宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
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●第1稿 2022年 8月 1日 アップ。
「2023年のラインホロスコープ」のご紹介です。
1年間の星の動きが一目でわかります。
「運勢リーディング」をご依頼されたかたに、ご自身でも簡単にパーソナル・プラネットのディレクション・リーディングができるようにお渡ししています。
来年2023年は皆さまにとって、どんな1年になるのでしょうか。
下図は、「2023年のライン・ホロスコープ」の縮小画像です。
星の動きをラインで表わしたオリジナルのライン・ホロスコープです。
「星のディレクション」(運勢変化)をリーディングする際に重宝しますので、宝瓶宮占星学では毎年オリジナルで制作し、重要なディレクションの時期などを把握し、また運勢ディレクションのリーディングに用いています。
実物はA4サイズ(210×297mm)で、拡大しても細部まできれいなベクター形式のPDFです。
データサイズは、「太陽」と「ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)」の2大ディレクション・ポイントと、その許容度数(オーブ)のディレクション・ゾーンを付記して280KBほどです。
One-Point ◆ 「来年の運勢ディレクション」のリーディングをご依頼されたことのあるかたはご存じのとおりです。個人差が大きいパーソナル・プラネットによるディレクション・リーディングの見方を略記した「ライン・ホロスコープの見方」とともにお送りしています。
木星以遠のソーシャル・プラネット、つまり運勢的に影響力の大きな冥王星〜木星まで5つの星の来年の動きをかいつまんでご紹介いたします。
社会的な歴史変化のディレクションをもたらし、個人においても運勢的な影響力が大きい星たちです。
まずは、冥王星、海王星、天王星の土星外惑星(トランス・サタニアン)からです。
冥王星…2023年1月1日の山羊宮27度にはじまり水瓶宮0度まで、その後、逆行を含めてトランシット(運行)します。
海王星…魚宮22度にはじまり、次の牡羊宮の影響圏となる25度を越えて、魚宮27度まで、同じくその後の逆行を交えてトランシットします。
天王星…来年1月に牡牛宮13度で順行に戻ると、牡牛宮23度まで、その後の逆行を含めてトランシットします。
One-Point ◆ 上述の土星外惑星(トランス・サタニアン)は、宝瓶宮時代の影響圏に入って発見された星たちです。そのため、古典占星術では用いられておらず、そのぶん現代占星術でも象意研究の歴史が浅い星たちです。
次は、ポピュラーなソーシャル・プラネットの土星と木星です。
目がよく空気がキレイであれば目視が可能なため、古代ギリシャのアストロロジーの当時から用いられています。
アストロロジーが占いに転化した16世紀以降の古典占星術では、吉凶の代表とされるような星で、個人にとっては社会的な運勢をもたらす代表的な星たちです。
ただし、もはや吉凶解釈は誤りなのでご注意しましょう。
土星…来年2023年は1月1日の水瓶宮22度にはじまり、魚宮7度までトランシット(運行)して逆行に転じます。
木星…1月1日の牡羊宮1度にはじまり、5月17日に次の牡牛宮に入宮していきます。その後、牡牛宮15度までトランシットして逆行に転じます。
One-Point ◆ 木星は、今年のお正月直前の2021年12月29日に魚宮に入宮しました。ですが5月11日には早々と牡羊宮に移りました。8度まで進んで逆行に転じて10月28日に魚宮に戻ったのち、12月21日に牡羊宮に再入宮していきます。
上述のソーシャル・プラネットの動きからは来年2023年はどのような1年になるのでしょうか。
「新しい時代の実質的なスタート」の1年になっていきます。
先の記事「来年2023年を乗り切る」でご紹介いたしましたように、一つには「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくためです。
一方、今年2022年の魚宮トランシットと来年2023年の牡羊宮を急ぎ足でトランシットしていく木星の動きは、古い時代の終わりと新しい時代への移行を象徴します。
代わって土星が魚宮に入宮していくこともそうです。
天王星は2019年以来、「日常生活の変化」のディレクションをもたらし続けており、来年は終盤(20〜29度)入りです。
くだんの海王星は、魚宮25度を越えて正式に牡羊宮の影響圏に入ります。
冥王星も、一時的ながら水瓶宮に入宮していく、大きな節目の1年になります。
One-Point ◆ 結局、エポックメイキングな1年です。人知れず起きた1989年の宇宙波動エネルギーの変化は、その20年後にはじまった「双魚宮時代のリバイバル」という2009年以降の逆流ディレクションによって社会に混迷がもたらされました。それも3月を境に一段落していく年です。
以上のことから、すでに来年に向けて時代は動きはじめています。
今現在は潮目の境にあたり、流れが止まっているように感じるときです。
一時的に双魚宮時代を復活させた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化)が、かつての「対立二元論」の世界に戻らないようにする役目を終えつつあります。
今後は、深層の精神意識(霊性、深層心理)へのご認識を深めていき宝瓶宮時代に向かう流れへと、劇的に転換していきます。
源平合戦のクライマックス「壇ノ浦の戦い」でいえば、まさに鎌倉方に有利に潮流が変わろうとする瞬間です。
のみならず、土星が3月に魚宮をトランシットしはじめることによって、まだ見ぬ夢や幻想をもたらしてきた“宗教”や“専制国家”また“アイドル”など古い双魚宮時代の象徴が変わりはじめていきます。
後日、振り返ってみたとき、時代の転換期だったと思い起こすでしょう。
One-Point ◆ 新しい宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」をどこまで実感していけるかどうかわかりませんが、これまで遭遇したことのない社会変化への動きが徐々にはじまっていくことが、「2023年のライン・ホロスコープ」からもリーディングできます。
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