宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

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トータライジング「基本三数」
[包括的解明]
― アストロロジー本来の解釈方法 ―

「基本三数」によるホロスコープ解釈は”トータライジング“

「基本三数」とサインの一例

●第1稿 : 2024年 2月25日アップ


双魚宮時代は「双魚宮時代のホロスコープ解釈」がありました。

一つは支配星「木星」による“学術的解釈”で、もう一つは双魚宮時代末期の支配星「海王星」による“神秘的解釈”です。

前者は古代ギリシャの「古典アストロロジー」のことで、後者は昨今の“ホロスコープ占い”こと「現代占星術」です。

どちらが正しいとか野暮なことは申し上げません。

ただ、今後の宝瓶宮時代は、共鳴星「天王星」による“宇宙波動的解釈”つまりトータライジングな新しいアストロロジー「宝瓶星学」になります。

《 新旧「天王星」が象わす空間域 》

宝瓶宮時代の新しいアストロロジーの「新リーディング・セオリー」をご紹介する第4回めです。

今回のテーマは「基本三数」によるホロスコープ解釈は“トータライジング”というお話です。

聞き慣れない言葉かもしれません。

まず「天王星」が象わす空間域についてご紹介いたします。

天王星が象わす空間域は“宇宙”です。

ただし、双魚宮時代末期1781年に発見された古い「天王星」の場合は、地球上を離れることがありませんので“空”に留まります。

そのため、20世紀初頭にライト兄弟が初めて空を飛んた1903年以来、時代の“運勢波動”を受けて、飛行機やロケットまたミサイルなどの“飛翔体”は急激に発展してきました。

One-Point ◆ 時代の流れに伴なってもたらされる「天運」です。紆余曲折は相応に起こりえますが、1、宝瓶宮時代の方向性、2、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」の象意を正しくご理解されるほど「天運」の方向性や在り処が見えてきます。


《 実在の「クオリアル宇宙」 》

一方、宝瓶宮時代になってのち「天王星」は本来の空間域“宇宙”を象わすようになりました。

宇宙といっても従来のように「物理宇宙」に留まるものではありません。

双魚宮時代の最先端物理科学が解明してきた物理的な宇宙ではなく、実在の「クオリアル宇宙」です。

「クオリアル宇宙」というのは、「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”などの「エネルギー宇宙」や「共鳴波動宇宙」を含めた宇宙全体を意味し、宝瓶宮時代の新しい概念になってまいります。

「天王星」は、古くは“電波”や“電磁波”など物理波動を象わしました。

今後は物理波動に留まらず、時空を超越した「エネルギー宇宙」や「共鳴関係」による時代になっていくためです。

「ホロスコープ解釈」や「ホロスコープ・リーディング」も同様です。

「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”を視野にトータライジング(totalizing)に適用されるためです。

One-Point ◆ 双魚宮時代の社会通念や常識は今後、宝瓶宮時代が進んでいくほど通用しにくくなっていきます。今年2024年の“分水嶺”のピークは、歴史的なパラダイム・シフトの真っ只中にあるためです。


《 人類歴史の変遷のプロセス 》

にわかには首肯できない方が多いでしょう。

人類歴史の変遷のプロセスは、“宇宙創成プログラム”によって決まっています。

厳密には、人の“想い”や“意識”また実際の“言動”によって宇宙の1/f ゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)を伴ないつつ、例えば車のハンドルの遊びのような若干のタイムラグが生じます。

そのような歴史プロセスも「基本三数」をマスター・キーに宇宙数理模式図=本来の「ホロスコープ」を実学解釈していけば“アストロロジカル・エイジ”によって見えてきます。

詳細は2012年にはじめた「伝授講座」こと、宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」をご受講された方ならご存じでしょう。

One-Point ◆ ホロスコープにも適用される「基本三数」から解明した宇宙この世界の創成プロセスや存在様相をトータライジングにお伝えしたものです。
※当該【QW講座14&15】の「数理法則と宇宙創成プロセス」Part1/Part2をご参照ください。

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アストロロジカル・エイジ

●アストロロジカル・エイジは、春分点歳差に基づく時代区分です。

「双魚宮時代」や「宝瓶宮時代」は、その一つになります。

学校で習うことはないと存じますが、古代ギリシャ時代からある考えで、数々の歴史時代を包括した約2,160年(計算値)のスパンを持ちます。

ヒト(ホモサピエンス)が発祥し、現生文明人へと次元上昇した巨蟹宮時代、双児宮時代、金牛宮時代、白羊宮時代、双魚宮時代、そして現在は宝瓶宮時代の緒にあります。

約25,920年(計算値)の「グレート・イヤー」(プラトン年)を12等分した「グレート・マンス」(プラトン月)が「アストロロジカル・エイジ」のことです。

余談ですが、古来より日本は、民族性を「双魚宮時代」に共鳴する「魚宮」とし、国体を「宝瓶宮時代」に共鳴する水瓶宮として営まれてきました。

それゆえ、双魚宮時代の日本的霊性を継承しつつ、今後の友愛精神(和、絆、民度)を伴なう宝瓶宮時代に歴史的かつ世界的な責任を果たすために、「天運」によって守られ維持してきたれきしがあります。

時代の方向に「天運」が働き、もたらされていくためです。

《 「トータライジング」ってなに? 》

さて「トータライジング」のご説明です。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」によってトータライジングされ象わされている「ホロスコープ」で。また地上の個々人や人類社会や歴史になっています。

英語には2種類の「トータライジング」があります。

単に“加算”や“合計”といった意味の「トータライジング」(totalising)と、単純化された“単一の視点”などによって包括的な説明が可能な「トータライジング」(totalizing)です。

綴りは「s」か「z」かの違いですが、大きく意味が異なります。

後者が「基本三数」に該当するトータライジングで、包括的な視点やビジョンまた理論によって、「ホロスコープ」が解釈でき、個人や地上全体をもトータルにリーディングが行なえるためです。

図

One-Point ◆ トータライジングは、“ホロスコープ占い”には見られません。「そう、じゃウソじゃない?」と思われそうです。事実は逆で、古代ギリシャ時代に発祥したホロスコープは、今では“疑似科学”とされた古代ギリシャの世界観によって、トータライジングされていました。


《 「共鳴関係論」に基づくリーディング 》

「ホロスコープ・マスター奥義講座」で、「基本三数」はホロスコープのすべての扉を開ける“マスター・キー”ですとご説明しているのも、このことをあらわします。

サイン(宮)も、ハウス(室)も、アスペクト(座相:局面)も、プラネット(星)も、「基本三数」また「数理法則」の3/6/12数から象意適用されています。

“当たる/当たらない”は「対立二元論」の占断です。

「基本三数」解釈においては、宇宙の根幹法則に沿うため、“当たる”のは大前提です。

そのうえで、ホロスコープにどこまで応用展開できるか「共鳴関係論」に基づいたリーディングの力量が求められます。

違いをご理解ご認識いただけますでしょうか。

調理に例えれば、誰かがつくった出来合いの料理(象意解釈)を別の料理に仕上げるか、それとも吟味された素材(基本三数)によって、ご自身の個性によって料理を完成させるか、その違いに似ています。

One-Point ◆ 宇宙に基づいた原意また本意であれば、生(き)のままでもいいし、煮るなり焼くなりして、味付けや盛り付けなど応用展開は、ご自分次第でご自由にできるようになります。




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