宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

「負の戦争」の時代
― 冥王星からみた過去と現状 ―

昨今の「政治情勢を読む Part3」です。
国内外の政治情勢は今後とも、どんどんと変わっていきます。
記事には「近未来予測」などが含まれることがあります。

現在は「第2次世界大戦」と正反対のデレクションのとき

●第1稿 : 2022年 1月20日アップ


かつて「世界覇権」を争った第2次世界大戦がありました。

その開戦から80余年が経った現在、「負の世界大戦」が起きています。

いわゆるドンパチのない「負の戦争」です。

「冥王星」のデレクションから、それがハッキリとわかります。
すでに影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からもそういえます。

人類は「見えない世界」を見直す時代を迎えています。

《 負の第2次世界大戦 》

重要な内容なので、現在の国内外の情勢や見方を、切り口を変えて述べてみたいと存じます。

わかりにくいのを承知で書きます。

現在は、“負の第2次世界大戦”の最中です。

実際的な戦争は起きませんが“負の戦争”が生じるためです。

「負の戦争ってなんのこっちゃ」ってことですよね?

いろんな解釈や見方があります。

限定してしまうと、解釈や対応の幅がせばまりますので、各自の立場や状況またお考えに応じて、それぞれに策定していいんです。

One-Point ◆ そのような「共鳴関係論」を歴史パラダイムとした時代が、実際にはじまっているためです。つまり、“AかBか”や“善か悪か”はたまた単純に“〇(正解)か×(不正解)か”ではなく、10人いれば10の答えがあってもいいし、千人いれば千の答えがあってもおかしくない時代を迎えつつあるのです。


《 獅子宮と対宮の「水瓶宮」 》

ただ「根本の理由」をご説明しておかないと、解釈にズレが生じすぎても困ります。

ハッキリと書きましょう。

「冥王星」のデレクション(運勢変化、時代変化)からみて、第2次世界大戦の当時と、現在の国内外の情勢は、ある意味「正反対」です。

もう少し具体性をもって申し上げます。

かつて「獅子宮」を1939年から正式にトランシット(運行)しはじめた「冥王星」の時代と、獅子宮の正反対のサイン(宮)「水瓶宮」を今後、正式にトランシットしていく現代の違いです。

なぜなら、占星学また「ホロスコープ」で正反対に位置するサイン(宮)は、原則的に正反対の象意をもつためです。

そのため、両サイン(宮)をトランシットしていくときの「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)は、「正反対」の内実になっています。

とくに「冥王星」の場合、人類社会の世俗と宇宙的な霊性といった「両極端」の象意をもつのでそうなります。

また、歴史的な象意力も大きいので、獅子宮と水瓶宮をトランシットしたさいの時代変化は、確実に正反対になるのです。

One-Point ◆ 「冥王星」は、第1次世界大戦が終わった直後といえる1930年に発見されました。当時はまだ“支配/被支配”などの「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)でした。ということもあって、獅子宮をトランシットしたさいに、「世界覇権のデレクション」を投げかけていったのです。当時は、獅子宮ゆえにそうなるのです。


《 「負の戦争」は複数ある 》

現在、「冥王星」は昨年2021年12月直前に山羊宮25度を通過して、「水瓶宮」の影響圏をトランシットしはじめました。

獅子宮の正反対の対宮が「水瓶宮」です。

そのため、上述の「世俗」と「霊性」といった両極端の象意をもつ「冥王星」の“世界覇権”を象わす社会的なデレクションは発動しにくくなっています。

具体的に申し上げますと、国家間の覇権をめぐる戦争、とくに世界大戦は起こりにくくなった時代です。

その代わり、見えざる世界(分野)での「負の戦争」が起きても、おかしくない現代また今後になっています。

One-Point ◆ 「そういう意味で“負の戦争”。 ああ、なるほどね」とピンときたかた。それも正解です。ほかにもピンときたかたは多いと存じます。「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする時代なので十人十色、百人百様、千姿万態なのです。どちらが正しいとか正しくないとかではなく、いろんな「負の戦争」が起きているし、今後ともあるのです。


《 固定観念と柔軟発想 》

これまでの社会通念とは異なり、新しい概念にもとづく「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)です。

賢く柔軟発想でとらえて宝瓶宮時代を生き抜きましょう。

多様に異なる知恵と、力を合わせて「負の戦争」に対処していくのです。

内実は異なりますが、人類はそうやって新しい時代を築き、歴史を発展させてきたのです。

とくに宝瓶宮時代は「友愛精神」(和、絆、民度)また「人類愛」が重要になります。

新しい概念の「友愛精神」なので、お一人ひとりの力が必要になります。

過去の双魚宮時代の常識や概念、また固定観念では計れない異次元ともいえる時代に向かっています。

なので、心や頭を柔軟発想に切り替えてとらえ直してみましょう。

One-Point ◆ 文章の流れから必要なので、ここでメッセージしておきます。単発のメール講座「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)は期間限定で配信中です(2022.01.20現在)。上述のアドバイスが多々、盛り込まれています。ご好評であれば、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」がもたらす“希望のメッセージ”を考慮中です。昨今の「双魚宮時代のリバイバル」にとどまらず「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションにも触れてまいります。


《具体例としては何?》

結局のところ、「負の戦争」をどのようにとらえるのかは、自分次第はもちろん、人それぞれにあっていいのです。

個性や使命またお立場に応じてご自由なのですが、「負の戦争」が起きている、また起きていくといった、新しい視点をもたれるとことは重要です。

常識的な一例を分かりにくいというかたのために、挙げてみましょう。

たとえば、政治的に「負の戦争」といった場合、情報戦だったり、諜報(スパイ)戦、またプロパガンダのような宣伝戦などが挙げられます。

あくまでも一例です。

次に技術的には、いわゆるサイバー戦争もそうですが、5Gをはじめとした通信網戦以外にも、IT関係は見えにくい世界だけに、たくさんの「負の戦争」があります。

社会的には「新型コロナ」の問題はだれもが思い浮かべたでしょう。

ですが、ほかの分野もありえますので1つにとらわれすぎないで、意識を広げておきましょう。

さらに重要なことを書いておきます。

それは、上述も個々にそうですが、各自における内面の心性面がポイントです。

すなわち、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)を新しい時代に呼応できるように自分自身で次元上昇させていく、ご自身でしか成しえない(霊性的な)「心理戦争」です。

いちばんの「負の戦争」です。

One-Point ◆ いずれにも限定しないでおきましょう。結局は、個々人の「深層の精神意識」の在りかたに集約されるためです。「冥王星」の水瓶宮トランシットがもたらす深層の「精神意識の変革のデレクション」のメインテーマは、歴史の曲がり角に立つ「個人デレクション」だからです。
そのためのポイントは、広く意識されて、情報アンテナの感度を高めておき、漸次、認識を深められていくとよいのです。




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