宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

2015年の運勢と再建計画
― 組織運営変革の深化-第2章 ―

「組織運営変革の深化」のディレクションは、足掛け9年間におよびます。
その第1段階が、今年2014年で終わり、それとともに「第2章」がはじまります。
それが態勢やルールの見直しを迫る2015年の「再建計画」です。

「自由」と「秩序」へ新しい「ルール」づくりの2015年

星のディレクションの変わり目にあたって「近未来予測」をアップします。
なお、ここからは「近未来予測」の第4部「組織運営変革の深化編:第2章」ともなります。同時に、来年の運勢「2015年の運勢と再建計画」のご紹介も兼ねさせていただきます。
世界や国家や組織にかぎらず、なぜ個人も含めて「2015年の再建計画」なのか、お時間があればご高覧ください。

●第1稿 : 2014年10月 5日 初回アップ

《 今はどういう時代か 》

来年2015年以降のディレクションをお届けする前に、現代がどういった時代なのか、おさらいを兼ねてご紹介させていただきます。
詳しい内容は、過去記事をご高覧ください。
占星学の立場から、今が、どういった時代なのかということです。
かつては「双魚宮時代(そうぎょきゅう・じだい)」でした。
「双魚宮時代」というのは、占星学的な時代区分で、プラトン年(グレートイヤー:約25,920年)に由来する2,160年毎の時代区分です。
古代ギリシャの哲学・思想や、仏陀やイエス・キリストなどの教えによる「正・邪」「善・悪」「神・悪魔」「支配・被支配」また「吉・凶」などの「対立二元論」を歴史パラダイムとして、人類歴史を築いてきた時代です。
しかし、現代は、1630年以降の「影響圏」の時代を経て、1989年以降は、新しい歴史パラダイムに基づく「宝瓶宮時代(ほうへいきゅう・じだい)」に入りました。
1989年というのは、東西を隔てたベルリンの壁が崩壊した年で、共産主義の雄「ソ連」が崩壊に向かった年です。
「宝瓶宮時代」というのは、個々人の「自由」と「個性」また「友愛精神(和・絆)」に基づく時代で、「共鳴関係論」が歴史パラダイムとなる時代です。
つまり、「対立二元論」から「共鳴関係論」へと歴史的な「パラダイム・シフト」が起きているのです。
そういった大きな歴史変化の中にあって、星のトランシット(運行、経過)による「星のディレクション」は、漸次、それを実現する流れで進みます。
「星のディレクション」というのは、古典占星学でいう「順行」を意味する「ディレクション(ダイレクション)」の概念を一歩も二歩も進めて、宇宙この世界が象わす「指示、方向性、運勢、波動」といったことを意味します。
その根本的な「宇宙波動」が変わったのが1989年、約25年前のことです。
国内的には「昭和」が終わり、「平成」がはじまりました。
なぜ、昭和天皇の崩御すなわち「改号」と軌を一にするのかと申し上げますと、日本の民族性は「魚宮」で、国体は「水瓶宮」であり、国家元首の「天皇」がそれを象徴し体現されているからです。
国際的には、上述したように、東西二大陣営の対立(東西冷戦)の象徴「ベルリンの壁」が市民によって壊された年です。
これは、「資本家 vs 労働者」といった「階級闘争(対立二元論)」を、すべての根本において思想・経済・歴史・政治・軍事を解釈し、武力革命を是とする「共産主義思想」(厳密には「マルクス・レーニン主義」)が実質的に崩壊した年で、2年後の1991年にソ連は崩壊します。
人類歴史は、人知れず新しい「歴史パラダイム」に基づく宝瓶宮時代を踏み出していたのです。

One-Point ◆ 詳しくは、古い記事ですが「近未来予測:基礎編」などをご高覧ください。西洋占星術や占星学に興味のある方は「宝瓶宮時代と占星学」また「宝瓶宮時代の根拠」などがご参考になるでしょう。


「西洋占星術」と宝瓶宮占星学

●現代の西洋占星術は、天王星の発見によって、理論的根拠を失った古典占星術を換骨堕胎して、「占い」に転化したものです。
海王星の発見とともに、18世紀末のアラン・レオが「当たる・当たらない」の占い、オカルト占星術(神秘占星術)に変えました。
一方、宝瓶宮占星学は、宝瓶宮時代のはじまりに伴い、かつての双魚宮時代にはじまった、古代ギリシャ時代の世界観に根拠をおく「古典占星学」のように、宇宙に根拠をおいて新たに理論的な再構築をしたものです。
それが宝瓶宮時代の新しい宇宙観である「数理法則とクオリアル・ワールド」です。
それを「ホロスコープ原論」によって、占星学へと展開しました。
それゆえ「占い」から「実学」への展開が可能です。
現実にマッチしているために、人類歴史を含めたリーディングが可能です。


《 これまでの24年間 》

さて、宝瓶宮時代がはじまって、今年2014年で約25年が経ちます。
それまでの24年間を一つの節目として、次のステップへ世界的に移行する段階に入りました。
なぜ「24年間」なのかは、ホロスコープと数理法則に基づくのですが、いずれ「レクチャールーム」にてお届けいたします。
「宝瓶宮時代のビッグバン」と名づけた1989年に、正式に宝瓶宮時代がはじまってのち、25年めからは新しいステージに入ります。
その具体的な動きの一つが、ソ連崩壊後、これまで続いてきた、いわゆる「パクス・アメリカーナ」の変容です。
「アメリカによる平和」から、宝瓶宮時代らしく、自由主義国の協力による平和、すなわち俗にいう「集団的自衛権」による平和の時代です。
宝瓶宮時代の社会体制が、本格化していくための助走時期「イン・ジ・アクエリアス」が、次の段階に移り、「第2章」がはじまったのです。
そのはじまりが「2015年の再建計画」のディレクションです。
現実化していくためには、まず計画が必要だからです。
期間は、2015年前後〜2017年の約3年間ほどです。
では、これまで24年間の「イン・ジ・アクエリアス」は、どのようなディレクションのもとに動いてきたのでしょうか。
すでに過去の「近未来予測」3部作でお届けしてきた内容なので、要旨のみ、ごく簡単に書いておきます。

1989年 「宝瓶宮時代のビッグバン」…宝瓶宮時代の正式なはじまり。
1993年 「既成権力の崩壊」…双魚宮時代の支配意識やワンマン体制の崩壊。
2006年 「組織運営の変革」…市民・国民のための組織態勢の模索。
2011年 「霊識元年」…主に日本および日本人に働く精神意識的アセンション。
2012年 「第1次組織運営変革の深化」…組織や国家運営のあり方が問題化。
2015年 「再建計画」…法整備や運営ルールの検討。
2017年 「第2次組織運営変革の深化」…民主的な運営体制へ根本的変化。

One-Point ◆ 年代は、分かりやすいようにハッキリと区切って記載しました。実際は、「影響圏」の前段がありますし、後段の「実体化」の時期があります。それゆえ、前後の年にズレ込みディレクションは重なる部分がありますので、一応の目安です。ちなみに「影響圏」や「実体化」の長さは、当該ディレクションによって異なります。


「2015年のライン・ホロスコープ」

●上の画像は、小さくて見にくいと思いますが、こんな感じです。
実物は、A4サイズのPDFファイルです。
アドビリーダーなどフリーのビューワーでかなり拡大できます。
※サイン(宮)移動の日付入りです。

《 来年2015年の星の動き 》

次に、来年2015年の星の動きと、ポイントをご紹介しておきます。
毎年のことですが、宝瓶宮占星学では、「当該年+前後1か月」の星の動きが一目で分かる「ライン・ホロスコープ」を制作しています。
トランシットによる「星のディレクション」を重要視している宝瓶宮占星学においては、通常の丸いホロスコープでは読み取りにくいロング・スパンの星の動きを、直覚的に把握できるようにしておくことが不可欠だからです。
この「2015年のライン・ホロスコープ」(A4判:PDF)は、来年の運勢リーディングをご依頼された方には、説明文の「ライン・ホロスコープの見方:2015年版」をつけてお送りしています。
それはともかく、ここでは木星以遠の「ソーシャル・プラネット」の星の動きを、簡潔ながらお届けいたします。
トランシットの冥王星は、来年2015年、山羊宮12度〜15度を運行します。
「2015年のライン・ホロスコープ」をご高覧いただけましたら一目瞭然ですが、これに寄り添うかのように、トランシットの天王星が牡羊宮12度〜20度の間を来年2015年は運行していきます。
ここ数年来、そういった冥王星と天王星の「ランデブー」状態が続いているのです。
これは、2013年や2014年の過去の「ライン・ホロスコープ」を併せて、1本につなげてみるとよく分かります。
冥王星と天王星が、長らく矩(スクエア=90度)をとり続けていることが一目でみてとれます。
端的に申し上げますと、宝瓶宮時代へ向かう人々や出来事が、本物かどうか、その真価が問われていることを象わすサブ・ディレクションです。
これによって磨かれ、本物に近づいた人々が、次のメイン・ディレクションに向かいます。
新しい時代を築いていく「先覚者」として、それぞれの分野で実力を備えて、新しい意識に目覚めつつ指導的役割を果たしていくようになります。
ただし、双魚宮時代の「リーダー」と、宝瓶宮時代の「リーダー」は、根本的に異なります。
単純にいえば「権力者」か「市民的先覚者」かの違いです。
現時点では、日本では安倍首相が後者の代表格です。
次に、トランシットの海王星は、自らの共鳴サイン(宮)である魚宮にあって、来年2015年は5度〜9度を運行していきます。
魚宮をトランシットする海王星は、分かりやすくいえば「双魚宮時代のリバイバル」をもたらします。
たとえば、19世紀中頃の海王星の発見によってはじまった「スピリチュアリズム(心霊主義、神秘主義)」、その後の20世紀に次第に顕著になってきた「銀幕スター」や、テレビでは60年代〜80年代の「つくられたアイドル」といった偶像ブームは、宝瓶宮時代がはじまったことによって本来は下火になっていくのですが、海王星が魚宮をトランシットしている現在は、少なからず「リバイバル」していくことになります。
もっとも、「お笑いブームの謎を解け!」に書いたように、双魚宮時代の「つくられたアイドル(偶像)」のままではなく、宝瓶宮時代の「個性化(キャラ化)」を交えた「新しいアイドル」ブームです。
たとえば、宝瓶宮時代にそって「個性(キャラ:お笑い)」で勝負しているのは、歌やダンスはともかくとして、AKB48グループです。
AKB48と個性表現の時代」に書いたとおり、それゆえ時代の流れと共鳴して「時代の運勢」を受け、数々の記録を打ち立てています。
もっとも、来年2015年は、実質的にAKB48を引っ張ってきた「変幻自在のエンターティナー」こと大島優子が卒業したことにとどまらず、星のディレクションの変化からも、ヘタをすれば、AKB48本体の勢いにカゲりが生じかねません。
ちなみに、「芸人キャラ」でしぶとく生き残る指原莉乃が率いるHKT48は、今のところサシハラの運勢も手伝って、右肩上がりの勢いをみせています。
単なる「アイドル路線」では、勝てないのが宝瓶宮時代です。

One-Point ◆ 以上、影響力が大きく、しかも長い、土星外惑星(トランス・サタニアン)の3つの星を簡単にご紹介しました。冥王星につきましては重要なので、後述いたします。

《 「再建計画」のディレクション 》

トランシットの土星は、今年2014年クリスマス・イブの12月24日に射手宮に入宮します。
来年2015年の夏場は一時、逆行して蠍宮に戻り、やり残した「第1次組織運営変革の深化」のディレクションの「仕上げ」をするとともに、「再建計画」のディレクションを本格化していくことになります。
影響圏からいえば、今年2014年11月11日から「再建計画」のディレクションに入ります。
ということで、トランシットの土星は、来年2015年は射手宮0度にはじまり、逆行を含めて、蠍宮28度〜射手宮11度を運行します。
これは、「乙女宮」に象意を持つ人や、乙女宮が象わす「組織」や「出来事」に顕著な変化を象わすディレクションです。
あえて一つのサイン(宮)を代表して挙げれば、そういうことです。
もちろん、乙女宮に象意を持つ方の全員がそうなるいうわけではありません。
ですが、その中では、やはり1960年代に生まれた方々に、より強く働くケースが多くなります。
組織でいえば、一般企業の「事務職」や「実務畑」などにかかわり、国家官僚の「官公庁」や「地方公務員」により強くかかわって働くことになります。
自由民主主義社会では、個々人の自由や権利を認める代わりに、法やルールによって、他人の権利を侵害してはならないことや、やってはいいけないことが原則的に定められています。
それを守れない「自由」は存続できません。
破れば、法律や条例によって罰せられることがあります。
そういった「法律」や「条例」といったルールに基づいて、事務や実務を行ない、動いているのが官僚や公務員です。
「再建計画」のディレクションは、これまでの法律や条令といったルールが、根本から見直されるなど、新しく変わっていくことが起こります。
そのために、事務職や実務畑の人々も、また官僚や公務員も、根本からの「修正」や「出直し」を迫られていくようになることが2015年〜2017年に起こります。
それは、ルールにとどまらず「官僚制度」や「公務員制度」の改革といったそのものにもおよんでいきます。
結局、国家の「運営態勢」が、宝瓶宮時代に向けて新たに変わっていくことを意味しますので、「再建計画」のディレクションになります。
それは、日本にかぎらず、国際関係においても同様です。
国家間においては、「国際法」が定められており、やはり国際的なルールがあります。
国どうしが、お互いに相手国を尊重しつつ、自らの国の自由と運営維持を図っていくために必要ですが、「再建計画」のディレクションは、この国家間のルールを見直したり、明確化するなど、出直しが図られていくことになります。
場合によっては、「史上最低」の国連事務総長と密かに揶揄されるように、国連改革や運営のあり方も、いずれ俎上にのぼってきます。
事務総長をはじめ職員だけの見直しではなく、常任理事国や安全保障委員会の構成見直しも可能性があります。
この「再建計画」のディレクションは、「第1次組織運営変革の深化」と「第2次組織運営変革の深化」のディレクションをつなぎ、橋渡しするものになっています。

One-Point ◆ ここでは、あらかたでも「再建計画」のディレクションの意味や方向性がどういうものかご理解をいただければよく、詳細が必要であれば、機会をみて別途ページを立ててお届けいたします。個人には、それぞれのディレクションがありますので、大きく全体の流れがみえれば、心構えや対応のヒントになるでしょう。

《 獅子宮から乙女宮へ 》

今年2014年7月、トランシットの木星は獅子宮に入宮しました。
これは、獅子宮生まれ(太陽)のオバマ大統領をいくぶんながらも前向きに勢いづかせ、かつての強いアメリカを「演出」させています。
2014年の国家ディレクション」などに書いたように、オバマ氏の運勢は、この2年間、いわゆる下運期で、一からの出直しが求められている最中です。
蛇足ながら書いておきますと、オバマ氏は双子宮に月を持ちます。
中国の習近平氏は、日付の真偽が不明ながら、双子宮に太陽を持ちます。
相性からみますと、この二人は、習近平に対してオバマが「受け身」になりやすい関係を象わします。
だからといって、世界の自由民主主義体制を守る「天命」を持つアメリカが、「受け身」一辺倒では困るわけで、国家的な見識をもって、国際ルールを無視する国に対しては、厳しく行動できなければ、自由や秩序が保たれません。
それは「天命」を果たせずに、運勢が低下そていくことを意味します。
サリン兵器を使ったシリアに対する攻撃を躊躇したのもそうですし、中国に対しても同様です。
その判断ができないオバマは、アメリカのリーダーとしては疑問視せざるをえません。
「言うだけ番長」また「弱腰」と非難されるゆえんです。
オバマと習近平のパターンは、第2次世界大戦のアメリカ大統領ルーズベルトとソ連最高指導者スターリンの関係に似ています。
ルーズベルトは、個人的にスターリンを友人かのように思い、イギリスのチャーチル首相を脇に置いて、大国どうしで戦後の世界分割支配を画策します。
習主席も大国どうしで太平洋をハワイでもって分割し、西側は日本やアジアを含めて中国が支配し、アメリカは口を出さない関係をオバマに提案しています。
分割はともかく、オバマは、新たな大国関係を築く提案に乗っています。
ちなみに、オバマの運勢のいわゆる「最低期」は、今年2014年中には終わり、以降は、底値からの上昇傾向がはじまります。
お話がそれましたが、トランシットの木星は、来年2015年、獅子宮12度〜乙女宮23度を運行し、夏場に乙女宮に入宮します。
乙女宮に象意を持つ人々にとって、来年2015年は「波乱」の幕開けです。

One-Point ◆ 木星が「大吉星」だという一方的な解釈は、正しくありません。ケース・バイ・ケースですが、西洋占星術を信じる乙女宮生まれ(太陽)の方で、来年2015年は「ラッキーな年」と思われている方がいらっしゃいましたら、約半数は期待はずれに終わるでしょう。


※「運勢リーディング」のご案内

●「2015年の運勢と再建計画」のリーディングを、恒例どおり行ないます。

1、お申し込み順です。
2、鑑定メールは、文章を成型したHTMLメールにオリジナル・ホロスコープ(PDF)を添付してお送りいたします。
3、別途「2015年のライン・ホロスコープ」(PDF)を添付した「ライン・ホロスコープの見方:2015年版」もお送りいたします。(上の画像)
4、「鑑定&お問い合わせ」からお申し込みできます。
5、料金は、15,000円(税込)です。

※詳細は「鑑定メニューのご案内」をご高覧ください。
※お申し込み多数の場合は、少し遅くなることがあります。
※Hotmailの方は、お手数ですがセーフリストに「sei@aqast.net」を追加してください。

《 補足:「波乱」と「再建計画」 》

最後に、少し補足をしておきます。
個人に影響をもたらしやすい星は、土星と木星です。
その動きは、今年2014年と来年2015年とでは、趣きが異なります。
今年は、魚宮をトランシット中の海王星に対して、土星は蠍宮をトランシットし、木星は昨年2013年の後半から今年2014年の前半は蟹宮をトランシットしました。
これら3つの星は、スムーズに関係し作用しあう三分(トライン=120度)や大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、ときに「情緒化」や「現実化」をうながしていました。
これは上述したように、「双魚宮時代のリバイバル」現象が、たとえば「宗教」や「芸術・文芸」また「芸能・アイドル」などの現実化をうながして、活発化しやすくなっていたことを意味します。
ごく単純にご説明いたしますと、トランシットの土星は、「誤魔化すことのできない現実」に関わる一面を持つために、良し悪しはともかくとして、現実的な変化をもたらしていきます。
しかし、来年2015年は、土星が射手宮に入宮する前後、海王星と矩(スクエア=90度)を形成します。
この矩(90度)は、いったん土星の逆行によって解消しますが、秋口以降に再び矩(90度)を形成します。
トランシットの木星も類似です。
トランシットの木星は、夏場に乙女宮に入宮する前後の期間、土星と矩(90度)をとります。
その後は、木星の逆行によって解消し、短期間ながら秋口に再び土星と矩(90度)をとり、引き続き、海王星と衝(オポジション=180度)を短期間ながらとります。
ということもあって、たとえば乙女宮に象意を持つ方にとっては、痛し痒しの2015年になりやすく、出直しのための「再建計画」が最も必要になる方が多いサイン(宮)の一つになっていきます。

One-Point ◆ 俗にいう「乙女宮(座)生まれ」や、東の地平線上に乙女宮がある上昇サイン(宮)「乙女宮」の人のみとはかぎりません。全員ではないにしても、大なり小なりかかわって「再建計画」のディレクションを受けることになります。具体的なことは、生まれ持つ「ホロスコープ(出生天球図)」次第ですし、また「パートナー」「組織」によっても異なってきます。





【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2014 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.