宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
●第1稿 : 2024年 8月 9日アップ
「ホロスコープ・リーディングは、どのように習得できますか?」
“素人達人”の習熟プログラムをご紹介いたします。
何も考えず「基本三数」をポポポンと当てはめるだけです。
不思議なもので、脳内で「ああ、こんな感じね」と簡単にリーディングできてしまいます。
相応の慣れは必要ですが、自分の脳内だけなら難しくはありません。
タネ明かしをします。
ホロスコープのリーディングをご自分が分かればいいのなら、ポポポン!でOKです。
「基本三数」は“原意”、「数理法則」は“本意”なので、それだけでも脳内で簡単にイメージできてしまいます。
逆にいえば、誰かが他のホロスコープに当てはめて、すでに象意解釈をした内容は応用展開がしにくいので、リーディングしようとする眼前のホロスコープに適用しても正しい解釈はできません。
ムリに当てはめるとズレた解釈になってしまいます。
One-Point ◆ ご理解いただけますでしょうか。世界に2つと同じものがないホロスコープなので、他で象意解釈した内容ではなく、原理原則から個々のホロスコープに当てはめたほうが自分でイメージすることは必要ですが、ムリなくマッチします。
「基本三数」また「数理法則」の本意でもって、自分の脳内でイメージするリーディングは超簡単です。
問題なのはここからです。
脳内イメージのままでは相手には伝わりません。
なので、正しく伝わるように言語化や文章化、メッセージ変換をしなければなりません。
何でもそうですが、自分のイメージを相手に正しく伝わるようにするのはホロスコープ・リーディングにかぎらず、相応の困難を伴なうのです。
もっとも、立て板に水の“ウソ”よりも、口下手で朴訥でも誠意のある“真実”のほうが相手には伝わります。
奈辺がホロスコープの場合、最も大変だと存じます。
One-Point ◆ 「リーディングだけならサルでもできる」(お猿さんゴメンナサイ!)。ホロスコープを日本に広めた西洋占星術の大家、故ルル・ラブア師も「星の語る言葉を伝えるのは難しい」とおっしゃっていました。
常々、思います。
宇宙138億年のメッセージを、地上の個人が浅薄な人知でもって推し量るのは無理です。
“神のごとき人間”でもないと宇宙の深奥は分かりません。
「では、どうしたらいいのよぉ」
ここで急に言われてもねぇ…。
お答えは、宇宙太陽系を写しとった「ホロスコープ」なので、ホロスコープのことは素直に“宇宙”
に聞けばいいんです。
策を弄しても、ムリ、むり、無理。
“王道”の解釈は、「宇宙のことは宇宙に聞く」、そのうえでご自身で自在に解釈すればいいんです。
この順番が重要です。
One-Point ◆ 「ホロスコープって、どう解釈したらいいの?」「それはねぇ、宇宙は“人間”なのよ」「はぁ?」「宇宙を写しとったホロスコープは“人間”や“宇宙”を象徴しているのよ」「空との位置関係から“個性”や“運勢”や“歴史”が分かるからってこと?」「そうですねん」
●一般に次のように記されます。
“老子が目指す「無為自然(むいしぜん)」とは、その「無」の道に従って、いっさいの作為を捨て自然のままに生きることであった”
ホントに?
老子の「無」は“玄の玄”です。
暗闇でも分からないのに、さらにその暗闇の奥の暗闇、名前(概念)も無いものを「無」と表現しています。
そのような“「無」の道”に従えますか?
“いっさいの作為を捨て自然のままに生きる”、なんてことができますか?
「無為」とは“何もしない”ことではなく「為(ため)で無く」行なうことで、「自ら然(しか)る」ままにです。
ホロスコープの基礎を“誰か”から学ぶことは必要です。
基礎はそうなんですが、リーディングに際しては、“ゴチャゴチャ”やっても人為では正しい解明はできません。
老子いわく「無為自然」。
“何もしない”のではなく、宇宙の自ずから然るがままの“法則”に基づくことです。
そのうえで、ご自分の個性や感性や実力でもって、自在にリーディングをされて相手に正しく伝わるメッセージに翻訳してお伝えすればOKです。
人為でもって「ああでもない、こうでもない」とゴチャゴチャ解釈するほど、本筋から離れていきます。
One-Point ◆ 19世紀後半の“エソテリック”(秘境的)な占星術は、時が経つほど混沌としていく運命(さだめ)を内在しています。古代の“世界観”に基づいた解釈は「古典アストロロジー」で、新しい「宇宙観」に基づいた解釈が「宝瓶宮時代のアストロロジー」です。
まとめです。
ホロスコープ・リーディングの習得プログラムは、基本、次の4段階です。
1、ホロスコープの基礎を学ぶ…「意志」を持つ。
2、宇宙法則を知る…「実体」にアクセス。
※「宇宙法則」は、ご自分で解明されてもいいし、「宝瓶星学」の超絶理論をご参考にされてもいいし、宇宙の“深淵”を超能力的に感知されてもOKです。
3、数多のホロスコープを実践リーディングしてみる…「関係性」を培う。
※いろんなホロスコープがありますので、場数をこなして実際に体験され、いろんなケースを体得されていくことが慣れには必須です。
4、「無」になられて自在にリーディング…宝瓶宮時代の共鳴関係論。
※リーディングの経験が蓄積されたら人為や人知は不要になります。
以上、素人達人のホロスコープ・リーディングの修得プログラムでした。
One-Point ◆ 分かる人には分かる。分からない人にはムリです。時がくるまで首肯できません。もし、何か心に引っかかるものがあれば、禅のお話ですが、庭をホウキで掃いていたら跳ねた小石が「カーン」と竹に当たって、その瞬間に悟ったということが起こりえます。
ホロスコープは古代ギリシャで発祥の瞬間から、“占いのツール”ではありませんでした。
現代占星術の“事実誤認”または“勘違い”で、最悪では“偽装”して権威付けを図ったものです。
第一、遠近ある宇宙の星を地上からの見た目で勝手につなげた“星座”や、古代人が意図的に創作した“神話”に宇宙の“真実”はありません。
人為解釈ではなく、ホロスコープは本来、単純な“宇宙数理模式図”になっています。
「基本三数」1/2/3(4)数やその展開「数理法則」3/6/12数(3/6/9)、すなわち宇宙森羅の最小象徴数=12数によって構成された模式図です。
たとえば、“光の三原色”の3つの“純色”をメインに、中間色を交えて“12色”の“色相環”をもって、さまざまなマテリアル(素材、質感)を伴ないつつ無限の色彩が展開されているようにです。
これは、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」また「数理法則」が、波長“色彩”へ展開された一例で、ホロスコープも同様の構造展開を伴ないます。
「基本三数」によって“無為自然”にリーディングをすれば、双魚宮時代からは驚きの事実が顕現します。
One-Point ◆ 真実が明らかになっていく宝瓶宮時代です。逆に言えば、19世紀後半以降の事象は“欺瞞”や“勘違い”のオンパレードですが、その虚構が明かされ気づきはじめていくことで、今年2024年の“分水嶺”のピークもそういうことです。
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