宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

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「基本三数」とサインの一例
[1数/2数/3数]
― 牡羊宮/牡牛宮/双子宮のケース ―

「数理法則」の本意を適用すれば象意は見えてくる

「基本三数」とサインの一例

●第1稿 : 2024年 2月 22日アップ


ホロスコープの象意やリーディングが簡単になります。

「新リーディング・セオリー」の実際を一例ながら講座以外で初公開いたします。

「基本三数」によらないものは何一つありませんので「ホロスコープ」や「サイン(宮)」も例外ではありません。

根幹法則となっている「基本三数」の原意また「数理法則」の本意を12サイン(宮)をはじめホロスコープの各構成要素に当てはめれば、「あら?不思議!」といった感じで象意がみえてきます。

“ホロスコープ占い”の理論なき“難解”な象意解釈からみれば、「信じられない!」という方も多いかと存じますが、本当です。

《 「基本三数」の適用例 》

ホロスコープの構成要素は、サイン(宮)、ハウス(室)、アスペクト(座相)、プラネット(星)と4種類があるのはご存じのとおりです。

そのすべてに「基本三数」また「数理法則」3/6/12数の本意に基づいた象意を個々が適用されています。

当記事では、ごく一例ですが「12サイン(宮)」のうち、最初の3つのサイン(宮)「牡羊宮」「牡牛宮」「双子宮」の適用例をご紹介したします。

既存の占星術の中で、最も象意の解釈がこなれており、多くの方が相応にご存じなのが、誤って“〇〇座”と呼ばれることがあるサイン(宮)なのでチェックがしやすいからです。

内容的に全部はご紹介しきれませんので、特徴のみの一例となると存じます。

One-Point ◆ 宝瓶宮占星学 第3章「宇宙波動編」の“実体編”となる第2部「新リーディング・セオリー」の第3回めの記事です。「基本三数、基本三数って言うけど、どこまで本当なの?」と思われる方を含めてご高覧ください。



なぜ「牡牛宮」と表記するのか

【ご参考】
当サイトでは「雄牛宮」ではなく牡牛宮と表記しています。
理由は「牡牛宮、雄牛座、金牛宮」をご参照ください。


《 リーディングの次元変化 》

「基本三数」は宇宙この世界の根幹法則なので、ホロスコープだけではなく宇宙この世界のすべて、つまり「時間」や「空間」また「人間」自体にも展開されます。

そのため、単なるホロスコープ解釈の基本法則に留まらず、宇宙この世界全体を象徴する根幹法則になっています。

「基本三数」や「数理法則」の3/6/12数を、精細にご理解されてホロスコープはもちろん、それ以外の分野やカテゴリーまた個々の事象に適用されていただければ宇宙の秘密を垣間見ることができます。

オラっちは未熟なので、宇宙原則から述べるほうが簡単なのですが、専門分野や個々のカテゴリーにおいては、お一人ひとりに適用が委ねられている宝瓶宮時代になります。

“分水嶺”のピークの今年2024年を超えていくほどに、日本人をはじめ人類は「新しい地平」(New Horizon)に臨み黎明を眼下にすることになります。

One-Point ◆ 新時代の到来から誰も逃れることはできません。「アストロロジカル・エイジ」の変遷に伴ない社会を規定していく「歴史パラダイム」はもちろん、「アストロロジー」も次元が変わっていくことになります。


《 「物理科学」に留まらない 》

長い前口上はこれくらいにして、宇宙この世界自体の“三要素”「基本三数」は、次のようになります。

物理学的に申し上げますと、「1数=時間」「2数=空間」「3数=関係性」(作用:法則)です。

ただし、「3数」は実際には「3数=人間」(関係)になります。

「基本三数」は根幹法則に留まることなく発展し、次の“4数”をふまえて「人間」に関係していくためです。

そのような発展性をふまえて、実際的に「3数=人間」(関係)にしています。

小難しいお話は省略して、重要なことは宇宙この世界は「物理宇宙」のみで成り立っているのではないことです。

それゆえ「基本三数」は、見えない「エネルギー宇宙」や「共鳴関係宇宙」を含めて、「1数=時間(意志)」「2数=空間(実体)」「3数=人間(関係)」と表記しています。

One-Point ◆ かつての記事「ホロスコープの三要素と時間軸」(2006年)に書いたように、「時間」の本質は“意志”(統合的な宇宙意志)です。ほかに適切な単語が見つからないためですが、最も近い概念を持つ“意志”と表記させていただいています。

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《 「牡羊宮」は「1数=意志」に共鳴 》

さて、本題です。

「1数=時間(意志)」「2数=空間(実体)」「3数=人間(関係)」の「基本三数」は、ホロスコープの12ハウス(室)では、「春分点」にはじまる「牡羊宮」「牡牛宮」「双子宮」との共鳴関係によって、個々に象意をもたらしています。

要点のみをご紹介いたします。


【サイン1数=牡羊宮への適用例】

牡羊宮は「春分点」にはじまる第1サイン(宮)で「1数=時間(意志)」に共鳴して象意化されています。

「時間」の本質である“意志”が「牡羊宮」と共鳴して“象意の特徴”をもたらしているわけです。

一例ですが、「牡羊宮」はそのため「時間(意志)」を重視します。

そのことが、サイン(宮)の特徴となるために“せっかち”だったり”短気”だったりといったように象意化されています。

別の一例を挙げますと、“国体”が「牡羊宮」によって象徴される隣国も類似です。

「パリ! パリ!」(早く早く)が多用されます。

「牡羊宮」は“意志”が活性化するために「こうあるべき」といったご自分の“意志”が強く、そういった“思い込み”や“正義心”が現われてくるのも、付随的ながら特徴になっています。

「基本三数」また「数理法則」から、宇宙に基づいた本意(基本の象意、ほんとうの象意)がご理解できると、「牡羊宮」の場合「1数=時間(意志)」という原意から、既存の膨大な玉石混交の象意解釈のなかでどれが本当の正しい象意なのかが、ぐんと判断しやすくなります。

勘違いやミス・リーディングを防ぐことにつながりますし、いっそう正しいリーディングが可能になってまいります。

One-Point ◆ ご参考に書いておきますと隣国は“民族性”を「蟹宮」とします。牡羊宮とは、スタンスの異なる象意を持つために、一方では“情”を優先します。蟹宮のデリケートで優しい一面と同時に、牡羊宮の激しさや闘争性また粗野な言動も現われることになります。


《 日常生活とコミュニケーション 》

【サイン2数=牡牛宮への適用例】

次に、牡牛宮は「2数=空間(実体)」に共鳴し象意化されています。

個人にとって“実体”は身体(肉体)がその代表例です。

そのため、「牡牛宮」(第2サイン:宮)は身体(肉体)面を優先する象意の特徴が現われます。

身体(肉体)の“快適性”または“日常生活”を重視して“衣食住”の安全性や暮らしやすさにかかわって象意化されています。

戦後の日本は“現体制”が「射手宮」から「牡牛宮」によって象徴されるようになりました。

それゆえ戦後は、軍事よりも経済成長を最優先し、豊かになるにつれて生活の利便性や美しく住みやすい居住空間や街並みまた和食など食の質的向上を図り、ついに宝瓶宮時代の進展とともに無形文化遺産に登録されるようになったのです。


【サイン3数=双子宮への適用例】

「双子宮」は、「3数=人間(関係)」に共鳴し象意化されます。

“知的好奇心”が高く、人間は“知的動物”また“考える葦”であると言われるのもそれゆえです。

双子宮生まれ(太陽)は、内容はともかくおしゃべりが上手だったり、情報交流やコミュニケーションが巧みたり、関係性にかかわることを特徴とするのは、「基本三数」また「数理法則」の「3数=人間」(関係)と共鳴して象意化されているためです。

このことは、「牡羊宮」「牡牛宮」「双子宮」に留まりません。

「基本三数」によって展開した「数理法則」によって、12サイン(宮)すべてに3/6/12数が個々に適用されて象意となっています。

12サイン(宮)だけではなく、ハウス(室)、アスペクト(座相:局面)、プラネット(星)といったホロスコープの構成要素すべてが象意化され解釈や、「実学」となるホロスコープ・リーディングが可能になっています。

One-Point ◆ 上述のサイン(宮)に「太陽」がある場合、「1数」「2数」「3数」に共鳴する“個性の核”(性質)を持つことになります。さらには第何ハウス(室)の太陽なのか、またどんなアスペクト(座相:局面)を形成しているのかも「数理」との共鳴関係をみれば、案外と簡単にリーディングがイメージできます。




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