宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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宝瓶宮占星学と、西洋占星術の違いを、架空の「一問一答」型式でご紹介いたします。ご質問者は、少し占星術に詳しいかたです。
それは、「ホロスコープ・リーディング」の楽しさと宝瓶宮占星学の「占星学理論」の必要性にちながりっています。
●第1稿 : 2021年10月12日アップ
Q 早速ですが、ご質問いたします。「宝瓶宮占星学」って、なんですか?
A 「宝瓶宮時代」の新しい占星学(Astrologi:アストロロジー)です。
Q 西洋占星術と、どこが違うのですか?
A 「ホロスコープ」を用いるのは同じです。
ですが、解釈の「仕方:ノウハウ」が大きく違いますとお答えするしかありません。
Q なぜですか?
A ホロスコープ解釈の場合、「術」と「学」は、基本的に本人の主観能力による“神秘主義”と、現代人の客観的な思考による“科学”また”学問”ほど異なるからです。
わかりにくければ“宗教”と“科学”(学問)ほどの違いがあるとお考えください。
One-Point ◆ アストロロジーは「西洋占星術」と訳されます。が、それは「個連占星学」がそう呼ばれた過去の慣習で、現代の西洋占星術は、Astrologi(天体学、星の学問)と呼ぶよりも、「当たるも八卦。当たらぬも八卦」と同じ神秘的な「占い」なのはご存じのとおりでしょう。
Q 同じ「ホロスコープ」を用いながら、なぜそのように違うといえるのですか?
A メソポタミア文明から続く伝統的な「占星学」は“科学”(学問)でした。
ところが、19世紀後半に新しくはじまった現代の「占星術」は、“神秘主義”(オカルティズム)がベースにあるからです。
歴史をみれば、ご理解できると存じます。
ひとことで言えば、ちゃんと根拠のある「占星学理論」を持っているかいないかです。
Q 西洋占星術には「理論がない」と…?
A はい。現代西洋占星術の父といわれる「アラン・レオ」(1860〜1917:本名 ウィリアム・フレデリック・アラン)は、「神智学協会」の「占星術ロッジ(支部)」に所属していました。
そこで、「現代西洋占星術」(占い)を立ち上げたのです。
そのさい、すでに通用しなくなっていた古代ギリシャの古い「占星学理論」をすべて捨てたのは、有名なお話です。
One-Point ◆ “絶命”寸前だった古典占星学を、復活させたのはアラン・レオの功績です。ただ、やむをえなかったのですが、過去の「占星学理論」を捨てて、わかりやすい“星占い”に変えたのです。
Q ……。
A さらに申し上げますと、“神を科学する”という名目の「神智学協会」は、まぎれもなくオカルト的な神秘主義の団体です。
なぜなら、霊媒師マダム・ブラバッキーが自身を糊塗するために創唱した“妖しい”団体というのが実状だからです。
※注:現在21世紀の「神智学協会」は、本来の“神を科学する”という趣旨に戻っているようです。
要は、霊媒師マダム・ブラバッキーが率いていたオカルト団体の占星術ロッジ(支部)が「現代西洋占星術」(占い)の母体になっています。
ご存じですか?
Q ええ、お話を変えましょう。「西洋占星術」いえ「宝瓶宮占星学」の魅力はなんですか?
A 占星学の客観的な「占星学理論」によってホロスコープ・リーディングができるようになれば、“宇宙と地上と人生”の隠された秘密を明らかにできることです。
“真実”や“真相”がご理解できるようになるのです。
One-Point ◆ 現在の「神智学協会」と、霊媒師マダム・ブラバッキーが率いた19世紀後半の「神智学協会」とは異なります。当時は、フォックス姉妹のポルターガイスト事件があって「心霊ブーム」(スピリチュアル・ブーム)の真っ只中でした。
Q 具体的には、どのようにですか?
A 宝瓶宮占星学で言えば、3つあります。
1つは、「星のディレクション」(運勢変化)です。
今後、何が起こるのか、どのような方向に進むのか、星の動きや配置からリーディングできるようになります。
「お天気予報」ならぬ、“時代予報”(運勢予報)ですね。
Q 「星のディレクション」ですか?
A はい。ふだんは分かりやすいように「星のディレクション」(運勢変化)とご紹介しています。
厳密にいえば、星の動きにあらわれる「宇宙波動の変化」です。
宇宙波動すなわち俗にいう「運勢」は随時変化し、ものごとが動いています。
One-Point ◆ 厳密に「星のディレクション」をご説明すると、奥深くご理解しにくいと存じますので、一般的に「運勢変化」として補足してお伝えしています。
Q ほかには?
A ハウスシステムの「ホロスコープ」(出生天球図)でもいいのですが、出生時間が不明でも「ソーラーチャート」によって、その人の隠された“内面性”や、深層の“心理面”をリーディングできることです。
ようは、“ホンネの部分”が読めたりすることです。
Q “悪趣味”ですね。
A (ニガ笑い)ご本人も自覚されていないことが多い隠された側面ですよ。
なので、実際には、オモテのご対応や言動をメインに、「友愛精神」(和、絆、民度)によって個性や人格を尊重しています。
言いたいのは、奥義講座で詳しく解説していますが、「ソーラーチャート」で内面性を読んだうえで、通常のハウスシステムの「ホロスコープ」(出生天球図)を読むと、より深いリーディングが可能になるということです。
One-Point ◆ 「奥義講座」は、通常のハウスシステムによる「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)はもちろん、簡便な「ソーラーチャート」のリーディングについてもご理解できるよう解説しています。
Q そういうことですか。失礼しました。3つめは?
A 一般的なお話ですが、生年月日がわかれば、相手の“性質”や“内面性”などが、おおよそながら推測できます。
そのため相手を理解し、なぜそのような言動や態度をとるのか、許容し受け入れやすくなることです。
理由が分からないと、だれでもハラが立つことがあるでしょ。
ですが、ソーラーチャートやホロスコープから理由がわかれば、寛容や寛大になれるのが大きな利点ですね。
Q いちいち生年月日が必要では面倒ですね。
A いえ、慣れてくると、ある程度パターン化できますよ。
その人が複雑にもつ性質や出方から、類推的に分かるようになります。
生年月日を必要としなくても、それなりに活用できるようになるんです。
Q ほかにもありそうですが、長くなりそうなので、このへんで。本日はありがとうございました。
A こちらこそ、お訊ねいただきありがとうございます。
One-Point ◆ 孫子の兵法は「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」といいます。それは西洋占星術と同じ「対立二元論」の考えです。「共鳴関係論」による今後は、相手と仲良くするために「相手を知る」という発想に変わります。