宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

西洋占星術師との相性
―星が似た占い師を選ぶ―

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西洋占星術師に限らす、占い師との相性は重要です。
占いのレベルやバックボーンが西洋占星術にも必要なのは先に述べたとおりですが、
場合によっては、西洋占星術師との相性のほうが重要な場合があります。

あなたと相性の合う西洋占星術師って、どんな人?

蠍座宮イメージ

●第1稿 : 2006年04月06日アップ

※芸能人カップルの相性や、西洋占星術の相性は、「恋愛と結婚の相性」以下のページをご覧ください。
→「杉田かおるさん・鮎川純太氏
→「奥菜恵さん・藤田晋氏
→「安達祐実さん・井戸田潤氏
→「山口もえさん・尾関茂雄氏
→「辻希美さん・杉浦太陽氏
→「特別編/占星術の相性をみるポイント

占い師との相性を、「運勢が似ている」ことにスポットを当てて述べてみます。
西洋占星術の実力に関係なく当たり外れがあるのです。それは、西洋占星術はもちろん、占い師自身の運勢や個性があなたと近いことが相性の要件となっています。
相性の合う占い師を判別するには、実際に見てもらうことも必要ですが、探し当てれば、あなたにとって適切なアドバイスをもらえるでしょう。

《 優れたプロの占い師が持つ「霊識」 》

西洋占星術師(西洋占星術研究家)が書いた書籍やサイトを読むと、分かることが二つあります。
一つは、西洋占星術師自身のレベルとバックボーンです。
この二つは、西洋占星術師の知識や経験と、見識や「霊識」によって決まります。
バックボーンに関しては、先の「西洋占星術師の見分け方」をご一読ください。
「霊識」とは、造語です。
相手のホンネや本心、ものごとの本質を見抜く直感や霊感、あるいはインスピレーションみたいなものです。
しかし、「霊識」が単なる霊感や霊能力と異なるのは、ちゃんとした「見識」の上に成り立つ正しい判断力であることです。
ですから「霊識」のある本物の西洋占星術師には、人格や人徳みたいな雰囲気が備わります。バックボーンのレベルが高いからです。
優れた本物の占い師は、だいたい例外なくこの「霊識」を備えているものです。

One-Point ◆ 西洋占星術を知識だけで解釈すると、底の浅いものになってしまいます。これは、西洋占星術が論理的に優れているゆえに陥りやすい欠点です。そこそこ名前の通った西洋占星術師の中にも意外と多いのです、解釈のノウハウだけで占えると思っている人が…。


いろんな「運勢」を考慮すること

●2チャンネルもそうですが、たまに批判合戦のようになっている西洋占星術の記述やサイトを見かけます。
観点(運勢や個性)の違いで、どちらの解釈もありえるケースがあります。
自分の西洋占星術の観点からの解釈のみで、相手の解釈を否定することは、間違いだということに気づかないのは、レベルの低いアマチュアに多いですね。
西洋占星術の解釈が間違っている場合と、単に自分に当てはまらないだけで、他の人には西洋占星術のその解釈が当てはまるケースがあるのです。広い意味でこれも西洋占星術における「相性」です。

《 西洋占星術師の「運勢」が現れる解説本 》

もう一つ、西洋占星術師(西洋占星術研究家)が書いた書籍やサイトを読んで分かることは、著者の「運勢」です。
コワイですよね。自分が書いた書籍やサイトには、自分の運勢が現れるのです。
持って生まれたサイン(星座宮)の影響は当然出ます。それ以上に、西洋占星術師の運勢までもが現れるのです。
だいたいは、西洋占星術師ご本人のアスペクト(星の位相や座相)が関係しています。
どうしてかというと、西洋占星術を解釈するときに、自分自身のホロスコープ(出生天球図)の内容が影響するからです。
ある程度のレベルにならないと、自分と違う奥深い部分が見えてきません。
分かりやすくいえば、本人(西洋占星術師)が持たない性格や運勢は、相手の立場にたった理解(解釈)が難しいということです。
「霊識」を備えたプロならそういうことはありません。自分の思い込みや立場や観点だけで短絡的な占断は行なわないからです。
しかし、レベルの低い西洋占星術師やマニアほど、自分だけの観点から、他人の解釈を安易に否定します。

One-Point ◆ 西洋占星術では、単純な解釈は一面的すぎて間違います。かといって古典にこだわったり、逆に現代のノウハウを駆使すれば分かる占いでもありません。正解は、単純でよい場合もあるし、古典的な解釈が有効な場合もあるし、現代のノウハウが参考になる場合もあります。

《 西洋占星術師との「相性」のほうが大事 》

さて、西洋占星術をはじめ、占い師を選ぶときに、これらの事柄がどう関係するのかということですよね。
早い話が、西洋占星術師の側から見たときに、自分と似た運勢や個性を持った相手を占う場合、解釈がしやすいのです。
西洋占星術師のレベルが低くても、また実占経験が少なくても、似た運勢や性格を持った相手だと、細かいヒダの部分までよく分かります。
これを占われる立場からいえば、自分と似た運勢や性格を持った占い師のところに行ってみてもらえば、「よく当たる!」という現象が起こります。
かといって、別の人がその評判を聞いて、同じ占い師のところに行っても、「ちっとも当たらない!」というようなことが起こってしまいます。
同じ占い師なのに、こういうことが起こったりするのです。
これが西洋占星術師との相性です。
ですから、西洋占星術師との相性は、彼や彼女との相性をみてもらう以上に重要だったりします。
レベルが低い占い師、バックボーンの浅い占い師、「霊識」のない西洋占星術師ほど、ブレが大きく、上に書いたようなことが起こります。
「相性」と言っている意味は分かりますよね…?

One-Point ◆ 西洋占星術のテキストを読むときも同じです。自分に似た運勢や価値観の西洋占星術師が書いた内容は、自分自身によく当たるし、理解もしやすいってことありません?


12宮(サイン)と12星座は無関係

●ある西洋占星術の研究家が空の星座の細かな位置にこだわっている記述を見かけました。
本当は12宮(サイン=間違って○○座)の名前は何でもいいのです。空の黄道13星座とは関係がありませんから…。
空の星座は人間が勝手に星を結びつけて名付けたものです。
象徴としての12宮が先で、星座名を借用したに過ぎないのです。そういうことが分からないと、13星座占いに惑わされてしまいます。

《 西洋占星術師のタイプのいくつかの具体例 》

では、いくつか具体的なタイプを書いておきましょう。
神秘大好きの乙女宮の影響を受けた西洋占星術師で、苦労性の人だと、重箱のスミを楊枝で突ついたような細部にこだわった一見、緻密な解説をします。
完璧主義の現れでしょうか。そのわりには、いちばん肝心な大前提の考察が抜けていたりします。例えば「サインと実際の星座は関係ないでしょ」と笑っちゃう場合があります。
オカルトチックな魚宮の影響を受けた西洋占星術師で、比較的単純な運勢だと、逆に情緒的で感覚的です。
一見、論理的にアレコレ述べているのですが、結論はたいしたことありません。
そのかわり、冴えているときは、論理を超えて当たらずといえども遠からずといった直感的な占断をします。なんかおかしいでしょ?
また、アスペクトが単純な西洋占星術師や、牡羊宮の影響が強い西洋占星術師の場合は、けっこう大胆で単純な解釈をします。
「オイ、オイ、そんな簡単な占いで”委員会”!」と突っ込みたくなりますが、それに合う占断を求めている人もいるのです。
ここまで書けば、もう分かりますよね。
あなたは、自分と似た運勢や性格を持つ占い師のところに行けば、より相応しいアドバイスをしてもらいやすいということです。

One-Point ◆ 自分を思い切って変えたいときは、自分と全く違う西洋占星術師のところにいくのも一つの方法です。一見、見当はずれでは? ということを言われる可能性もあるのですが…。もちろん、高いレベルとバックボーンを持った相性の合う占い師ならいちばんよいのですが。(笑)


※重要なのは、あなたの成長に応じて、占い師との相性も変わる場合があることです。どんな占い師を選ぶかも、あなたの運勢だといったら言いすぎでしょうか? 賢明なるご判断を行なってください。

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