宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
隔週掲載
2週間分の「運勢ディレクション」

No.945 / 2025.09.01 〜 09.14

「今週の運勢」は、牡羊宮〜乙女宮、天秤宮〜魚宮を1週間おきに交互に掲載しています。
「太陽サイン」だけでなく「ASC=上昇点」や共鳴星のサイン(宮)などもご参照ください。
※「天秤宮〜魚宮」は、「今週の運勢2/天秤宮〜魚宮」をご覧ください。


● 隔週日曜日に更新予定です。
※2025年 8月31日アップ


注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、マイナー・アスペクトを除いて太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

【気ままなブログ】
宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
※ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。

※【ご参考】 よりロングスパンの「年間の運勢」のもとでの「今週の運勢」です。


今週のホロスコープ

今週(2週間分)の中日「9月8日」(月)午前0時のホロスコープです。

今週のホロスコープ

概 容

今週の運勢の見方のポイントは、週末に向かって多くのアスペクトが解消されていくことです。

その中で挙げておくべきポイントは、蟹宮19度付近の「木星」を下三分(ロウアー・トライン=120度)とする魚宮18度Rの「ドラゴン・ヘッド」を頂点に、獅子宮15度前後の「金星」と天秤宮20度付近の「火星」を底辺に、乙女宮15度前後の「太陽」と18度Rの「ドラゴン・テール」を尻尾とするYOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150/150度)が形成されることです。

「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」は、常に衝(オポジション=180度)の位置関係にありますので一対性を伴なった解釈も必要で、この場合の乙女宮と魚宮は“個”と“全体”の関係性を有します。

もし底辺の「金星」と「火星」の六分(セクスタイル=60度)を“恋愛”や“異性関係”に絡めて解釈する場合は、個人的な二人の世界だけでなく、全体的な組織や社会また親族などを視野に入れざるをえないことになります。

一方、昨今の「霊識開元」の複合ディレクションやそのウラ・ディレクションの「既存権力の崩壊」など国家的な解釈をすれば、尻尾の乙女宮での「太陽&ドラゴン・テール」が象わす組織や国家のトップに、“人”(個人)としての理想像や在り方が問われることになります。

もう一つの見方は意識するしないにかかわらず、個人の「霊識」への理解や体得が強まるほど、「既存権力の崩壊」がいや応なく社会的に進んでいくことになります。

今週の星の動きのポイント


今週は、牡羊宮を逆行中だった「土星」が9月1日に魚宮に戻ります。

翌2日に「水星」が乙女宮に入宮し、乙女宮の「太陽」との交歓(ミューチュアル・レセプション)が解消されます。

6日に双子宮1度で「天王星」が逆行に転じます。

乙女宮の「太陽&水星&ドラゴン・テール」は三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)です。

天秤宮中盤の「火星」と牡羊宮14度Rの「ケレス」の衝(オポジション=180度)に、獅子宮15度前後の「金星」が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。

同時に、蟹宮19度付近の「木星」を軸とするT矩(Tスクエア=90/90/180度)は、今週中頃までで終了します。

詳細は、上掲のホロスコープをご参照ください。

One-Point ◆ 今週は多くのアスペクトが週末に向けて解消されます。そのため今後、約5年間続く「霊識開元」の複合ディレクションをもたらしている土星外惑星(トランス・サタニアン)の小三角(ミニ・トライン=60/60/120度)が相対的にクローズ・アップされることになります。


今週の新月or満月andトピックス


今週は9月8日が満月です。

乙女宮15度の「太陽」で、「月」がジャストの衝(オポジション=180度)をとる魚宮15度を通過するのは午前3頃です。

上掲の「今週のホロスコープ」で少し触れましたYOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150/150度)の頂点と尻尾に合(コンジャクション=0度)で、ほぼ「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」の位置なので皆既月食になります。

“我”を通さずに私心を無くすことが必要な時で、逆にいえば否応なくそうせざるをえなくなることが起りえることがあります。

One-Point ◆ 『図解「宝瓶星学」初学講座』の第5回「共鳴リーディング」を、8月31日に送信いたしました。今回は「数理法則」12数の前半で、「1数」〜「6数」の共鳴関係です。



《 今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮 》


【 1.牡羊宮 = Sign Aries 】

牡羊宮の今週の運勢の見方のポイントは、天秤宮の「火星」と牡羊宮の「ケレス」の衝(オポジション=180度)で、獅子宮の「金星」が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、さらに「火星」と「金星」が底辺となって魚宮の「ドラゴン・ヘッド」を頂点とし、乙女宮の「太陽&ドラゴン・テール」を尻尾とするYOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150/150度)が形成されることです。

これまで続いてきた蟹宮の「木星」を軸としたT矩(Tスクエア=90/90/180度)は今週中頃までで解消されます。

今後のご活躍への転換期をスイッチ・オンにするために、一例ですが深層の精神意識の充実となる「霊識」を意識に置かれるとよいときです。

【 2.牡牛宮 = Sign Taurus 】

牡牛宮の今週の運勢の見方のポイントは、下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の獅子宮の「金星」で、天秤宮の「火星」と牡羊宮の「ケレス」の衝(オポジション=180度)に調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけていることです。

一方で、上方矩=(アッパースクエア=90度)の水瓶宮1度Rを“両極端”の象意を持つ「冥王星」がトランシットしていますので、“深層の精神意識”を象わす下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の獅子宮をトランシットする共鳴星「金星」のディレクション(運勢変化)を活かして“理想の自己像”を見いだされていかれるとよい今週です。

【 3.双子宮 = Sign Gemini 】

双子宮の今週の運勢の見方のポイントは、「霊識開元」の複合ディレクションをもたらす土星外惑星(トランス・サタニアン)の小三角(ミニ・トライン=60/60/120度)の一角を成す「天王星」が、双子宮1度Rに位置することはもちろん、下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の乙女宮をトランシットする「水星」です。

個人的にいろいろとお感じになられて一家言あるかと存じますが、まずは宝瓶宮時代の実働社会のはじまりに必要不可欠な「霊識」の方向性を、ご自分の腑に落とし込んで本来の日本人たるご自分の精神意識やスタンスを見出されていかれるとよい今週です。

【 4.蟹 宮 = Sign Canser 】

蟹宮の今週の運勢の見方のポイントは、蟹宮16度前後の「木星」で、天秤宮の「火星」と牡羊宮の「ケレス」の軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を今週中頃まで形成していくことです。

ことはそれで終わりではなく、獅子宮の「金星」と天秤宮の「火星」を底辺とし、乙女宮の「太陽&ドラゴン・テール」を尻尾とするYOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150/150度)の頂点をとる魚宮の「ドラゴン・ヘッド」が、「木星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとってスムーズな象意の関係性を結ぶことです。

平たくいえば、否応なく様子見のときになりえますが、逆に言えば、積極的な“動かざること山の如し”のときともいえます。

【 5.獅子宮 = Sign Leo 】

獅子宮の今週の運勢の見方のポイントは、今週は2つのアスペクトのグループに大別できるのですが、そのいずれにもかかわる唯一のサイン(宮)となっているのが獅子宮です。

とくに乙女宮の「太陽」が、YOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150/150度)の尻尾となっているだけでなく、対宮の水瓶宮1度Rに「冥王星」が位置していることなどで、これは獅子宮に優雅さや穏やかさをもたらす「金星」が位置しているものの、それ以上に「霊識開元」の複合ディレクションや、ウラ・ディレクションの“既存権力の崩壊”の渦中にある今週になっています。

猛暑でもあり、ストレスに気を付けて気楽さも心掛けてみましょう。

【 6.乙女宮 = Sign Virgo 】

乙女宮の今週の運勢の見方のポイントは、乙女宮での「太陽&水星&ドラゴン・テール」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)です。

ただ、単なる三重合=0/0/0度ではなく、「金星」と「火星」を底辺とするYOD凧(ヨッド・カイト=30/30/150度)の尻尾にかかわっているため、陰に陽に個性やスキルを発揮せざるをえないことも起りえるでしょう。

事務処理やトラブルの後始末などにかかわらざるをえない今週になりやすいということです。

One-Point ◆ 今週は大きく2つのアスペクト・パターンのグループが形成されます。恒例の「霊識開元」の複合ディレクションをもたらしている土星外惑星(トランス・サタニアン)グループと、パーソナル・プラネットをメインとした多彩なアスペクト・パターンのグループです。どちらにより大きく関わるかで、当然、運勢ディレクションが異なってきます。


*ご注意 : ここに書いた内容は、ご参考に留めおきください。不特定多数を対象にした「星のディレクション」をリーディングしたものなので、個々の出生日時によっては、時期や内容や範囲に個人差が生じます。また、今週の運勢単位では、個人の強い意志は、星のディレクションを超えて作用することが可能です。



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