宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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大方の予想を裏切る急激な衆議院の選挙日程でした。
政府の選挙関係者も驚く最速日程での今回の衆議院選挙ですが、
どうやら“意外性”大好きな岸田首相がお独りで決定したようです。
第100代首相による今年2021年10月31日投開票の第49回衆議院議員総選挙をリーディングしてみました。
下に当日のホロスコープを掲載しましたので、みなさまもお考えください。
結果は、どのように象われているのでしょうか?
↑ 首班指名を受ける岸田新総理。
●第1稿 : 2021年10月15日アップ
結果はどうなのでしょうか。
投開票当日の31日の下記ホロスコープからリーディングをしてみました。
時刻は、投票が締め切られる午後8時です。
ホロスコープをみておわかりのとおり、かなり複雑です。
そんな中でも、「太陽」また「太陽」まわりにアスペクトのラインが集中しています。
これは、太陽が象わす「中心者」である「岸田首相」が問われる選挙となることを象わしています。
One-Point ◆ ただ、電光石火の解散だけに、国民には岸田首相の実績も人となりもみえていません。結局、国民はこれまで過去の優柔不断で頼りなさげな「岸田さん」のイメージで判断することになりそうです。
実際には、「岸田新総裁を読む」にも書いたように、かなり斬新な一面を内包しているのですが、現段階ではご理解はむずかしいでしょう。
上掲のホロスコープに象われた選挙結果は、結論的に“ヒフティー・ヒフティー”です。
しかしながら、あえて結果を“イエスかノー”かで書けば、岸田新首相の“辛勝”もしくは、あくまでも意外な勝利の可能性もあります。
また、その正反対の結果も象われていますので、予断は許しません。
One-Point ◆ 要は、それほど複雑にアスペクトが入り乱れて、複雑な象意のホロスコープになっているということです。
リーディングのヒントを書いておきますので、皆さまもお考えください。
次のような星の配置が特徴です。
まず、危ないのは、次のような星の配置です。
岸田首相は、出生時の「太陽」に「天王星」が合(コンジャンクション=0度)。
さらに、出生時の「太陽」に「土星」が下三分(ロウアー・トライン=120度)のホロスコープ(出生天球図)をもちます。
ところが、上掲の投開票日のホロスコープでは、太陽に「天王星」が衝(オポジション=180度)で、さらに「土星」を軸にT矩(Tスクエア=90・90・180)が形成されています。
One-Point ◆ これだと、岸田首相の思惑どおりにはいかず、“大敗”ともいえる過半数割れも予測できてしまいますが、みなさまのお見立てはいかがでしょうか。
ところが、逆の星の配置もあるのです。
国民の審判をあおぐ総選挙は、“一般大衆”を象わす「月」が重要だといえます。
その「月」は、「太陽」と「天王星」の衝(180度)に対して調停(メディエーション=60・120・180)の座相をIC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)から投げかけています。
これは、内面で国民は岸田首相を“応援”(サポート)していることを象わすと読めますが、問題は、それが投票でオモテに出てくるかどうかです。
One-Point ◆ いろんな解釈があると存じますが、みなさまのご自由でいいのです。お一人ひとりの個性に応じた占断があってもいいという意味です。実際、有権者お一人ひとりのご判断もさまざまにあって1票を投じるからです。
「月」は、現実(オモテ)を象わすMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)と衝(180度)です。
これに対して、岸田首相ご本人を象徴する「太陽」が、MC(南中点)に上三分(アッパー・トライン=120度)をとって調停(=60・120・180)の座相を投げかけています。
結局、「太陽」「月」「天王星」「MC」(南中点)によって、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60・120・60・120)が形成されていますが、この解釈がご判断の分かれるところです。
One-Point ◆ 調停(=60・120・180)の座相が2つ重なった神秘長方形(=60・120・60・120)自体が複雑なので、そこに「太陽」と「月」が含まれることが、当該ホロスコープの特徴になっています。
もう一つ、重要なポイントは、上掲のホロスコープの場合、今回の審判の対象である“衆議院議員”(政権与党)を象わすことになるDES(Descendant ディセンダント=下降点)に、“一般大衆”(国民)を象わす「月」が三分(120度)をとって、スムーズな関係性をもたらしていることです。
さはさりながら、誤魔化すことのできない現実を象わす「土星」が、上述のようにT矩(90・90・180)の軸になっていることは、油断は禁物です。
その一方で、ケレスが「土星」に下三分(120度)であることも重要で、状況によっては“潜在的な働き”にとどまる可能性がないとはいえません。
One-Point ◆ ということで、なにか結論めいたリーディング結果を述べなければご判断しにくいので書いておきますと、“辛勝”というべきか、意外性の大きい結果も予測できる複雑なホロスコープになっているというしかありません。
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