宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

Re.双魚宮時代の終末
[天運の転換]
― 日本/中国/韓国/米国 ―

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“終末”に起きる新時代直前の暗闇と混乱

●第1稿 2023年 8月31日 アップ。


国内外が騒然とするロシア、バブル崩壊が表層化した中国、隠れた危機の北朝鮮、デフォルト(債務不履行)で破産危機の韓国。

これらの身近な国々は、韓国をグレーゾーンとして、いずれも20世紀に沸き起こった共産主義運動の“支配/被支配”の独裁強権体制の国家です。

なぜ今、これら元共産主義国が“国家消滅”の危機にあるのかとえば、共産主義をもたらした双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の終末にあるためです。

すでに双魚宮時代は1989年に人知れず終わり、その後の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、あと2年余りで終了しようとしています。

根因は、新しい時代の運勢波動“共鳴関係論”に沿わない敵対思想を主軸とするためです。

《 20世紀の“変異天運”の終わり 》

“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代は、あと2年余りで完全終了します。

それゆえ無意識でもそのことを何気に感知した“支配権力”は、焦って世界に混乱を振りまいているのが昨今の世情です。

初めて当サイトにアクセスされて、「いったい何の話?」と思われる方は次のことをご承知ください。

古代ギリシャ時代の末期、約2,200年ほど前にはじまったのが“アストロロジカル・エイジ”でいう「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)です。

知る人ぞ知る「プラトン月」(グレート・マンス)の1つです。

約72年に1度ずつ太陽とは逆方向に黄道上を移動していく「春分点」が、約25,920年(計算値)をかけて1周する「プラトン年」(グレート・イヤー)を12等分したものが、プラトン月(グレート・マンス)で約2,160年(計算値)のスパンを持ちます。

そのBC2世紀(ヒッパルコス:BC170頃-BC120頃)以降の約2,160年間を「双魚宮時代」といいます。

双魚宮時代よりも、新たにはじまった「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい:Aquariun Age または Age of Aquarius)という言葉のほうが、ミュージカル「ヘアー」の劇中曲やアニメゲームなどでご存じの方も多いでしょう。

One-Point ◆ かつて当サイトでは“占星学的な時代区分”と表現していました。第3章「宇宙波動編」は実学となるため、「宝瓶星学」によって「アストロロジカル・エイジ」という表現に改めさせていただいています。






《 共産主義とスピリチュアリズム 》

お話は現代に移ります。

「海王星」の発見(1846)は、見えざる“宇宙波動”によって、双魚宮時代の末期の20世紀に大きな影響力を与えた2つのムーブメントをもたらしました。

「共産主義運動」と美称「近代スピリチュアリズム」です。

“物質経済中心”の前者と、根本にキリスト教信仰があり“霊界(天国)信仰”の後者は、まったくの正反対です。

なぜなら、双魚宮時代は「対立二元論」を歴史パラダイムとするため、その末期に当たって世界的な二元対立が表層化し、止揚/昇華/次元拡張(上昇)するためです。

その一方で、両者には「海王星」の象意に基づく共通点があることをご存じでしょうか。

「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”です。

One-Point ◆ 海王星の発見から2年後、1848年の『共産党宣言』の出版と、同年の“ハイズビル事件”ことフォックス姉妹の「ポルタ―ガイスト現象」が両運動の発端です。いずれも海王星の波動エネルギーと共鳴してもたらされました。


共通点は“まだ見ぬ理想”

●マルクスの思想は「理想的共産主義」でした。

労働者による誰もが平等といったうたい文句の“まだ見ぬ理想”「共産主義理想社会」が、階級闘争史観によって、確実に訪れると“信仰”に似た確信を持ち、また信奉者に植えつけたのです。

その一方で“近親憎悪”にも似て、宗教を完全否定しています。

一方、ポルタ―ガイスト現象による世界的な心霊ブームこと美称「近代スピリチュアリズム」も同様でした。

ラップによる死者からの応答に、“まだ見ぬ理想”「死後の天国世界」を確信し、世界的な降霊術など、心霊ブームの発端になったのです。

それらは現代にも、パワースポットやパワーストーンまた引き寄せの法則など今風にアレンジされて続いています。


《 「武力革命」への変貌 》

ご存じの方も多いと思いますが、今日に至る両者の経緯を簡単にご紹介しておきます。

「マルクスの“理想的”(観念的)な共産主義思想では生ぬるい! 政権は武力によってしか倒せない」とするレーニンの権力奪取の主義思想によって、ロシア武力共産革命が成功し「ソ連」が誕生すると、「マルクス・レーニン主義」へと変貌していきます。

事実、ソ連を筆頭に北朝鮮や中国、さらに一時は世界の半分以上が武力革命によって共産主義武力支配体制国家に変わりました。

日本は、20世紀後半に共産主義シンパの都政や知事が次々と誕生するなど、合法的革命一歩手前までいきました。

しかし、人知れず起きた“宝瓶宮時代のビッグバン”によって、1989年に双魚宮時代は終わります。

その象徴的な出来事が同年12月の米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」、すなわち世界的な対立二元論の終焉です。

One-Point ◆ 学校やマスコミで、歴史の根幹にアストロロジカル・エイジがあると取り上げられることはありません。知らない人が多いのも事実です。
※宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶実学」は、“占い”ではなく、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」とそれに伴なう「宇宙波動エネルギー」から、「実学」としてハッキリと認識しています。

《 双魚宮時代のリバイバル 》

いったんは終わったのが、双魚宮時代です。

ところが、発見後160数年経って、黄道(≒ホロスコープ)を1周した海王星は、発見時の位置に戻るとそのまま、自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏から「魚宮」へと入宮し、トランシット(運行)しはじめました。

2009年以降の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化、時代変化)のはじまりです。

「東西冷戦の終結宣言」によって、アメリカの手前おとなしくしていたロシアと中国は、“世界覇権”にむけて蠢きはじめました。

“共産主義の亡霊”の復活です。

ロシアは中近東やウクライナに触手を伸ばし、中国は南シナ海はもちろん一帯一路によって世界を支配下に治めようと策動しだしたのです。

日本も例外ではなく、2009年に旧民主党政権が誕生すると、当時の鳩山首相は「これは革命です」と言ってのけたのです。

One-Point ◆ ですが歴史は動きます。今年2023年3月に海王星が魚宮25度を通過し、新たに「春分点」(牡羊宮)の影響圏に移ったことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは一段落し、あと2年余り、2026年1月には完全終了します。


「深層の精神意識の変革」

●ありていに申し上げます。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わっていくと、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代の完全終了です。

そのため、今日、双魚宮時代の終末現象が起きています。

海王星の古い象意に基づいた世界の“混乱”です。

私たちは惑わされずに、正しく宝瓶宮時代の波動エネルギーを培っていくことが、天運の継承には必要です。

日本は古来から“国体”が水瓶宮(宝瓶宮)によって象徴されていることもあって、継承が可能になっています。

国家的にも、組織的にも、また個人的にも、“善/悪”や“支配/被支配”の「対立二元論」を“必要悪”として、変異天運がもたらされていた時代は終わりました。

そのような考えはなくして、新時代への「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)が必要な時代へと移行しています。

《 宇宙波動エネルギーと天運 》

ご理解またご納得いただけるかどうかは、皆さま次第でご自由なご判断です。

「宇宙波動エネルギー」に強制力はありませんが、時間(時代)の流れとともに変化し、天運をもたらし天運を奪い去ります。

共産主義運動や、その後の変形である専制国家や強権国家のままで、もはや天運が伴なうことはありません。

それゆえ、1989年以降、また悪あがきをしても旧体制を続ける以上、今年2023年3月以降、徐々に衰退していかざるをえないですが、昨今の「ロシア/中国/北朝鮮」またグレーゾーンながら“儒教的対立二元論”の「韓国」の現状がそれを物語るものになっています。

ポリコレと言われる過度なマイノリティー優遇の考えや、LGBTまたBLMなどもそうですが、方向性は一見、宝瓶宮時代的ですが、目的や意図は正反対に異なり、共産主義的な“権力闘争”をあおるものになっています。

ですが、双魚宮時代の終末とともに、化けの皮がはがされる運命です。

One-Point ◆ 何かのご参考にされていただければと存じます。また、心霊ブーム(近代スピリチュアリズム)のなか霊媒師マダム・ブラヴァッキーが率いる当時の神智学協会から広まったのが、皆さまご存じの現代占星術こと“ホロスコープ占い”のはじまりです。





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