宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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↑ ヒポクラテス(BC460頃-BC370頃)
●第1稿 : 2024年 3月18日アップ
「“宝瓶星学”って何なの?」
「ホロスコープを使うから“占い”なんでしょ?」
既成概念によってそう思われる方が多いと存じます。
残念ながら“占い”でも“科学”でもありません。
“善悪”や“支配/被支配”といった「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代の吉凶的な解釈から、現代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代ゆえ、“物理科学”を超えた宇宙“共鳴波動”による解釈へと移行していきます。
Q&A形式でお伝えするつもりですが、大前提として次のことをご認識いただきたく存じます。
現在、私たちは“妄想”と“理想”を当たり前とする社会通念の中に生きています。
アストロロジカルに申し上げますと、現代人は1846年に発見された「海王星」の“象意波動”を受けて、一例ですが「共産主義社会理想」と「近代スピリチュアリズム」(心霊ブーム)の残滓に大なり小なり“洗脳”されています。
洗脳は必ずしも悪いことではありませんが、自分でそう気づくことができないために成り立ちます。
海王星の“象意”、また今日の海王星による「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化、時代変化)によって、“自分はふつうである、現実的である”とすることが実は“事実誤認”や“勘違い”だったりする昨今です。
One-Point ◆ 近年の共産主義運動しかり、近代スピリチュアリズムしかり。いずれも「海王星」の発見直後にはじまったもので、もし「自分は事実誤認や勘違いしているかも…」と気づけば、“洗脳”からの解放がはじまります。
●「海王星」の“象意波動”をダイレクトに、最も受けのは“ホロスコープ占い”です。
「海王星」の発見直後に起きた“心霊ブーム”によって新興宗教の設立ラッシュが起きています。
霊媒師マダム・ブラヴァッキー率いる「神智学協会」もその一つです。
その占星術支部から広まったのが、“ホロスコープ占い”ことアラン・レオの「エソテリック占星術」(秘境占星術)こと現代占星術です。
Divination(デヴィネーション:占い)なのですが、Astrology(アストロロジー:天体の学)と呼ばれ続けています。
日本では“占星術”です。
Sign(宮)を“星座”(Constellation)と呼称するなど、事実誤認や勘違いが案外と多く散見できます。
分かっていても不利になるので公言しないのだと存じますが、真実が明らかになっていく宝瓶宮時代に生き残れるのでしょうか。
今回も前口上が長いかもしれません。
「ホロスコープ」が発祥した古代ギリシャ時代以降、約2,000年間の間、当時の支配星「木星」によって「古典アストロロジー」でした。
“占い”ではなかったのです。
その終焉は、近代物理科学の発展に伴ない「古典アストロロジー」の解釈理論が“疑似科学”(迷信)とされたことで、学術性を失ってしまったことです。
さらに、19世紀の中頃の「海王星」の発見によって、その“象意波動”を受けた人類は熱烈に“まだ見ぬ理想”を想い描くようになりました。
マルクスらによる「理想的共産主義」しかり。
フォックス姉妹による心霊ブームこと「近代スピリチュアリズムしかり。
さらに、「新興宗教」の設立ブームしかりで、その宗教団体の一つからアラン・レオによる、「古典アストロロジー」の軒先を借りた“居抜き物件”よろしく、“占い”としてはじまったのが現代占星術こと“ホロスコープ占い”です。
One-Point ◆ 「古典アストロロジー」のカテゴリーは“古代学術”です。一方、現代占星術のカテゴリーは“占い”です。古代ギリシャの「フィロソフィー」(愛智)も「古典アストロロジー」と同様に“学術”や“哲学”を象意とする当時の支配星「木星」に基づいて興ったものです。
以上を前提にQ&Aに移らせていただきます。
Q、「宝瓶星学」って何ですか?
A、宝瓶宮時代(「アストロロジカル・エイジ」の一つ)の新しいアストロロジーです。
Q、アストロロジーって“占星術”ですよね…。
A、“占い”はディビネイション(divination)です。
なので占星術は、“アストロ・デヴィネーション”というのが正解です。
ただそれだと“逸脱”や“脱線”また“偏向”といった意味がdivinationにありますので、“運命”や“幸運”また“富”や“財産”といった意味のフォーチュン(fortune)を“占い”の意味で使うのが多いようです。
♪「恋するフォーチュン・クッキー」のフォーチュンです。
One-Point ◆ divinationの語頭「divine」(デヴァイン)には、“占い”のほかに“神”という意味があります。“神”や“占い”は、常識から“逸脱、脱線、偏向”している、そんな意味が込められた単語だといえます。
Q、“占い”ではないのであれば、何だというのですか?
A、「古典アストロロジー」は、最先端の学問とくに医学に活用されました。
医学の父「ヒポクラテス」(BC460頃-BC370頃)は、「私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである」など、数々の名言を残しています。
彼はまた、今では紹介されることはありませんが「患者のホロスコープを解明できないものに医師の資格はない」とまで言い切っています。
近代物理科学が発祥するまで、ホロスコープ(アストロロジー)は“占い”(占星術)ではなかったというのが事実です。
当時、ホロスコープは「古代ギリシャの世界観」によって解釈され、どんな体質か、どんな病気にかかりやすいか、またその療法などに活用され、実際に一定の成果を上げていたために約2,000年間も続いてきたのです。
Q、なるほど。ところが「古代ギリシャの世界観」は、近代物理科学の発展によって“疑似科学”(迷信)とされたと…。
A、はい、そのとおりです。
「科学ではない」と烙印を押され、医学(学術)としての正当性を失いました。
では、逆に現代物理科学や西洋医学(科学)は、どこまで“正しい”のでしょうか。
実際のところ、物理科学による現代宇宙観は「物質宇宙」といった一部を解明するにすぎません。
「量子論」をみても分かるように、西洋的な現代物理科学は限界で転換期を迎えている今日です。
One-Point ◆ 量子は“粒”(粒状性)であり“波”(波動性)であるとされます。物質存在(粒状性)を解明してきた物理科学ですが、その根幹を探究していったら量子の「波動性」に突き当たり、解明できずに立ち往生している現状が垣間見えます。
Q、現代物理科学が限界を迎えているのは分かります。では宝瓶宮時代の新しいアストロロジーは何を根拠にしているというのですか?
A、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」と、それに伴う“宇宙波動エネルギー”です。
また、物理的な時空を超越した「共鳴関係」です。
時間変化に伴なう「宇宙太陽系」の空間位置を物理的に写しとったものがホロスコープです。
ですが宇宙この世界は「物理宇宙」のみで成り立っているのではため、ホロスコープから象意解釈やリーディングが可能です。
Q、もう少し詳しく。
A、人に“心”と“体”があり、量子が“粒”と“波”とから成り立っているように、実在の宇宙もまた「物理宇宙」(“粒”宇宙)だけでなく、時空を超越した「エネルギー宇宙」(“波”宇宙)があるということです。
Q、なるほど。で?
A、当記事の範囲では申し訳ありませんがここまでです。
「基本三数」によって、実在の宇宙この世界「クオリアル宇宙」は“三数宇宙”(三要素の宇宙)によって成り立っています。
それゆえに、ホロスコープ・リーディングが可能になっています。
Q、にわかには信じがたいのですが、筋は通っているように思います。
A、ありがとうございます。
信じても信じなくても、私たちの宇宙この世界は「クオリアル・ワールド」です。
One-Point ◆ いずれにしてもホロスコープを「基本三数リーディング」することがポイントになっています。「なんで分かるの?」というくらい秘密や真相(深層)が共鳴関係をもってリーディングできて驚かされることがあります。先人たちによる人類の叡智の賜物です。
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