宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 : 2023年 3月 8日アップ
まるで「売り言葉に買い言葉」です。
一部に推測交じりの捏造が仕組まれた総務省の内部文書を片手に、3月3日参議院予算委員会で高市大臣に迫った毎度お騒がせ小西洋之議員。
自信満々の総務省文書を高市氏に頭から否定されて、思わず「本物だったら大臣も議員も辞任するのか?」と問い掛け、身に覚えのない高市氏も「結構ですよ」と受けて立った格好です。
それはそれとして、なぜ小西議員はたびたび問題発言を行なうのか「ソーラーチャート」からみてみました。
真偽はともかく、ポイントは次のようなやりとりです。
「それは捏造文書だと私は考えております」
「仮にこれが捏造の文書でなければ、大臣そして議員を辞職するということでよろしいですね?」
「結構ですよ」
といった高市大臣と小西議員のやりとりがありました。
事実は下の欄外に書いたようなことだと思いますが、なぜ小西議員ってイージーミスを連発するのか「ソーラーチャート」を作成してみました。
One-Point ◆ 高市氏は終始落ち着いた口調で答弁し、自信をもって「結構ですよ」と答えていました。一方、小西議員は自信満々の内部文書を「捏造」だと否定されて赤っ恥をかくわけにもいかないので、思わず「辞職でいいですね?」と言ったようです。
●小西議員は、持ち前の“権勢欲”や“目立ちたがり屋”ゆえのスタンドプレーの性向を、誰かに利用されたのかもしれません。
一方で、楽観的で受け身的な人の好さや情にほだされる側面をイージーにお持ちでもあるためです。
いずれにしても、相応の「ホロスコープ」(出生天球図)をお持ちなのですが未熟です。
件の総務省の内部文書は全78ページほどで、大半が“本物”のようです。
ですが、最初の高市大臣に関する2〜4ページは、推測を交えた“メモ”程度のもので、ありていに言えば“捏造”です。
高市氏は、ご自分について書かれた最初の4ページしか読んでいないと答弁していて身に覚えがないために、捏造文書だと述べています。
一方、小西議員は、残りの74ページほどは“本物”なので、高市氏について書かれた最初の部分までも、本物だと自信をもっているようです。
【疑義:23.03.09追記】
「取扱厳重注意」の総務省の文書が、省内の“エース課長”から議員に渡って、予算委員会で使われるって、もともとたいした文書ではないから渡したのか、明確な違反なのか、どっち?
【追記:23.03.12】
3月10日、総務省による国会答弁が行われて、「行政文書」ではあるものの内容については「認識が異なる」「事実か確認できない」「作成者が不明」などの部分が相当数あるとのことでした。
要は、真偽不明の部分があるために取扱厳重注意のようで、小西議員は「これは超一級の文書です」と言ってました。
で、それはともかく、小西議員のソーラーチャートは次のとおりです。
出生時間が不明なので、日の出の時刻7時7分で作成しました。
その場合、出生時の「月」は蟹宮5度になりますが、動きが早いために正確を期して、当日に移動する1度〜15度と記しています。
ちなみに、一般的な出生時間によるホロスコープから“脳内変換”してソーラー・チャートを抽出することは可能です。
ですが、変換漏れが起きやすいこともあり、ソーラー・チャートを正式に作成されてみられるとよいでしょう。
One-Point ◆ 上掲の「ソーラーチャート」は、出生時間が不明なためにハウスシステムを用いずに、通常のホロスコープで最左端となるASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置に、出生時の「太陽」を置き、ハウスホイール(イコールハウス)で作成しています。
今般の出来事に関連して、上掲の小西議員の「ソーラーチャート」の特徴は次のとおりです。
1、
水瓶宮7度の「太陽」が、天秤宮1度の「冥王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とし、獅子宮5度の「ドラゴンテール」を衝(オポジション=180度)としていること。
また「太陽」は牡牛宮29度の土星を交えて、太陽&ドラゴンヘッド/土星/冥王星のパワフルな大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。
2、
さらに「太陽」は、牡羊宮20度の「火星」と五分(クインタイル=72度)を形成しています。
3、
次に、小西議員が受けはじめている「冥王星のディレクション」(運勢変化)が重要で、山羊宮29度に進んだ冥王星は、彼の出生時の「太陽」に合(コンジャクション=0度)をとりはじめており、なおかつ出生時の「冥王星」に三分(トライン=120度)の昨今です。
太陽の許容度数(オーブ)10度の場合はそうで、彼にとって“権勢欲”や“自己顕示欲”などが爆上げ中の人生期になっています。
One-Point ◆ もともと“権勢欲”が強く、周囲から注目されて中心にいたいタイプでもあり、奇をてらった“スタンドプレー”に走る傾向を持ちます。それが昨今は「冥王星のディレクション」を受けて強まっています。そのため重要なのは、逆に心の内面の「深層の精神意識」の分野に移ってきている昨今の彼の運勢期です。
ほかのポイントとなる特徴もご参考に書いておきましょう。
4、
「冥王星」を軸に、「金星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とする「月」と、「木星」との衝=180度によるT矩(Tスクエア=90/90/180度)があります。
失礼な言い方ですが、これはニヤけた表情の一因になっています。
5、
また、山羊宮23度の「水星」を軸に、上述の「火星」と、天秤宮18度の「天王星」のT矩=90/90/180度もお持ちです。
奇をてらいマウントをとりたがるスタンドプレーの言動が未熟なときほど出やすくなります。
One-Point ◆ ほかにも、出生時の「太陽」と「海王星」を底辺とし「月」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)の可能性があります。また「太陽」が「土星」と「海王星」を交えた神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)を形成していることも、彼の星の配置においてはポイントです。。
さて、最後は「星のディレクション」(運勢変化)です。
トランシットの冥王星は、昨年2022年から歴史的な「深層の精神意識の変革」のデレクションを社会に投げかけはじめました。
小西議員に対しては、出生時の「太陽」や「冥王星」にアスペクトをとって、強く働きはじめている昨今で、持ち前の“権勢欲”や“自己顕示欲”をプッシュしているのですが、残念ながら今は、逆に“深層の精神意識”などの内面性を高めていくことが優先になっています。
そのため彼は議員辞職をするしないにかかわらず、今般の出来事を“心の糧”として「深層の精神意識の変革」のデレクションに沿っていかざるをえない人生期に突入しているのが本当のところです。
今は内面性を見つめていくとよい人生期です。
“権勢欲”などをお持ちになるのは悪いことではないのですが、まずは内面性を整えておかないと、運勢的に齟齬が生じ、仮にトップに立っても足元をすくわれるなど長続きしません。
以上、ほんの一例です。
ご参考になればと存じます。
One-Point ◆ 一方、トランシットの土星は、昨日3月7日に魚宮に入宮しました。そのこともあって、昨日が誕生日で魚宮生まれ(太陽)の高市早苗氏は、冷静に誤魔化すことなく現実をみて、クールにご対応できる人生期にあります。
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