宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

韓国戒厳令は捨て身の作戦
[ホラリーで読む]
― “真の狙い”をリーディングしてみる ―

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ある「説」が正しいのかどうかホラリーからチェック

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領

●第1稿 : 2024年12月10日アップ



韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、12月3日夜、突如、一見“トチ狂った”かのような「戒厳令」を発しました。

直後、「国会の議決」により、わずか6時間で戒厳令は無効になり、翌4日の未明、早々と解除を宣言しています。

待て、待て、待て、何かヘン!

尹錫悦大統領は元検察のトップで「法律のプロ」です。

その彼が、韓国憲法第77条によって国家非常事態の際に「戒厳令」を発することができるものの、反体制野党が過半数を占める「共に民主党」など在籍議員の賛成によって、無効化できることを知らないはずがありません。


《 「不当選挙の捜査のため」は本当なのか? 》

彼は無効化されることが分かったうえで、緊急事態でもないのに、なぜ「戒厳令」を発したのでしょうか。

しかも、通常の「警戒戒厳」ではなく、軍部への統制権限が広範囲で可能な「非常戒厳」の発令です。

何か“緊急事態”の恐れがあったとも考えられなくはありませんが、ほかに意図があったとしか思えません。

その“謎解き”となる一つの“推測”が浮上しています。

過去の「不当選挙の捜査/糾明のため」という、まことしやかな説なのですが…。

本当なのでしょうか?

こういうとき「ホラリー・ホロスコープ」は便利です。

どこまで正しいのか、「基本三数リーディング」によって“真相”また“深層”をリーディングしてみました。

One-Point ◆ 戒厳令が発されたわずか7分後に「中央選挙管理委員会」の中央庁舎に、297人もの実弾銃器を装備をした軍部隊が進入しています。そうであれば選挙記録や資料を強制的に押収したことでしょう。


《 戒厳令のホロスコープ 》

下掲が戒厳令が発された瞬間12月3日の「ホラリー・ホロスコープ」です。

戒厳令のホロスコープ
●ポイントは、「太陽&水星」の合=0度が「木星」と衝=180度で「土星」と矩=90度を形成してることです。

当日の夜22時15分頃の発令で、イベント・ポイント(発生地)は「韓国ソウル」です。

日本との時差はありませんので、「ホロスコープ作成ソフト」に日本国内と同じように「時間」と出生地など「イベント・ポイント」の緯度と経度を入力するだけでこと足ります。

One-Point ◆ 「ホラリー・ホロスコープ」は、事件や事故をリーディングするだけではありません。なので宝瓶星学では「設時天球図」と称しています。“時間”を設定しないホロスコープはありえません。が、あえて「設時」としたのは、ホラリーは「ホロスコープ」の基礎だからです。


《 ASC=上昇点「獅子宮」を読む 》

宝瓶星学の「基本三数リーディング」は“秀逸”です。

すべての「ホロスコープ・リーディング」の基礎となるものです。

ゆえに「ホラリー・ホロスコープ」にストレートに適用できます。

「基本三数」(1数、2数、3数)の“原意”をポンポンポンとホロスコープに適用すれば、「アラ不思議!」たちまちに“真相”また“深層”などがリーディングできます。

「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、「基本三数リーディング」では、当該イベントの“首謀者”による「1数=意志」を象わします。

“意志”と表現したのは、ほかに適切な日本語がないためで、“原意”に最も近い言葉を充てたものです。

ちなみに“意思”ではありません。

「戒厳令」は当然、国家のトップ「大統領」の発令です。

それは、当該ホラリー・ホロスコープの「1数=意志」と共鳴する「ASC=上昇点」に、どのように表われているのでしょうか?

ホラリーで“公権力”を象わすことが多い「獅子宮」のASC=上昇点で、しかも大統領や首相をはじめ“国家や組織の中心者”を象わす「太陽」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としてスムーズな象意の関係性をとっています。

このことからも“尹錫悦大統領”の発令で間違いありません。

One-Point ◆ その「太陽」に“知性”などを象わす「水星」が合(コンジャクション=0度)で、両星は「木星」を衝(オポジション=180度)とし、“イージー”さは残るものの、“前向きなオペレーション”で計算されたものだったことが分かります。

《 大統領職を賭した「戒厳令」の発令 》

スペースの都合上、全部の解説はできません。

「戒厳令」が発令された“深層”をみてみましょう。

蠍宮の「IC 」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)からは、戒厳令発令の隠された“深層”に、「蠍宮」が象わす“真相の究明”があったことがリーディングできます。

しかも、「IC=北中点」は、社会や政治など“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」を第8ハウス(室)にて下三分=120度としていることから、戦争などの“非常事態”による戒厳令ではなく、“政治的意図”による非常戒厳の発令だと分かります。

その「土星」が、「太陽&水星」と矩(スクエア=90度)をとって“スタンス”を異にしているのも、“現実”とは異なる戒厳令で、実際とは異なる意図で“策謀”などがあったことを象わしています。

ちなみに、「IC=北中点」の「蠍宮」と共鳴するのは、「IC=北中点」に下三分=120度の「土星」が位置する「第8ハウス(室)」で、これらの共鳴星は「冥王星」です。

「冥王星」は“両極端”の分野や状況を象わしますが、政治の分野では“権力”また“権力者”を意味します。

重要なことは、その「冥王星」が「ケレス」を合=0度とし「火星」を衝=180度として、“二面性”(両面性)を伴なっているため、大統領職を賭けた“一か八か”の「戒厳令」の発令だったことが象わされています。

その内容がどこまで公けになるのかは今後の展開次第ですが、押収した選挙記録や資料の精査によって、文在寅前政権から今日までの“不正選挙”が明らかになれば、大統領職を失っても目的を達成したことになります。

One-Point ◆ 早急に“不正選挙”を明らかにできなければ、野党との“取引材料”を失い、確実に大統領職を失います。とはいえ、このまま“不正選挙”の実態を明らかにできなければ、親北親中勢力に韓国は乗っ取られかねず、日本にも多大な影響が及びます。




《 何が起きてもおかしくない“分水嶺” 》

昨今の「天王星」と「冥王星」の三分=120度は、“トップの変化”や“交替”を象わします。

また、今後、春分点を通過していく「海王星」を頂点に「天王星」と「冥王星」を交えた小三角(ミニトライン=60/60/120度)による「霊識開元」のディレクションとともに、今後6年間ほど続いて、“社会の大勢”や“個々人の深層の精神意識”を変えていくことになります。

冥王星の「深層の精神意識の変革」のデレクション、海王星の「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)、さらに宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」が来年2025年中頃に双子宮に入宮することで正式にもたらされる「宇宙法則への変化」のディレクション、これらと併せた“TOP(支配層)の変化”を伴なう複合ディレクションです。

世界的なディレクションなので韓国にかぎらず、日本の政界やカゲの“支配者”財務省なども例外ではありません。

“不正選挙”は「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの真っ最中に、魚宮の「海王星」の“偽計”などの象意によってもたらされ、今後は真実が明らかになっていく宝瓶宮時代に向かうために、“真実の解明”は避けられない時代の流れです。

今年2024年は“分水嶺”のピークの年で、アメリカ大統領選挙やSNSの成果による兵庫県知事選の結果などからも分かるように、先月11月にピークを越えて、いよいよ宝瓶宮時代の実働に流れは“変動”しました。

それに続く12月3日の韓国の戒厳令の発令です。

ということで、一部でささやかれている上述の“真相”また“深層”が秘められていたことは、ほぼ間違いないようです。

One-Point ◆ 宇宙この世界の根幹法則「基本三数」によって、ホラリー・ホロスコープにかぎらずネイタル・ホロスコープ(出生天球図)を解釈すると、人為では計り知れない“天意”(宇宙)による“宇宙波動エネルギー”から、歴史の方向性をはじめ地上の“真実”が驚くほどみえてきます。






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