宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホロスコープ随感 その5
リーディング(星読み)のツボ
― マスター(山頂)を目指すなら ―

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西洋占星術の“星読み”を極めたいかたへ

ホロスコープ

●第1稿 : 2021年12月27日アップ

みなさまは「ホロスコープ」を読めますか?

私は学生のときに西洋占星術を学んで、結局、挫折をしました。

それから数十年が経って、宝瓶宮時代の幕開けとともに幸いにして「ホロスコープ理論」(基礎理論)を見出すことができ、今日にいたります。

《 理論を捨てた「現代占星術」 》

そういったホロスコープ遍歴から、次のように言えます。

「ホロスコープという山は高いので、いきなり頂上には登れない」

“星読み”や“占断”という「ホロスコープ・リーディング」の頂(いただき)をいきなり目指して極めようとするのは、だれであっても難しいのです。

アマチュアであっても“特殊な霊感”などの才能がなければ、“マスター”(占星術師)になるのは無理があることが、かつての体験と「基礎理論」を見出した立場から、論理的にわかります。

現代占星術は、「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)末期の19世紀に、従来の「理論」を捨てました。

“当たる/当たらない”の神秘的(オカルトチック)な占いに特化したのです。

One-Point ◆ 現代占星術が従来の「理論」を捨てたのは、理由がありました。「古典占星学(術)」を体系化してきたそれまでの古代ギリシャの世界観「四大元素説」(基礎理論)」が、近代科学の発展と「天王星」の発見によって通用しなくなったからです。


「占星術」(学)は誤訳?

かつて古代ギリシャ時代に学問(疑似科学)だった「アストロロジー」(Astrology:天体学、星の科学)は、右の本文のあたりから、占星術また占星学といった“占い”として日本語訳されるようになったといえます。

《 占いに特化した占星術 》

紀元前5〜2世紀頃の双魚宮時代の影響圏において、古典占星学(アストロロジー:天体学、星の科学)は、「四大元素説」をベースに理論体系化されました。

古代ギリシャ時代のお話です。

「アストロロジー」(通称、古典占星学)には、古いながら「四大元素説」をベースにした「ホロスコープ理論」(占星学理論、基礎理論)があったのです。

しかし、その「基礎理論」は、近代科学の発展によって四大元素説は「疑似科学」(迷信)とされたために、通用しなくなりました。

さらに、追い打ちをかけたのがアメリカ独立戦争の最中に発見された「天王星」です。

これによって、土星まで7つの星で理論体系化されていた古典占星学の理論は完全に崩壊していったのです。

そういった事情がありまして、霊媒師マダム・ブラツキー率いる「神智学協会」に所属していたアラン・レオは、「理論」を捨てて“当たる/当たらない”の占いに特化し、「現代占星術」を生みだしたのです。

One-Point ◆ 占星術界隈では有名なお話です。しかし、現代占星術の関係者は、詳細を語りたがらないようです。古い「基礎理論」が通用しなくなったことや、「現代占星術」がはじまったのは、“神を科学する”という新興宗教組織「神智学協会」の占星術支部ゆえに、神秘主義(オカルティズム)だと知られたくないのでしょう。


《 海王星の“神秘的”な象意 》

お話を“星読み”に戻します。

19世紀中ごろに発見された「海王星」を、魚宮また双魚宮時代の共鳴星(支配星)とするようになって、本来のアストロロジーは占いへと変わります。

それ以前に双魚宮(魚宮)の“支配星”だった「木星」と異なり、新たに“支配星”となった「海王星」は、木星のように“学問”ではなく、良し悪しに関係はありませんが、地に足が着いていない“神秘的”(オカルトチック)な象意をもつためです。

「海王星」は、“まだ見ぬ理想”をも象わします。

“まだ見ぬ理想”というのは、実現可能とはかぎらず、観念的な空想上の理想などを意味します。

そんな「海王星」の象意によって、現代占星術は、いきなり“星読み”をマスターするといった“まだ見ぬ理想”を目指すようになったといえるのです。

One-Point ◆ たとえば、エベレストや富士山でもそうですが、山頂よりも高い“ホロスコープの頂(いただき)”すなわち神秘世界のマスターを目指しても、実現不可能です。まして、登山の初心者が、地上の1合目からいきなり山頂を目指しても、労力が大きく、時間がかかるし、極めるのは相応に困難なのです。


《 新しい「基礎理論」 》

では、どうしたらよいのでしょうか。

よい方法をお教えします。

初学者やアマチュアが、いきなり“星読み”の頂(いただき)を目指すのは、ハードルが高すぎるのです。

であれば、まずは車などの交通機関で、「登山ルート」が整備された5合目あたりまで行けばよいのです。

そうすれば、初学者でもずいぶんと登りやすくなると思いませんか?

そんなものが、あるのかって?

現代占星術には、通用しなくなった古い「基礎理論」を捨てたのでありません。

ですが、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーには、新しい「基礎理論」があるのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の次元上昇した「ホロスコープ理論」がそれです。宇宙この世界をつらぬく根本法則の「基本三数」と「数理法則」は、ホロスコープを構成する基礎となる理論になっています。そのため、この「基礎理論」という“マスター・キー”をホロスコープに差し込めば、ホロスコープの象意構造や占星要素の象意といった根本の謎がすべて開かれるのです。


ホロスコープの「基礎理論」

“5合目”まで行けきれば、あとは実践のみなので、スムーズに頂きに向かって登れます。
高等数学をマスターするさいには、基礎の算数をまず知らかなければならないのと同じです。
ホロスコープも「基礎理論」がわかると、マスター(西洋占星術師)を目指しても、以降の“登山”が楽になります。
なので、結局は、時間も経費はもちろん、人生の浪費が少なくてすむようになります。

《 ホロスコープのすべての扉を開く 》

次元上昇した宝瓶宮時代の新しい「基礎理論」によって「ホロスコープ」を読むと、現代戦性術のどの象意解釈が正鵠を射ているのか、真贋がみえてきます。

ひらたく申し上げますと、核心を突いている正しい象意解釈はどれなのか。

逆に、本筋から外れて“拡大解釈”や“誇大解釈”に流れている象意解釈はどれなのか。

「ホロスコープの真実」が見事なまでに見えてきます。

ホロスコープのすべての扉を開く“マスター・キー”ともなっている「基礎理論」なので、それも当然です。

One-Point ◆ そのような「基礎理論」によって、“5合目”まですぐに行けます。さらには頂上までの“登山ルート”が見えてきて、実践となる“星読み”や“占断”またリーディングの道が見えてきます。あいまいな“神秘世界”を手探りで進むよりも、ご自身の頭で考えて、リーディング(星読み)のご判断が出きるようになりますので、より早く正しいルートを確実につかんで進むことができるのです。




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