宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

西洋占星術師のレベル
―土星の正しい象意―

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ここでは、西洋占星術師のレベルを見分ける方法を教えましょう。
それは、「土星って、どんな意味なんですか?」と聞いてみることです。
ここに書いていることは、西洋占星術師たちにはナイショですよ(笑)。

西洋占星術の研究者や占星術師のレベルを見抜く

土星のリング

●「土星」は、正しい解釈の難しい星だと言われています。
●第1稿 : 2006年03月02日アップ

西洋占星術の中で、土星ほど解釈の難しいものはないでしょう。近年、発見された天王星や海王星や冥王星と違って、土星は占星学の当初からある星です。
それでも、正しい解釈は難しいという状態です。でも、宝瓶宮時代の到来が、真実の光を投げかけてくれるのです。

《 土星を正しく解釈できる占星術師 》

西洋占星術において、昔から、次のような言葉があります。
「土星の影響を正しく解釈できる占星術師は一流である」
初めて聞いた、という方もいらっしゃるのでは?
西洋占星術師自身は、あまり言わないですからね。でもホントですよ。
ホロスコープをたくさん見るにしたがって、通常の土星の解釈と違う事例が出てきたりするからでしょう。
プロになるほど解釈に苦しむのが土星のようです。
ですから西洋占星術師の方に、さりげに「土星って、どんな意味なんですか?」って聞いてごらんなさい。
その答え方で、その西洋占星術師のレベルが分かりますよ。

One-Point ◆ 西洋占星術の本を参考にしたり、買ったりするときも同じです。土星について解釈している部分を読めば、著者のレベルが分かります。まあ、「占い」として楽しんで読む分には、何を書いてあってもいいのですが…。


西洋占星術に虐げられた土星?

●どちらかと言うと、西洋占星術やキリスト教の素養のある方は、土星に対して良いイメージを持っていないようです。
土星のサターン(Saturn=農耕の神)が、サタン(Satan.=悪魔)と韻が似ているからでしょうか?
あるいはゴヤが描いた「我が子を喰らうサトゥルヌス」の恐ろしい絵が、相乗的に影響しているからかもしれません。
サトゥルヌスとは農耕の神、英語のサターン=土星のことです。
ユダヤ・キリスト教世界では、狩猟民族こそが神の血統「善」であり、農耕民族は「悪」としてきた自己正統化の流れがあるのです。

《 こんな回答の占星術師はいらない? 》

「土星って、どんな意味なんですか?」
「土星は不幸を、木星は幸福をもたらします」
そう答えが返ってきたら、すぐにその場からサヨナラしましょう。
ヒドイ言い方ですが、10点以下の西洋占星術師です。
足し算と引き算しかできない小学校低学年のレベルですね。
人生は、そんなに単純なものでしょうか?
「土星って、どんな意味なんですか?」
「土星は、試練や忍耐、束縛や制限をあらわします」
これも同じですね。少し国語力が加わった程度の西洋占星術師です。
「土星は、勤勉、真面目、安定、努力の在り処もあらわします」、といったポジティブな解釈の説明があれば、そうですね、義務教育の中学生レベルの回答です。
30点どまり。
教科書どおりの解釈で、自分で研究した結果が見えないからです。

One-Point ◆ これらのレベルの西洋占星術師に占ってもらっても、いい結果は得られないでしょう。先のページに書いた「バックボーン」がないと、こんな回答になります。自分自身が土星の正しい影響について実占研究していたら、教科書どおりの回答は出てこないと思います。まあ、こんなレベルで生業にしている西洋占星術師は、まさかいないと思いますが…。(笑)

《 時代ゆえに封印されてきた「土星」の解釈 》

私の知っているかぎりにおいてですが、及第点の解釈をしている西洋占星術師の方を、二人だけ知っています。
残念ながら、お一人はすでに亡くなられました。
もうお一方(ひとかた)は、次のように著書に書いています。
「土星 自己管理能力が要求される事柄を表します。土星の働きを用いることで、人は自分自身のエゴと社会的な外界の要求とのバランスをとることが可能となり、生き方を安定させることができます」
この方独自の言い回しで、ちょっと難しいですね。本当に分かっているのでしょうか?
でも、土星の活かし方なので、相応の理解はしているのでしょう。
まあ、この辺りが、西洋占星術の限界かもしれません。
仕方がないのです。
土星の正しい解釈は、時代の影響力によって「封印」されてきたのですから…。

One-Point ◆ 土星に限らず、西洋占星術のさまざまな解釈を、見直さなければならない時期にきています。その理由を「宝瓶宮占星学-1.プロローグ」のページに書きました。逆に言えば、そこに書いた理由によって「土星」の誤った解釈を、西洋占星術はせざるをえなかったのです。


「我に七難八苦を与え給え」

●尼子十勇士の一人、天文14年(1545年)8月15日に今の島根県に生まれた山中鹿之助は、「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と三日月に祈ったという有名な話があります。
もし、これが本当なら、山中鹿之助は土星の強い影響を(多分、月に)受けて生まれたのでしょう。この自ら苦難を恐れず求めていく姿勢は、土星を活かす心構えの一つです。

《 「土星」の名誉が回復される宝瓶宮時代 》

太陽系の中で「地球」は、たいへん美しい星だと言われています。
もう一つ、美しい星を挙げれば、それは「土星」でしょう。
土星の特徴であるリングの美しさは、他に類を見ません。
このリングを最初に観測したのは、「地動説」で有名なガリレオです。
ガリレオは地動説を公言(支持)したため、宗教裁判で有罪になりました。
それから359年も経った1992年10月31日、先のローマ法王の謝罪によって、やっと最終的に名誉が回復したのです。
なぜ、こんな話を書くのかというと、今まで不幸の星、陰鬱な星とされた「土星」の名誉が、新しい宝瓶宮時代になって、ガリレオ同様に回復されるからです。
「土星って、どんな意味なんですか?」
「それは、あなた自身にかかっています」
もし、このような意味の答えを返される西洋占星術師がいたら、その人は一流でしょう。
え? 意味が分かりませんか。
では、このサイトを訪れた皆さんにだけ、その真意をお教えしましょう…。

One-Point ◆ ガリレオの名誉回復の意味は「近未来予測=基礎編」のページに書きました。簡単に書くと「宝瓶宮時代のビッグバン」(1989-90年頃)によって時代の波動が変わりはじめたからです。宝瓶宮時代の意味については、「宝瓶宮時代と占星学」のページをお読みください。


荒川選手に輝いた土星の「栄光」

荒川静香選手が金メダル

●月と土星の影響が現れた最近の例は、トリノ冬季五輪(2006.2)の女子フィギュアスケートでした。
金メダリスト荒川静香選手(12/29)は、このとき、出生時の月と運行する土星は180度のオポジション(衝)でした。西洋占星術では一般に凶座相とされます。しかし、結果は金。これは荒川選手の努力と研鑚が、土星のディレクションを受けて「栄光」の座を勝ち取った例です。
一方、4回転ジャンプが期待された安藤美姫選手(12/18)は、この時、出生時の月と運行する木星は、西洋占星術では大吉座相とされる0度のコンジャンクション(合)でした。結果は、4回転は失敗。15位でした。

《 人生の勝利者にのみ与えられる「栄光」の星 》

では、「土星の正しい解釈」を示しましょう。
まず、土星の本来の象意です。
土星の美しいリングは、頭にかぶる王冠に見えませんか?
帽子のツバでもかまいませんが、宝瓶宮占星学の解釈では「美しい王冠」のほうが近いのです。 勝利者に与えられる「月桂冠」と同じような意味とお考えください。
お酒の銘柄じゃないですよ。
オリーブの枝葉を編んで、勝利者の頭にかぶせるほうです。
土星がもっている本来の象意は、この「勝利の王冠」を示しているのです。
驚きましたか?
西洋占星術に詳しい人ほど驚くか、「バカ言うな!」と叫ぶかもしれません。
土星にごまかしは、いっさい効きません。
「人生の勝利者」にのみ、その結果として与えられる「栄光」が、土星の本来の意味なのです。
自分自身が着実に努力し、身に付けた見識や実力や人格の結果として与えられる「勝利の王冠」ということです。

One-Point ◆ 古代ローマの農耕の神(サトゥルヌス=サターン:土星の語源)は、農業と律法を伝えてローマに「黄金時代」をもたらしました。数あるローマの祭りの中でも「サトゥルナリア」と呼ばれる農耕の神の祝いは、最もめでたく盛んで、12月17日から24日まで1週間も行なわれました。ローマ帝国崩壊後、このお祭りは「クリスマス」に姿を変えていったのです。


追記:2007世界選手権はどーよ?

安藤美姫選手が優勝

●荒川選手がプロ転向したあと、世界選手権が東京で開催(2007.3.24)されました。結果は、安藤美姫選手が優勝。
このときの星の配置は、安藤選手の出生時の月に対して、当時運航する土星は、西洋占星術では凶座相とされるスクエア(90度)でした。
トリノ五輪のあと、安藤選手は奮起し、練習に励み、体重も落として臨んだのは衆知でしょう。
その結果、SP2位、FS2位と、安定感を発揮、Pointで優勝したのです。土星は、努力を惜しまない人には、いつか「栄光」をもたらすのです。
※この稿のみ、2007.05.31追加アップ。

《 自分自身が土星の影響を決める? 》

理解できますか?
努力をしない者は、土星によって、いつまでも試練を受ける結果になります。
ふつう、未熟で身勝手な若いときほど、試練を受けやすいでしょう。
歳をとっても、自分勝手だったりすると、やはり試練として現れます。
しかし、本物の人格や能力を、若い頃でも、年を経てからでも、年齢相応に身に付けると、土星の影響は好結果を及ぼすように変わってきます。
星のディレクション(指示・方向=運勢)では、土星の影響圏に入ると、昇進したり、人気が出たり、立場がランクアップしてその地位に留まることになります。
逆に、安穏として自堕落に生きていたりすると、試練に遭うでしょう。
自分自身の地道な努力と実力などによって、土星の影響は変わるのです。
その人や年齢によって、土星の影響やもたらす結果が異なるため、正しい解釈が難しかったのです。
簡単に書くと、これが答えです。
実際には、他の星の影響や、次の課題も考慮して判断します。
これに近い土星の正しい解釈をしている西洋占星術師なら、無闇やたらと「不幸」だ「試練」だと騒いだりしません。
冷静にあなたの実力を見極め、アドバイスをくだすでしょう。

One-Point ◆ 土星のもたらす「栄光」は、木星のように与えられる「幸運」ではありません。厳正なる実力の結果なのです。そのため影響も長く続き揺るぎが少ないのです。しかし、木星のもたらす「幸運」はタナボタ式に与えられたものなので、本物になっていない分、しっぺ返しがきます。そのほうが本当は、コワイと思いません?


※これは宝瓶宮占星学の「土星」の解釈の一例です。
誤解の多いかわいそうな「土星」なので、少し明らかにしておきました。西洋占星術師のレベルを判断する材料や、実生活にお役立てください。機会があれば、さらに詳細を書くかもしれません。

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