宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2024年 9月26日アップ
今すぐではありませんが、宝瓶宮時代の「ホロスコープ」は“ライフツール”になります。
前人未到の時代が定着していくにつれて、これまでの“人類の叡智”を超えた「宇宙の叡智」を解き明かす宇宙数理模式図たる「ホロスコープ」だからです。
“突拍子もない”と思われるかもしれませんが、客観的に「基本三数」をポンポンポンと当てはめれば、誰でもご自身でリーディングができ、ご自身の人生行路や運勢を知ることができるディレクション・チャートとして活用できるためです。
「基本三数」は「光の三原色」と同じで、シンプルに宇宙の原則を示します。
また、応用展開によって時代の流れと共にある“天運”の方向性を知ることができます。
“分水嶺”のピークの今日、“ライフツール”としての活用はそう遠くはないかもしれません。
重要な事実なので以下、ご高覧をいただけましたら幸いです。
少し、面倒なご説明を先にいたします。
アストロロジーは双魚宮時代の影響圏(前6世紀〜)の古代ギリシャ時代に四角いホロスコープの発祥とともにはじまりました。
これを「古典アストロロジー」といいます。
もし、占星術界隈において言われるように、これを“古典占星術”ととらえると事実が見えなくなります。
なぜなら、「現代占星術」も同じようにホロスコープを用いますが、理論を捨てた“占い”ゆえに、両者は“科学”と“宗教”のように正反対のカテゴリーに属するためです。
One-Point ◆ 本来のアストロロジーは“科学”(学術)的であって、現代占星術はお分かりのように“宗教”(占術)的です。以前、「西洋占星術は“科学”です」という方が複数いらっしゃいましたが、「海王星」の象意を受けた“事実誤認”で“勘違い”です。
●「古典アストロロジー」は、古代ギリシャの「世界観」に基づいて理論的にホロスコープを解釈しました。
当時の最先端科学(古代科学)の実学ゆえに、医学にも活用され、多大な貢献をした“人類の叡智”でした。
世界は“熱/冷/乾/湿”に基づく“火/土/風/水”の四大元素から成り立っていると考えられていたのです。
その世界観に基づいて四角い「ホロスコープ」を解釈したので「Astrology」(アストロロジー)と呼ばれました。
ところが16世紀に“疑似科学”とされて、学術的な立場を失いました。
さらに19世紀後半に“疑似科学”となった理論を捨てて、“当たる/当たらない”で象意解釈のみを“パクった”のが皆さまご存じの「現代占星術」のはじまりです。
理論を捨てた以上、もはや“ロジー”(Astrology)ではないのは明白です。
ですが「ホロスコープ」を解釈するという見た目は同じだったゆえに、一般的には“Astrology”と“勘違い”し“誤認”されたまま現在に至ります。
「アストロロジー」(Astrology)の正しい訳語は日本語にはありません。
19世紀後半にはじまった現代占星術は、欧米においては旧来のまま“Astrology”を自称する“占い”ゆえに、その実状に鑑みて日本では“占星術”と訳されます。
そのために、古代ギリシャの「古典アストロロジー」までも“占星術”だったかのように“勘違い”しています。
事実は次のようです。
1、「古典アストロロジー」は近代まで“古代科学”だったゆえに、近代科学によって“疑似科学”との烙印を押されました。
2、古代ギリシャの「フィロソフィー」(愛智、哲学、学問)による世界観「古典理論」によって四角い「ホロスコープ」は論理的に解釈され、「古典アストロロジー」は医学(治療)など実学として用いられていました。
3、古代とは言え、当時最先端の“科学”(学問)だったので「〜ロジー」と名づけられています。
ところが、近代科学によって“疑似科学”の烙印を押され、さらに「天王星」が発見されたことで、古典理論は完全に破綻し、「古典アストロロジー」は役割を終えていきます。
問題はここからなのですが、理論破綻した「古典アストロロジー」の象意解釈のみを“居抜き物件”よろしくパクって、“エソテリック(秘境的)な占い”として「現代占星術」こと“ホロスコープ占い”ははじまっています。
「海王星」の発見直後、19世紀後半のことでした。
例えれば、日本の技術や文化をパクリ、自国が元祖かのように“事実誤認”や“勘違い”をしているどこかで耳にしたようなヒドイお話だと思いません?
One-Point ◆ 当サイトでは、「Astro(アストロ:天体、星)+logy(ロジー:学)」を直訳して「星学」、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」と称しています。「古典理論」に代わり、宇宙この世界の最先端の根幹法則「基本三数」を新たに基礎理論としたものです。
で、本題です。
双魚宮時代の影響圏にはじまった古代ギリシャの「アストロロジー」や、双魚宮時代の末期にはじまった「現代占星術」の両者に共通するのは、四角と丸の違いはあれど「ホロスコープ」を用いるだけではありません。
両者ともに、今では「海王星」の“時代波動”ゆえに気づくことが難しいのですが、“支配/被支配”の「対立二元論」に基づいた「用法」です。
どういうことかというと、客観的な科学的解釈や、主観的な占星術(宗教)的解釈かを問わず、第三者(学者や占星師など)から“託宣”を受けるに等しいものです。
双魚宮時代ゆえに、それがふつうで“当たり前”と信じ疑義を持たれることはありません。
ですが、宝瓶宮時代の実際的なはじまりを間近に控えた“分水嶺”のピークの今日、今後は漸次、異なってまいります。
One-Point ◆ 今後の宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとします。その意味は、一人ひとりが友愛精神(和、絆、民度)を伴ないつつ、社会の“主人公”となっていく主体責任の時代で、ホロスコープ・リーディングも同様です。
ご参考です。
「すわ、第8惑星(今でいう海王星)の発見か!」と誤認された1801年の「ケレス」の発見から45年後、1846年に「海王星」が発見されます。
詳しいお話はおいおいご理解いただくとして、「海王星」の初期の“時代波動”は、実現困難な“まだ見ぬ理想”(妄想、世界、ユートピア)です。
それゆえ、発見直後(2年後)にマルクス&エンゲルスの『共産党宣言』が出版され、“まだ見ぬ理想”となる「理想的共産主義社会」(労働者の世界)が描かれます。
一方、同年フォックス姉妹家で起きたポルターガイスト現象に端を発して、世界的な心霊ブーム(美称:近代スピリチュアリズム)が巻き起こり、「死後の世界」や「天国」といった“まだ見ぬ理想”の世界が現実だと描かれます。
前者の「マルキシズム」と後者の「スピリチュアリズム」は、正反対のカテゴリーに属し、一見、関係なさそうですが、「海王星」の初期の象意“まだ見ぬ理想”を夢見た点で共通しています。
One-Point ◆ 「心霊ブーム」によって、著名な霊媒師マダム・ブラヴァッキー率いる「神智学協会」(新興宗教団体)が設立されます。その占星術ロッジから拡がったのが“現代占星術の父”と呼ばれるアラン・レオによるエソテリックな「現代占星術」です。
●本文にも書きましたように、古代ギリシャのホロスコープ解釈は「Astrology」でした。
当時、最先端の天体学の知識を持ち、自ら天体観測をして位置を割り出せる高度な数学を使えなければ、ホロスコープの作成はできませんでした。
その解釈も、今でいう哲学的な世界観「熱冷乾湿/火土風水」の四大元素説による理論的なものでした。
古代ギリシャの“医学の父”ヒポクラテス(BC470頃-BC360頃)は「患者のホロスコープを正しく解読できないものに医師の資格はない」とまで言ったのです。
一方、19世紀後半に理論を捨ててはじまった“ホロスコープ占い”が現代占星術です。
西洋では“Astrology”と“事実誤認”をし“欺瞞”に陥っています。
実状は、Astrologyではなく“当たる/当たらない”のエソテリック(秘境的)なDivination(デヴィネーション)で、占いです。
もう、お気づきだと存じます。
「海王星」の発見と共にはじまった“ホロスコープ占い”が「現代占星術」です。
双魚宮時代の歴史パラダイム“支配/被支配”や“吉凶解釈”など「対立二元論」の“時代波動”を受けて、“事実誤認”や“勘違い”をし、“いつかは当たるようになる”と“まだ見ぬ理想”を描いたのです。
「海王星」は、“無私の精神”や“自己犠牲”また“奉仕”や“夢想”(理想:幻想)といった美しい象意をもたらしますが、一方で一歩間違えると暴力革命を正統化した共産主義運動のように本当はコワイ側面を持ちます。
でも、ご心配なく。
今日の“分水嶺”のピークを超えて、来年2025年4月また翌2026年1月に「海王星」が「春分点」を超えていくと、宝瓶宮時代の新しい「海王星」に生まれ変わっていきます。
同時に漸次“ホロスコープの奴隷”から解放されたかのように、各自が主体的に宇宙数理模式図たる本来の「ホロスコープ」を「基本三数」とともに、“ライフツール”として活用し、宝瓶宮時代のアストロロジーが実際的にはじまっていくことになります。
One-Point ◆ 宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」による“ホロスコープ革命”です。他人から“支配”される占断ではなく、自ら「基本三数」を用いたリーディングによって、将来の選択に役立つディレクション・チャートの「ライフツール」の方向です。
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