宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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この記事は3日前に、別サイト(ブログ)にアップしたものです。
昨日10月22日に追記訂正を行なった内容を、さらにリライトしました。
「宝瓶宮占星学 第2章」なので、解説を交えてお届けいたします。
マスコミ報道をみるかぎり、民主党の「ジョー・バイデン」候補(蠍宮、77歳)がかぎりなく優勢です。
先回2016年のアメリカ大統領選挙は、終盤まで同じく民主党の「ヒラリー」候補(蠍宮、当時69歳)が優勢でしたが、結果は共和党の「ドナルド・トランプ」(双子宮、当時70歳)が当選しました。
では、今回、「ホロスコープ」はどのような“結果”を示しているのでしょうか。
●第1稿 : 2020年10月23日アップ
【第2章「実技編」】
すでにはじまっています「宝瓶宮占星学 第2章」は、これまでの“紹介編”から「実技編」に変わりました。
そのため当サイトにアップする記事も、ホロスコープ・リーディングの実践やノウハウの記事が多くなっていきます。
もっとも、数理法則」をベースとした「ホロスコープ・リーディング実技講座」(モニター版)を、昨年2019年からはじまめていますので、重要なことは「実技講座」でお伝えしますので、当サイトでのノウハウ公開には限界が生じざるをえません。
それでも、リーディングに必要な解釈の一端や考え方を知ることができます。
一方で、ご受講者のかたにとてっては、「実践例」の掲載ともなります。
ちなみに、日時は未定ですが「宝瓶宮占星学 第2章」となる新たな別サイトも計画中です。
投票まであと2週間足らずに迫った「アメリカ大統領選挙2020」。
郵便投票など課題はありますが、結果はどうなるのでしょうか?
ヘタをすると、アメリカのみならず人類の未来をも左右する重大な選挙でもあることから、「ホロスコープ」から選挙結果をリーディングしてみました。
まずは、投票日の「ホラリー・のホロスコープ」を掲載します。
本来は、各州の締切時間ごとに「ホロスコープ」を作成してリーディングを行なえばいいのですが、それは手間隙もかかり、面倒に過ぎます。
そのため、アバウトながら、「ホワイトハウス」がある「ワシントンD.C.」の締切時間に代表させて、上掲の「ホロスコープ」を作成し、大統領選の結果をリーディングしてみました。
One-Point ◆ 上掲の「ホロスコープ」は、アメリカ東部時間(EST)で2020年11月3日、午後8時(20時)、「ホワイトハウス」があるコロンビア特別区こと「ワシントンD.C.」を占星地に作成したものです。アメリカは広く、いちばん早く投票が締め切られる「東部」にはじまり、最も遅い「ハワイ」まで5〜6時間もの時間差があり、それぞれ州によって締切時間が異なります。
マスコミ報道による「支持率」をみると、つねに現職のトランプが劣勢で、民主党のバイデン候補がときに10ポイント近い大差で優勢です。
ですが、上掲の「ホラリー・ホロスコープ」を読むかぎり、どの星を「トランプ」(双子宮、74歳)にあて、どの星を「バイデン」(蠍宮、77歳)にあてはめるのかで異なりますが、結果は明らかでした。
トランプの勝利です。
あくまでも「ワシントンD.C.」のみの「ホロスコープ」をリーディングした結果なのですが、「ホワイトハウス」がある以上、やはり全米を代表する“運勢”を少なからず象わしていると考えられます。
それは、次のような解釈によってです。
「投票者」であるアメリカ国民の“意志”は、「ASC」(Ascendant アセンダント=上昇点)が象わします。
ASC(上昇点)は、アメリカの“現体制”を象わすサイン(宮)でもある「蟹宮」の2度です。
その場合、ASC(上昇点)が、トランプとバイデンのどちらに該当する「星」を支持し、投票行動を示しているのかをリーディングすることになります。
「ASC」(上昇点)をみると、国家の中心すなわち“大統領”を象わす「太陽」(蠍宮12度)を下三分(ロウアー・トライン=120度)として、“スムーズに関係”し支持することを象わしています。
ちなみに、宝瓶宮占星学では、メジャー・アスペクトの「許容度数」(オーブ)は「6度」を採用していますが、影響力が大きい太陽と月に関しては、「10度」を採用しています。
そのため、ギリギリながら、蟹宮2度の「ASC」(上昇点)と蠍宮12度の「太陽」は三分(120度)になるためです。
ところが、当該ホロスコープでは「太陽」は、国家の中心“大統領”すなわち「トランプ」を象わすだけでなく、今回は「蠍宮生まれ」(太陽)の「バイデン」候補をも、同時に象わすものになっています。
そのため、ここだけでは結果は読めず、ほかもみなければ判断できません。
One-Point ◆ 今回の大統領選挙の「ホロスコープ」のややこしさは、ここにも象わされています。「ASC」(上昇点)に下三分(120度)の「太陽」だけでは読めない以上、ほかを読むしかありません。では、当該「ホロスコープ」で“選ばれる大統領”を象わすことになる「DES」(Descendant ディセンダント=下降点)はどうでしょうか。
●ここに書いた内容は、掲載の「ホロスコープ」からリーディングできる、すべての内容や解釈を述べたものではありません。
「トランプ」と「バイデン」を象わす星が、複数で重なっていることからも、さらなるご説明が必要です。
ですが、そこまで書くと複雑になりすぎて、かえって面倒です。
なので、省略された「星」のリーディングがあることをご理解いただきたく存じます。
また、細部に入りすぎますと、ときに重要な本筋を見失うことにもなりかねません。
それは「重要ポイント」をまず見抜くことが、最重要なことを意味します。
「実技講座」で最初にご紹介いたしております「実践ホラリー・占星学」の4つのポイントは重要です。
今回は、複雑なのでそのうちの2点に絞って、右本文のとおりリーディングをご紹介しています。
ちなみに、ほかの2点も複雑です。
1つは、今回の大統領選挙が“混乱”することや“誤解”が生じることを象わしています。
もう1つは、イザという事態に際してトランプの“バカ力”(ポテンシャル)が発揮されるなど、最後まで予断を許さない「ホロスコープ」になっています。
当該「ホロスコープ」で、“選ばれる大統領”を象わすことになる「DES」(下降点)は、「山羊宮」2度です。
山羊宮は、“組織”や“現状維持”を象わすために、「トランプ再選」を示唆しています。
では、山羊宮の共鳴星「土星」はどうでしょうか。
「土星」は同じく山羊宮に位置し、そこで「土星&冥王星&木星」の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)を形成しています。
「冥王星」は、通常であれば“権力者”また“TOP”の“大統領”などを象わすことになります。
その「冥王星」が「土星」と合(コンジャンクション=0度)である以上、“動かないこと”すなわち“現状維持”を象わし、やはり現職の「トランプ」が選ばれることを象わしています。
ところが、ややこしいことに、これまたバイデンは「蠍宮生まれ」(太陽)なので、その共鳴星(象徴星)となる「冥王星」はまた、“バイデン自身”を象わすことになります。
つまり、「冥王星」が「土星」と合(0度)であることの意味は、まず、バイデン自身にとっても“現状維持”を象わすことになるために、“大統領ではない”、つまり“大統領にはなれない”ことを意味することになります。
しかし、逆の解釈も成り立ちます。
“選ばれる大統領”を象わす「DES」(下降点)「山羊宮」の共鳴星「土星」は、バイデンをも象わす「冥王星」と合(0度)なので、バイデンもまた“選ばれる大統領”を象わすというリーディングも成り立ちます。
ところが、それは「トランプ」に対しても類似で、次のようにいえます。
「双子宮生まれ」(太陽)ながら「獅子宮」をASC(上昇点)にもち、「月」を「射手宮」にもつトランプは、上述のASC(上昇点)に下三分(120度)の「太陽」にも、また射手宮の共鳴星で「土星」に合(0度)の「木星」によっても象わされます。
なぜなら、アメリカの民族性「射手宮」の“自由”や“ヤンキー魂”を出生時の「月」によって体現しているトランプもまた「木星」で象徴されるためです。
「木星」もまた「土星」と合(0度)なので、これまたトランプが“現状維持”と“選ばれる大統領”とダブルで象わされることをリーディングできます。
One-Point ◆ ここでも、トランプとバイデンを象わす「星」が重なっています。いずれも2重に「トランプ」を象わすことになっているために、やはりトランプに“有利”です。ただし、蠍宮生まれの「バイデン」をも象わしているために、「当選」の芽がなきにしもあらずで、今回の選挙戦の“混戦模様”を当該ホロスコープは象わしていることになります。
では、バイデンが当選する可能性は、どうなのでしょうか。
バイデンをどの星に当てはめるのかが重要ですが、当該「ホロスコープ」では、蠍宮の「太陽」と、土星に合(0度)の山羊宮の「冥王星」に当てはめることができます。
それらは、上述のように現職の「トランプ大統領」にもダブルであてはまってしまいますので、さらにほかの星をリーディングしなければ判断できません。
では次に、トランプにもバイデンにも当てはまる蠍宮の「太陽」に衝(オポジション=180度)の「天王星」はどうでしょうか。
「太陽」を国家の中心の“大統領”すなわち現職の「トランプ」だとすれば、「天王星」は対立候補の「バイデン」を象わすことになります。
逆に、蠍宮の「太陽」を「蠍宮生まれ」(太陽)の「バイデン」を象わすことにすれば、「天王星」は“改革”を進める「トランプ」にも該当することになります。
複雑なのです。
そこで、もう少しみていくと当該ホロスコープで「天王星」は、“選挙現場”であるアメリカ社会を象わす「MC」(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)とともに底辺の星となり、「金星」を頂点とするYOD(ヨッド=60・150・150)を形成しています。
これは、否応なく“ハプニング”(逆転)や、日常ならざる“異性”また“金銭”などの「スキャンダル」を象わすYOD(60・150・150)ともなってしまいます。
「天王星」は、また“選ばれる大統領”を象わす「DES」(下降点)に下三分(120度)なので、天王星を「バイデン」とした場合、バイデンの“スキャンダル”を象わすことになってしまいます。
一方、現職の大統領トランプが「天王星」の場合は、どうなるのでしょうか。
天王星は“逆転”(ハプニング)を意味しますので、トランプにバイデン候補のような“スキャンダル”がない以上、バイデン候補の“スキャンダル”によって、否応なく「トランプ」の“逆転勝利”が起こることがリーディングでてしまいます。
One-Point ◆ ちなみに、有権者である“アメリカ国民”を象わす「ASC」(上昇点)」は、YOD(60・150・150)の頂点の星「金星」と立場を異にする矩(スクエア=90度)をとっています。「金星」で象わされる人物は、今回の大統領選挙においては、バイデン側の副大統領候補「カマラ・ハリス」しかいません。なので、「ハリス副大統領候補」や、バイデン自身の“異性”また“金銭”がらみの「スキャンダル」に対して、国民が「NO!」をつきつけることを矩(90度)は象わしています。
●「射手宮」を民族性とするアメリカ国民は、案外と、“楽天的”でふだんはのん気です。
それが、声を上げない大衆“サイレント・マジョリティー”です。
逆に、“ギャーギャー”騒いでいるのは、本来のアメリカ国民ではなく、反米反日の“工作者”や“マスコミ”です。
彼らの情報のみ日本の“反日マスコミ”は取り上げますので、それにしか目にしないと、実状が見えなくなります。
しかし、ふだんは楽天的なアメリカ国民“サイレント・マジョリティー”も、いざ「自由」が失われるかもしれないと感じたら、本気で立ち上がって声を上げます。
それが、今回の「米大統領選挙2020」の特徴です。
たとえば、もしバイデンが当選したら、隠れ“共産主義者”のカマラ・ハリス副大統領候補が、バイデンに代わってじきに「アメリカ大統領」になる“裏シナリオ”が描かれています。
反トランプ勢力によって“暴力的陰謀団体”とのレッテルが貼られている「Qアノン」などは、それを察していますので良識的なアメリカ国民の“サイレント・マジョリティ”とともに声を上げることになっていきます。
それほど、今回の大統領選挙は、「アメリカ」のみならず、日本をはじめ「自由主義体制」の国家の未来を左右する重要なものになっています。
ほかにも、リーディングできる重要な「星」があります。
当該「ホラリー・ホロスコープ」において“一般大衆”を象わす「月」です。
投票日の11月3日は、「月」は「双子宮」をトランシット(運行)しています。
これが何を意味するのかというと、トランプ大統領は「双子宮生まれ」(太陽)なので、この日、アメリカの“一般大衆”は、これまでのマスコミ報道とは異なり、“トランプ人気”を象わすことがリーディングできます。
さらに、次のことが言えます。
当日の「月」は、双子宮の共鳴星「水星」を下三分(120度)にして、“スムーズな関係”を築くことになります。
そのため、投票日の11月3日は、双子宮生まれで「水星」を共鳴星(象徴星)とする「トランプ」への“支持”が強まることが象わされています。
この「双子宮の月」による「水星」への下三分(120度)は、これまで“サイレント・マジョリティー”(声上げぬ大衆)だった生粋の“アメリカ国民”が、今回は“声”を上げて「トランプ支持」を叫ぶことになることを意味します。
まあ、日本のマスコミは、良心的(宗教的)な生粋のアメリカ国民の「トランプ支持」の声や、トランプをサポートする「国民運動」を取り上げることはありません。
第一、日本人の民族性「魚宮」の良心的心性(日本的霊性)からみれば、「射手宮」を民族性とする生粋のアメリカ国民の「トランプ大統領」また「ペンス副大統領」への“親近感”を理解することは、いくらかむずかしい側面があるのも事実です。
そんなこんなで、まとめますと、「トランプ大統領」が勝利する可能性は次の5点になります。
One-Point ◆ テレビなどで流されるトランプ大統領の“激し”く、“ストレート”で、強い“口調”の演説などを、日本人が、たとえば“品性”がないと感じるのは間違いです。自らが血を流して今ある「自由」を勝ち取ってきた歴史をもつ生粋のアメリカ人は、民族性「射手宮」から、まったく異なる見方をします。相手に勝つ“自由の国”「アメリカ」こそが、彼らが願う国の姿であり、自国を代表して率いる「大統領」に求めている人物像だからです。
では、上掲の「ホロスコープ」から、トランプが優勢といえる点をまとめてみましょう。
1、ASC(上昇点)に「太陽」が下三分(120度)であること。
2、“社会のTOP”を象わすMC(南中点)に「太陽」が上三分(120度)をとっていること。
3、“現状維持”(再選)を象わす「山羊宮」がDES(下降点)になっていること。
4、同じく“権力”が動かないことを象わす「土星&冥王星&木星」の三重合(0度)であること。
5、双子宮の「月」が当日の“トランプ人気”を象わしていること。
これに対して、対立候補のバイデンが勝利する可能性は次の2点です。
6、蠍宮の「太陽」がASC(上昇点)に下三分(120度)であること。
7、DES(下降点)の共鳴星「土星」が蠍宮の共鳴星「冥王星」と合(0度)であることの一面。
両者ともにDES(下降点)に下三分(120度)の「天王星」が該当しますが、「金星」を頂点とするYOD(60・150・150)を形成していることから、“異性”や“金銭”がらみの“ハプニング”(逆転)や“スキャンダル”が起きる可能性が示唆されています。
そのため、アメリカ国民を象わす「ASC」(上昇点)が、このYOD(60・150・150)の頂点の「金星」を矩(90度)としていることは、次のようなことを象わします。
8、ハリスを副大統領候補とするバイデンの“スキャンダル”によって、国民はバイデン側を拒否する。逆にトランプにとっては“逆転”を意味すること。
バイデンにとっては、マイナス1ポイントです。
単純に差し引きしますと、トランプの「5ポイント」に対して、バイデンの「2−1ポイント」で、“不正操作”による“運命的”なバイデン勝利の可能性はあるものの、結局は現職のトランプ大統領の大逆転勝利「再選」を示す上掲の「ホロスコープ」になっています。
One-Point ◆ 大統領選挙の詳細な「リーディング」は、ほかの州の締切時間の「ホロスコープ」も併せてリーディングする必要があります。しかし、よほどの「ホロスコープ」になっていないかぎり、「トランプの勝利」はひるがえらないと、ワシントンD.C.の「ホラリー・ホロスコープ」からは言えます。
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