宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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皆さんは西洋占星術の一つである「ホラリー占星術」をご存じですか?
生年月日によらず、「そのときの時間」によって占う西洋占星術です。
このページでは新しいホラリー解釈に基づくリーディングの一端をご紹介します。
●第1稿 : 2008年06月26日アップ
宝瓶宮占星学では「星のディレクション」を使います。実はコレ、「時」をみる「ホラリー占星術」に簡単に展開できます。
そこで、宝瓶宮占星学の基礎理論によって新しくホラリー占星学を組み立てました。
謎の多い二つの事件をリーディングして、そっと真相をお届けします。
西洋占星術の一部である「ホラリー占星術」を、実はあまり信用していません。
以前、ホラリー占星術による「府中市三億円事件」の占断を読んだのですが、捜査によって明らかになったほんの一部は示唆していましたが、西洋占星術特有の空想(思い込み)による解釈が大半でした。
「なんだ…たいしたことないジャン…」と当時、思ったのです。
そういうこともあって、ずっと興味を持てなかったのですが、先ごろ起こったアキバ事件をキッカケに、急にリーディングしてみようと思いました。
宝瓶宮占星学では、いつも「星のディレクション」を使っています。それを「事件」に応用すれば簡単にできるのです。
そこで、宝瓶宮占星学の基礎理論によって、新しく「ホラリー(事件)占星学」を急遽構築しました。
ただし、最初にお断りしておきます。
個人的なリーディングのご依頼に関しては、皆様から「驚きです!」との感想によって確認を賜ることもできますが、「ホラリー(事件)占星学」は、真偽の大半を確認することができません。
だって、犯人や犯罪者が、「本当はこうでした…」なんて喋るわけないでしょ。
警察も一部しか発表しません。裁判の弁護内容にしろ、被告(または犯人)に不利益なことは語りません。
そういうわけで、このページの真偽は、時が明らかにする以外、まったく確認のしようがないというのが難点です。
なので、明智小五郎(古っ!)、金田一少年(やっぱ古くねぇ?)、いえ名探偵コナン(そうそう (^-^ )/ )になったつもりで、ご一緒に本当かどうかご推理ください。
One-Point ◆ 「ホラリー占星術」のノウハウは、「星のディレクション」を使えば簡単にできます。宝瓶宮占星学には基礎理論がありますので、それを「事件」に当てはめればよいだけなのです。基礎理論は宇宙の原則に基づくものなので、何にでも応用展開できるので便利です。ちなみに、ビジネスにもたまに応用展開しています。
●一部では、過去の凶悪犯罪者が現在いずれも25歳だとする記事を目にします。「だからナン?」てなものです。
2008年6月現在、犯人と同じ25歳の人を探せば、タッキー&翼、安達祐実、片瀬奈那、安めぐみ、熊田曜子、藤原達也ら、少し遅れて今年25歳になる人なら、古閑美保、大塚愛、北島康介、倖田來未、小栗旬ら、そうそうたる著名人がいます。
占星学の仕組みをホントに知っていれば、年齢や生年月日だけでは決めつけられないことはご存じのはずです。
最初に、キッカケになった「秋葉原連続殺傷事件」について述べましょう。
事件の詳細は、起きたばかりでまだ記憶に新しいところなので、ここでは触れません。
この事件は、犯人が現行犯逮捕されていますし、犯人自らネットに逐一、状況をカキコしているため、あらためて詳しくリーディングして内容を書く必要がないのです。
犯人がネットに書き込んだり、事件後に報道されているのと、おおむね大差ないリーディング結果が得られました。
西洋占星術師や西洋占星術研究家の中には、すでに明らかになった事件や事故の内容をホロスコープを使って「解読」し、得意気に解説している書籍やサイトを見かけますが、みっともないことです。
過去なら誰でも「言い当てる」ことができるのです。
特に、西洋占星術のノウハウをアレコレ知っていれば、そのどれかをいろいろとあてはめると、だいたいこじつけられます。なぜなら、占星術には似たような象意が数多くあるので、適用が間違っていても説明ができてしまうのです。
ところが、別ケースには当てはまらずに、本人も「おかしいな?」と思うだけで、自分が間違って解釈していることに気づきません。
そんな西洋占星術師や西洋占星術研究家が「自分は当たる!」と思い込んでテレビに出ても恥をかくだけです。もっとも番組によっては、うまく編集して、番組が面白くなるように「当たる」部分だけオンエアしていますので、視聴者も「あの人は当たる!」などとダマされないよう気をつけなければなりません。
んで、本題の「秋葉原連続殺傷事件」ですが、犯人の小役人的な潔癖性が深層的な恨みを伴って「夢」を楽しむ人々に向けられ、案外と気楽に犯行に走ったことが読み取れます。
One-Point ◆ 家庭に遠因があることや、犯行現場から遠く(静岡)から来たこと、若い人で単独犯であることなどは報道のとおりなので触れても意味がありません。いずれにしても、「どこか近親憎悪的な反感があり、誤った自分の美学による許されざる犯行」であることに間違いはありません。
今(2008年6月)から10年前、自治会の夏祭りに出されたカレー鍋2つのうち1つに砒素などが混入され、当初、食中毒として治療されたこともあって、結局4人が死亡した事件です。
これまでの裁判では、当初、被告が黙秘し続けたこともあって、状況証拠ならびに被告の家や下水から検出された薬物がカレー鍋のものと一致したため、1審の地裁で死刑判決、2審の高裁でも死刑判決がくだされ、現在、上告中です。
この事件のホロスコープ(ホラリー・チャート)を作成して一目で「あれ?」と思いました。
次に書く内容は、事件とは関係なく、ホロスコープを解読した「空想小説」としてお読みください。
まず、犯人は地元の人間、もしくは近い人間に間違いありません。
次に事件は、薬物によって起こったのですが、勘違いとハプニングが発生しています。
そして、「あれ?」と思ったいちばんの理由は、犯人自身も「被害者」だということです。
少し、ご説明をいたしましょう。
犯人の動機や深層心理を見ると、アキバ事件ほど奥深い怨恨が見えません。
確実に砒素類など毒物を使ったことは間違いないのですが、比較的軽い気持ちの毒物混入で、4人を殺すつもりではなかったようです。
多分、軽い仕返しのつもりだったのが、勘違いと予想外のハプニングによって、人智ではどうにもならない結果を招いてしまったことが読み取れます。
考えられるハプニングとは、次の3点のいずれか、または複合した理由です。
第1点、適度に毒物を入れるつもりが、誤って紙コップから多量にカレー鍋に入れてしまった。あるいは、分量を勘違いしてしまった。
第2点、何らかの事情で毒物が掻きまわらず、カレー鍋の中に濃淡の固まりができることによって、固まり部分を皿に盛られた人が、運悪く重大な結果になった。
第3点、保健所が食中毒と誤認し、医療も誤った処置が施されたため、毒物がいつまでも体外に排出されずに、死亡に至る結果を招いてしまった。
犯行に及んだことに間違いはないものの、本来なら傷害事件の予定が、上に書いたハプニングによって「殺人事件」になってしまい、「殺人犯」になってしまった、そういった意味で、犯人自らも「被害者」であるということです。
まあ、自業自得ともいえますが…。
人間にはどうしようもない結果を招来せざるをえない、そのような星の配置がいくつも読み取れたのです。
One-Point ◆ 繰り返しますが、あくまでもホロスコープの解読という「空想小説」です。いずれにせよ、周囲に放った矢が回りまわって自分自身にモロに跳ね返ってきたということです。こういったことは少なくないのですが、ここまで顕著だと、何らかの意志による計らいを感じざるをえません。
●写真上:府中刑務所沿いの犯行現場
(刑務所内の監視塔から撮影の模様)
●写真中:乗り捨てられた現金輸送車
(セドリックのセダン)
●写真下:置き去られたニセ白バイ
(青い車体の盗難車を塗装加工)
「府中市三億円詐取事件」は、事件発生から今年(2008年)で40周年になります。
現在の金額に換算すると、単独被害では日本史上最高額の事件といっても間違いありません。
当時の初任給が3万円弱。3億円は今の金額では20億円以上にもなります。
額面だけをみれば、22年前のフランス人強盗団による有楽町三億円強奪事件(現金3億3300万円+有価証券4000万円相当、当時の初任給14万円強)のほうが大きいのですが、暴力を使わず誰にも危害を加えなかったこと、刑事・民事とも時効を迎えて未だ犯人が特定もされていないことを考えれば、この「府中市三億円事件」のほうが、金額・手口ともに驚きです。
当時、たしか「スカッとさわやか三億円」と、某炭酸飲料のCMコピーに引っ掛けたフレーズで拍手喝采を浴びたように記憶しています。
それほど見事で鮮やかな印象を人々に与えました。
もう、古い話ですから、簡単に事件のあらましを振り返っておきましょう。
土砂降りの雨の日、ボーナス約3億円を積んだ現金輸送車、といっても普通のセダン(セドリック=左の写真)が後ろから来た白バイに止められます。
白バイ警官が言うには、車に爆弾が仕掛けられているとのこと。座席の下を見せてほしいと言うと、運転手はそんなはずはないと否定。ならば、と白バイ警官が車の下に潜り込んで探すと爆弾を発見!
「爆発するぞ、逃げろー!」と叫ぶ。見ると赤い炎と白い煙(実は発炎筒)が上がっている。キーをつけたまま運転手が近くの建物の傍に避難すると、勇敢にも白バイ警官は、爆発するかもしれない現金輸送車に乗り込み車を遠ざけた…、のはずが、そのまま見えなくなってしまう。
アレ? いったいホントなのかウソなのか?
我に返った運転手は、支店に連絡して確認。銀行も警察に連絡して事件であることが確認され、直ちに大々的な検問が引かれたが、時すでに遅し。
結局、現金輸送車や逃走用に乗り換えた車は放置され、犯人と現金は行方しれず。その後、膨大な捜査にもかかわらず、1975年公訴時効が成立、1988年民事も時効を迎えることになった。
One-Point ◆ 後日談として、奪われた紙幣のナンバーから捜査しようとしたが出てこずじまい。あれだけのお金が使われなかったということか…? ちなみにボーナスは翌日、無事に支払われ、銀行も保険に入っていたため補填を受けている。その支払元も海外の保険に入っていたため、国内に実害はなかったとのこと。いやはや、何かできすぎちゃう?
●「モンタージュ」とはいうものの、事件の前の年に亡くなった28歳の人物の写真を一部修正したもの。ホントにニセ白バイ警官に似ていたの?
ホロスコープのリーディングからは、「犯行の意志を偽装する」と読める箇所があるのです。
そのため、何らかの意図をもって作成された可能性も否定しきれませんよネ。
そう考えれば他にも、最初から偽装や捜査などへの「かく乱」は巧みにこらされていそうです。
迷宮入りになったのも、「事実」と思っていることとは違う、何か他の「真相」があるからだと思いません?
さて、事件のあらましを述べたところで、宝瓶宮占星学の基礎理論に基づく新しい「ホラリー(事件)占星学」によるリーディングをご紹介しましょう。
例によって、次に書いたリーディングの内容は、実際の事件とは関係なく、ホロスコープ(ホラリー・チャート)から読み取った「空想小説」としてお考えください。
1、実行犯人像
ホロスコープを作成し、一瞥(いちべつ)して飛び込んできたのは、「今まで聞いてきた事件の内容とはずいぶん違う!」ということでした。
いくつか違うところがありますが、まず、もっとも違うのは犯人に関してです。
事件のあと公表されたニセ白バイ警官のモンタージュ写真(左の写真)は、どうみても若い人に見えます。
ところが、ホロスコープから読み取れる「犯人」像は、中年から壮年、かなり社会的に地位や立場を持っていてもおかしくない人物を象わしていました。
若い人物、すなわち実行犯人はサポート役としてなら、ホロスコープどおりで納得できるのです。すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、実行犯人と「犯人」とを書き分けていることにご注目ください。
単独犯と思われがちな三億円事件ですが、実は、実行犯人のニセ白バイ警官は若い人、実行させた「犯人」は、社会的な立場のある壮年ということが浮かび上がってきました。
そうすると、ほかの部分も併せてホロスコープのつじつまが見事に合うのです。
ちなみに、「犯人」はそれほど遠くに住んではいません。日常の通勤圏内に在住していた人物です。
2、犯行の意志と動機
犯行の意志と動機との間にも矛盾が読み取れます。
実行犯人なのか「犯人」かはともかく、犯行の意志はかなり現実的なものです。
単なるゲームとして実行した愉快犯による犯行とは思えません。間違いなく現金が目的の現実的な事情に起因する犯行です。
にもかかわらず、奪った現金は使われていないとされるのは、おかしな話です。
一方、犯行の動機をみると、実行犯人もしくは「犯人」自らによる積極的な犯行ではなく、やむをえず計画し、実行せざるをえなかったことが読み取れます。
実行犯人は、ニセ白バイ警官として演技をして見事に三億円を詐取しましたが、自ら進んで犯行に及んだというよりは、まさに「演技」せざるをえなかったのです。
犯行は実行犯人の意志というよりも、マリオネットのように踊らされたもの、「演技」をさせられたのです。
ホロスコープを見るかぎり、実行犯人も「犯人」も、地位ある立場の人から、たとえば脅しのような要請か、何らかの強制があって実行せざるをえませんでした。
ただし、実行犯人もしくは「犯人」自身の美意識も影響して実行しています。
つまり、この犯行の直接の動機は、自らの意志というよりは、より上位者からの「依頼」です。
●「そのときの時間」によって占う占星術がホラリー占星術です。
たとえば、「○○を占ってほしい」と依頼された時刻によって、依頼の内容を占います。そのため、必ずしも生年月日を必要としないのが特徴です。
ホロスコープ(ネイタル・チャート=出生天球図)の解読とは違ったノウハウがホラリーにはあるといいますが、私は既存のホラリー占星術そのものを信用していないので半信半疑です。
宝瓶宮占星学の「ホラリー(事件)占星学」は、活用の仕方が違うだけで、リーディングの基本は同じです。
3、「犯人」と「被害者」のつながり
不思議なことに、実行犯人に「演技」を促した立場のある「犯人」と「被害者」は、何らかのつながりを示しています。
直接なのか、間接なのかは問いません。本人たちが、知っていたのか、知らなかったのかもともかく、「犯人」と「被害者」は、どこかで関係しています。
ここでいう「犯人」は、もちろん実行犯人ではありません。
ここでいう「犯人」は、最初に書いたように、中年から壮年、かなり社会的に地位や立場を持っていてもおかしくない実力のある実務者です。そして、何らかの武器や法律を活用することに関連した立場、あるいはその出身者です。
たとえばですが、警察、自衛隊、暴力団、革命派左翼などが考えられます。
ホロスコープから読み取れるのは、「被害者」も犯行に関する何らかの意向を受け入れざるをえなかったということです。
もっとも、「被害者」である銀行が奪われた金額は、保険から補填されていますので、三億円事件の本当の被害者は、受け身の第三者、そういう意味では海外の保険会社とも解釈できます。
ホロスコープからは、「犯人」と「被害者」は、直接・間接を問わず、「何らかのつながりがあった」とだけしか読み取れないのですが、「犯行は現金が目的」というリーディングに基づいて、「つながり?」を大胆に推測してみます。ここはホントの「空想」です。
事件前、「被害者」のトップの一部は、事前に犯行を予測、または知らされていました。
事件後、奪われた三億円が持ち込まれ、そこで真相を察するのですが、密かに別の札束に変えて犯人側に戻されました。そうせざるをえなかったのです。
一方、奪われた札束は流通に適さないように施され、日銀に還流されて処分に回されたということは、一応は考えられる、という空想です。
4、「真犯人」はいかに?
結論として、ニセ白バイ警官である若い実行犯人が「演技」をし、社会的立場を持った実力者としての壮年の「犯人(ら)」が、切れる頭でシナリオを書き、舞台を整え、直接・間接を問わず「被害者」も何らかのつながりをもっていたのです。
ただし、シナリオもしくは計画を示唆した全くの裏方・フィクサーとしての「真犯人」がいるのです。
真犯人とは書いているものの、「真犯人」とカギガッコ付きであることにご留意ください。
なぜなら、ホロスコープを見るかぎり、確かに犯行に影響は与えていますが、直接に関与しているとは限らず、どこまで示唆したのかも分からないからです。
その「真犯人」は、当時から相当に高い地位にあった人物、時の権力者の一人だったことが読み取れます。
「犯人」が上に書いた警察・自衛隊などなら、10本の指に入るくらいのトップクラスの政治家が考えられます。
もし、「犯人」が革命派左翼などなら、海外の共産主義政権ということになりますが、それだと「被害者」との関連性があまりなくなってしまうのが、クエスチョンです。
事件から40年も経っていますので、多分、その「犯人」および「真犯人」にあたる人物は、すでに亡くなっています。
One-Point ◆ 以上がホロスコープからリーディングした「フィクション」です。現実の事件を推理しても、支店長宅や銀行に1か月以上も前から爆破予告をするなど用意周到に計画し、脅迫文、改造された白バイ、ブルーシート、付着した新聞紙、逃走車など、あれだけの物的証拠を残しながら、しかも今日の金額で約20億円以上も詐取しながら使わなかった、もしくは使っても分からない方法をとれたのは、若い実行犯独りではできないことです。ホロスコープの中の「星(ホシ)」は、単独犯ではなく、複雑に絡んだ人間模様の犯行を象わしていました。
※余談ですが、共産主義華やかりし頃、政治に金が飛び交った時代です。私がドラマの脚本家なら、事件への関与は不明なものの金が渡った「真犯人」には時の幹事長、その示唆を受け、やむを得ず計画し、ニセ白バイ警官に実行させた「犯人」を警察庁高級官僚(次長のちに長官から政治家へ転身)に見立ててドラマをつくるでしょう。
もちろん、現場で踊った人たちは、その真相をまったく知らずに懸命に責務を果たしつつ、ついには時効を迎えたというリアルな設定です。(苦笑)
→ 番外編:「新ホラリー占星学・序曲」で、他の犯罪や事故も掲載いたします。
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