宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホロスコープ随感 その14
ホロスコープ最大の謎
― 根本法則から解ける謎 ―

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空の星からなぜ地上のことが分かるのか?

ホロスコープ

●第1稿 : 2022年 3月 5日アップ

ホロスコープ最大の謎があります。

古来より言われてきた占星学(術)の根本命題です。

「空の星から、なぜ地上のことが分かるのか?」

物理科学が主流の現代の学校教育や社会風潮からみれば、だれもが考える常識的な疑問です。

宝瓶宮占星学を解明する前は、私もそう思っていました。

《 19世紀の神智学協会 》

「空の星から、なぜ地上のことが分かるのか?」

占星術(学)の根幹を揺るがしかねない最大の謎だといえます。

でありながら、関係者の多くは、見ないふりをして誰も答えようとはしません。

答えられないでいるのです。

ホンネはきっと、「そんなの関係がない、当たればいいじゃないか」というのが、現代占星術のスタンスではないでしょうか。

なぜなら、19世紀に「神を科学する」という名目の「神智学協会」の占星術ロッジ(支部)からはじまったのが、現代占星術だからです。

占星術の根本命題に答えられないのに、「神を科学する」ことができると思われますか?

そういった本家本元の論理矛盾を、現代占星術にも垣間見ることができます。

いずれでも占星学(術)的な理由はハッキリしています。

現代占星術は、「海王星」の発見とともにはじまり影響を受けているからです。

なぜなら、現代占星術が自ら解釈しているように、海王星の象意の一つ“欺瞞”がそこにあります。

One-Point ◆ 古代ギリシャの世界観「四大元素説」にもとづく基礎理論を捨てて、“当たる/当たらない”の「占い」に特化したのが現代占星術です。かつての基礎理論が近代科学の発展とともに疑似科学となったゆえ、捨てて当然ですが、理論を捨てたゆえに、現代占星術は、今や「疑似信仰」に陥っています。


《 占星術信者と科学信者 》

占いとは、そういうものです。

だれもが認める客観的(科学的)な根拠がないために、どうしても“信じる/信じない”に陥らざるをえません。

客観的な事実に基づいて論考する物理学者からいえば、「神の存在証明ができないのに、なぜそれを信じるのか?」というのと同じです。

宗教は、どう想おうと自由ですが、一般的には“信じる/信じない”の世界で、現代は個々人の「信教の自由」が保障されています。

誰も、非難することも止めることもできません。

同様に、現代占星術を信じてもいいし、否定してもいいし、またそれを「おかしい」と論拠をもって批判する「言論の自由」も保障されています。

One-Point ◆ 皆さまはどのようにお考えでしょうか。現代占星術のバリバリ信奉者ですか、それとも科学万能主義者(信者)ですか。どちらでもいいのです。いずれも誤りだからです。現代物理科学は、まだ発展途上です。宇宙この世界を解明するには全然といっていいほど、90%以上至っていません。そんな研究途上の科学を万能と考えるのは、信者の姿勢と同じだからです。上述の根本命題に答えられない占星術も同様です。


《 理論なき混迷 》

繰り返します。

現代占星術は、「神を科学する」という、名目にすぎない19世紀の新興宗教団体「神智学協会」(教会)を母体にしてはじまりました。

このことを思い起こしてください。

19世紀中ごろに「海王星」が発見され、その時代にはじまったのです。

「海王星」の発見とともに、その象意にかかわる「スピリチュアリズム」(神秘主義)や、『共産党宣言』による「マルキシズム」(理想的共産主義)が起こりました。

さらには、仏教やキリスト教などの伝統ある「世界宗教」をベースに、現代的に教義解釈をしなおした「新興宗教」(カルト宗教)が、雨後のたけのこのように発生しはじめたのもこのあたりからです。

現代占星術は、いわゆる古典占星術修正派や、サビアンシンボル派、また心理占星術派など、さまざまな「術派」(教派)に分かれて現在、存在しています。

そのどれにおいても「空の星から、なぜ地上のことが分かるのか?」という根本命題に納得のいくご回答をのべている見解を聞いたことがありません。

One-Point ◆ ちなみに、宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)は明確にお答えできます。宇宙この世界の根本法則に根づいた「基礎理論」があるためです。「伝授講座」や「奥義講座」などですでに論証やご説明を差し上げています。信じる占いではなく、理論的解釈をベースに、ご自身でリーディングしていくことが可能です。


《 理論的に答える 》

もう一度、書きます。

宝瓶宮占星学は、上述の命題に理論的にお答えすることができます。

ホロスコープ最大の謎「空の星から、なぜ地上のことが分かるのか?」という占星学(術)またアストロロジーの根本命題に対してです。

なぜなら、次元上昇した宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)だからです。

宝瓶宮時代というのは、過去の真実が明かされていく時代です。

また、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」によって、人々の宇宙波動をキャッチするアンテナが漸次、高くなっていることも一つの理由です。

決定的には、宇宙この世界をつらぬく根本法則をホロスコープの「基礎理論」としているからです。

One-Point ◆ これまでの双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の、「木星」による古典占星学(術)や、「海王星」によるオカルトチック(神秘主義的)な現代占星術との差異がここにあります。現代の最先端科学、量子論(量子力学)が嚆矢(こうし)となると思われますが、「超科学」いわゆる波動共鳴科学へと進んでいく宝瓶宮時代になると予測できます。


《 客観的な事実 》

にわかには信じられないというかたもいらっしゃるでしょう。

現代人は、われ知らずとも双魚宮時代の古い常識や通念にどっぷりと浸(つ)かっているので仕方ありません。

学校教育やマスコミまた社会風潮が、古い近現代物理科学をベースにしているからです。

体(てい)のいい一種の時代的な洗脳のなかにあるようです。

現代占星術も類似です。

もっとも、近現代物理科学とは真逆の「疑似科学」(四大元素説)いわゆる迷信信仰のスタンスが現代占星術です。

われ知らずとも、気づかずにどっぷりと浸(つ)かって信じてしまうと、周囲や客観的な事実が見えなくなるのはもちろん、ご自身の現状さえ見えなくなります。

歴史の曲がり角の先にある宝瓶宮時代という、まったく異なる未来の方向性が見えてこなくなるのです。

One-Point ◆ 一度、過去や現状を肯定/否定を交えて、冷静に見直してみるのもよいでしょう。ほかに適切な考えや方法がないのか、そういった客観的なご判断は、現代人や科学者の本来の態度です。従来のままで新しい潮流をご理解することはできません。宝瓶宮時代のアストロロジーに対しても、どこかで体験されてみないとご判断はできないでしょう。




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