宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

占断とリーディングの違い
[ご参考:ゆるりレッスン] 
― 「対立解釈」と「共鳴解釈」 ―

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“占い”による判断や断定をしない「ホロスコープ・リーディング」


●第1稿 : 2024年 5月18日アップ


“占断”と“ホロスコープ・リーディング”の根本の違いです。

前者は「対立二元論」による解釈で、後者は「共鳴関係論」による解釈です。

この違いは今後、重要になってまいります。

「占断もリーディングも、ホロスコープを解釈するので同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、まったくと言っていいほど異なります。

この違いが分からないと“占断”は論外で、本来の「ホロスコープ・リーディング」はできません。

《 「できる! ゆるりレッスン」 》

できる! ゆるりレッスン」のポイントがここにあります。

“占断”と“リーディング”の抜本的な違いのご認識が最も重要です。

もっとも“ホロスコープ占い”の現代占星術は占断に陥らざるをえず、そこに疑問を感じた一部の方は“占いカウンセリング”のような中途半端な占断になります。

皆さまは、占星師から“占断”をされたいですか、それともご自身で最終決定ができる“リーディング”がいいですか。

別の表現をすれば、“ホロスコープの奴隷”を甘んじて受け入れるのがよいか、それとも「ホロスコープ」(出生天球図)をご自身の“意志”で使いこなすほうがよいかです。

ご選択は自己責任でご自由にされればよいお話ですが、“幸せ”(主観)を得るなら後者でなければはじまりません。

One-Point ◆ 現代占星術は、古典理論を完全に捨ててはじまったものです。中には「科学的な理論がある」と勘違いをされるのはご自由ですが、現実には過去の占術師の主観的な象意解釈をさらに主観判断で参考にするしかないのです。

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宇宙の「数理法則」3/6/12数

●西洋占星術を学び始めた諸学の頃、経験があります。

どうしたら“当たる”ようになるのか。

過去の占術師の主観解釈をご参考に、どこまで正しいのかを推し量りながら解釈しようとするしかないので、どうしてもそのような“占断”に陥ります。

“占断”ではない「ホロスコープ・リーディング」は、宇宙の「数理法則」3/6/12数に基づいた本意(基本の象意、ほんとうの象意)があります。

慣れやコツは何にでも必要ですが、脳内イメージができれば、どなたにでも比較的たやすくご自身で行なうことができます。


《 星に人生を左右されてたまるか 》

ある占星師の方が奇しくも次のように述べていました。

細かな言い回しは忘れましたが、「自分は星などに人生を左右されてたまるかという思いがある」というような主旨です。

正直な方です。

ご自分で“星読み”をしながらも、自分は星に支配はされたくはないというその意味は、ご自身で占断をされながら、その“矛盾”を感じているためです。

ですが、どうしたら良いのか分からずにいるのです。

「ホロスコープ」は何のためにあるのか、ご納得できる「宇宙観」がなく、解釈の「宇宙理論」もないために、刹那的な主観解釈によって“当たる/当たらない”の占断を繰り返すしかない状態です。

One-Point ◆ “占断”では意味がないことを無意識にでも分かっているのです。ですが、客観的にホロスコープ・リーディングができる「宇宙理論」を知らないために、占断を続けるしかなく、われ知らずホロスコープの“奴隷”に陥っていている状態のようです。


《 「海王星」の古い“信仰波動” 》

残念ですが、19世紀後半以降の「海王星」の古い“象意波動”はそういうものです。

自覚することは難しいのですが、“まだ見ぬ理想”を無意識に夢見て、いつかはできるようになると達成不可能な“主観的な象意解釈”を繰り返さざるをえないのが“ホロスコープ占い”の宿命です。

その一方で、宝瓶宮時代の影響が強まっていることもあって“ホロスコープ・リーディング”という言葉を使いながら、実際には“占断”を行なうことになります。

「ホロスコープ・リーディングも、占断も同じ」と、さらなる“勘違い”をして、ドツボにはまり込んでも気づくことが難しいのが海王星の象意波動です。

「海王星」の象意波動がピークとなった発見(1846)前後、新興宗教が雨後のたけのこのように設立されたのもそれゆえです。

同様に言えるのは、発見直後のマルクスの共産主義にせよ、近代スピりチュアリズム(心霊ブーム)にせよ、“信仰波動”による“まだ見ぬ理想”を掲げたものです。

自分たちは科学的な弁証法的唯物論によって、地上のユートピア共産社会を築くんだと“共産主義信仰”に陥り、我知らずとも“洗脳状態”にあって自覚はありません。

One-Point ◆ 「海王星」の象意の影響は、形而上世界に働きます。誰にでも多少は思い込みはあるので全否定すべきものではありませんが、主観的な影響力が強く、海王星発見直後にはじまった“ホロスコープ占い”は、とくに強く影響を受けています。


《 ホロスコープ一つの問題ではない 》

さて、「占断」は字義のとおり“占いによる判断/断定”です。

「宝瓶星学」は“占断”は行ないません。

“宇宙数理模式図”たる「ホロスコープ」を、客観的に「基本三数」また「数理法則」3/6/12数で解読し、リーディングできる内容をお伝えするだけです。

“当たる/当たらない”とは関係がなく、実学を標榜するものになっています。

宇宙を写しとったホロスコープ(宇宙数理模式図)ゆえに、その解釈は人間の主観で行なうのではなく、素直に宇宙法則によって客観的に解釈をすれば、大きく間違うことにはならないものです。

それゆえ逆に言えば、“当たる”のは大前提です。

地上の個々人には、主体的な自由意志が付与されていますので、「ホロスコープ・リーディング」を行なう際に重要なのは、ホロスコープ一つだけの問題ではないという宇宙この世界の事実です。

奈辺の事情も、テキストとしていただいたお題のホロスコープから、ゆるりとお伝えして参ります。

One-Point ◆ 占断とホロスコープ・リーディングの違いを“神観”にたとえていえば、西洋の唯一神絶対信仰と、日本特有のゆるりとした八百万の神との共生生活ほどの違いがあります。後者は宝瓶宮時代の「友愛精神」(和、絆、民度)や「共鳴関係論」に通じます。






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