宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2011年11月11日アップ
●興味のある人しか関心はないので、どうでもいいのですが、簡単にプロフィールを書いておきます。
大分県出身、18歳。
1992年11月21日生まれ。
射手宮の直前、蠍宮28度の太陽。
もうすぐ19歳。
5期生。現在チームA所属。
2008年8月の「組閣祭り」コンサートにおける組閣発表以前は、チームB。
同じ太田プロの大島優子や北原里英らとともにAKB48派生の4人組ユニット「Not yet」のメンバー。
●Not yet=左から、北原里英(蟹宮)、横山由依(射手宮)、大島優子(天秤宮)、指原莉乃(蠍宮)。
ちなみに昨年10月研究生から昇格したばかりの横山もガンバリ屋で注目株。今年の総選挙では、圏外から一気に19位に躍り出た。
※Not yet 3rdシングル「ペラペラペラオ」2011年11月16日発売。YuoTube↑
※著作権は、当該動画の著作者・団体に属します。PV short ver.(1:24)
今回は、知る人しか分からないマイナーな内容です。
先回、当時の星の動きからブレイク確実と判断して、「AKB48と個性表現の時代」をアップ(2010.07.19)しておきました。知る人ぞ知るその直後、急激に話題となり、今や知らない人はいないほど、「国民的アイドル」となりました。
なぜブレイク確実と判断できたのか。その理由は、AKB48の活動が宝瓶宮時代の流れに沿っていたからです。今回は、個性派ぞろいのAKB48の中で、「ヘタレ」の期待を裏切らない「さしこ」こと5期生の指原莉乃(蠍宮)を取り上げます。ご興味のある方は、お読みください。
まず、なぜAKB48がブレイクしたのか、一般的な観点はともかく、宝瓶宮占星学の観点から独自に解説しておきます。
AKB48が「個性」と「友愛(絆)」によって活動し、ほぼ毎日「劇場公演」を行なっているからです。
本人たちに自覚はなくても、宝瓶宮時代の流れにマッチしているのです。
2009年〜2010年以降は、海王星と天王星の動きに伴い「新しいタイプのアイドル」がブレイクすることをお伝えしておきました。
「新旧混在と変革の2009年」などでも、何気に触れておいたとおりです。
では、「新しいタイプのアイドル」というのは、これまでのアイドルと何が違うのでしょうか?
70年代や80年代のアイドルは、本心(個性)や私生活を隠して、事務所の方針で作られたアイドル(偶像)を演じていました。
双魚宮時代の海王星らしく、いわば「虚構」や「偽計」のアイドルです。
最近、当時のアイドルの暴露話が、とみに語られるのも、物事の真実があからさまになる宝瓶宮時代を迎えたからです。
一方、AKB48は、ほぼ毎日の劇場公演を行なうことによって、結成当初のレベルから本物の自分に向かって成長してきました。
「会いに行けるアイドル」のコンセプトのもと、AKB劇場や頻繁に開かれる握手会で、常にファンと身近に接しているために、本性を隠してもすぐにバレてしまいます。
結果、本物の「個性(キャラ)」で勝負するしかないのです。
また、一緒にレベルを磨いてきたメンバーはライバルというよりも「戦友」として、MIXをうつファンらとともにステージを盛り上げていくことで、AKB48を売り出すしかありませんでした。
一人ひとりは未熟だったために、AKB48全体で評価を得るしかなかったのです。
そこにしぜんとメンバーどうしにも、またファンとの間にも「友愛(絆)」が生まれ、古いアイドルとは異なる身近で等身大の新しいタイプのアイドル像=「個性表現」が築かれていきました。
そのようにメンバーをまとめてきたのが、秋元康氏をして「AKB48とは高橋みなみのことである」といわしめた1期生でリーダー格の高橋みなみ(牡羊宮)であり、また「AKB48とは大島優子の一生懸命さのことである」と認めざるをえないムードメーカー2期生、大島優子(天秤宮)でした。
2009年〜2010年は、海王星が自らの共鳴サイン(宮)の魚宮の影響圏に入りました。
一方で、天王星が牡羊宮の影響圏に入った年でもあります。
海王星は、「虚構」にかかわるアイドルや芸能、また占いやスピリチュアルを象意の一つに持ちます。
海王星が魚宮の影響圏に入ることで、これらが活性化し、アイドルや占いやスピリチュアルなどの社会風潮がリバイバルすることが読めました。
そこで重要なことは、それらが古いアイドルや占いやスピリチュアル(心霊)ではなく、新しいタイプのものになることです。
なぜなら、すでに宝瓶宮時代は始まっています。
同時に、「個性」や「真実(本物)」を象わす天王星が牡羊宮の影響圏に入ることによって、「宝瓶宮時代の意識の目覚め」が始まったからです。
これも「見えない世界と潜在意識改革」などでお伝えしておいたとおりです。
One-Point ◆ AKB48は成長を含めて個性(キャラ)を重視した活動をしています。またメンバー内や業界内においても、国民(ファン)との関係においても、友愛精神(絆)を発揮しています。それは「組閣祭り」で発表された新チーム編成になる直前、最後に行なわれた旧チーム対抗大運動会(2009.10.10)が「絆よ 永遠に」と題されていたことからも分かります。宝瓶宮時代が、どんなパラダイムに基づいて進んでいく時代なのか、また時代の流れに沿った動きは運勢を得ること、この2つをしっかり知っているか、または素直な感性や直観力があれば、AKB48のブレイクは、誰でも読めたはずです。
AKB48の中で、特に個性(キャラ)が立っているのは、先回ご紹介した「変幻自在のエンターテイナー」大島優子(天秤宮)と、最近、躍進目覚しい「ヘタレクイーン」さしここと指原莉乃(蠍宮)でしょう。
ともに明るく前向きなキャラの持ち主です。
指原がテレビで「自虐ネタ」を語るのは、本気で気にしていたり落ち込んでいたら、言えないのです。それでも披露できるのは、ウソではありませんが、気にしてはいても明るく前向きな一面があるからです。
それは今回のメインテーマ、最後にご紹介する指原莉乃のホロスコープ(出生天球図)をみれば分かります。
先回の総選挙1位の大島優子や、今回の総選挙で1位に返り咲いた、「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」と涙した前田敦子(蟹宮)のことを知らない人はいなくても、「さしこ」や「さっしー」こと指原莉乃って誰? という方は多いかもしれません。
少なくとも、最近まで知らなかったという人は多いでしょう。
今年10月から「笑っていいとも!」水曜レギュラーに最年少で抜擢されて、出演しているメンバーといえば、「ああ〜」と思い当たる人がいるかもしれません。
また、今年2011年の総選挙で9位に躍進し、「サシハラは、本当に自分に自信がありません。ダンスも下手だし、歌もヘタだし、可愛くないし…」とコメントしたメンバーといえば、思い当たる人がいるかもしれません。
80年代なら、とても「アイドル」のコメントとは思えませんが、「個性」や「真実」が共感をえていく21世紀なら、逆にファンの支持を得ることが可能です。
One-Point ◆ AKB48の中では1期生の峯岸みなみ(蠍宮)とともにお笑い(バラエティー担当)の双璧です。TV番組では、カメラが抜きやすいように隣に並んだツーショットがみられます。先輩芸能人にも恐れず「思いつき」で突っ込んで、「自爆」というのが、これまでの典型的なサシハラ・パターンです。
●チームAキャプテンでAKB48のリーダー格、高橋みなみ(牡羊宮)は「スベリキャラ」。
AKB48のムードメーカー、大島優子(天秤宮)は「オッサンキャラ」。
お天気お姉さんもつとめるチームBキャプテン、柏木由紀(蟹宮)は、ブラック・マリモッコリとあだ名される「腹黒キャラ」でオーバーアクションがウリ。
このほか、トークが立ち面白さで定評の芸達者な峯岸みなみ(蠍宮)は「ガチャピン」、指原莉乃(蠍宮)は「ヘタレ・クィーン」、北原里英(蟹宮)は「ウナギイヌ」など、芸人顔負けの面白キャラが際立つのがAKB48。
今回のじゃんけん選抜で優勝した篠田麻里子(魚宮)は「トボケキャラ」。
一方、前田敦子(蟹宮)や板野友美(蟹宮)は、お笑いは苦手。
運営の意向もあって、今年ソロ歌手デビューするも、独り立ちは厳しいのが現状。
第2回総選挙にせよ、この記事アップの前日11月10日の「なるほどHS」(日本テレビ)の街角認知度にしても、運営サイドの「贔屓の引き倒し」がみられる。
運営が意図する「不動のエース前田敦子」を正当化するためとはいえ、前田人気の「演出」も過剰になると、AKB48といえども危ない。
彼女が「ヘタレ」と呼ばれるようになったのは、「週刊AKB」(テレビ東京)の番組で、バンジー・ジャンプを飛べなかったからです。
本人からリベンジを申し出た2回めの番組でも、やはり飛べませんでした。
カメラが回っている以上、またステージ上でも、ムチャブリであろうが、たいていのことはやることになっているAKB48。
これで「オイシイ」というのは、むしろアイドルではなく「お笑い芸人」の世界。
新しいタイプのアイドル=AKB48の正体、実は…「アイドル芸人」です。(笑)
しかし、シロウトゆえにハズしてしまうことが多いのも現実。とはいえ逆に、そこにホンネや地(個性)が出て、ファンは身近さを感じるという仕組みです。
バンジーに関しては、他のメンバーが飛び、勇気づけるために予定外の仲のいいメンバーが飛んでみせても、やっぱり飛べずに、付いたアダ名が「ヘタレ」。
意気地なしという意味で「ヘタレ」ですが、強がりは一丁前。
「ヘタレ」の面目躍如は、過去2回行なわれたじゃんけん選抜でしょう。
第1回2010年では、なんと初戦でAKB総選挙1位かつ事務所の先輩の大島優子と対決。
優子は勝つ気でグー。
サシハラは、負ける気持ちでおずおずと出したパーで、な、なんと勝利。
盛り上がる会場に、その場で土下座して謝罪しました。
次の2回戦では、あっけなく敗退。このじゃんけん選抜では、ほとんど無名だった同じ5期生の内田眞由美(山羊宮)が優勝し、19thシングルのセンターを射止めました。
そして、今年2011年の第2回じゃんけん選抜では、その内田眞由美と初戦対決。
こういった見せ場に恵まれるのも、さしこの運の強さです。
ここでも内田眞由美の勝つ気のグーに対して、今度は戦略的にパーを出して見事勝利。またしても「1位」を食ってしまいます。
が、次の2戦めで、やはり敗退。
初戦で「1位」に勝っても、次で負ける! 「ヘタレ」の期待は裏切りません。(笑)
One-Point ◆ 「ヘタレ」といわれて悩んでいたサッシー。しかし、秋元康氏から「ヘタレをキャラにしていけばいい」とアドバイスされて、本人も開き直ったようす。仕込みで「ヘタレ」を演じてはいないのですが、タフなパワーや思い込みや強がりの勢いで突っ走って、結局は若さゆえの経験のなさと柔弱さが出て、自滅するのも「さしこ流」です。
●サシハラはトレードマークの緑のジャージと「ヘタレ」Tシャツで「ど〜ん」と登場(左)。
内田眞由美(右)は、昨年の第1回じゃんけん選抜で優勝してセンターをとった19thシングル「逆転王子様」の白い衣装で登場。
ともに、5期生どうしの対決。
しかし「ヘタレ」さしこの前に、初戦で砕け散る。
期待の2回戦(トーナメント上では3回戦)、さしこは、昨年5位、今回7位の前田亜美(7期生・双子宮)に負けて、「ヘタレ」っぷりを発揮。
もし、前田亜美が初戦で負けていたら、今年も大島優子との対戦が実現していた。
ついでに、もう一つ。
忙しいスケジュールの合間、2年半ぶりにAKB48のライブDVDをお土産に、大分の実家に帰ったときのこと。
一緒にDVDを観ながら、おばあちゃんが「あっちゃん、あっちゃん」とか、「マリコさま〜」と声援を送る中、「この娘、すごいブスねぇ」といったのが、なんと孫娘の指原自身だったとか。
たしか、「踊る! さんま御殿!!」でのカミング・アウト。
親族も認める「可愛くない」指原莉乃。
しかし、そういう「ヘタレ」キャラのさしこは、実はAKB48一番の成長株。
2009年の第1回総選挙では27位。
翌2010年の第2回総選挙では19位。
今年2011年の第3回総選挙では、神セブン(不動の上位7人)から脱落した8位の板野友美(蟹宮)に続く9位を獲得。
ついに優先的にテレビや雑誌に出れる「メディア選抜」入りを果たしました。
カワイクなくても、個性(キャラ)が認められたのです。
さらには、このサシハラ、AKB48の中で初の冠番組「さしこのくせに」(TBS)を今年1月11日から9月27日まで、ファンの後押しもあって深夜のゆるぐだ異色番組を3クールも続けました。
一方、前出の番組「週刊AKB」の企画で、1日200回のブログ更新に挑戦。
1日200回といえば、寝るまもなく更新しても、平均7.2分に1回。
それもAKB48やSKE48によるヤンキー番組「マジすか学園U」(テレビ東京)の収録など仕事の合間。
持ち前のタフさと頭のキレで見事に達成し、根性をみせました。
ついでに、「有吉AKB共和国」(TBS)では、ファーストレディーで女王様設定のAKB48メンバー1期生の小嶋陽菜(牡羊宮)に、くだらない内容で挑戦する「指原PRIDE」のコーナーを持ち、現在も1年以上継続中。
また、大島優子らと、AKB48から派生した4人組みユニット「Not yet」のメンバーとしても活動しています。
One-Point ◆ 秋元康氏いわく。「突き指の指に関が原の原と書いて…。企画ものです。本流ではなく、後ろのほうでミュージックビデオ(ヘビーローテーション)に2.5秒しか映っていなかったんですけど、そこからはい上がってきたんです。食べ物でもなんでも飽きるじゃないですか。ちょっとこう変わったものがスンと入ると…。AKBの中でも珍味担当です」と紹介されるほど。
●冥王星、太陽、水星の合(コンジャンクション=0度)に、火星が上三分(アッパー・トライン=120度)を形成しています。
1日200回ものブログ更新を達成したタフさや頑張りキャラは、ここから読み取れます。
また、月に対する木星の合(0度)、金星、天王星、海王星の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)や、土星の下三分(ロウアー・トライン=120度)は、楽天性と同時に、「自虐キャラ」にもかかわる悲観性を象わします。
良し悪しはともかく、ナイーブさや「ヘタレ」など感性や情感の豊かさも、ここに一つの要因があります。
出生時間は不明ですが、総選挙でのコメントなども含めて判断すると、太陽が第2ハウス(室)になる夜明け前(4時前後)の生まれ、天秤宮あたりがASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の可能性が高そうです。
まったく正反対に、牡羊宮の可能性もなくはありません。
であれば、今、ブレイクしつつあるのは納得できることになります。
さて、以上は長い前ふり。
ここからが本題のホロスコープ(出生天球図)の解説です。
One-Point ◆ 出生時間は不明。シンプルなホロスコープです。それゆえにこそ特徴が際立っています。「ヘタレ」も読めるし、「タフ」さも読めます。また思いつきの発言や「思い込み」があることも読めます。
上のエピソードに書いたことが、ホロスコープ(出生天球図)に出ています。
出生時間によるASC(Ascendant アセンダント=上昇点)や太陽ハウス(室)が不明なために、確実なのは次の3つ。
1、「蠍宮」と「天秤宮」
射手宮の影響を受けた「蠍宮」の太陽による性格や運勢を持っていること。
次に、木星と合(コンジャンクション=0度)をなす「天秤宮」の月による感受性を持っていること。
これらは、西洋占星術を知らなくても、本やWEBサイトを見れば分かります。
2、「射手宮」
次に、ホロスコープ(出生天球図)からは、一般にいう蠍宮の生まれながら、「射手宮」の性質を強く持っていることが分かります。
3、「牡羊宮」
また「思い込み」や「攻撃性(衝動性)」など、「牡羊宮」の性格も案外と強いのです。
牡羊宮に星はありませんが、そういうことがこのホロスコープ(出生天球図)から分かります。
トータルで、さしこのホロスコープから読める特徴は、「慎重さと大胆さ」、「受け身と積極性」、「楽観性と悲観性」など、両面性を兼ね備えていることがリーディングできます。
この両面性をケース・バイ・ケース、見識によって使いこなせるようになったときが、サシハラの「化ける」ときです。
※
「ヘタレ」というのは、若さゆえの未経験による「慎重」さや「柔弱」さの現われです。
また、「思い込み」や「大胆」な言動や強がりに衝動的に出てしまうゆえに、そこに結果が伴わないときに、「ヘタレ」という称号を奉られたり、「自虐キャラ」に走ることがリーディングできます。
まだ18歳(アップ日現在)なのです。
本人の年齢(レベル)を考慮して、ホロスコープ(出生天球図)をリーディングすることは欠かせません。
ホロスコープ(出生天球図)からは、人生経験や体験を積んで、そこから学んで着実に成長していくタイプであることが読み取れます。
年齢や経験を重ねるごとに、傲慢にならなければという条件付きですが、人並み以上に見識や実力が次第に身についていくのがサシハラです。
そこに星のディレクション(運勢)が伴うと、その時期に、その星の象意を伴う状況や分野でブレイクしていきます。
近々では、再来年2013年の誕生日以降、21歳からが大きなブレイクするかどうかのキッカケになるでしょう。
ヒト皮フタ皮むければ、頭はいいし、さじ加減も分かってくるので、アイドル以外の売れっ子作家などでも充分に生きていけます。
One-Point ◆ サシハラのブログは見たことがありませんので、テキトーな発言になりますが、ブログの集大成的な『サシハラのキモチ』みたいなものも面白いかもしれません。ホロスコープ(出生天球図)をみると、感受性が楽天的でもあり、また悲観的でもあり、慎重で深いのです。そこを活かした文章もウリになりそうです。
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