宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 : 2023年 1月25日アップ
安倍氏亡き後の「清和会」を誰が引き継ぐのか。
候補の一人に挙がっているのが現岸田内閣の政調会長萩生田光一氏です。
ただし、安倍氏の後ろ盾がなくなった以上、予断は許しません。
今般の防衛費増税をめぐる自民党の特命委員会の委員長に政調会長自らが就いて注目を集めています。
どんなタイプなのか「ソーラーチャート」からリーディングをしてみました。
出生時間が不明なのでソーラーチャートです。
出生時の「太陽」をASC=上昇点の位置においた日の出の時刻で作成しています。
下図が荻生田光一氏のソーラーチャートです。
サイン(宮)もハウス(室)も30度ずつのイコールハウス(ハウスホイール)で、出生時の「月」のみ1日に動く度数を記しています。
One-Point ◆ 当サイトの講座をご受講の方、またリーディングのご依頼をくださった方はご存じのとおりのチャートの仕様です。どんな人物なのか、出生時間が不明でも見ることができるので便利です。
いかが読まれますでしょうか。
慣れなていないと、ワケの分からない記号(サインや星のマーク)や線が引かれた「暗号図形」のように見えることでしょう。
“ホロスコープ占い”(占星術)を学ばれていても、「ソーラーチャート」の本質を理解していなければ、深いリーディングはむずかしいかもしれません。
「ホロスコープは出生時間が分からなければムリだよ」(分かっていても難しいのに…)と思われているかもしれません。(w)
でも、「基本三数」(宇宙の根幹法則)によって、ソーラーチャートの何たるかを知れば、オモテには出にくい隠れた本質面をリーディングできます。
それでは上掲のソーラー・チャートに“マスターキー”(基本三数)を差し込んで、秘密の扉を開けてまいりましょう。
One-Point ◆ 「ホロスコープ・マスター奥義講座」をご受講された方は、ご存じのとおりです。以下のリーディング解説で「何でそうなの?」という部分がありましたら、“マスター・キー”となる「基本三数」また12数の「数理法則」による共鳴関係を視野にご照合いただければと存じます。
「太陽&金星&天王星&冥王星」の四重合=0度の一方で、萩生田氏は「月&ドラゴンヘッド」の合=0度を1角とした大十字(グランドクロス=90度×4)を持っています。
ドラゴンテールを除いても、「月」を軸として「火星」と「木星」とのT矩(Tスクエア=90/90/180度)を持つことになります。
これらを単純に“吉凶”で解釈すると本質を見失います。
もし、本当に大十字=90度×4やT矩=180/90/90度が凶座相で凶運なら、現在のように政権与党の政調会長といった政策の要職に抜擢されることはありません。
若いころはともかく、さまざまな人生体験を通じて見識を深め、人格や実力また見識を高めていくことで、むしろ次代のリーダーやトップが可能な氏のソーラーチャートになっています。
荻生田氏の内面性の特徴を12サイン(宮)で象わしますと、代表的には「乙女宮」と「牡羊宮」と「山羊宮」になります。
そう書くと、乙女宮生まれ(太陽)だから「乙女宮」は首肯できるとしても、なぜ「牡羊宮」と「山羊宮」が含まれのか、山羊宮は「月」が位置するので許容できるとしても、「牡羊宮」はまったく意味不明とお考えになるかもしれません。
荻生田氏が持つ「牡羊宮」の象意の側面は、戦闘的またリーダー的な開拓者精神など、“漢(おとこ)荻生田”といった一面を持つことです。
その反面、山羊宮の側面も持つために、案外と慎重で用心深く四方八方を配慮されるクールな感性面や感受性を持つことになります。
そのどちらもが荻生田氏です。
なので、平時は冷静でクールに周囲の状況に気を配る萩生田氏ですが、「太陽&金星&天王星&冥王星」の四重合(クワドラプル・コンジャクション=0度)によって、優しさを伴なった激しい情動と信念といった熱血的な本質面を持たれ、学生の頃“人情番長”と呼ばれていたことはうなづけます。
果敢な牡羊宮と逆に現実をみて用心深い山羊宮のどちらが出るのかは、相手との関係性やその時々の状況に応じて、ケース・バイ・ケースです。
One-Point ◆ 山羊宮は“社会秩序”を重んじるサイン(宮)です。かつてのボス安倍氏に情恩をもって忠誠心を発揮されます。一方で、牡羊宮の象意を持つため、それが発露されると上司に対抗する側面が生じ、山羊宮とは対照的になります。
荻生田氏のソーラーチャートからは、トップ運やリーダー運を持つことが読みとれます。
その一方で、相手の意志を尊重する情愛なども読みとれます。
さらには、社会改革などの信念や対抗意識も強くお持ちです。
身長180cmの巨漢からそのパワーは想像できるでしょう。
慎重で用心深い感性面を備えつつ、オモテ向きソフトで、周囲の状況を推し量る“内剛外柔”タイプだともいえます。
いずれにしても、出生時の運勢を読むだけでは片手落ちで、今後の運勢変化のリーディングは必須です。
現在、出生時の「太陽」に強い「星のディレクション」(運勢変化)は受けていませんが、今年2023年2月以降、5月前後を最初のピークとしていっそう政治活動に邁進していく活動の転換期がはじまります。
社会で果たすべき使命や責任を内心に思い描かれて“立志”また“方向転換”の人生期を迎えていくことがリーディングできます。
One-Point ◆ そして再来年、2025年以降は“改革”に向かう自己発現のディレクション(運勢変化)を受けていきます。そのため、今年はその準備やスタートのときにされて、実績や基盤づくりを進めておかれるとよいでしょう。
今年1月23日に天王星が順行に戻って、歴史が前へ進みはじめました。
岸田首相も「太陽&天王星」の合=0度をお持ちですが、荻生田氏は岸田氏のように世襲議員ではなく、生え抜きなので、まだ庶民感覚に近いでしょう。
そのような時代にそった改革力を発揮されれば「天運」が伴いやすくなります。
逆に、古い権力構造や社会通念によって、一般大衆を無視した自利優先や省益優先の政策は、次第に運勢を落としやすくなっていきます。
なぜなら、天王星が順行に戻り、海王星が3月に魚宮25度を超えていくためです。
理由は、既存の記事に書いたとおりで、今後の記事においても述べることがあると存じます。
もっとも、個人の場合は自由なご判断や意志決定に任されていますので、自分次第です。
ただし、最終的に社会全体の流れは「星のディレクション」の方向へと動いていきます。
それゆえ「天運」が伴なうかどうかは時代変化と無関係ではありません。
One-Point ◆ 新成人の頃、「新人類」と呼ばれた1960年代生まれの多くの方々は、独自のスキルや知識によって時代に変革をもたらすことが可能です。荻生田氏もその一人で、次代の自民党の命運ともかかわっていくことでしょう。
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