宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

近未来運2=天秤宮〜魚宮
―2007年度版―

天秤宮〜魚宮=2007年度からの近未来運

どの星座宮が該当するか、詳しくは「運勢を決めるサイン(宮)」を一度お読みください。
星占いでいう「○○座(太陽宮)」だけで見た場合、20〜50%ぐらいが該当します。
→「近未来運1=牡羊宮〜乙女宮」はコチラをご覧ください。

●第1稿 : 2007年05月01日アップ

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤座宮に象意を持つ人の2007年は、嵐前の静けさの感じがあります。
個人的な生活を充実させながら、次のステップや変化に向けて備えていくときです。
来るべき時代のために、芸術や読書あるいは芸事(お習い事)を楽しみながら、新しいスキルを身に付けていくのによいときです。
インターネットなど、新しいIT機器の活用もよいですね。
広く多くの人々とのコミュニケーションを図って、知識や情報を収集したり、編集や出版やブログなどの表現もよいでしょう。
そうやって培った新しいスキルが、近い将来に新しい絆を結ぶきっかけになります。
また、今の生活環境や仕事を離れたときに、新しく役立つことにつながります。
もちろん、それなりのレベルを身に付ける必要はあります。
新しく身に付けるスキルは、古くからある資格や技能よりも、新しい時代に必要とされるもの、または自分とフィーリングのあう個性を本当に活かせるものがベストです。

実践できる新しいスキルを身に付けていく年

天秤宮に対する星のディレクションを見れば、2007年はプライベートの充実に意識や関心があって、社会的な変化はそう大きな動きは見られません。
もちろん、これは天秤宮だけを見たときの星のディレクションなので、他にどんな星座宮の影響を受けているのかによって変わってきます。
「運命サインの探し方」のページで、天秤宮以外で、ご自分の運勢に影響を与えている星座宮をお探しになって、その星座宮の項目もご覧ください。
場合によっては、そちらの影響のほうが強い場合もあります。
また、天秤宮は、周囲の人々の意志を尊重して、自分の行動を決めたり判断することも多いので、そういった人々の運勢の影響を受けやすいともいえます。
そういったパートナーからの運勢変化は、早ければ数年内に、遅くとも5年内外には訪れる可能性が非常に高いので、今の時期の新しいスキルの確立は重要なのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の天秤宮は、友愛社会の自由で精神的な人間関係の手本となる生き方を示します。それは平等の精神であり、博愛の精神であり、また争いよりも平和な共生を本質的に持った精神によって現わします。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人の2007年は、昨今の足が地に着かないような状態から、ようやく少しは仕事とプライベートの調整がとれてきたといったところでしょうか?
「足が地に着かない状態」を、ご本人が自覚しているとは限りません。
自分が置かれた社会的な状況とは別に、けっこう楽しく気軽な気分で過ごしていたりしますから、自分を客観視して、よく判断しなければ、夢と現実の区別がついてない状態、案外そんな夢気分の中にあることに気づかないかもしれません。
この10年間ほどは、そういった星のディレクションの中にあるので、現実さえ気にしなければ、けっこう楽しく夢を見られます。
しかし、現実を見ると、ずっしりと責任が乗っかってきます。
両極端に分かれやすいのですが、この数年に社会的な地位や立場を得た人、逆に失って試練や逆境の中にある人、というふうにです。
どちらにしても、今の星のディレクションの特徴は、他人が見るほど、ご本人は気になっていないようです。マイペースといえるでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、この数年間は新しい環境に置かれやすく、過去の人生とは違った生活環境で暮らすようになるか、自分から求めて変えていくでしょう。

拡大成長から安定定着に方向を転換していく年

蠍宮に対してだけの星のディレクションをみると、昨年(2006年)を中心にその前後1年間が社会活動の一つのピークにありました。
こういうピークの時期は、今後のことを考えれば、それまでの拡大発展成長から、安定維持定着に仕事の方向を転換していくほうがよいのです。
ご自分でも感じていると思いますが、意識はプライベート、しかし、立場を与えられたり、逆に失ったりして、仕事を進めざるをえないなど、社会的なものがどこか浮いている感じです。
どちらかというと全体的には、「プライベートの充実期」にあるというのが、蠍宮の昨今の長〜いスタンスなのです。
もちろん、自分が他に持っている星座宮の影響も見なければ正しく判断できません。
「運勢サインの探し方」のページから、自分に該当しそうな星座宮を探して、そちらもご参考にお読みください。
蠍宮だけを見れば、その象意の強い人ほど、プライベートな私生活の充実に関心があるということです。
長い人生の中でも、この期間はとくに、異性との付き合い=恋愛や、夫婦や子供との関係=家庭、インターネットなどIT機器を使っての情報発信といったことに、ウエイトを置くようになっているでしょう。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の蠍宮は、優れた集中力と情熱とによって、宝瓶宮時代を日に日に新しく生まれ変わらせ、維持していく運営者として存在感が増します。新しい時代を現実的に築いていく担い手となっていくでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人の2007年は、よくよく注意が必要です。
昨年よりは仕事や生活の展望が開けて、精神的に気分が明るく楽になっていきます。
その分、持ち前の気楽さや楽天性が発揮され、人気運が高まります。
射手宮らしい自由さや、おおらかさが前面に出てきます。
それでも、今年の前半は適度に自制が効いています。注意が必要なのは2007年の後半(特に年末)です。
その時期に、何でも自分のやりたいようにマイペースでやりすぎると、「過ぎたるは及ばざるが如し」の例えどおり、周囲の顰蹙(ひんしゅく)をかいかねません。
あまり気にする射手宮とも思いませんが、運勢が良すぎて、要注意人物にマークされたり、ブレーキが壊れた車のように「暴走」して自ら壁にぶつかっていくような事態を起こしかねないことは、注意が必要だということです。
そのことが、かえって内面に抱えた課題点をクローズアップする可能性があります。
クローズアップされることが必ずしも悪いことではありませんが、責任を持って自分自身で収拾しなければなりません。
そういうことを認識して、今の運を活かし積極的に取り組んでいくとよいでしょう。

気を引き締めながらも前向きに取り組む年

さて、話はさかのぼりますが、射手宮に象意を持つ人は、先の10数年間の間に人生上の転換期を迎えたと思います。
一般に新境地を開いたり、一皮向けたように成長したり、昔の自分とはかなり変わっていったのではないでしょうか?
結婚や転職などによってもそうですが、ライフスタイルを含めて精神的な価値観がより本質的に変わっていく期間だったのです。
と、書いたところで、まだ10代の方や、その時期が成長期だった20代の若い方は、それが人生上で当たり前の出来事として、あまり重要に認識されていないのかもしれませんが…。
とりもあえず、大きな山は越えました。それが、新しい宝瓶宮時代の生き方に照準を合わせた方向に成長変化していれば、転換は大成功です。
そういう努力がうまくいっている人は、今年後半から来年(2008年)中には、社会的に認められていきます。
地位や責任あるポストが与えられたり、実績が評価されて表彰を受けることにつながっていくのです。
もし、そうでなければ責任ある地位や立場を失っていくような可能性があります。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の射手宮は、広く大きなこだわりのない自由な心によって、友愛社会の体現者となります。実際の生活においても、また世界的な国際社会においても、友愛社会の実体を現実のものとして示していきます。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人の2007年は、大きな転換期を前に準備をしておく年です。
早い人は、すでにその星のディレクションを受けて影響圏に入っています。
簡単に言えば、社会的な権力や権威的に影響力を行使しえる立場や地位、またはスタンスを得るということです。
もちろん、誰でもというわけではなく、それにふさわしい人格や見識といった力量を備えていなければなりません。
共通して言えるのは、まあ、元来が真面目な性格なのであまり問題はないと思いますが、正しく考え、生きることが求められてきます。
不正は、これまで以上により明らかに何らかの訓戒や処罰を伴って現われやすくなっています。
それは、山羊宮に象意を持つ人が、新しい宝瓶宮時代のバックボーンとしての役割を担うようになるためでもあります。
そういった時代が、今後10数年をかけて山羊宮に象意を持つ人々に順次、訪れようとしています。
そういう時の訪れを感じたら、いろんな変化から逃げるのではなく、逆に本物を目指して成長・変化されることをおすすめいたします。
そのほうが結果的に早く運勢が開けていくからです。

船出前の準備期間として見識を蓄えておく年

先の話はともかく、山羊宮に象意を持つ人の今年(2007年)後半から来年(2008年)は、自分本来の力が発揮できるようになります。
なんか風通しがよくなったように、気分も明るくなってきますので、慎重すぎることなく、積極的に出たほうが、案外とスムーズに事が運ぶものです。
この時期は「案ずるより生むが易し」、これまでのように悲観的に考えすぎないで、「なるようになるさ」と思い切ってチャレンジしていくことで人生の運を活用できます。
そういう体験をしておくことで、本来、山羊宮が持っている実力を臨機応変に発揮しやすくなるということです。
言っている意味は分かりますか?
読むよりも体験してみることです。
生死に関わる事ならともかく、通常の事であれば、この期間は、まずやってみることで失敗したとしても、かえって課題点が分かって、次には簡単に達成できたりするものです。
多少、無謀に思えても案外、一発でうまくいくかもしれませんよ。
運勢はそうやって、時のときに使わなければならないのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の山羊宮は、精神的にも現実的にも、宝瓶宮時代のバックボーンとしての影響力を発揮する存在となります。何かを特に意識する必要はありません。普通に存在するだけで見えない影響を与えていきます。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人の2007年は、ようやく長いトンネルを抜け出た感じでしょう。
というのも、この数年は、麻酔にかかって半分マヒしたような状態ですから、うまく現実に対応できず、何かチグハグな状態だったのではないでしょうか?
この「麻酔にかかったような状態」から、すでに抜け出した人もいますが、今年がその真っ最中にある人もいます。
また、「麻酔」にかからないまま、現実のトラブルに見舞われて、手痛い「手術」を受けた方もいたかもしれません。
「麻酔」にかかっているというのは、ちょうど春眠の中にいるようなものです。
本人は心地よかったりしますし、麻酔にかかっていることさえ気づいていなかったりします。
痛みは感じないし、思考は自由ですから、芸術家などフィクションを必要とする職業の人にはうってつけです。
ところが、この1〜2年は、現実への対応が求められていました。
これまでの環境から脱皮したり、卵のカラを割ってひよこが生まれ出るように、現実の変身が求められる星のディレクションの中にあったのです。
しかし、「麻酔」にかかったような状態では、対応がしにくかったのではないでしょうか?
それも今年、後半になるとほぼ抜け出ますから、いよいよ社会的な活動期の到来が始まります。

ようやく社会的な活動期の到来が始まる年

人生には誰にでも訪れる大きな人生周期のうねりと、一部の人に訪れる大変革期の時期があります。
水瓶宮に象意を持つ人は、ちょうど今年(2007年)ぐらいを境に、人生周期の転換を迎えたことになります。
現実の状態を見れば、まだ本格的とは申しませんが、運勢的には転換しました。
なので、そういう意識をもって責任ある分野や仕事に取り組めば、現実への展開が早くなります。
より高く現実社会に基盤を築くことが可能になりますので、今、星のディレクションによって与えれているビジョンをもって、社会的に展開していくことで運勢が開けます。
もちろん、他の星座宮に書いたように、自分の運勢に作用する星座宮は一つだけではありませんので、「運勢を象わす星座宮」をご覧になって、該当する他の星座宮の「近未来運」もお読みになって総合的にご判断ください。
で、その中から、いちばん運勢がよさそうな星座宮に自分の意志(心)を合わせていくことで、より強くその星座宮の運勢を発揮することが可能です。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の水瓶宮は、新しい時代の方向性を示します。その一方で、ともすれば時代の波に同調してしまい、特徴を示しえない存在になる場合もありえます。意外性と個性でリードしていくでしょう。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人の2007年は、ピークからの転換を心に留めておくことです。
まず、長い星のディレクションを見れば、この10数年の間で、もっとも社会的な権力や権威を発揮できる運勢期にあったのが、魚宮に象意を持つ人でした。
ある程度、年を重ねた方では、自分の人生の中で、頂上ともいえる地位や立場や権威を与えられた期間だった可能性が高いのです。
もっとも、自分の実力と比較して、ということなので、今後も人格や見識や実力を高めていけば、それにふさわしい昨今以上の地位や立場を得ることは可能です。
なので、さらに上を望むことが間違いでも不可能でもありません。
そういった自分の実力以上の権威や権力、また運勢を得る、最後のピークが2007年になりそうだということです。
この権威や権力は、社会的に見れば、ということなので、自分自身の価値とは、直接的に関係はありません。
むしろ、不運や試練期のときこそ、自分自身の価値が試されます。
また、魚宮以外に持っている星座宮の運勢も自身に作用しますので、ここに書かれた内容だけが運勢を示しているわけではありません。

社会的な権威や権力から変化の準備をする年

今年(2007年)後半になると、早い人は、これまでの常態や環境を変えなければならないような変化が起こりはじめます。
遅くとも来年(2008年)中には、そういった星のディレクションを受けるでしょう。
何度も書いているように、変化は悪いことではありません。
成長発展のためには必要なのです。
新しいレベルにアップしていくためには、古い考えや習慣、あるいは什器や備品といった設備など、身の周りの精神的かつ物質的な環境を変えていく必要があります。
例えば、古い仕様のパソコンやソフト、またテレビでは、新しいマルチメディア時代や地上デジタル放送に対応できません。
対応していくためには、自分で積極的に買い換えるか、もしくはトラブルが起こって壊れたり、使えなくなって買い換えざるを得なくなることが必要です。
人間も同じです。
新しい宝瓶宮時代に自分から積極的対応して生まれ変わっていくか、もしくは、トラブルや試練が起こって、変わっていかざるを得ない状況に追い込まれることで、成長していくのです。
幸いにして、魚宮に象意を持つ人は、変化に柔軟に対応できるタイプなのです。
また、今、新しいファッションやライフスタイルに自分自身を変えていきたいと願う星のディレクションを受けています。
事実、今後、そういう変化の時が近いことを知っておくとよいでしょう。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の魚宮は、新時代のビジョンを実体的に示します。どんな理想の世界も、現実的なビジョンなしには実現することができません。宝瓶宮時代の実体的なパートナーとしてビジョンを示していくでしょう。

*ご注意 : ここに書かれた内容は、ご参考に留めおきください。
自存波に最も近い人間の心は、星のディレクションと同等か、それ以上に個人には影響します。 期間限定でみれば、星のディレクションを一時的に超える場合があるのです。
また、経験から星のディレクションは相応の確信がありますが、100%記載しているわけではありません。 個々人のホロスコープ(出生天球図)によっては、20%〜90%と共鳴には幅があります。

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