宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
↑ トランプ大統領とペンス副大統領
●第1稿 : 2018年11月27日
※リライトする可能性があります。
トランプの方針変更とペンス副大統領の演説が世界を動かしています。
日本の親中マスコミは、例によってスルーで、知らぬは日本国民ばかりなりです。
かつて、「SDI構想」(スターウォーズ計画)でソ連を崩壊に追い込んだレーガン大統領とともに、後世の歴史家は、トランプを世界を救った“偉大な大統領”とたたえるでしょう。もちろん、安倍首相との“名コンビ”とともにです。
私たちは今、大きな歴史の「リアル・ドラマ」を“目撃”しています。
もっとも、日本のマスコミは“赤いカーテン”をひいて、日本国民の目からドラマを見えなくしていますので、気づいておられるかたは多くないかもしれません。
当サイトで、なんども書いたように、世界は現在、「組織運営変革の深化」のディレクションがピークをむかえた最後の3年間の初年度にあります。
歴史の渦中にいると“当たり前”のように時代が流れていくようにみえますが、人類の未来を左右する最重要な歴史の岐路、“分水嶺”にあるというのが現在の実情です。
独裁「中国」を選択するか、自由「アメリカ」を選択するか、トランプは世界に選択を突きつけているのです。
ただし、老子の思想からいえば、無為自然の治世によって、国民はふつうに何事もないかのように日々生活できていることが最良なので、日本政府はそのように見えないところでベストの外交をすすめています。
そんな政治向きのことは「知らなくてもいい」というかたは、これ以上お読みになられる必要はありません。
世間的にいえば、“フェイク・ニュース”によって悪評ぷんぷんのトランプ大統領や、実のない“モリカケ騒動”にみまわれた安倍首相を高く評価する内容になっているためです。
One-Point ◆ ちなみに、宝瓶宮占星学は「数理法則」を基礎理論とします。さらに「数理法則とクオリアル・ワールド」によって人類歴史の方向性と未来を、ほぼ完全に把握しています。さらにアメリカの「天命」や日本の「天運」からとらえて、現在をみたとき、トランプ大統領と安倍首相は「宝瓶宮時代」と軌を一にする方向で動いています。
わかりやすく申し上げます。歴史には定まった“流れ”があります。
その“流れ”は、宇宙太陽系の星の動きがあらかじめ定まっているように、「星のディレクション」にもとづいて、人類全体として定められた未来の方向性です。
ただし、個人においては、個々の意志による選択の幅が大きいため、必ずしもこのかぎりではありません。
現在、人類歴史の大前提となる流れは、1989年の“宝瓶宮時代のビッグバン”によって人知れず正式にはじまった「宝瓶宮時代」の社会への方向性です。
その方向に“歴史の大河”や「星のディレクション」はあり、星のディレクションの方向に「天運」がともないます。
一般でも「天運、地運、人運」(天の時、地の利、人の和)といいますが、これをみても「天運」は“時の流れ”と軌を一にしてもたらされていることがわかります。
「天運」のおおもとの流れが現在は、「宝瓶宮時代」の方向性なので、だれがその流れにそっているのかをみれば、“時代”がみえてきます。
ご本人が、どこまで自覚されているのかはともかく、たとえ“歴史の大河”に逆流するような渦巻きが一時的に生じたとしても、結果的には“歴史の大河”にのみこまれ、時代や社会は大河の流れにそって動いていきます。
それと同時に個々人にはたらく「星のディレクション」があるわけです。
トランプ大統領に今後はたらく「星のディレクション」は、来年2019年にかけて“のぼり調子”になっていきます。
一方、安倍首相は、これまで2年間つづいた“不運期”の「星のディレクション」から、ようやく抜け出つつある昨今です。
One-Point ◆ 安倍首相は、中国の尖閣海域侵犯や南シナ海占拠、また北朝鮮の核ミサイル実験など、日本をとりまく情勢が緊迫するなか、中身のない“モリカケ騒動”で必要以上に野党や親中反日のマスコミから足を引っ張られました。それは、この2年間、“不運期”のディレクションを受けていたからです。しかし、トランプも安倍首相も現在、「天運」がともなっているために、信じられないかもしれませんが、見えない“宇宙生命波動”によって守られています。
重要なので、現在のメイン・ディレクション「組織運営変革の深化」をご紹介いたします。
すでにこのサイトでお伝えしてきた内容ですが、はじめて当サイトを訪れるかたもいらっしゃいますので、新しい観点をまじえつつ述べてまいります。
「深化」の序章=「組織運営の変革」のディレクションがはじまったのは12年前です。
2006年にトランシット(運行)の冥王星が「山羊宮」の“影響圏”に入ることではじまりました。
これは「宝瓶宮時代」の社会にむけて、古い組織運営の変革をうながすものです。
このとき、日本では「戦後体制(レジーム)からの脱却」を掲げて、第1次「安倍政権」が誕生しました。安倍首相の登場です。
それから12年、安倍首相再登板後の昨今の中国や北朝鮮の現状をみれば、集団安保や防衛力の強化また憲法改正といった「戦後体制(レジーム)からの脱却」は正しく、時代の流れにそっていたことがみえてきます。
つまり、本来は早々に進めておかなければならなかったのです。
さて、影響圏を経て、「組織運営の変革」が正式にはじまったのは、冥王星が完全に「山羊宮」に入宮した2008年12月のことでした。
このとき、翌月2009年1月にアメリカ大統領に就任したのが、建国後、初の黒人大統領のオバマでした。
当初、期待されたオバマ大統領でしたが、1期目はともかく、2期目に入るあたりに彼が受けていく「星のディレクション」は、“低迷期”をもたらすものであったため、個人的には「再選」を望んでいませんでした。
この「リーディング」は、不幸にも適中します。
詳しくは後述するとして、「組織運営の変革」は、土星が「蠍宮」に入宮した2012年から「組織運営変革の深化」のディレクションにバージョン・アップしました。
この「深化」のディレクションは、第1次「2012年〜2014年」、中間期「2015年〜2017年」、第2次「2018年〜2020年」と、3年ごとに段階的に進行します。
今年2018年以降の最後の3年間は、そのピークの時期になっていることが星の動きからわかります。
それまでの6年間、すなわち昨年2017年までの「変革の深化」の2段階は、中国の台頭、北朝鮮の先鋭化、トランプの登場と、日本をとりまく「組織運営」は劇的に変わってきました。
ですが、これは“前段”です。
今年2018年を初年度とした最後の3年間(3段階め)は、さらなる「変革の深化」がもたらされていくことになります。
One-Point ◆ ディレクションのご説明です。土星の「蠍宮」入宮が、なぜ“深化”のディレクションになるのか。それは、すでに「山羊宮」を運行している冥王星とのあいだに、「交歓」(ミューチュアル・リセプション)が成立したためです。「交歓」というのは、お互いの星が相手の「共鳴サイン(宮)」に位置することをいいます。これによって星の象意が「重複的」に強まったためです。
では、「組織運営変革の深化」のディレクションは、どのような出来事をもたらすのでしょうか。
深化がはじまる2012年までは、“パクス・アメリカーナ”ともいえる「アメリカ1強時代」がつづいていました。
「宝瓶宮時代」がはじまった1989年に「東西冷戦の終結宣言」が、米ソ首脳(マルタ会談)によって出され、東側陣営の盟主「ソ連」が崩壊していきました。
その後、約24年間つづいたアメリカ1強時代でしたが、「深化」のディレクションがはじまった翌2013年、これをひっくり返す重大な“一言”が発されました。
「組織運営の変革」とともに登場したオバマ大統領は、その2期目に「アメリカは世界の警察官ではない」(ことに同意する)と発言したのです。
この発言に当サイトでは、すぐに「オバマは“マヌケ”」と書きました。
当時、ことの重大さに気づいた人は少なかったのですが、宝瓶宮占星学は異なります。
アメリカは世界の自由民主主義体制を守るという「天命」をもつことを、宝瓶宮占星学ではリーディングしていたからです。
そのため、その「天命」を放棄しかねないオバマの発言は、アメリカの衰退と危機のみならず、自由陣営全体の危機をも招来することを意味していたからです。
事実、この発言をキッカケに、アメリカ(オバマ)は、“口先だけ”で“弱腰”と見抜いたロシア(プーチン)や、中国(習近平)、さらには北朝鮮(金正恩)といった“ならず者同盟”(by 中村逸郎氏)は、突如、本性の牙をむきだしにしました。
一例ですが、ロシアによる“クリミア併合”、中国による“尖閣海域の侵犯激化”や“南シナ海の軍事拠点化”、そして北朝鮮による日本上空を通過する“核ミサイル発射実験”などなどです。
ここにきて識者もようやく、オバマの発言が“起因”していることに気づきました。
しかし、“無能”なオバマは「戦略的忍耐」などと語り、親中よりの国務省と歩調をあわせて、無策のまま中国や北朝鮮になんの手も打たず野放しにしつづけたのです。
さらには、異常な「対中貿易赤字」にも手を打ちませんでした。
それがとり返しがつかないほど、世界を“混乱”におとしいれたのです。
中国は、対米貿易黒字による経済力で、軍事力を増強し、日米から盗んだ先端技術で軍事力の先端化をつづけたからです。
習近平が信奉するマルクス・レーニン主義(共産主義)の本質は、軍事力(武力)による世界覇権奪取、すなわち共産主義独裁政権化なのです。
中国はかつてのソ連にかわり、世界を共産主義(+軍事力&経済力)による独裁支配をしようとしているのです。
そのための「AIIB」(アジアインフラ投資銀行)であり、また「一帯一路」による海外覇権侵出なのです。
事実、南シナ海のみならず、アフリカ諸国や、インド洋スリランカ、また南太平洋のパプアニューギニアをはじめとした島々に、軍事基地を築こうと、着々と世界覇権の野望をむきだしにしています。
One-Point ◆ 親中反日の日本マスコミは、中国の実状を正しく伝えません。逆に、トランプの“イメージダウン”を図り、安倍“批判”をくりかしています。昨今は、経団連をはじめとした経済界や経済紙誌も中国に“ハナ薬”をかがされたのか、親中と反安倍に傾いています。歴史がみえない”強欲商人”になると、失脚したゴーン会長のように確実に「運勢」を失います。
もはや中国の“経済力”と“軍事力”に対抗できるのは、アメリカだけです。
もし、トランプが立たなければ、世界は中国による一党独裁世界になります。
その危機をだれよりも知っている安倍首相は、トランプの登場前から地球儀外交をくりひろげ、ハワイ、オーストラリア、インドを結ぶ「セキュリティー・ダイヤモンド構想」や、自由貿易による「TPP」(環太平洋パートナーシップ協定)など、自由陣営の連携をすすめてきました。
覇権侵出を強める中国をけん制しようとしたのです。
しかし、日本の防衛力では限界があります。
どうしても世界最大の軍事力をもつアメリカに出てきて、「天命」を果たしてもらわなければなりません。
これが、大統領就任前にもかかわらず、真っ先にトランプを訪問した理由です。
世間がどうとらえようと、トランプの「アメリカ・ファースト」は、“強いアメリカ”の復権、すなわち「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」であって、もはやトランプしかいないのです。
かつて“自由”を新大陸(北アメリカ大陸)に求めて渡り、アメリカを建国した“生粋のアメリカ国民”(WASP)は、大統領選挙で「アメリカ・ファースト」を掲げたトランプを選択しました。
トランプはついに、今年2018年、中国に対する1972年来の外交方針を撤回したのです。
トランプよりも右派といわれるペンス副大統領は、今年2018年10月4日、保守系シンクタンク「ハドソン研究所」において、「トランプ米大統領は中国に屈しない」と“宣戦布告”に相当する重大演説を行なったのです。
日本のマスコミは“赤いカーテン”を引いたまま、この重要性を報道しないので、よくご理解されていない日本国民が多いかもしれません。
ですが、この転換は、世界の「組織運営」を変える重要な意味をもちます。
「東西冷戦」の真っ最中、地球を何十回も滅ぼす核ミサイル軍拡競争を続ける共産主義国「ソ連」に対して、アメリカはおどろいたことに、1972年にソ連と同じ共産主義国の「中国」と手を結びました。
当時の中国は発展途上国だったので、アメリカがテコ入れを図り、経済先進国になれば中国は“民主化”すると考えて、いわゆる「ソ連囲い込み戦略」に出たのです。
キッシンジャー大統領補佐官は、パキスタン経由で秘密裏に訪中し、翌1972年にニクソン大統領が日本の頭越しに中国を訪れ、毛沢東主席や周恩来総理と手を結びました。いわゆる「ニクソン・ショック」です。
しかし、現在の中国は、アメリカの貿易支援で「軍事力」を増強し、さらには「産業スパイ」や「企業合弁」また中国製の安価な「パソコン」や「スマホ」などを密かに使って、アメリカや日本の最先端技術を盗み、世界覇権にむけた「軍事力」の先鋭化をすすめています。
経済発展の“恩“を仇で返し、言っても耳をかたむけない中国・習近平に、トランプはついにニクソン以来の対中方針を撤回し、これ以上、放置できないと対決姿勢に転じたのが、現在2018年秋の状況です。
One-Point ◆ 「海王星」が魚宮をトランシットしているために仕方がありません。中国の「AIIB」や「一帯一路」につくか、それともアメリカ・日本がすすめる「インド太平洋ファンド」(セキュリティー・ダイヤモンド構造ベース)につき、自由世界の維持を図るか、二元対立に世界は再突入したのです。このような時代の“分水嶺”にあって、どちらに「天運」があるのか、この記事をご高覧の皆様なら明確にわかるはずです。
ちなみに、アメリカが「対中方針」を撤回して、組織運営の変革を深化させたように、日本も「対韓外交」を決定的に変えて、組織運営の変革を深化させようとしています。
自由民主主義の根幹である「法」(ルール)がつうじない“情治国家”の韓国は、先進国とはいえず、まともな国として接することができないことを、日本政府も国民も完全に理解しました。
また、調子に乗りすぎた習近平の「AIIB」や「一帯一路」による露骨な世界覇権侵出の狙いに気づいたヨーロッパも、アメリカや日本と協力して「中国囲い込み戦略」に転じはじめています。
肝心なのは、「ロシア」ですが、中国側に追い込まないよう、アメリカや日本との関係を築いておく必要があるために、ロシアとの外交交渉をすすめています。
以上、みてまいりましたように、「深化」のピークとともに、組織運営の構造は完全に変わってきています。
今年2018年を「1数=意志」(方向性)として、「土星」と「冥王星」が合(0度)をとる来年2019年を「2数=実体」(現実化)として動いていくことになります。
さらに、「土星」と「冥王星」がジャストの合(0度)をとり、「太陽」「水星」「ケレス」が同時に加わって複合合(五重合:マルチプル・コンジャンクション=0度)を形成する再来年2020年1月以降を「3数=関係」(内外の作用)として、ピークのディレクションが展開されていくことになります。
トランプ大統領もそうですが、信仰に篤いペンス副大統領も、本気で中国に怒りを感じています。
ウィグル、チベットへの人権侵害を超えた、ヒトラー以上の“民族抹殺”や、“宗教の中国化”といった欺瞞も一因しています。
ですが、なによりも彼ら白人(WASP=ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント)が、自らの血を流して歴史的に勝ちえてきた“自由”、すなわち自由民主主義体制に、無謀にも挑戦をつつける黄色人種で共産主義・中国の習近平を、完全に“人類の敵”と認識したのです。
彼ら白人は、自由民主主義の「秩序」(ルール)の中にいれば、黒人であろうと黄色人種であろうと、“人種の平等”をもって接します。
しかし、一黄色人種が、自由競争のルールをやぶって、白人はもちろん世界を不法に支配しようとすると、生まれもった“狩猟民族”の本能はもちろんのこと、彼らのバックボーンである“唯一絶対なる神”の名によって、徹底的に“正義の鉄槌”をくだします。
バカな習近平は、そのことに気づかず、調子に乗りすぎました。
ちなみに、今年2018年10月までは、木星が「蠍宮」をトランシットしたことによって、習近平をはじめ“民族性”「蠍宮」の中国人民の“海外志向”を強め、“イケイケ”になるディレクションをもたらしました。
しかし、今年11月以降〜来年2019年は、木星が「射手宮」をトランシットします。
これは、射手宮を「月サイン(宮)」とするトランプや、射手宮の“民族性”をもつヤンキー気質のアメリカ人の“海外志向”を強め、”イケイケ”にしていくディレクションとなってはたらきます。
One-Point ◆ 以上、大きな枠組みのみをご紹介いたしました。個々の動きは、一例ながら「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点…」を補足がてらご高覧ください。5月10日付の「調子に乗りすぎた習近平」や「対中貿易摩擦は大歓迎」、また来月12月に発効する「“天運”がともにあるTPP」ほかを「時事ネタと歴史」のカテゴリーにてアップしています。
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