宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

宝瓶宮時代は“みろくの世”
[ビッグバン]
― 物理オンリーの解釈は勘違い

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“みろくの世”は3/6/12数「数理法則」による宝瓶宮時代

●第1稿 2024年 3月 7日 アップ。


通称「大本教」についてあまり存じ上げないのですが、いくつかの新宗教の祖となっているようです。

世の立て替えや立て直しを唱えて「みろくの世がくるぞよ」と言ったとか…。

“みろく”(弥勒)ということで、たぶん宗教的な世の中を想い描いておられるのではないでしょうか。

それは双魚宮時代末期の新興宗教ブーム真っ只中の当時であり、「戦争の世紀」のはじまりだったことから、少し違うと考えています。

勝手な解釈ですが、「戦争の世紀」となった20世紀から見ると、今の21世紀の日本は平和も平和、「みろくの世」の現在です。


《 まるで天国のような日本 》

意識や心の持ち方が大きいのです。

が、一部の海外や民族また宗教から見れば、食べ物は美味しいし、治安もいいし、街中はキレイで、“ブッダとイエスが同居”する(漫画「聖☆おにいさん」)自由で天国のような国です。

それはともかく、大本(おおもと/おほもと)ってちょっと変わったイメージがありますよね。

無学の開祖「出口なお」(1837-1918)師は、約20万枚もの“お筆先”と呼ばれる“自動筆記”を残しています。

それを娘婿養子となった「出口王仁三郎」(1871-1948 でぐち おにさぶろう)が訳し、『霊界物語』などを口述しています。

お二人が興した神道系新宗教が大本(教)です。

当時は秋山真之などの海軍士官を含め多くの方が集いますが、不敬罪などによる王仁三郎の投獄と恩赦またその後の教義の変更などによって、袂を分かった信徒たちが今日に知られるいくつかの新宗教を立ち上げているようです。

One-Point ◆ 間違っていたら修正してください。ここで述べているのは、当時の不穏な社会情勢の世の中からみれば、「みろくの世」はまるで宝瓶宮時代に先頭を切って走る今日の日本のようだということです。



《 海王星の“まだ見ぬ理想” 》

ネットには次のように記されていました。

「1892年(明治25年)2月3日、京都府綾部に住む貧しい初老の女性である出口なおに“うしとらのこんじん(艮の金神)”と名乗る神が憑依する。それは国祖:国常立尊(くにとこたちのみこと)であった。大本では、この日をもって開教としている」

その46年前の「海王星」の発見に伴ない、関係ないと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、“心霊ブーム”こと美称「近代スピリチュアリズム」が世界的に流行った時代です。

「海王星」が発見された1846年以降は、その“象意波動”に基づいて、人々は“まだ見ぬ理想”を想い描き、心霊世界や霊界の実在に意識やご関心を抱いて、降霊術をはじめ新興宗教ブームが世界的に巻き起こっています。

今日の“ホロスコープ占い”こと現代占星術の母体となった霊媒師マダム・ブラヴァッキー率いる「神智学協会」も新興宗教の一つで、この時期にはじまったものです。

One-Point ◆ アラン・レオは、神智学協会の占星術支部から今日の占星術(エソテリック占星術)を普及させています。同じく“まだ見ぬ理想”を描いたマルクスの『共産党宣言』によって、理想的共産主義運動がはじまったのも、同じく19世紀後半です。



《 マルクス・レーニン主義による“世界覇権” 》

当時の人々に“まだ見ぬ理想“をもたらした「海王星」は、双魚宮時代末期の“支配星”です。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」(通称:宝瓶宮占星学)では、“支配星”ではなく「共鳴星」と呼んでいます。

「春分点」の移動に伴ない古代ギリシャ時代の末期、紀元前2世紀にはじまった双魚宮時代は、「対立二元論」を歴史パラダイムとするアストロロジカル・エイジです。

海王星が発見される前のことなので、当初、双魚宮時代は“精神”や“学問”を象わす「木星」を支配星としていました。

それゆえフィロソフィー(愛智、哲学)で知られる古代ギリシャ時代に発祥したホロスコープを用いた「古典アストロロジー」は、今日のように海王星の象意による“占い”ではなく、木星の象意による当時最先端の“学問”(のちに疑似科学)でした。

お話は近現代に戻りますが、マルクスの「理想的共産主義」は、両極端ながら当時は“世界覇権”を象わす「冥王星」の発見に相前後して、武力や軍事力を肯定する「マルクス・レーニン主義」に変容し、20世紀を「戦争の世紀」へと陥れていきます。

One-Point ◆ 団塊の世代をはじめとした昭和生まれの多くは、そのような左翼的学校教育を受け、マスコミに流れた左翼思想の人々による論調を“良識”としてきました。その残滓によって、いまだに双魚宮時代末期の誤ったリベラルな論調が振りまかれることがあります。




《 宝瓶宮時代のビッグバン 》

「戦争の世紀」が終わりを告げたのは1989年のことです。

この年の12月に「東西冷戦の終結宣言」が当時の米ソ首脳によって出されました。


同宣言の立役者レーガン(右)とゴルバチョフ(左)。実際の調印はパパ・ブッシュのときに行なわれた。

遡る1月には偉大な昭和天皇が崩御され、平成の御世がはじまっています。

アストロロジカルに述べますと、人知れず「宝瓶宮時代のビッグバン」によって宇宙波動が変化し、波動的ながら宝瓶宮時代が正式にはじまっていたのがこの1989年で、人知れず各分野で大きな流れの変化が起きています。

ただ、発見されてのちホロスコープを1周した海王星は、2009年に自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏(水瓶宮25度)にあったことから、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまっています。

一方で、宝瓶宮時代は始まっていて、この時期、天王星が「春分点」を通過していくことによって「霊識元年」(2010年)ともなっていたのです。

今年2024年にピークを迎えた“分水嶺”は、ここからはじまっています。

One-Point ◆ 「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは、海王星が「春分点」を通過していく再来年2026年1月で終わります。そのため、双魚宮時代が完全終了していく歴史的な転換期の昨今です。時代の過渡期にあって“終末現象”が頻発する混乱期の現在です。



宝瓶宮時代は「クオリアル宇宙」

●何でもそうですが、“妄信”に陥ると「現実」が見えなくなります。

ただし、それも「信教の自由」です。

宗教もそうですが占星術なども右の本文に書いた時代背景があって、ご注意が必要です。

“真実”の隣にこそ“妄信”が待っているためです。

客観的な事実(現実)が、目に入らなくなるためですが、宗教にかぎらず「物理科学」も同様です。

客観的に現実を把握しているはずなのですが、物理のみですべてを理解し解釈できると我知らずとも“信仰”に陥ってしまうのです。

「対立二元論」の双魚宮時代はそれでもよかったのです。

ですが「共鳴関係論」の宝瓶宮時代が進むと、そうはまいりません。

スピリチュアルも物理科学も「クオリアル宇宙」の一部分なので、客観的に3/6/12数が見えなくなりかねないためです。


《 現代物理科学の限界 》

約2,160年(計算値)続くアストロロジカル・エイジの一つ双魚宮時代の“25度”、1630年から「宝瓶宮時代の影響圏」に入りました。

近代物理科学の扉を開いたガリレオ・ガリレイ(1564-1642)の生存中です。

ですが、今日の物理科学は、マルキシズムの影響もあってか物質世界に偏りすぎて実在の宇宙を正しくとらえることができないでいます。

物理科学なので仕方がないのですが、物質的な側面だけをみて宇宙のはじまり「ビッグバン」をとらえると理解に矛盾が生じます。

なぜなら、宇宙この世界にははじまりも終わりもなく、「ビッグバン」というのは単に物理宇宙のはじまりを表わすものだからです。

物理のカテゴリーを超えて“エネルギー宇宙”を視野におかなければ、最先端物理科学といえども「量子論」の謎は解明できません。

「みろくの世」もそうですが、今後は「共鳴関係論」や3/6/12数「数理法則」を伴なう時空を超越した宇宙波動エネルギーを視野に、ホロスコープと併せて物事の真実を見抜かれていかれるとよいでしょう。

One-Point ◆ 最後は駆け足で申し訳ありません。本来のホロスコープは“宇宙数理模式図”なので、物理波動だけでなく時空を超越した宇宙波動エネルギーを視野に、3/6/12数「数理法則」でご理解されたほうが、物事もホロスコープもよく見えてくるようになります。






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