未来を感知して広い大海をご認識されていくタイプに分かれます。
双魚宮時代の社会通念から離れ、大海のごとく広がる宝瓶宮時代の方向性を意識していかれることで、時代の流れとともにある「天運」をつかみやすくなります。
というわけで、今年2023年〜再来年2025年まで今後3年間の傾向です。
双魚宮時代の末期の“支配星”(共鳴星)「海王星」が、去る3月13日に「魚宮25度」を通過して、今後は12サイン(宮)がはじまる「春分点」の牡羊宮0度に至る約3年間です。
19世紀に発見された海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”から、宝瓶宮時代の海王星の新しい象意“実現可能なヴィジョン”への移行期です。
海王星の象意からはそういえますし、宇宙波動エネルギーを伴なった「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からみれば“雨降って地固まる”出来事が生じます。
“雨”が降ったからといって騒がず、その反作用で“地面が固まる”ように宝瓶宮時代の「深層の精神意識」へ大なり小なり変革が進んでいくことになります。
One-Point ◆ 「星のディレクション」に馴染みのない方には申し分けありません。トランシット(運行)の海王星による古いディレクションが一段落し、新しいディレクションが始まっていくお話です。
簡単にご説明をさせていただきます。
今後の3年間は、河川の上流から流れてきた淡水と大海の塩水とが交わる河口付近の“汽水域”のような時代です。
海王星が魚宮25度を超えて、魚宮の影響を弱めていく新たな段階の牡羊宮の影響圏に入ったことで、「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきた双魚宮時代が終焉ターンに入りました。
これによって古代ギリシャ文明の前2世紀以来、約2,160年間(計算値)続いてきた双魚宮時代から、1989年以降、約2,160年続く宝瓶宮時代の社会体制へと進んでいくことになります。
海王星の魚宮トランシット(影響圏を含む)によって、2009年から始まった「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落し、再来年2025年には双魚宮時代の宇宙波動が完全に終わります。
One-Point ◆ 「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)や「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)という呼び名は、地球の歳差運動に伴なう「春分点」の移動によるプラトン月(グレート・マンス)こと「アストロロジカル・エイジ」(占星学的な時代区分)の一つです。
●国際情勢の動きもご紹介しておきます。
「宝瓶宮時代のビッグバン」に伴なう1989年12月の「東西冷戦の終結宣言」ののち、共産主義国ソ連は1992年に崩壊しました。
終わったかに見えた共産陣営でしたが「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまった2009年の4年後、再び蠢動をはじめたのです。
それはオバマ元大統領のシリア攻撃の前言撤回とアメリカは世界の警察官ではないことに同意すると言った“マヌケ発言”によって、ロシアは中東へ中国は南シナ海へ世界覇権の野望をむき出しにしはじめました。
世界的な“支配/被支配”の「対立二元論」による国際情勢が、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションによって再燃した混迷期です。
宝瓶宮時代が波動的ながら正式に始まった1989年は、東西冷戦の終結宣言が米ソ首脳によって12月に行なわれました。
世界的な「対立二元論」の幕引きです。
日本では、1月に昭和天皇が崩御され、元号が昭和から平成に変わりました。
一方、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まった2009年は、戦後政治を担ってきた自民党が第45回衆議院議員総選挙で大敗をし、海王星の“まだ見ぬ理想”を抱く民主党が大勝利をすることによって、政権交代が起きた年です。
その後、民主党は解党に至りますが、その流れを引くのが今年2023年3月にお騒がせ議員として名を馳せた小西参議院議員が所属する立憲民主党です。
結局、海王星の魚宮トランシットとともに民主党は頂点を極め、その流れを引く立憲民主党は海王星によるリバイバルのディレクションが一段落した今年3月以降、終落に向かうことになります。
One-Point ◆ どこまでご納得していただけるのかはともかく、歴史の流れは宇宙の根幹法則「基本三数」にもとづいた「星のディレクション」によって変遷しています。
今後3年間は上述いたしましたように“汽水期間”ですが、私たちはどのようにすればいいのでしょうか。
極論的に申し上げますと、双魚宮時代の過去を捨てればいいのです。
“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”の価値観や考え方や生き方、これまでの社会通念に必要以上にこだわらないことが第一です。
ちなみに、多様な個々人の立場や見解にあふれるネットは良し悪しはともかく時代の流れに沿っていますので、適切にご参考にされればよく、逆に従来のトップダウン方式の支配されたマスコミは、古い社会通念が強く、一朝一夕には変わりません。
にもかかわらず困ったことに、人心誘導の経験豊富なプロ集団ゆえに、面白おかしく興味を惹くエンタメ仕立ての記事や番組によって、国民を洗脳していく大ベテランです。
物品による断捨離にかぎらず、そのようなオールド・メディアを含めて精神意識を含めた断捨離を視野に入れておかれるとよいでしょう。
固定観念を捨てて、来るべき新時代はどのような社会なのか、タテのものがヨコになるような想定外の転換が社会に起きていくことを含めて、柔軟にご対応されていかれるとスタートダッシュを図れます。
One-Point ◆ 「深層の精神意識の変革」のデレクションはすでに始まっています。今年3月からは「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションも始まりました。ご自覚しにくい内面の意識分野が今後は問われていくことになる時代です。
●左巻きの人々がよく言っている「政府が悪い、国が悪い」というのは、一つは制度上の不備や職務上の責任のケースがなくはありません。
ですが、それゆえ自分が悪くない間違っていないということとは別の問題です。
お互いに国民の一人で、その精神意識が今後、問われていくことが起こる新時代です。
私たち国民の一人ひとりが主権者のこの国なので、議会制民主主義の日本においては、議員を選ぶ自由なご判断による1票を有し、誰でもなく自分自身の精神意識の問題になっています。
そのような個々人の自由や個性(才能)や友愛精神(和、絆、民度)はもちろん、深層の精神意識を含めた責任意識が問われていく“汽水期”の今後3年間だというお話です。
海王星の発見や冥王星の発見以来、これまで「星のディレクション」は双魚宮時代から宝瓶宮時代への社会変化がメインでした。
約2,160年ぶりの歴史パラダイムの転換期にあったので当然です。
ですが、双魚宮時代が一段落していく今後は個々人がメインになります。
国民の一人ひとりが主人公で主体的にクローズアップされていく宝瓶宮時代へと進んでいるためです。
それゆえ、個々人のメンタリティー(心性、精神性)や運勢を象る「深層の精神意識」をその方向に次元拡張(上昇にとどまらない)していくことが、ご本人の運勢や日本また世界の命運にとっても重要になっています。
既成の観念をいったん脇におかれて、「基本三数」に沿った宝瓶宮時代の新しい「深層の精神意識」をフリーなお気持ちで個人的に見出すことです。
ご自分の「深層の精神意識」は、他人にはどうすることもできませんので、すべて自己の責務になっているからです。
One-Point ◆ 今後の3年間は、新時代に向けたメンタリティーの“次元拡張”やスタートダッシュを図れる準備をされるとよいのです。その後の命運を左右することになります。そこにおいて他人は関係がなく、何を選択されるかは個々人のご判断にかかっています。
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