宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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「宝瓶宮占星学 第2章 実技編」です。
ホロスコープ・リーディングのサンプル&メモとなるページです。
初回は、独立編に続き、日向坂46のメンバーのリーディングです。
↑ 異色キャラ 濱岸ひより(水瓶宮)。
●第1稿 : 2021年10月 1日アップ
※昨年のブログ記事のリライトです。
日向坂46のメンバーの「ソーラー・チャート」とその特徴をご紹介するシリーズの18人め、「アクセントキャラ・グループ」では、3人めの「濱岸ひより」(天秤宮)です。
1期生と2期生をご紹介していますが、ミレニアム世代の3期生メンバーがあと4名います。当シリーズは「日向坂46」のメンバーをリーディングサンプル&メモとし、全員「出生時間」が不明なため、「ソーラー・チャート」でお届けしています。
「ソーラー・チャート」は、出生時の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におくことは同じでも、イコール・ハウスシステムと通常のハウスシステムをもちいるものがあり、当サイトでは理論的に「イコール・ハウスシステム」また「ハウスホイール」でお届けしています。
詳しいご説明は、ここでは省きますが、「ソーラー・チャート」の場合、12サイン(宮)と12ハウス(室)を均等に30度ずつに区分したほうが、「理」にかなっています。
さて、「濱岸ひより」の「ソーラー・チャート」は、次のとおりです。
One-Point ◆ これまでご紹介してきたメンバーはもちろん、同じ「アクセント・キャラ」グループのメンバーと比較しても、「濱岸ひより」(天秤宮)の「ソーラー・チャート」の特徴は、ほかのメンバーとは異なります。それゆえ、“アクセント・キャラ”になります。
これまでのメンバーは、「日向坂46」の特徴ともなっていますが、星たちが1か所に集中する三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)や連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)をもったメンバーだったり、または1つのサイン(宮)に4つ以上の星が位置する大会合(ステリウム)をもっていたりしていました。
さらには、半球側にすべての星が集まる“ボウル型”のホロチャートのメンバーも複数ご紹介してきました。
これらのメンバーの多くは、相応に“瞬発力”や“集中力”をもつことになります。
ところが、濱岸ひよりのソーラーチャートは、それらとは異なるのです。
One-Point ◆ 上掲の「ソーラー・チャート」をご高覧いただけましたら、おわかりのとおりです。星がホロスコープ全体に分散しています。“スプラッシュ型”といってもいいのですが、いくつか星が集中する部分がなくはないので、“スプレー型”ともいえるホロスコープになっています。
●日向坂46のメンバーを、次の6つに「グループ分け」して順番に一人ずつお届けしてまいります。
「牽引グループ」…佐々木久美(水瓶宮)、加藤史帆(水瓶宮)、佐々木美玲(射手宮)。
「乙女宮グループ」…斉藤京子(乙女宮)、高瀬愛奈(乙女宮)、小坂奈緒(乙女宮)、金村美久(乙女宮)、東村芽衣(獅子宮or乙女宮)。
「サポート・グループ」…渡邉美穂(魚宮)、富田鈴花(山羊宮)、松田好花(牡牛宮)。
「セレクション・グループ」…高本彩花(蠍宮)、影山優佳(牡牛宮)、潮紗理菜(山羊宮)、河田陽菜(獅子宮)。
「アクセント・グループ」…宮田愛萌(牡牛宮)、丹生明里(水瓶宮)、濱岸ひより(天秤宮)。
「3期生グループ」…上村ひなの(牡羊宮)、橋未来虹(天秤宮)、森本茉莉(魚宮)、山口陽世(魚宮)。
※上村ひなの以外は「新3期生」。
ただし、よくよく見ると濱岸ひよりの「ソーラーチャート」には、次のような特徴があります。
1、大六角(60度×6)
まず、天秤宮の「太陽&水星」のジャストの合(コンジャンクション=0度)をメインに「大三角」(グランド・トライン=120度×3)があります。
「太陽&水星」と「海王星」と「ドラゴン・ヘッド」(&「月」の合:0度)がそれです。
もう一つ、射手宮の「冥王星&ドラゴン・テール」の合(0度)をメインとする「大三角」(120度×3)もあります。
「冥王星&ドラゴン・テール」と「ケレス」と「木星」がそれです。
これら2つの大三角(120度×3)が、「ダビデの星」のマークのように、対象的に重なっていて、大三角凧(トライン・カイト=60・60・120・120)をお互いに形成する形になっています。
One-Point ◆ つまり、六分(セクスタイル=60度)が6つ連続した大六角=60度×6を形成していることが、濱岸ひよりの「ソーラー・チャート」の最大の特徴であり、ほかのメンバーと大きく異なるところです。
2、共鳴星の「金星」
もう一つの特徴があります。
濱岸は「天秤宮生まれ」(太陽)なので、「金星」を共鳴星(象徴星)とします。
上述の大六角(60度×6)には含まれませんが、「金星」が重要な位置をしめる星になっています。
それは次の2点からです。
1) YOD(ヨッド=60・150・150)の頂点。
蠍宮の「金星」を頂点に、牡羊宮の「ケレス」と双子宮の「ドラゴン・ヘッド」を底辺の星とするYOD(ヨッド=60・150・150)がそれです。
「ドラゴン・ヘッド」には「月」が合(0度)で、もし午前11時頃までの生まれであれば、「月」もまた底辺の星を形成することになります。
One-Point ◆ 太陽サイン(宮)の「共鳴星」がYOD=60・150・150の頂点の星になっていると、この場合、否応なく太陽サイン(宮)「天秤宮」の象意が強まり、発揮することになります。
2) T矩=90・90・180の軸
さらには、「金星」を軸に、「木星」と「海王星」の衝(180度)とがT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成しています。
これらのことは、「天秤宮生まれ」(太陽)の濱岸ひよりにとって、特徴とならざるをえません。
なぜなら、「月」をふくめてもいいのですが、「金星」や「木星」や「海王星」がもつ象意の特徴は、“シビア”な現実面を象わす星たちではなく、どちらかというとどこか地に足が付かない“形而上的”な“フワフワ”した“ソフト”な象意をもつ星たちだからです。
それらの星たちが、濱岸にとって「共鳴星」(象徴星)の「金星」を“頂点”や“軸”にしたアスペクト・パターンを形成しているためです。
One-Point ◆ 共鳴星「金星」を頂点としたYOD(60・150・150)の底辺の「ケレス」や「ドラゴン・ヘッド」にしても類似ですが、同時に共鳴星「金星」を軸にT矩=90・90・180をもつことは、天秤宮生まれ(太陽)の迷いも出やすくなります。
現実的に強い影響力をもつ星たちではなく、これらの“形而上的”だったり“心理的”な象意の星たちが「金星」を中心にYOD(60・150・150)やT矩(90・90・180)を形成しているために、そこには特徴が生まれます。
ホロスコープ(出生天球図)の特徴を見抜くことが、ホロスコープ・リーディングにとって重要なのは、その人にしかない個性(キャラ)や運勢がその特徴によって象わされることが多いためです。
そのため、濱岸は案外と“シャイ”や“センシティブ”または“ハートフル”ともいえる“敏感”な一面をもつことになります。
One-Point ◆ いずれにしても、天秤宮の共鳴星「金星」が、良し悪しはともかく活性化しているために、金星の周囲を“意志”を大切にすることも、また争いよりも“平和”や“安楽”といった中立を求めて“優柔不断”なことも両方でやすくなります。
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