宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME > 今週の運勢:牡羊宮〜乙女宮 天秤宮〜魚宮|2012年以降の運勢傾向 > 運勢を決めるサイン(宮)
あなたの運勢に作用しているサイン(宮)は1つだけとはかぎりません。
星占い(西洋占星術)でいう○○座だけでなく、
通常は2つから4つのサイン(宮)があなたの運勢には作用しています。
時期に応じて、強弱をつけて判断することで現在の運勢が見えてきます。
「今週の運勢」や「近未来運」をお読みになる前に、どのサイン(宮)が自分の運勢に作用しているのか探してみましょう。
一般的には「私は牡羊座だから…」と、1つだけのサイン(宮)でみますが、それだけではホントの運勢は分かりにくいのです。
●第1稿=2007年05月05日アップ
運勢に作用するサイン(宮)は、太陽宮や上昇宮にかぎらず、複数あります。
西洋占星術であまり語られないサイン(宮)が、あなたの重要な運勢サイン(宮)だったりすることもあるのです。
次の基本象意に基づくサインの内容をひととおり読んで、自分に当てはまる運勢サインを複数選んでください。
一般的に3つ前後、2つから4つ程度が該当します。
「今週の運勢」や「近未来運」のページで、それらのサイン(宮)に書かれた内容を、時々に応じて強弱をつけて判断したものがあなたの運勢です。
新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学では、実践研究の結果、そう決定しました(笑 ホントだよ)。
で、読むのが面倒くさ〜いという方は、仕方がありません。星占いどおりの○○座(太陽宮)でお読みください。
その場合、10%〜60%、個人のホロスコープ(出生天球図)や、時期によって異なりますが、平均して35%くらいの運勢が該当するでしょう。
まあ、深刻にならずに、お気軽にどうぞ!
One-Point 【補足1】 ◆ 当てはまるサイン(宮)が一部ですが、年齢によって変わる場合があります。その場合も、そのときに当てはまるサイン(宮)の運勢が影響します。また、性格を象わす星座宮と運勢を象わす星座宮は、必ずしも100%イコールではないケースがありますので、そのへんは、ご自分の運勢体験から補正してください。
One-Point 【補足2】 ◆ 西洋占星術に詳しい人なら、「それは太陽サイン、上昇サイン、月サインの三つでしょ」とお考えになるかもしれません。確かにそれらが含まれる確率は高いのです。ここで言っているのは「それ以外にもあるんじゃないの?」ということです。まあ、お好きにどうぞ。
●ここに書いた基本象意は、宝瓶宮占星学の基礎理論の一つ、数理法則による解釈をベースにしています。
各サイン(宮)の基礎となる部分の象意なので、応用展開することで、西洋占星術でアレコレ述べられている解釈を取捨選択して正しく判断できるようになります。
とはいえ、基礎の一部を書いただけなので、お間違えなく。
牡羊宮の象意を持つ人は、目標に向かう「意志」の力が与えられています。
なので、牡羊宮の象意を持つ人の中には、「こうすべき」「こうあるべき」といった無意識の規範があって、我知らずに思い込んでいます。そのため、人によっては、自分の思うことをストレートに喋ったり、勢いで行動に現わしてしまいます。
ただし、星や他に持っている星座宮の影響によっては、心で思ってオモテに出さないことがあります。
それでもときに、キツーイ表現や辛辣(しんらつ)な言葉や行動をとってしまい、相手が深く傷ついても、自分にまったく悪気がないため悪びれることがなく、自分がキツイことを言ってることにも、相手の感情にも気がつかないことさえあります。
それらは純粋にすべて「意志」の力が自分に影響し、働いているからです。
牡羊宮に象意持つ人の運勢作用も、そのため比較的ストレートで明確です。けっこうハッキリした人生の明暗期を過ごしやすいでしょう。
One-Point ◆ 少々極論すれば、もっとも自分のことを客観的に把握していないのが牡羊宮の人々です。すべてが「勢い」ですから、だいたいは前しか見えていません。
牡牛宮の象意を持つ人は、現実や物質に適応する「実体」の力が与えられています。
観念的な机上の理想論や空想論、実のない抽象論は、二の次であって、あまりお呼びではありません。
実物や実在といった現実の状態が何より大事であるため、悠久不変の大地のように、安定した自分の生活を築くことを人一倍、どの星座宮よりも願っています。
鈍い(鈍重)というと聞こえは悪いのですが、不動の大地を思わせるような温和さや、ゆったりした間、一見、愛すべき穏健さが特徴です。
概して美しい肉体を持っています。生活に余裕ができるにつれて他の星座宮の人よりも、美しい肉体を欲して行動します。
牡牛宮に象意を持つ人の運勢作用も、現実の生活状況に左右されやすくなります。本来、実体に根差すため変わりにくいのですが、そこから好転するのもまた時間がかかることが多いようです。
One-Point ◆ 内弁慶なのも、ご存じのとおり牡牛宮の特徴です。自分の基盤が確立されたテリトリーの中で安心できないと、思い切って自我を出せないためです。
双子宮の象意を持つ人は、目から鼻に抜ける機転と、人を楽しませることのできる「コミュニケーション」の力が与えられています。
頭の回転が人より抜きん出て速いため、口から出まかせ(悪い意味とはかぎらず)を語りやすいのですが、純粋にサービス精神だったり、責任逃れだったりしますが、巧みに人の興味や関心を惹きつけることに才があります。
言葉ほど実体が伴わず、興味の対象がすぐ他に移ってしまうため、一般に長続きすることが少ないのです。
「風呂屋の風呂桶状態=湯(言う)ばかり」になりやすいのは、ご自分でもお気づきでしょう。
まるで「結婚紹介所」や「ビジネス交流会」のように、誰彼なく人と人を結び付けようとする「合コン屋気質」の持ち主でもあります。
双子宮に象意を持つ人の運勢作用も、「交流」を基本象意に持つため、常に動き、比較的軽くて済みます。ただし、ドツボにはまると悪循環に陥ることが、まれにあります。
One-Point ◆ 人知れずですが、深い悲しみや矛盾を抱いていたりすることもある双子宮です。それゆえに、人々とのコミュニケーションを明るく楽しくとろうと欲っするのかもしれません。
蟹宮の象意を持つ人は、人間自身に関わる「自他の存在」意識が与えられています。
自分で気づいているかどうかは別にして、他人の動静や他人の目を常に敏感に気にしていて、つい気配りを見せたりするのもそのためです。
同時に、自分の存在をさり気にアピールしてしまう自我意識を、無意識のうちにせよ併せ持っています。
これはコインの両面と同じです。蟹宮に象意を持つ人にとっては、「自」「他」の自己内同居は、ごく自然で当たり前のことなのです。
他者存在と自我意識が自分の中に同居しているため、他者の動静を気にしたり、子供などへの家族愛や、同僚や所属する部署への組織愛として現われたりするのも、一方で、自我の主張や自分の存在を認めて欲しいといった無意識の自己愛が表れた行動です。
蟹宮に象意を持つ人の運勢作用も、自他の存在意識と深く関わっているため、他者との関係性である気分や感情に同調して変わりやすく、本人の中では振幅が大きいのが特徴です。
One-Point ◆ 「気にしい」が特徴といえば、蟹宮がイチバンです。人からどう思われ、どう見られているのか、「必要以上に自分が気にしている」ということに気づくと、ラクかもしれません。
獅子宮の象意を持つ人は、人の上にたつ「ボス」としての誇りや、プライド(自尊心)が与えられています。
人間社会の主人として、尊厳や威厳を現わす人でしょう。
常に明るくあろうとし、生きることの生命の喜びや、人類の保護者たる大きな愛を示そうとします。
自分が不利であっても、人に与えてよしとする潔さや、気高い精神を持っています。
それが、たとえ見栄からであっても、人間のあるべき姿の体現者であるため、孤独やみじめな立場には耐えられません。
他人の前で弱さを見せることは滅多になく、常に自負心によって体面を保とうとします。
仮に、弱さを見せるような素振りを示しても、それは強者ゆえの余裕から見せているとはいえないでしょうか?
獅子宮に象意を持つ人の運命作用も、誇りやプライドが影響するため、見た目と実際の中身とが違っていたりします。なので、人知れず落ち込んでいることもあるでしょう。
One-Point ◆ 魚宮が慈悲の母だとすれば、獅子宮は「快活」の父です。すべての人に「輝き」をもたらす天性の明るさによって、無二の存在感を発揮することが可能です。
乙女宮に象意を持つ人は、人間個人としての完璧さが与えられています。
日常の家事や雑事といった生活に関することから、仕事上のルーチンワーク(日常業務)にまで、実務的な対処能力や奉公の精神は人後に落ちません。
細かなところにまで気がついて指摘することのできる知的判断力や完璧性が備わっています。
そのため、人を見る目にも厳しくなり、批判的になりがちでしょう。
大所高所からの大きな政治的判断はともかく、個人的な完全性や潔癖性が備わっているため、日常的な出来事は器用にこなしますが、大きな枠組からの変革には対応しきれず、パニックに陥ったり、若干弱さを露呈してしまいます。
乙女宮に象意を持つ人の運勢作用も、通常は緻密で器用に対処しますが、ときに大きな政局的変化の運勢のうねりが訪れたときには、巻き込まれて対応しきれないことがあります。
One-Point ◆ 神経質といえば聞こえは悪いのですが、繊細なのが乙女宮です。鈍感な人や無神経な人に、「信じられなぁ〜イ」と心中密かにケイベツの心を持ったりします。
●放射線や色や音が、一つの波長で現わされるように、ホロスコープにも、似たような象意の作用が髄所にあります。
星座宮の記述がどれも該当しそうなときは、比較したり、実際に運勢に該当しているものを選んでみましょう。
天秤宮を象意に持つ人は、人々の意志に対応する力が与えられています。
自分個人の意志を前面に押し出すよりも、まず周囲の人々の意志を第一に受け入れつつ、協調し、調和を図ろうと配慮します。
それが天秤宮に象意を持つあなたの基本の美意識でもあるからです。
「自分が満足すれば、人からどう見られようともかまわない」といった他の星座宮の人に見られるようなマイペース型ではなく、人からどう見られているか、ありていに言えば世間体を誰よりも重要視した判断を行ないます。
そのことゆえに、自分自身も美しくあることを望むし、人の目があるところでは優雅でハイソな生活環境を求めることになります。
相手が、そういったあなたの表面的な社交性に目を向けて、ホンネや実際の自我の部分を見抜くことができないのもご存じでしょう。
天秤宮に象意を持つ人の運勢作用も、常に周囲の人々の意志を受け入れて動こうとするため、比較的穏やか(平和的)で、平均的になりやすいでしょう。
One-Point ◆ 牡牛宮が身体の美だとすれば、天秤宮は精神の美です。表情とは文字どおり情の表われなので、「美人」が多いのも事実です。乙女宮も加わるとベストでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、人間実体にコミットする深い情念の力が与えられています。
何よりもあなたが求めているのは、特定の人と、より深く実体的に交流する信頼できる確かな一体感の世界です。
それは真摯(しんし)な情動エネルギーでもあります。
なので、信頼が裏切られれば嫉妬心(ジェラシー)の炎が燃え上がり、人知れず恨みや復讐心さえ抱くことがあります。
ただし、身近な相手に対してか、よほどレベルが低い自己抑制ができない人でないかぎり、その想いを内に閉じ込めておきます。
包み隠して平静さを装い、オモテには出しません。
それがいつしか、高い精神性へと自分を成長させる方向に転換させていくことにつながります。
そういった情的な集中力がときに大爆発すると、周囲の状況や関係を、良くも悪くも一変させることになります。
蠍宮に象意を持つ人の運勢作用も、深く静かに潜行しますが、ときとして深刻で極端な変化を遂げることがあるのが特徴です。
One-Point ◆ そういった激しさを秘めた蠍宮であるために、不正を行なうと、直ちに自分の身にはね返るのが特徴です。正しくあることは、ここに象意を持つ人には、人生の命題なのです。
射手宮に象意を持つ人は、すべての関係性に関与する意識が与えられています。
おおよそ、ここからここまでといった枠や、こうしなければならないといった縛りや、狭い常識などは基本的にはありません。
すべてに関与しない自由さと、関与せざるをえない意識を備えています。
「どうにかなるさ」といった楽天性や、思うままに生きようとするマイペースさが、射手宮に象意を持つ人の行動規範です。
一方で、実際に現実世界に生きている以上、精神の自由だけでは成り立ってはいかないため、存在する意識によって他者との関係を結ぼうとしますが、何ものにも縛られたくない自由さを保たれなければ満足はしません。
後悔することがあっても、それは束の間、またいつもの調子に乗って、マイペースで世の中を泳ぎ回ります。
射手宮に象意を持つ人の運勢作用も、そんな調子ですから、比較的、他の人ほど深刻にはならずに落ち込むことも少なくて済みます。どうしようもなく決定的な状況に陥るまでは…ネ。
One-Point ◆ 水瓶宮の自由が、権力からの平等といえるのに対し、射手宮は交流すること自体にこだわらない自由です。簡単にいえば、相手(対象)を選ばないという自由さです。
山羊宮に象意を持つ人は、人間存在に対峙しており、現実社会への責任が与えられています。
人間や人生というものに真摯(しんし)に対処し、存在責任を果たそうとするのです。
その分、現実を重視しますので、宗教的な理想論や観念的な空理空論でさえ、人を動かしたり、現実に対処するための手段の一つにすぎません。
非情・冷酷と思われようとも、人間が社会において安全確実に生きていくための手段や方策を、事実のみを見て判断しようとします。状況を冷厳に見つめて慎重です。
そういうところから、秩序を重んじます。孤独を好むのも、自己を維持保全したり、現実への重責に疲れたりするからです。
人間嫌いというよりは、本質的に、自分を含めて人間という存在や社会に対して、いつも自分がどうあるべきかを考えています。
山羊宮に象意を持つ人の運勢作用も、人間や現実社会に対峙しているため、いきおい深刻なものにならざるをえません。もっと気楽な思いを持って生きればラクなのですが、それをせず真面目に捉えてしまうのです。
One-Point ◆ 確かに、「石橋を叩いて渡る」慎重さは、山羊宮の持ち味です。それだけに運勢が来たときの底力は、他を凌駕(りょうが)して圧倒的パワーを発揮することがあります。
水瓶宮に象意を持つ人は、広く人類社会への平等意識が与えられています。
男性も女性も、お年よりも子供も、金持ちも貧乏人も、健常者も障がい者も、白人も黒人も黄色人も、地球上すべての人々は地位に関係なく、同じ価値を持つ対等な人間として接しようとします。
なので、権力を持った立場や役職そのものに対しては理解は示しながらも、その職権を嵩(かさ)にきた応対については、対等な人間関係を常識としているので、内心で激しく反発します。
それでも通常は、友愛精神を持っているので、そうそう事を荒立てることは少ないでしょう。
何らかの理由で、社会や現実に対応できない場合は、人は人、自分は自分といった無関心な態度を取ることによって、平等感覚を体現しようとします。そのため、冷たい人間に見られることもあります。
水瓶宮に象意を持つ人の運勢作用も、人々や周辺社会との対応度によって振幅が決まります。
周囲の人々との関わりによって運勢の軽重が左右するか、社会に対処できない場合は、個人の運勢がモロに現われます。
One-Point ◆ 水瓶宮が個性的という評価は、平等により自立することから生じます。なので、だいたいは非難を嫌がります。それは、自分の自立が否定されるように感じるからです。
魚宮に象意を持つ人は、現実から精神世界までの関与が与えられています。
それらの中でも特徴的なのは、時空(現実世界)を超えた超越世界との関係性です。
夢、ロマン、空想、幻想、ビジョン、感性、直感、あるいは霊能力といった不思議なものまで、虚実入り混じった世界に人一倍身を置きます。
人間の特性の中で、それらに関与できるのは、心といった情の部分なので、情によって動く人といえるでしょう。
その完璧性は、相手の痛み悲しみを、自分の痛み悲しみとして感じられる情性として現われます。すぐに意志となって発露されやすいのです。
深い同情を相手に示したかと思えば、一方で自分の欲求に従順に迷うことなく求めていきます。
夢やロマンや幻想の中に生きていると同時に、現実世界にストレートに発揮したり、現実の興味対象へ溺れていくことが見られるのは、魚宮の大きな特徴です。
魚宮に象意を持つ人の運勢作用も、どちらかというと幅広く両極端になりがちです。
厳しい現実にも、夢の中にあって感じなかったり、かえってヒロインの世界に浸っていたりできるのは、本人にとっては幸せなのかもしれません。
One-Point ◆ あらゆる可能性があると迷いやすいように、魚宮は、混乱した状態を避けなければなりません。心が平穏であれば、優れた直観力が危機に陥る前に助けてくれます。
今週の運勢:牡羊宮〜乙女宮 天秤宮〜魚宮|2012年以降の運勢傾向 ← BACK
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2007 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.