宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

新ホラリー占星学・解説
― 「基本三数」理論で解明 ―

未解決または冤罪が疑われている犯罪や事故をリーディング

ホラリー占星学イメージ

●第1稿 : 2008年09月25日アップ
●改訂稿 : 2022年 2月23日アップ


ホラリー占星学によって、真相が不明とされる事件や事故また歴史上をふくめた出来事を扱ってまいります。
主に、執筆時に未解決、または冤罪が疑われている犯罪や事故を中心に、試行錯誤しつつ(笑)星のリーディングをご紹介してまいります。
新ホラリー占星学がより完全に構築されることによって、真実の一端が推理できるようになり、犯罪の防止に役立てばと願っています。

その1:「当たる・当たらない」ではなく読み方!
単なる「当たる/当たらない」はあまり関係ありません。
マスコミなどで報道された事件の内容が、必ずしもすべて正しい事実を語っているとはかぎらないからです。
事件の真相には、どうしても多くの場合、闇の部分が残ってしまいます。
そういった部分を宝瓶宮占星学の基礎理論を応用展開した新ホラリー占星学の実践と構築によって、少しでも暴き、推理できるようになることが重要なのです。
何よりも、「当たる/当たらない」にこだわりすぎると筆が進まないことがあります。(笑)

その2:法的・科学的証拠のない「フィクション!」
というわけで、あくまでも星の動きをリーディングした記述です。
実際の犯罪や事故に対する物的証拠などがあって書いているわけではないのは、ご存じのとおりです。
ホラリー占星学によるリーディングの内容は、法的には「信じる/信じない」に属するいわば「フィクション=空想小説」です。
また、捜査や裁判の妨害を意図したものではないことをご理解いただけますよう、関係者の皆様にはよろしくお願い申し上げます。
※注)このページは、「占星学研究」の一環です。「事件を遊びものにしている、不謹慎だ!」などとお怒りにならないよう、よろしくお願い申し上げます。

身近な顔見知りの犯行?/千葉東金市女児殺害事件

発生年月日 2008年9月21日(日) 12:00〜12:26の間
事件の現場 千葉県東金市田間 (推定:E140.37、N35.57)
被害者概要 女児5歳
データ典拠 2008.09.24現在のデータです。

木星は「吉星」とは限らない

●星に「吉凶」はありません。
西洋占星術の皆様は、「木星=吉星」「土星=凶星」と信じ込んでいますが、明らかに間違いだと悟らなければなりません。
信じ込んでいるために、木星が「吉意」に働いた場合のみをみて、「やっぱり!」と占断しているのです。
木星が「凶意」に働いて、災害や犯罪や事故を招いたケースが、まったく眼中に入らなくなっています。(笑)
そのため、「凶星」とする星や、「凶座相」をホロスコープの中に探し回って「これじゃない?」と、半ば無理にこじつけつつ納得しているのです。
もう、その「素晴らしい信者のお姿」に、笑っちゃうしかありません。
現実をみれば、凶悪な犯罪や事故の多くは、「木星の吉座相」の日時に発生しているのです。
皆様が信じている「木星の吉座相」は、犯罪を示す事実があることを知らなければなりません。

《 福岡・千葉と連続した児童殺害事件 》

今月18日、福岡市内の西区小戸で起きた男児(6歳)殺害事件の一報が夕方のニュースで流れました。
「子供がいなくなった」と、母親が狼狽して震えた声で近くにいた人に話し、一緒に探すと、公衆トイレの隙間で遺体が発見されたというものです。
そのとき、思わず「母親が犯人じゃないの?」という言葉が出ました。
で、確かめるために、すぐにホロスコープを作成したのです。
事件の発生時刻が明確ではなかったため、はっきりとしたリーディングはできませんでしたが、「被害者」が「月」によって象わされており、しかもホロスコープの「下底」のほうにありました。
宝瓶宮占星学の新ホラリー占星学からは、やはり母親が犯人の可能性が高いと読んだのです。
3日後の22日朝、母親逮捕のニュースが流れ、「やっぱし!」と思いました。
と、今度は、前日21日に千葉県東金市田間で女児(5歳)が殺害遺棄される、という事件が耳に飛び込んできました。

《 千葉東金市女児殺害事件 》

連続した幼い児童の殺害事件です。
こちらはまだ犯人が特定されていない(9月24日現在)ため、事件が発生したであろう時刻を新聞報道から絞り込んで、ホロスコープを作成してみました。
もちろん、基礎理論「基本三数」を活用した新ホラリー占星学によってです。
推測した時刻によって作成したホラリー・チャートをリーディングしてみると、「犯人」は「木星+土星」を中心に象わされていました。
しかも、「犯人」を象わすメインとなる「木星」は「山羊宮」、ASC(アセンダント)のすぐ下に位置しています。
犯人は案外と身近な人物であることを示しています…。
下に書いたような他の部分と併せてリーディングしていくと、犯人は、直接・間接を問わず、被害者女児の家族に関わる知り合いの可能性が高いのです…。
少し筆が走りすぎることを承知で書けば、犯人は、介護や奉仕または医療に関わる(関わったことのある)相応の立場にある人物と読めなくもありません。
これは、まだ研究課題が残る部分なので確定ではありません。

《 犯人は被害者家族との知り合い? 》

犯人が、なぜ被害者女児の家族と知り合いの可能性が高いのか述べておきます。
事件発生時、ASC(アセンダント)は、「太陽」「月」「天王星」との大十字(グランド・クロス)にありました。
これらが必ずしも、「家族」や「対立」を象わしているとはかぎりません。
ただし今回は、単純に父・母・祖父などに象徴される「家族」との何らかの関わりが、犯人の意志に関与していると読んだのです。
これが第一点です。
また、被害者の女児は、犯行時に受け身でいたことが読み取れます。
それゆえ、犯人は、女児がよく知った人物か、顔を知った疑う必要のない人物、または、女児自身が殺されると思わずに被害に遭った、ということが第二点です。
なぜなら、被害者が受け身でいられるのは、家や病院または近所などで見かけている人物です。
子供がそうであれば、顔の広い生活圏を持つ大人である家族は、顔見知りの可能性が高くなるからです。
さらに、犯人の「深層心理」などを象わす星は、犯行現場を示すことが多いホロスコープの位置で、「被害者」を象わす星「水星」と合(0度=コンジャンクション)をとっていることから、犯人は、「女児を意図して現場で狙った」と推測できる星の配置になっていることです。
ここらあたりは、被害者本人をターゲットにしたのか、または女児でありさえすれば他の誰かでもよかったのか、実際のところ五分五分なのですが、他の部分と併せて「被害者女児を狙った」とリーディングしました。
それが第三点です。
当然、被害者である女児を狙って犯行に及んだのであれば、それは「顔見知り」の可能性が高くなるからです。
今回は、被害者を示す星が、年下や若い人を象わすことの多い「水星」でしたが、水星がいつも被害者を象わすとはかぎらないのでお間違えなく。
ホロスコープ・リーディングは、常にケース・バイ・ケース、そして複合的に絡んで象わされていることをご理解ください。

《 なぜ女児に対して犯行に及んだのか? 》

犯行は、凶行に及ぶと同時に、何かを気にする慌しさが読み取れます。
それが短い時間内で殺害に至り、衣服を剥奪し、それを袋に詰めて駐車場の車の下に押し込み、道端に遺体を放置した理由の一つでしょう。
常識的に、素早く衣服をすべて脱がせてしまうには、相応の経験やノウハウが必要だと思われます。
少し筆が走りすぎているのですが、それが介護や奉仕や医療に従事した経験者(もしくは犯罪のプロ)の仕業であることの裏づけの一つになっています。
もちろん、ホラリー・チャートから「介護や奉仕または医療に関わる…」と読める部分があるのが大前提になっています。
そういう短い時間内であっても、何らかの理由で「実行せざるをえなかった」のです。
もう一つ、道端に遺体を放置した理由として読みとれるものがあります。
それは、犯行時間に東の水平線間近を昇る「冥王星」です。
俗にいう「犯行の動機」が、「権力」に関わったり、何らかの「力」を誇示するためだった可能性が出てきます。
それは、天頂付近にある「太陽」との矩(90度=スクエア)からみて、社会的に地位を持つ上位の人物(家族?)に対する反発や恨みではないでしょうか?
人を殺(あや)める低レベルの人物は、「冥王星」の象意を正しく処理できないため、「逆恨み的な仕返し」か、何らかの「みせしめ」、また「復讐」といった歪んだ心を持ち、女児という弱者へ向かって「力」を誇示したことになります。
ほかにも、リーディングの内容はあるのですが、続きは機会をみながら下の「追記」に書いてまいります。
と最初は書いたのですが、結局、詳報はありません。

One-Point ◆ 以上は、事件3日後の9月24日現在の執筆です。今日(24日)になって、「12時ごろに病院内で見かけた」という証言が出てきたため、女児の遺体が発見された12時26分までの間の犯行ということになりました。かなり事件発生時刻を絞れますので、ホラリー・チャートを作成してみました。新たな報道があれば、漸次、検証を追記していく予定です。


《 追記 》

なし

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