宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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「宝瓶宮占星学 第2章 実技編」です。
ホロスコープ・リーディングのサンプル&メモとなるページです。
初回は、独立編に続き、日向坂46のメンバーのリーディングです。
↑ わちきはパリピ 富田鈴花(山羊宮)。
●第1稿 : 2021年 9月27日アップ
※昨年のブログ記事のリライトです。
「日向坂46」のメンバーの「ソーラーチャート」とその特徴をご紹介しています。
先回の渡邉美穂(魚宮に続く“キラリと光る個性”の「サポート・グループ」の2人めは、富田鈴花(山羊宮、20歳)です。
グループ全体では、10人めのご紹介になります。全員、出生時間が不明なので、「太陽」をASC(上昇点)の位置におく「ソーラーチャート」でお届けしています。
出生時間が不明な場合、「ソーラーチャート」は必然的に「イコール・ハウスシステム」(ハウスホイール)になります。
そうではない通常のハウスシステムをもちいた「ソーラーチャート」もあるのですが、出生時間がわかっているならASC(上昇点)を起点とした通常のホロスコープ(出生天球図)でよいでしょう。
また、宝瓶宮占星学では、出生時間が不明な場合、一般的に用いられる当日お昼12時ではなく、“日の出の時間”で「ソーラーチャート」を作成しています。
「月」のみ当日0時〜24時の度数を記載していますが、それ以外は「SUNUP-TIME」(日の出時間)の度数です。
One-Point ◆ 通常のホロスコープの場合、お昼12時だと1日の平均になるということでしょうが、「月」以外は1度以上は変わりませんし、何時の出生時間か分からないのに、「月」の度数を12時で決めたり、太陽の位置をMC(南中点)付近に決めてしまうのは不正確です。
●日向坂46のメンバーを、次の6つに「グループ分け」して順番に一人ずつお届けしてまいります。
「牽引グループ」…佐々木久美(水瓶宮)、加藤史帆(水瓶宮)、佐々木美玲(射手宮)。
「乙女宮グループ」…斉藤京子(乙女宮)、高瀬愛奈(乙女宮)、小坂奈緒(乙女宮)、金村美久(乙女宮)、東村芽衣(獅子宮or乙女宮)。
「サポート・グループ」…渡邉美穂(魚宮)、富田鈴花(山羊宮)、松田好花(牡牛宮)。
「セレクション・グループ」…高本彩花(蠍宮)、影山優佳(牡牛宮)、潮紗理菜(山羊宮)、河田陽菜(獅子宮)。
「アクセント・グループ」…宮田愛萌(牡牛宮)、丹生明里(水瓶宮)、濱岸ひより(天秤宮)。
「3期生グループ」…上村ひなの(牡羊宮)、橋未来虹(天秤宮)、森本茉莉(魚宮)、山口陽世(魚宮)。
※上村ひなの以外は「新3期生」。
それはともかく、富田鈴花の「ソーラー・チャート」と、その特徴は次のとおりです。
最大の特徴は、蟹宮の「ドラゴン・ヘッド」が、「トライン・カイト」(大三角凧:60・60・120・120)の頂点になっているのと同時に「ヨッド・カイト」(YOD凧:30・30・150・150)の頂点の星(占星点)になっていることです。
そのため、「ドラゴン・ヘッド」の象意のみならず、「YOD」(60・150・150)の象意を正しく知らないと完璧には読めないホロスコープになっています。
One-Point ◆ 「ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール」も、またYOD(ヨッド=60・150・150)の象意も、西洋占星術が苦手とするところだと存じます。結局、古典占星学(術)の遺産の象意解釈なので、古来よりの12サイン(宮)や星以外の解釈は、“浮遊霊”状態です。
もう一つあります。
午前3時頃〜午後3時頃のあいだに生まれた場合、「太陽」と「月」が「五分」(クインタイル=72度)をとることになります。
確率は50%なのですが、「太陽」の五分(72度)は重要です。
そのため、五分(72度)の象意も知っておかないと、効いているのかいないのかの判断ができないホロスコープになっています。
これらの占星要素は、宝瓶宮占星学が基礎理論とする「数理法則」からその象意を導き出すことができます。
One-Point ◆ 富田鈴花の「ソーラー・チャート」は、そんな特殊な「占星点」や「マイナー・アスペクト」また「アスペクト・パターン」を読むことが必要な「ホロスコープ」(出生天球図)になっています。
日向坂46の冠番組をご視聴の方ならご存じだと思いますが、富田鈴花は「わちきはパリピ!」などと、よくラップをかましてきます。
成功率は高くはないのですが、急きょキャラづくりにさいして「パリピ・キャラ」を自称したためでしょう。
上掲の「ソーラー・チャート」のどこにそれが出ているのでしょうか。
次の3つです。
1、
「月&火星」の合(コンジャンクション=0度)
これは“積極性”を象わします。
ほかの星とも絡んでいて、“自己理想”を描いて、“衝動的”にイケイケの“勢い”でやってしまう気質や感性が象われています。
2、
「太陽」と「木星」の三分(トライン=120度)
宝瓶宮占星学は“吉凶解釈”を行ないませんので、「木星」の三分(120度)も吉凶とは関係がなく解釈をします。
これは、“イージー”(安易)で“前向き”な個性を象わします。
ところが、その一方で富田の太陽は「土星」とも三分(120度)で、月も「土星」と衝(オポジション=180度)です。
そのため、前述のイケイケで“ポジティブ”な側面と同時に、こちらは“ネガティブ”で落ち込む一面を同時にもつことを象わしています。
One-Point ◆ このような「正反対」の運勢を持つために、どちらか一方のみで富田をみると、別の面が現われたとき理解できず、「どうした?」ということが起こります。
3、
3つめは「太陽&海王星」の合(0度)もつくられた「パリピ・キャラ」”に影響しています。
もっともご本人は、そうは思っていないはずです「。
勝手に善意で“夢”を描いているだけなのです。
この「海王星」は「木星」と三分(120度)なので、とくにそうなります。
それゆえ富田には、良し悪しとは関係なく“夢みる夢子さん”の個性(キャラ)の一面があり、同時に正反対に“現実的”で“控えめ”な個性(キャラ)の一面もあり、状況や星のディレクションによってイケイケで前に出るときと、悲観的に落ち込むときの両方が出てくることになります。
One-Point ◆ それらの両方によって、「パリピ・キャラ」を“夢見”つつも、現実には“うまくいかない”といった両側面を見せることが起こります。
これらに、メインの特徴である蟹宮の「ドラゴン・ヘッド」を頂点とするヨッド・カイト(30・30・150・150)の運勢やトライン・カイト(60・60・120・120)の気質が加わります。
結論的に申し上げますと、ふだんの富田はちゃんと“計算”しています。
そのうえで、ホットな“情愛”と、クールな“現実認識”を交えつつ、否応なく進まざるをえない運勢によって行動し、漸次ながら、やがては“人気”や“モテ・キャラ”を築いていくことにつながっていきます。
現在は、人生経験も多くはなく、まだ若いことに加え、水瓶宮の影響圏ながら「山羊宮生まれ」(太陽)でもあり、また共鳴星の「土星」の影響を強くもつことから“遅咲き”の一面があって、今後、人生経験を積むにしたがって、実力や才能を次第に発揮していくタイプになっています。
One-Point ◆ 今はまだその途上です。「日向坂46」としてデビューして、富田はようやく芽が出つつある現状なので、これから時を経るほど、本人の成長度にしたがって人気や活躍の場も徐々に広がっていくことになりそうです。
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