宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2024年 4月15日アップ
どのように生きるとよい自分なのか。
生き方はご自由ですが、「適性」に原則があるならご参考にされるのも人生、一つの方法です。
生年月日がいずれであれ、出生時間による「自分軸」から“人生の方向性”など「生き方」のベースをリーディングできます。
それをベースとして実際には、個々人のホロスコープ(出生天球図)によって十人十色、百人百様、千姿万態に異なってまいります。
世界に2つと同じものがないホロスコープなので、そうならざるをえませんが、ここでは「十把一絡げ」のご提示に留まります。
次のことを最初にご認識ください。
占星師個々人の占断経験による象意解釈とその継承が“当たる/当たらない”の占いのこれまでです。
その結果、象意解釈の“伝言ゲーム”状態が続き、そのうえで各自が自身の占断経験を付加しつつ、ただしいかどうか分からない解釈を続けざるをえない今日の“ホロスコープ占い”の実状があります。
私も若いころ心酔して学びましたが、「なぜ、そのような象意になるのか」正確に納得せざるをえない性分から自主的に挫折し、宇宙この世界から“宇宙哲理”として見出すことに成功しました。
単純に「プロセス」(時間)と「位置関係」(空間)と「共鳴関係」(人間)に法則的な象意の秘密が見られます。
それゆえ、“占い”から「ホロスコープ」(宇宙数理模式図)を用いた実学として宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」(ほうへいほしがく)が可能になりました。
One-Point ◆ 双魚宮時代の社会通念に基づいて言えば、通称で「宝瓶宮占星学」です。しかし、これまで2,000年以上続いた双魚宮時代の終末“分水嶺”のピークが今年2024年で時代の転換期の秋(とき)です。
「占星学ではなく、なんで“星学”なの?」
アストロロジーは本来、“占星術”ではなく直訳すれば分かるとおり“天体の学”「星学」だからです。
占星術は“アストロ・デヴィネーション”といえるもので、ホロスコープの作成は科学でも、その解釈方法は決して“〜ロジー”と呼べるものではないことからも明らかです。
古代ギリシャに発祥した「古典アストロロジー」は、ヒポクラテス(BC460頃-BC370頃)も医術に用いたように古代学術(今日では“疑似科学”)でした。
今日、日本で“占星術”と訳されるのは、歴史的な経緯と海外の事情とがあって仕方のない一面があるのですが字義的には“誤訳”です。
One-Point ◆ だれも気づいていませんが、19世紀後半以降の双魚宮時代の末期は“勘違い”が花盛りの人類歴史でした。しかし、今後の宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を伴なって、次第に真実が明らかになっていく時代に入っていきます。
ご託はともかく「自分軸」のベースを順番にご紹介いたします。
「今週の運勢」などと同じように、不特定多数に向けたページですので、十把一絡げ的にベースとなる根幹部分のみの記述です。
具体的な“枝葉”は、個々のホロスコープ(出生天球図)によって千差万別に展開されているためです。
【上昇点:牡羊宮の自分軸】
ものごとの先頭を切って開拓する生き方です。
ただし、独りよがりになるのではなく、相手や周囲の人々の意志や立場また考えを考慮されることで本物になります。
【上昇点:牡牛宮の自分軸】
忍耐強く現実をキープし安全性や快適性を図る生き方です。
この場合、快適さに引きこもるのではなく、全体との連帯を視野にすることで自信を失うことなく自己の存在意義を確認できます。
【上昇点:双子宮の自分軸】
知的好奇心をもって自分や周囲を結びつけたりシェアする生き方です。
ご自分の好みの範囲や知識のみにこだわらず、心理的にも社会的にも広くイージーに受け容れることで、よりいっそう活かすことになります。
One-Point ◆ あくまでもベースのみのご紹介です。上述がすべてではなく根幹にあるのですが、枝葉のように、上昇星などほかの星など構成要素による個性や運勢によっても多様性が付加されていきます。
続けます。
【上昇点:蟹宮の自分軸】
母性的な情を持たれて相手や周囲を気にかけ世話をやくようにな生き方です。
デリケート過ぎたり気にしいになり過ぎず、いろんなタイプの人がいる現実を視野に入れて、情に留まらない価値観を腑に落とされるとよいでしょう。
【上昇点:獅子宮の自分軸】
誇りを持たれて自分らしく主体的に親分肌姉御肌でまとめていける生き方です。
従う人に太っ腹なのはよいとして、それ以外の人にも同じ人間として認めつつ対等にフランクに接していかれることでぐっと株が上がります。
【上昇点:乙女宮の自分軸】
特別なスキルを取得されるなど個人的にスペシャリストとなる生き方です。
個の高いスキルを世のため人のために活用されつつも同時に、広く浅くでもゼネラリストとして異なる世界観を持つことで逆に完璧に際立っていきます。
One-Point ◆ 今回はここまでです。残りの6つのサイン(宮)を「上昇点」とする自分軸は、後日お届けいたします。「自分軸」の重要性は、コマなどの回転は「軸」が定まるとブレずに長く回り続けられるようなものです。