宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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「宝瓶宮占星学 第2章 実技編」です。
ホロスコープ・リーディングのサンプル&メモとなるページです。
初回は、独立編に続き、日向坂46のメンバーのリーディングです。
↑ 初代センター 小坂菜緒(乙女宮)。
●第1稿 : 2021年 9月23日アップ
※昨年のブログ記事のリライトです。
ソーラーチャートを見るかぎり、見た目の印象と実際の内面性とのギャップがもっとも大きそうなのが、改名後の初期センター小坂奈緒です。
たぶん、ご本人もそのことを自覚しておられるのか注意深くしているようですが、「太陽&月&火星」の三重合(0度)ゆえに、つい正直にオモテに出してしまうことがあるようです。
「日向坂46」のメンバーを“リーディング・サンプル”としてご紹介していくシリーズの6人めは、日向坂46の“最大勢力”「乙女宮グループ」の3人め、小坂奈緒です。
「日向坂46」への改名(独立)後のデビュー以来、4作連続でセンターをつとめ、今も続く連続ヒットを記録しています。
そんな小坂奈緒の「ソーラーチャート」を早速、ご覧いただきましょう。
これまでご紹介してきたメンバーの「ソーラーチャート」と異なるのは、ホロスコープ全体に星が散らばっていることです。
One-Point ◆ 当シリーズでは、出生時間が不明なため、出生時の「太陽」をASC(上昇点)の位置において起点とする「ソーラーチャート」でお送りしています。通常のホロスコープ(出生天球図)から抽出して読めることもあって、日本では軽視されるソーラーチャートですが、実は重要な意味を持ちます。
●日向坂46のメンバーを、次の6つに「グループ分け」して順番に一人ずつお届けしてまいります。
「牽引グループ」…佐々木久美(水瓶宮)、加藤史帆(水瓶宮)、佐々木美玲(射手宮)。
「乙女宮グループ」…斉藤京子(乙女宮)、高瀬愛奈(乙女宮)、小坂奈緒(乙女宮)、金村美久(乙女宮)、東村芽衣(獅子宮or乙女宮)。
「サポート・グループ」…渡邉美穂(魚宮)、富田鈴花(山羊宮)、松田好花(牡牛宮)。
「セレクション・グループ」…高本彩花(蠍宮)、影山優佳(牡牛宮)、潮紗理菜(山羊宮)、河田陽菜(獅子宮)。
「アクセント・グループ」…宮田愛萌(牡牛宮)、丹生明里(水瓶宮)、濱岸ひより(天秤宮)。
「3期生グループ」…上村ひなの(牡羊宮)、橋未来虹(天秤宮)、森本茉莉(魚宮)、山口陽世(魚宮)。
※上村ひなの以外は「新3期生」。
一方で、これまでご紹介してきましたメンバーと類似している点は、出生時の「太陽」が多重合(マルチプル・コンジャンクション=0度)をとっていることです。
先回ご紹介いたしました高瀬愛奈(乙女宮)の場合は、出生時の「太陽」と「月」という個人にとって影響力が最も強い2つの星の合(0度)に、パーソナル・プラネットの「水星」と「金星」が加わった四重合(クワドラプル・コンジャンクション=0度)をもっていました。
これに対して小坂菜緒の場合は、出生時の「太陽」と「月」に加えて同じパーソナル・プラネットながら「火星」を交えた三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)です。
高瀬の場合は、四重合(0度)ながらソフトな「金星&水星」込みなので、どこかおっとりした感じが漂います。
これに対して小坂菜緒の場合は、キャラに、よりいっそう“牡羊宮”の強さがが加わる三重合(0度)で、“辛らつなツッコミ”や“反抗心”をもつことになる「火星」込みです。
One-Point ◆ たぶん、「乙女宮生まれ」(太陽)の小坂菜緒のオモテ向きのイメージからは想像しにくいと思いますが、ソーラーチャートからは、けっこうな“黒こさかな”こと、“辛らつなツッコミ”や“反抗心”が如実に読みとれます。
それはともかく、小阪の場合、「太陽」は「ケレス」と転(クインカンクス、インコンジャンクション=150度)です。
「火星」は、「海王星」と同じく転(150度)です。
また、「月」も出生時間が不明なので確定ではありませんが、「ケレス」または「海王星」のどちらかと転(150度)をとる可能性が約80%以上もあります。
そのため、ふだんは“辛らつなツッコミ”や“反抗心”は抑制され、隠されがちになります。
ただし、“ポテンシャル(潜在力)”として隠し持っていますので、ないわけではなく、イザといった事態になれば、“反抗心”や“辛らつなツッコミ”は出ることになります。
One-Point ◆ 早いお話が、「太陽&月&火星」の三重合(0度)は、見た目の“おしとやか”さとは異なり、かなりの負けず嫌いの気性で、男勝りの内面性をもつことを象わします。
小坂菜緒の「ソーラーチャート」の最大の特徴は、必然的に大三角(グランド・トライン=120度×3)を含むことになる大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)で、その1角のみが欠けたいわゆる“大六角(60度×6)崩れ”です。
許容度数(オーブ)6度でソーラーチャートを作成しているため、そうなりますが、もし、六分(セクスタイル=60度)の許容度数(オーブ)を8度にとれば大六角(60度×6)を生まれもつことになります。
そうでなくても、出生時間次第では大六角(60度×6)が形成される可能性が残っています。
“大六角(60度×6)崩れ”というのは、牡羊宮16度の「ケレス」と水瓶宮8度の「海王星」が8度差になっているためです。
One-Point ◆ 8度差でも、出生時間次第によっては共鳴関係が生じ、許容度数(オーブ)6度でも最大で9度まで許容度数(オーブ)を広げることが可能になりますので、その場合は、大六角(60度×6)が形成されることになります。
※「宝瓶宮占星学」では、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」によって“共鳴リーディング”を行ないますので、「共鳴関係」が強い場合、最大で1.5倍まで、許容度数(オーブ)を広げることがあるためです。
いずれにしましても、2つの大三角(120度×3)をふくむ「大六角(60度×6)」(崩れ)が、小坂菜緒の「ソーラーチャート」の最大の特徴です。
ここでは「特徴」をお伝えするのが目的なので、「大六角(60度×6)」事態の象意にまでは触れませんが、相応の複雑さをもつことになります。
最後に、もう一つの特徴です。
直接の「トップ運」ではないものの、“ワン・クッション”をおいたトップ運を小坂菜緒は隠しもっています。
そういうことをふくめまして、いろいろと“隠れたポテンシャル”を良し悪しはともかくもつ謎めいたところが、小坂菜緒の「ソーラーチャート」の特徴になっています。
One-Point ◆ ソーラーチャートは、通常のハウスシステムのホロスコープ(出生天球図)のなかから抽出してリーディングが可能ですが、最初はソーラーチャートのみを出して、読み方に慣れていくことが必要です。
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